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ニューエイジ・スピリチュアリズム
書籍の分類として「精神世界」がある。スピリチュアリズム(心霊主義)やニューエイジなどの新しい霊性や占い、オカルト、超自然側に片足を突っ込みはじめた自己啓発本(ザ・シークレットなど)を包括する概念である。
伝統宗教の信仰にうるさくない限りは、技法としてのヨガの本も精神世界のコーナーに置かれる。時にメッセンジャーとされるUFO、宇宙人、神秘主義に深い関心を持っていたユングもである。
伝統宗教にとらわれない新しい精神性・霊性を求める人々が援用してきたものの集まりが書籍カテゴリとしての「精神世界」と言えるのかもしれない。
創作物での表現
ロボットアニメなどでは、特殊能力者同士の共鳴や、敵などに取り込まれて内部から抵抗する際の演出として使われることがある。
よくわからない空間で生まれたままの姿になっていることも多い(幼児退行と羞恥心を同時に表しているのだろうか)。今と昔、現実と理想の境界線で迷い、風景の写真(実写)と子供の頃のラクガキがごっちゃになって出てくることもある。
特にTV版『新世紀エヴァンゲリオン』では上記の演出が目立ち、終盤の二話に至ってはこれまで示唆されていた伏線・設定などを放棄し、主人公の精神世界における自問自答とそこからの解放を描いたことで大きな話題を呼んだ。
また、女性の内面を描いた作品ではゆめかわいい、病みかわいいと形容される、ファンシーとも不気味とも受け取れる独特の精神世界が描かれることがある。
また、心の闇を描いたホラー作品の中で扱われることもある。実体を持たない世界故に設定上の制約が少なく、作中で極めて不条理な現象や超展開が起きても許容されやすい。
また、登場人物が現実逃避の手段として精神世界に逃げ込んだ場合、その人物が犯してしまった罪が物語上の鍵となったり、現実を直視させる為の敵対的なクリーチャーが登場することもある。
海外の作品では麻薬やそれに伴う幻覚、罪悪感が題材として扱われることも多い。
キングダムハーツなどのファンタジー系列の作品では精神世界に物理的に突入できたりする他、主人公達が新たな力に目覚めたり、黒幕との決戦の場になる等といった重要な場面として登場する事が多い。詳しくはこちら
ゲームでは精神世界そのものがラストダンジョンとして登場したり、敵の精神世界やNPCの精神世界や仲間の精神世界などが様々である。
また、それらによって本人の精神世界の奥底にいる本人の精神体(意識体)がボスとして立ちはだかる場合もある。
作品によって精神世界の構成が異なる
自分の精神体を操作して精神世界を冒険する
敵の精神体がボスとして立ちはだかる
- ブレスオブファイアⅠ 竜の戦士
内容 |
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シグムトの夢の世界に引きずり込またリュウ達一行がシグムトの精神体と戦い、夢の世界から脱出する |