概要
このゲームは正式名称をブレスオブファイア 竜の戦士といい、capcomより1993年4月3日にスーパーファミコンにて発売されたRPGである。
また、ゲームボーイアドバンスに2001年7月6日に移植された。
なお、タイトルの名称のIは「シリーズ化されたために便宜上つけられたもの」。
ストーリー
数千年前、あらゆる願いを叶える女神ミリアが現れ、様々な者が争っていた。
その中でも竜に変身できる竜の種族は白竜族と黒竜族に別れ、「女神戦争」と呼ばれる激しい戦いを繰り広げていた。
しかし、女神に立ち向かう勇者が現れ、仲間と共に6つの鍵で女神を封印し、戦争は終わった。
白竜族は争いへの戒めとして自分たちの力を封印した。
そこから長い年月がたった頃、黒竜族は世界を征服する野望の為、女神の復活を目論む。
そして抵抗勢力になりそうな白竜族の村を襲撃。
主人公の姉セイラは主人公や他の村人を守るため一人戦いに赴く。
静まった後、主人公のリュウは姉の仇をとり、黒竜族の野望を止めるため、旅立つ。
登場人物
プレイヤーキャラクター
全てのキャラクターにフィールドでの特殊行動、バトル中の特殊行動が設定されている。
主人公。青い髪をした白竜族の少年。
フィールドでは釣りを行う事が可能。
神殿での試練をうけ封印を解く事によりドラゴンに変身できるようになる。
また神殿とは別のある場所にて「さいごのちから」という究極の変身を手に入れられる。
飛翼人の王国ウインディアの王女。
黒竜族の陰謀で倒れた王を救うため城を飛び出し旅に出る。
フィールドでは物語後半で大鳥への変身が可能となり、戦闘中は補助、回復の魔法が可能。
- ギリアム
森の狩猟民族であり、狼の様な顔の獣人の様な種族。
黒竜族に川の水をせき止められ、村に伝わる指輪との交換を要求されている。
フィールドでは弓矢で狩りを行う事が可能であり、戦闘中は攻撃呪文が使用可能。
- ダンク
かつて黒竜族に滅ぼされた一族の末裔。しかし本人は特に気にせず、大盗賊を目指している。
フィールドでは罠の解除が扉の鍵開けが可能。
さらには味方との合体が可能であり、大きな戦力になる。
- マニーロ
魚人の商人。あこぎな商売を行い破門されている。
海中で大魚に変身する能力を身につける他、水中でのみ魚群で攻撃が可能。
- ビルダー
鍛冶職人、鉄鬼衆の一人。妻がいる。
黒竜族の兵器開発の為に妻たちを人質に取られたため協力する。
力持ちであり、フィールドでは特定の壁の破壊が可能。戦闘中も回復呪文が使用可能。
かつて女神と戦った大魔法使い。現在は眠りについている。
下半身は蛇のような姿である。
フィールドでのアクションはない。攻撃魔法の使い手で様々な魔法を使いこなす。
- モグ
土喰族の若者。
黒竜族が浮遊要塞を発掘させるために一族を連れ去ろうとした時に応戦するも、帝国軍の四天王の術で覚めない眠りに落とされている。
フィールドでは穴掘りにより様々なアイテムの入手が可能な他、戦闘では穴掘りによって逃げる事が可能。
ダンクの合体キャラクター
4体存在しており、特定の人物に話しかけると解禁される。
- シャイアン
ギリアム、マニーロと合体した、エラのある狩人の様な形態。
フィールドではギリアムを超える高速の矢を放てる。
- デボ
マニーロ、ビルダーと合体した形態。マッシブな上半身に魚の下半身が付いている。
下半身が魚になって泳いでいる都合上、水中でしか合体できない。
- ランクル
ギリアム、ビルダーと合体した形態。ビルダーを一回り大きくし、角を生やしている。
力が強く、ビルダーでは押せない重いものも動かせる。
- ぷかぎゅる
ギリアム、マニーロ、ビルダーと合体した形態。緑の小型のドラゴンの様な姿。
合体の中では最強であり、咆哮と体あたりで999ものダメージをたたき出す。
フィールドでは咆哮により特定の扉を開ける事が可能。
サブキャラクター
- セイラ
リュウの姉の白竜族の巫女。
序盤で囮として一人で黒竜族に戦いを挑み、以降の消息は不明。
- ウィンディアの兵士
ニーナの冒険時に二人、リュウがニーナを救出する際に一人パーティー入りする。
敵キャラクター
- ゾーゴン
黒竜族の皇帝。
女神ミリアの復活と世界征服を企てており、その為に女神の鍵を集めている。
戦闘時には黒い大型の竜へと変化する。
- ジュダス
若くしてゾーゴンの側近にまで上り詰めた男。
実は帝国の権力を握るためにリュウたちの動向を補助している。
ゾーゴン亡き後は新皇帝となり、女神の復活を遂行する。
- 帝国の四天王
マッドサイエンティストのキュラ、夢に落とす術を使うシグムト、紅一点のカーラ、ゴーレムの様な姿のゴダがいる。
- 将軍
黒竜族の兵士を指揮する将軍。
怪物に変身する能力を持つ者多数。
封印を解かれた古の女神。
「人々に欲望のまま望む物を与え争わせる邪悪な女神」とされるが、見た目はお人形の様な女の子。
しかし、その中には邪悪な心があり、「さいごのちから」を使うことで本性を現す。
そのほか
この作品はなぜかコミック化に恵まれており、二つの作品が存在する。
GBA版では戦闘画面やメニューのレイアウトなどが次作の『Ⅱ』をベースにしたものに変更されている他、『Ⅳ』で実装された特技・魔法のアイコンが採用されている。
関連タグ
レトロゲーム スーパーファミコン ゲームボーイアドバンス SFC GBA カプコン リュウ セイラ ミリア ニーナ