概要
ブレスオブファイアシリーズの四作目。
ハードはPS。Winに移植もされている。
ミニゲーム「釣り」のやりこみ度はシリーズ随一。なんと、釣りコンにまで対応している。
あらすじ
泥の海に覆われ東西の大陸が隔てられた世界。
西大陸のフォウ帝国と東大陸の連合国の間では、古くから戦争が続いていた。
長く続いた戦争は双方ともを疲弊させ、一時の休戦を余儀なくされた。
休戦から一年後。
戦災を被った人々を見舞うため前線の町セネスタに訪れていた、ウィンディア王国のエリーナ王女が消息を絶った。
東側連合は、前線に捜索部隊を送り西のフォウ帝国を刺激することを恐れ、大々的に捜索できずにいた。
そんな中、エリーナ王女の妹ニーナと幼馴染のクレイが彼女の捜索へ旅立った。
二人がセネスタへ向かう途中、一人の少年と出会った。
彼の名はリュウ。それ以外は何も覚えていない。
ニーナは彼を迷子と決め付けて一緒に連れて行くことにした。
それが世界の運命をも変える大きな物語の始まりであった。
キャラクター
主人公
リュウ…記憶喪失の青年。心配したニーナに連れられ、共に行動する。竜に変身する能力を持つ。
フォウル…一代にて国を築き上げた、フォウ帝国の初代皇帝。自身の復活を予言し、数百年前、眠りについた。
仲間キャラクター
ニーナ…ウィンディア王国の第2王女。飛翼族。
クレイ…フーレン族の族長の青年。エリーナと恋仲であり、ニーナにとっては義兄。
マスター…妙な話し方をする怪しい鎧。中には人がいると思われたが…。
サイアス…戦時中、東側の国に雇われていた傭兵。
アースラ…フォウ帝国の軍人。中隊長。リュウを帝国に連れて行く名目で、旅に同行する。
その他のキャラクター
エリーナ…ウィンディア王国の第1王女。セネスタにて消息を絶つ。
ソーニル…フォウ帝国第13代皇帝。帝位を手放したくないがために盟約を反故にし、フォウルの抹殺を計る。
ユンナ…帝国の学者。呪いの研究をしている、気味の悪い人物。
マミ…戦災孤児の女性。ソン村で農業を営む。帝国に追われる手負いのフォウルを匿ったが…。
ディース…フォウ帝国に召喚された神。不完全な召喚術により実体が保てず、鎧に封印された。
余談
よくブレスシリーズ随一の鬱ゲーと称される。
切ないイベントは枚挙に暇が無いが、とりわけフォウル編は彼が人間の醜さ愚かさに失望していく過程に全く救いがない。プレイヤーまで鬱になってしまう。
バッドエンドでは斬新というか、非常に衝撃的な展開が待ち受ける。詳しくは実際にプレイして頂きたい。
グッドエンドになったとしても、当の黒幕は放置されっぱなしになっている。
というのも、黒幕が最期どうなるかまで案はあったが、ディスクの要領が限界に達してしまったために、実際にゲーム中に描かれることなく削られてしまったらしい。
携帯アプリ版ではこのシリーズがベースとなっており、いわゆる外伝ストーリーになっている。