概要
ブレスオブファイアシリーズの二作目。
前作「ブレスオブファイア 竜の戦士」から500年後の世界にあたる。
ハードはSFC。GBAに移植されたほか、Wiiでバーチャルコンソールも配信中。
本作からテキストに漢字が追加された。
あらすじ
森に囲まれたゲイト村で、主人公のリュウは教会で神父をしている父と妹の3人で暮らしていた。
ある日、昼寝の時間に教会を抜け出した妹のユアを連れ戻しに、リュウは裏山へ向かった。
ユアのもとに辿り着いたリュウは、ここで眠れば死んだ母の夢が見られるとユアに勧められ、
目を閉じてみる。しかしそこに母の姿はなく、魔物のおぞましい眼がこちらを睨んでいた。
リュウが裏山から帰ると父と妹の姿はなく、誰一人としてリュウたち親子のことを覚えている者はいなかった。孤児として村の教会に泊まったリュウはその夜、同じく孤児として教会に泊まっていたボッシュと共に村を出る決心をする。
村を出た二人だったが、突然の雷雨に見舞われ、洞窟で雨宿りをすることになった。ろうそくの明かりを頼りに奥へ進んで行くと、尻尾のようなものがうごめいているのを見つけた。それを追ってさらに奥へ進んで行くと、そこには尻尾の主である巨大な魔物が佇んでいた。ボッシュは一撃でなぎ払われ、リュウも為す術がないままやられてしまった。魔物はリュウが「使命の子」であることを告げるが、リュウには何のことか理解できなかった。
それから10年後、リュウとボッシュはモトの街でレンジャーという何でも屋のような仕事をして生活していた。ある日、些細なことからボッシュが泥棒の嫌疑をかけられ、ボッシュの濡れ衣をはらすためにリュウは真犯人を探すことになるが、行く先々で様々な事件に巻き込まれ、世界に異変が起こっていることを感じ取る。真犯人を捕まえてボッシュの嫌疑を晴らした後、ゲイト村で起きている異変の調査を依頼されたリュウは、その正体を探るために仲間と共に旅に出る。
(Wikipediaより転載)
登場人物
メインキャラクター
主人公
レンジャーの少年。16歳。親友ボッシュにかけられた嫌疑を晴らすための旅に出る。
仲間キャラクター
野馳り(のばせり)族の少年。15歳。リュウの親友で、苦楽を共にしてきた。
ウィンディア王国の第1王女。飛翼族。17歳。不吉とされる黒い翼のせいで追放される。
甲殻族の青年。31歳。故郷での生活に退屈し、放浪の旅を続けていた。
虎人(フーレン)の少女。15歳。コロシアムでリュウに救われ、行動を共にする。はいてない。
手品師として各地を回っている、ハイランダーの青年。19歳。
匍匐(ほふく)族の王子。17歳。魔女に呪いをかけられる。
草の人。111歳。見世物小屋に捕らえられているところを助けられ、一行に加わる。
古の大魔法使い。しばらく寝ていたらしく、魔法のカンが鈍っている。
サブキャラクター
リュウの家族
ガナー
リュウの父親。エバ教の神父。リュウが幼少期に姿を消す。
ユア
リュウの妹。リュウが幼少期に姿を消す。
バレリー
リュウの母親。白竜族の巫女。リュウが幼い頃に亡くなったとされているが…。
仲間達の関係者
ミイナ
ウィンディア王国の第2王女。ニーナの妹。スージーと言う子豚を飼っている。姉の境遇を知らずに育つ。その為終盤ではある覚悟を決める事に…。
ペタペ
タペタの妹。きいきいうるさい。
トゥルボー
ハイランドの近衛兵。ステンの旧友。
エルファーラン
ハイランドの王女。ステンと恋仲。
ガンダルーフ
大賢樹。記憶を失っている。
デイジイ
ランドの母親。肝っ玉母ちゃん。ランドをバカ息子呼ばわりする。
ティガ
虎人(フーレン)族の男性。レジスタンスのリーダー。狭い所が苦手。同族のリンプーに好意を抱く。
その他
レイ
エバ教の高僧。
パティ
コウモリのような羽の生えた女泥棒。序盤は彼女を探しての旅となる。
エイチチ
エンジニア。共同体を飛空都市にするのに協力する。苗字はエフカップ。ちなみに胸は1.5メートルもあるらしい。
シャーマン
仲間と合体することで強化できる。
サナモ
火のシャーマン。カペタン村でリュウを実験に誘う。
セン
水のシャーマン。魔女の塔で魔女ニムフに喧嘩を売って石像にされている。
スプーナ
風のシャーマン。天の塔で暇つぶしに霧を発生させている。
セイニィ
聖のシャーマン。バンドオ教会地下にいる。
ソロ
土のシャーマン。条件を満たすとエブライ爆破後にファマ村のデイジイの庭に出現。
シン
闇のシャーマン。無限の塔の右手側入り口を入ったところにいる。
敵キャラクター
長竜の様な魔物で邪神デスエバンの手先。幼少期のリュウとボッシュを返り討ちにした。
邪神直属の配下であり、ラストダンジョンで決着をつける事となる。
ハバルク
邪神の配下であり、その復活を画策する「エバ教」の教祖。とある事件に関わっている。
ハバルクとして姿を現すのは物語の最終盤だが、実は長いこと、本筋とは特に関係ないと思われた、とある無害そうな人物に化けていたことがわかる。
アルハメル
邪神の配下。
本作のラスボス。前作のラスボス「邪神ミリア」の残滓であり、その子供であると自称する。
魔物化した者達
邪神に悪の心を付け込まれ魔物に変わり果てた者達。
アーガス
ジョーカーさま
不良グループのボスであり、ニーナの妹を人質にとることで、ニーナを我が物にしようとした。
人間としての姿は肥満体の巨漢だが、魔物としての姿はそれを更に悪化させたようなまん丸い身体となる。
戦闘前、ニーナに対して「靴を舐めろ!殺してやるぞ!」というセリフを吐くが、移植版においては「殺してやるぞ」がNGワードだったのか「靴を舐めろ!愛してやるぞ!」に変更された。
このため移植版のリリース当時「NGワードとは一体」「余計NGな発言になってる」とファンの間で話題となった。
クワドラ
トラウト
団長
シュプケー
その他
余談
この2年前(1992年)に発売されて大ヒットした「ドラゴンクエストV」のオマージュとも取れる、いくつかの共通点がある。
特に、作中最大の敵組織である「エバ教」は、DQ5で同じような位置づけにある「光の教団」との共通点が多く、以下のようなものが挙げられる。
- 善なる神を奉って人々を救うと宣っているが、実体は邪神崇拝
- 世界各地で信仰を広めているが、その裏で邪神復活のために暗躍している
- 物語の序盤から長い因縁の有る大幹部がいる(BOF2:バルバロイ、DQ5:ゲマ)
- 主人公の親族を拉致し、長いこと生き別れにする(BOF2:父、DQ5:妻)
- 総本山は、通常の方法で到達しがたい場所にある
- 教祖は物語終盤になって登場し、退場までの期間がごく短い(BOF2:ハバルク、DQ5:イブール ※1)
- 教団討伐後、ラストダンジョンは本尊である邪神を討伐すべく異界(BOF2:地底世界、DQ5:魔界)の最深部へと赴くことになる
(※1)ただし「印象が薄い」と散々ネタにされるイブールに対し、ハバルクは短いながら強烈な悪辣さを印象付けるイベントがあるためか、そう言われることは無い。
そのほかに目立つ共通点としては「死んだと聞かされていた主人公の母親が実は生きており、主人公だけがもつ異能も母親の血筋(異種族の出身)で、母親は物語終盤までその力でラスボスを封じていた」というものもある。
表記揺れ
ブレスオブファイアⅡ使命の子 ブレスオブファイア2 BOF2
関連項目
ブレスオブファイア リュウ ニーナ ボッシュ レトロゲーム スーパーファミコン ゲームボーイアドバンス SFC GBA
ブレスオブファイアⅠ:前作
ブレスオブファイアⅢ:次作