概要
バスコ曰く必要な物は以下の通り
ゴーカイガレオンの船内に全ての大いなる力を宿したレンジャーキーを持ち込む事で、ナビィが『宇宙最大のお宝への扉』に変化する。其の扉に巻き付く『34の戦隊クレストが付いた錠前』を対応する歴代レッドのレンジャーキーで開けて鎖を全て外すと宇宙最大のお宝が安置されている場所への道が拓ける。
外観は金色に輝くピラミッド型で大人の両手で抱え込めるくらいの大きさと重量。
其の本質は地球の意志(CV:関智一)との中継機であり、願いと共に「大いなる力」をこれに注ぎ込む事で、其れを受け取った意志の力で宇宙を自在に作り変えることが出来る。
ただし効力は一回きりの上、願いの代償として34のスーパー戦隊の存在そのものも「無かったこと」になってしまう。
一度は平和で(過去に自分達の身に起きた事を含む)悲劇を全て帳消しに出来る世界を自らの手で掴めると喜んだゴーカイジャーだったが、今迄出逢って来たレジェンド達が消滅すると知った為に迷いが生じ、使うかどうかを考えることに。
第50話で鎧はゴウシに会った際に「スーパー戦隊の力ではザンギャックを一時的に撃退は出来たが世界を護り切る事は出来なかった後悔」と「宇宙最大のお宝を使ってザンギャックから地球を守ることはスーパー戦隊全体の願いでもある(最後の大いなる力を与えた五つの戦隊も、此の事を仄めかして居た)」とを聞き、彼等の意志を汲もうとする。然し、ザンギャックの襲撃という苦境に立ち向かう地球人たちを見てきた初期メンバー5人が、「地球人の心の支えであるスーパー戦隊を無くせない」「過去を変えれば今の自分を否定することになる」として使うのを否定。
鎧もそれに同意し、宇宙最大のお宝はゴーカイジャーのみでザンギャックを倒すと云う意思表示として、ゴーカイスピア(ガンモード)の射撃で破壊された。
余談
バスコを倒したことで遂に入手したアイテムだったが、その実態が宿敵の「何かを得る為には何かを捨てなきゃ」という口癖に沿ったものだったとは、当時のゴーカイジャーは知る由も無かったであろう。何とも皮肉な話である。
また、この回が放送される約10ヵ月前にコレによく似た出来事がとある魔法少女アニメで起きていた。→魔法戦隊マギレンジャー
関連タグ
ひとつなぎの大秘宝:とある漫画作品の重要単語。未だ正体は判明していないが、此方は作者から探し求める者達の苦労に見合うだけの形ある宝である事が明言されている。
トライフォース:とあるゲームシリーズにおけるキーアイテムで、色や形が似ているだけでなく、『使用者の望むままに世界(宇宙)を創り変えることができる』という強大な効果を秘めているのも共通している。そのため宇宙最大のお宝の元ネタの1つとも言える。
なんの因果か、こちらも後年の作品で「大いなる力」と呼ばれている。
カナエマストーン、終わりの手裏剣:いずれもスーパー戦隊作品における重要アイテムで、使用者の願いを叶える効果を秘めており、特に終わりの手裏剣は宇宙最大のお宝同様『使用者の望むままに世界を終わらせることも創り変えることもできる』と効果の規模がとても大きい。