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ひとつなぎの大秘宝

わんぴーす

「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」とは漫画『ONE PIECE』におけるキーアイテムで、海賊王が遺したとされる宝である。
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概要編集

ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」とは尾田栄一郎による漫画作品『ONE PIECE』に登場する伝説の宝である。

偉大なる航路(グランドライン)を制覇した海賊王ゴールド・ロジャー新世界最奥部に残したと言われる。


海賊たちの間に流布されている噂では、ロジャーの秘宝は「富」と「名声」と「力」という3つの要素がひとつなぎになっていると語られており、それゆえに「ひとつなぎの大秘宝」と呼ばれている。

ナレーション曰く、世間では「ロジャーが海賊王として手に入れた全ての資産」という解釈も一般化している模様。


詳細編集

彼が故郷である東の海(イーストブルー)のローグタウンでの公開処刑の際に遺した

おれの財宝か? 欲しけりゃくれてやるぜ… 探してみろ この世のすべてをそこに置いてきた

という言葉により、大海賊時代が始まった。


作中ではこの宝を手に入れることは海賊王になることを意味し、登場する海賊のほとんどがこの財宝を求めて海へ出ている。

そしてほとんどの海賊は程なくして現実の厳しさを知り、夢と冒険を諦めて略奪で糊口を凌ぐ単なる犯罪者に落ちぶれてしまう(かつての彼が典型的な例)。

作中で「ひとつなぎの大秘宝」を本気で求めるのは現実の厳しさをまだ知らないルーキーたちか、高い実力で現実の厳しさを乗り越えてきた大物たちに二分される。


なおそのような重要な立ち位置で連載開始から25年以上経った現在でも、大まかな概要しか分かっておらず、今なお謎が多い。

ロジャーはこの大秘宝について「この世のすべて」と語って処刑されたのだが、別の話では「とんだ笑い話」とも語っており、他にも自由を何より好むロジャーの性格から、おそらく一般的に連想される宝物の類ではないと予想されている。


ひとつなぎの大秘宝を「ロジャーの財宝」「ロジャーの残した宝」、ロジャー本人も(表向きには)「俺の財宝」と表現しているがロジャーの台詞によると「“ジョイボーイ”が残したとんでもない宝」でありその最初の発見者がロジャーとその仲間達ということになる。

更に細かい言い方だがロジャーは確かに宝を発見したがそれをラフテルから直接持ち出したという描写はなく「おいてきた」とも言っているため実際には見つけはしたが手に入れることはできていないという可能性もある。

ロジャーいわく「俺達は…早すぎたんだ」とのことだがこれが何を意味するのかは現時点では分かっていない。


ロジャーの死から20年近くの年月が過ぎた現在にて、ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)が本当に存在しているか、否か信憑性は次第に薄れていく事になっていたが、マリンフォード頂上戦争の終盤にて事態が急変する出来事が発生する。


「ワンピースは…実在する…!!」


ロジャー本人からひとつなぎの大秘宝(ワンピース)について聞かされていた四皇の一人であるエドワード・ニューゲートの遺言とも言えるこの最後の叫びは、ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)が実在していたと世界中の人間達が確信するには十分な影響力を持っており、戦争終結後にて、世界各地の海賊達が動き出す事態となった。


分かっていること編集

作中より編集

  • ロジャーが「この世のすべて」というほどの宝。 (1話)
  • ラフテルと呼ばれる島にある。
  • 偉大なる航路に残されている。 (105話)
  • 世界がひっくり返るといわれる。 (576話:白ひげの台詞)
  • 実在する。(同上)
  • この秘宝を発見したロジャー海賊団は全員涙が出るほど笑っていた。 (967話)
  • ロジャーより前の時代に、ジョイボーイがラフテルに残していた。 (同話:ロジャーの台詞)
  • ロジャーはその宝がある島の名前を爆笑しながら『笑い話(Laugh Tale)』と名付けた事から『存在そのものがある種の凄まじいジョーク・笑い話』である。
  • 同伴したロジャー海賊団のメンバーの反応、その時のことを回想していたおでんの愉快気な笑みから少なくもロジャー海賊団にとって『笑い話』は『悪質な冗談』の類ではなく『最高のジョーク』である模様。
  • ナレーションでは「世間はロジャーが手に入れた全ての物を総称し"ひとつなぎの大秘宝"と呼んだ」とある(968話)。これを素直に受け取るなら、ロジャーやジョイボーイが名付けたのではなく、その正体を知らない人々によって自然発生的に生まれた呼び名に過ぎないと考えられる。
  • ビッグ・マム曰く、関係するものが「ワノ国にもある」。
  • 副船長のレイリー曰く「早すぎた」つまり何かしら条件が整っている必要がある(ロジャー達の時代から20年後に訪れるべきであったとされる)。
  • ベガパンクは、ロジャーと白ひげ亡き今が「その時」たる新時代と判断。自らの死と同時に流した世界規模の自動配信で「手に入れた者に、世界の命運が委ねられる」と残した。
  • 空白の百年の断片を聞いたSWORDのメンバー達は、辞表提出済という通常の海軍とは違う性質上からか正体を察してしまい、ルフィの夢と善性を知るコビーも「阻止しなくてはならない」と覚悟を改めた。

外部出典より編集


直訳編集

「ONE」→「一つ

「PIECE」→「欠片


「とる」編集

ワノ国編、エッグヘッド編を経て新旧の四皇が本格的にひとつなぎの大秘宝を狙い始めたのだが、その台詞回しに注目が集まっている。

といった感じで全員「とる」のニュアンスが異なっており、特にシャンクスに関しては誰かが所有している前提の発言である。


一応、意味に関しては全部異なる意味になっており、

獲る獲物をつかまえたり、自分の物とする
奪る他人のものを力ずくで抜き取る
取る置いてあったもの、離れていたものなどを、みずからの動作で手に持つ

となっている。



関連タグ編集

ONEPIECE ゴール・D・ロジャー 海賊王

偉大なる航路 ラフテル ロジャー海賊団 ジョイボーイ

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