概要
東の海(イーストブルー)から偉大なる航路(グランドライン)へ行く時の玄関口となる町である。そのため、東の海中の無法者達が偉大なる航路を目指しこの島に集結している。"海賊王”ゴール・D・ロジャーの出生地であり処刑地でもある事から、「始まりと終わりの町」、「大海賊時代の始まりの場所」として有名である。
最近ではゴア王国の国王夫婦が世界会議(レヴェリー)に向かう際にこの町に停泊していた。
原作での関わり
主人公モンキー・D・ルフィ率いる麦わらの一味が偉大なる航路へ入る前の準備に寄港した。そこで、バギーやアルビダと再会した他に、後々腐れ縁となるスモーカー(当時大佐)とたしぎ(当時曹長)と初対面、さらに革命軍でルフィの父でもあるモンキー・D・ドラゴンが初めて登場した。当時スモーカーは、同地に着任して以降ローグタウンから海賊の出航者を1人も出さなかった事で名の知れた有能な海兵であったが、一味によりその記録は破られてしまった。
アニメ版ではオリジナルエピソードが多く挿入され、小説版も刊行された。
主な場所
ARMS SHOP
いっぽんマツといっぽんウメの営む武器屋。200年前から続く老舗である。
ロジャーの処刑台
その名の通り、ロジャーが公開処刑された場所にして、「大海賊時代の始まりの場所」。当時子供だったスモーカーは、ロジャーが処刑台に向かう直前からその姿を見ている。
0巻でのロジャーの処刑の日には、元ロジャー海賊団の船員であるシャンクスやバギーの他にも、サー・クロコダイル、ドンキホーテ・ドフラミンゴ、ゲッコー・モリア、ジュラキュール・ミホーク、モンキー・D・ドラゴンなど、後に大きく名を馳せる者達が海賊王の死を見届けたとされている。
現在でもローグタウンの広場に存在し、観光名所となっている。また、世界政府の特別管理下にあり、登る事は厳しく禁じられている(その為、ルフィが勝手に登った際は警官に厳しく咎められた)。
最終的に(この時は徹底して過去を隠していたが)元ロジャー海賊団見習いのバギーがルフィの公開斬首刑を執行する事となり、ルフィはこの処刑で最期の一言として
「おれは!!! 海賊王になる男だ!!!」
と、高らかに宣言する(当然民衆からは、今の状況で、しかも海賊王が処刑されたその処刑台にて海賊王になると言う意味不明な宣言に呆れて嘲笑していた)。
そして処刑執行となり、ルフィは 「わりい、おれ死んだ」 と、22年前に同じくその処刑台で命を散らしたロジャー同様、死を受け入れ覚悟して満面の笑みで笑った……が、その瞬間、落雷が処刑台(の上にいたバギーの持っていたサーベル)に直撃する。その結果、処刑台は燃えて崩壊したが、電撃が効かないゴム人間であるルフィは助かり、バギーは黒焦げとなった。
これが後々ルフィが雷や電撃による攻撃が効かない事への伏線となっている。また、この一部始終を見ていたバルトロメオは「奇跡を見た」と評しており、ルフィ達を心から崇拝するきっかけとなった。
なお、その後処刑台は修復されたのか、ステリーはロジャーの処刑台が一望できるホテル内から広場の様子を眺めていた。