概要
主人公のモンキー・D・ルフィはここで磔にされていたロロノア・ゾロ(メイン画像右)と出会った。ナミの故郷ココヤシ村と並んで、地方海軍の腐敗を象徴する都市の一つ。
一見すると長閑な町に見えるが、ルフィが訪れた時には地方の海特有の強権を敷く政治腐敗の温床と化していた。
この島を支配する海軍第153支部のトップモーガン大佐は恐怖政治を敷き、重税を取って自身を称える巨像を作らせる悪徳海兵であった。その息子であるヘルメッポも親の権威を笠に着て威張る始末で、市民も海兵たちもモーガン親子の悪政を恐れ、名前が挙がっただけで仰天する始末であった。
当時「魔獣」と呼ばれる賞金稼ぎだったゾロは、たまたま立ち寄ったこの町で、子供を襲おうとした狼を斬り捨てたため、その飼い主だったヘルメッポに捕まり処刑を待つ身となっていた。ゾロとの約束を反故にする卑劣なヘルメッポに憤慨したルフィはゾロの刀を基地から奪い、半ば脅迫も兼ねた勧誘でゾロを仲間に引き入れる。こうしてルフィとゾロによりモーガンの暴政には終止符が打たれた。
捕らえられたモーガンは海軍本部引き渡しを待つ身となり、副官リッパー中佐(名前の通り公明正大な人物)がひとまずのまとめ役となる。ルフィと喧嘩別れ(実は元々海賊船の船員だったコビーの過去を悟られまいとする演技)したコビーは、ヘルメッポと共々153支部の雑用として入隊を許可された。
コビーとヘルメッポがルフィの祖父ガープ中将によって海軍本部招集を受けた後は、ゾロにおにぎりをあげていた少女リカ(メイン画像)が海軍食堂で働き、甘口カレーが人気を博しているとの事。