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モンキー・D・ガープ

もんきーでぃーがーぷ

モンキー・D・ガープとは、少年漫画『ONEPIECE』に登場する軍人である。
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愛ある拳は 防ぐ術なし!!

概要

世界の均衡を司るという三大勢力の一つ、海軍本部に所属する軍人。
本作の主人公モンキー・D・ルフィの祖父であり、革命家モンキー・D・ドラゴンの父でもある。

階級は「中将」。
かつてはロジャー海賊団はじめ旧世代の大海賊団を相手に激闘を繰り広げており、その数々の功績から「海軍の英雄」として称賛されている。当時の海軍元帥であったコングからは何度も大将への昇格を推進されていたが、常に第一線で戦うことを望んだガープは「今ぐらいが一番自由にやれる」という理由で尽く断っていた。

同じ海軍本部中将であるつるや、元海軍本部元帥で現在は大目付のセンゴクとは同期の間柄。

プロフィール

本名モンキー・D・ガープ
通り名ゲンコツのガープ海軍の英雄
肩書き海軍本部中将
掲げる正義不明
年齢76歳→78歳
身長287cm
能力無し
覇気武装色、見聞色
誕生日5月2日
出身地東の海 ドーン島 ゴア王国
血液型F型
好物せんべいカレー
主な部下ボガードコビーヘルメッポ
CV中博史


容姿

短く刈り込んだ白髪の短髪に、口周りに髭を蓄えた老将。
左コメカミから左目下にかけて三日月型の縫い傷があり、奇しくも孫のルフィと共通した特徴となっている。80歳間近の老齢であるにもかかわらず、筋骨隆々とした巨体の持ち主。

性格

一人称は「わし」。
孫のルフィ同様に豪快な性格の持ち主で、むしろルフィより自由と言っても過言ではない。中将というかなり高い地位に居ながら堅苦しさの無い明るい性格に惹かれる部下は多く、無茶苦茶な振舞いにツッコミを入れられたり一緒に雑務をこなしたりと非常に慕われている。そのため、他のクールな雰囲気を持った海軍幹部とは一線を画す存在感を放っている。笑い方は「ぶわっはっはっは」。
元海軍本部大将のクザンも彼の理念に大きな影響を受けたうちの一人で、若手時代からガープを恩人として尊敬し続けている。

海賊に対する姿勢は一般の海兵同様「同情の余地無し」と徹底しているが、ルフィなどの親類縁者の海賊には甘い一面があり、ルフィの活躍には度々「さすがはわしの孫じゃ」と喜んでいる。ルフィがインペルダウンに侵入した時など、その報告を受けたセンゴクに烈火の如く怒鳴られるも全く意に介さず、それどころか煎餅の袋を小脇に抱えたまま誰にともなくサムズアップ、涙を流しながら大爆笑していた。

それはかつての宿敵から託されたエースに対しても変わらず、マリンフォード頂上決戦の際にエースを奪還しようとするルフィの前に立ちふさがるも孫達への想いから拳を止めた隙に殴り飛ばれてしまい、更にエースを殺し、ルフィを手に掛けようとしたサカズキに対し、本気で殺意を抱きセンゴクに抑え込まれている

一方で、ルフィやエースへの鍛錬や育て方はややズレており、まだ年端のいかない頃のルフィをジャングルなどへ送り込むなど、他者から虐待と思われかねない行動もしばしば。(海軍として、あまり孫への教育に時間をかけられない身であるので、ガープの方針が全面的に間違っているとは言い切れないが)
訓練の奇抜さに目が行きがちだが、子供を突然村から僻地に送り孤独な思いをさせるなど、精神的にきついこともしてしまった模様。

かつては何よりロジャーの拿捕に情熱を燃やしており、ロジャーが動くとあらばつるやセンゴクの指揮する軍艦にも乗り込んで決着を付けようとしていた。しかし軍艦が損傷するほど激しく暴れる事も多かったため、つるは軍艦に乗せるのを嫌がっていた。

戦闘力

素手で大砲よりも強く砲弾を投げるサウザンドサニー号よりデカい鉄球を投げるなど抜群な身体能力の持ち主。その腕っ節だけでロジャーなどの超大物海賊の相手をしている。ちなみに全盛期の頃、山をサンドバッグ代わりにして8つ程粉砕し、のち(現在から遡ること30年前)にチンジャオの武装硬化させた頭の錐を凹ませた事がある。
20年以上に渡って階級は中将であり続けたが、これは「自由にやるにはこれ以上の地位はいらん」という理由で、ロジャー生前から当時のコング元帥から勧められていた大将への昇格を何度も断っていたため。つまり実力としては大将に匹敵、あるいはそれ以上という猛者である。

六式

頂上戦争編では六式の「剃」のような動きをしている描写があり、実際に、処刑台に辿り着こうとするルフィにとんでもない速度で不意に襲い掛かかった。

ロジャー時代に何度もロジャーを追い詰めたり、若い海兵の育成に当たっていることから六式を習得していると思われるが、戦闘描写が少ないこともあり、「剃」以外は確認できていない。

覇気

30年前には既に覇気を体得しており、特に武装色の覇気は当時のライバルの一人であった八宝水軍の棟梁・チンジャオの氷の大陸(宝玉氷床)を砕いた覇気を纏った頭の錐を覇気を纏った拳骨一つで真正面から打ち破ってしまう程。ちなみに再会した際にルフィに殴りかかり、大きなたんこぶができるほどのダメージを与えているが、これは覇気を使ったのではなく「愛ある拳」であるために防ぐことができないものらしい。

拳骨隕石(ゲンコツメテオ)
大砲の弾を直接手でつかみ、そのまま相手に投げつける。
普通に大砲で撃つより弾速が早く、威力も高いという無茶苦茶な技。しかも全盛期はこれ以上のパワーだったらしく、最近は年のせいで威力が下がっているらしい。

拳骨流星群(ゲンコツりゅうせいぐん)
上記の拳骨隕石を次々に連投する。
1000発くらいなら現在の体力でも連投できるというから驚きである。砲弾が尽きるまで続けられる猛攻に、並みの海賊船では到底耐えきれない。

活躍

扉絵

当初は本編に先駆けて、扉絵連載『コビメッポ奮闘日記』にて登場した(この時は犬の毛皮を頭からかぶっており、まだ素顔が明らかにならず)。囚人の移送のため東の海にやってきたが、立ち眠りをしてしまったあまりモーガンを取り逃がす。

ウォーターセブン

本編ではウォーターセブンにて、CP9との戦いを終えたルフィ達の前に初登場。成長したコビーヘルメッポを連れてルフィとゾロを相手に戦わせ、2人の腕を試させた。サニー号の出航の際には自慢の鉄球によって麦わらの一味を大いに苦しめる。

頂上戦争

白ひげ海賊団との大規模戦闘であるマリンフォード頂上戦争に参戦。エース処刑の刻が近付く中、海兵としての立場と、家族としての立場との間で心は揺れ動き、家族に対する情から涙を流す。
それでもあくまで海兵は海兵。職務を全うすべくマルコを撃墜し、思いも振り切ってルフィと戦いもしたが、ルフィとの戦いの際には家族としての情から攻撃の際に思わず目を閉じてしまったことで攻撃が外れ結果的に敗北している。

エースが赤犬に殺された時は、あまりの怒りで半ば我を忘れ、本気で赤犬を殺そうとするもセンゴクに止められる。戦いの後、当時の元帥であるセンゴクと共に退官し後身の指導に当たる。

頂上戦争の後に故郷に戻った時には、エースの死で荒れるダダンの暴行を甘んじて受け入れた。

Z

2年後編では原作に先立ち2年後の世界を舞台にした2012年12月15日公開の映画『ONEPIECE FILM Z』では本部中将として登場し、かつての仲間で同期だったNEO海軍総帥ゼファーの過去を部下のコビーやヘルメッポに語った。

海軍超新星

アニメではオリジナルエピソード『海軍超新星編』で原作に先駆けて2年後の本編に登場。
若手海兵の指導だけでなく人事も行っている様子で、オールハント・グラント大佐を本人の希望を受け万国近くの海軍G-F基地へと派遣した。また同基地所長のプロディ中将とは旧知の仲とされた。
なお『Z』や『海軍超新星編』での姿を見る限り、少なくともアニメではつるやボルサリーノなどと同じく2年後編も容姿の変化はない様子である。

世界会議

原作では世界会議で2年後初登場。黒いスーツを着込みリュウグウ王国の送迎を行う。
ルフィの祖父ということもあり彼に似た性格のガープは、ネプチューンをはじめとする王族から信を置かれていたらしく、ネプチューンやしらほしから相談や質問を受け、特にしらほしとは笑顔で手を振り別れた。
一方で、出身国の国王ということで偉ぶるステリーに対しては、クソガキ扱いし、彼が天竜人になりたいというと「あんなゴミクズ」と言う等、彼らに良い思いを抱いてないようだ。
その後は王族を送り届けた他の将校らと会食。ここで初めて桃兎茶豚が原作で初登場する。

伝説

会食でのヒナとの会話からゴール・D・ロジャーの前の時代を代表しビッグ・マムカイドウにも繋がりがあった「ロックス」と呼ばれる40年ほど前の存在がガープが「英雄」と呼ばれるゆえんであることがわかった。ヒナ曰く船長を失っても力は増しており、ガープも復活すれば脅威と発言するなどロックスへの懸念はいまだに続いている。
海賊王ロジャーの時代(20年ほど前)には、同期のセンゴクと共に海軍の前線を引っ張っていた。現在では何度もロジャーを追い詰めた“伝説の海兵”として知れ渡っている。何度もガープと闘いガープに殺されかけた過去も持つチンジャオ曰く、「かつてのガープは海賊たちにとって悪魔そのものだった」とのこと。
また、海軍本部に襲来したロジャーのライバル金獅子のシキをセンゴクと共に捕らえた。ただその一方で、戦いの中で生まれたロジャーとの腐れ縁的な信頼関係により、ロジャーの実子エースを引き取ってカーリー・ダダンに預け育てさせた。

人間関係

家族関係

上記の通り、市民や海賊と敵対する数多くの人間にとっては「英雄」と呼ばれるに相応しい人間だが、その一方で、ONEPIECEの主人公であるルフィの祖父であることを皮切りに、親族には政府と敵対している人間が数多い。
ONEPIECE世界の政治情勢を鑑みれば、普通これだけの身内を抱えていれば即刻処刑されていてもおかしくない筈であるのに、身内の素性が明かされても尚、「海軍の英雄」と称えられる辺り、全盛期の彼の活躍の凄まじさが窺える。

息子…モンキー・D・ドラゴン
革命家。通称、『世界最悪の犯罪者』。
世界中で起こる革命を裏で指揮しており、天竜人打倒の為に世界中で戦争を行っている。
奴隷制崩壊と理不尽な格差社会の是正の為に戦っている為、市民からは支持を受けることも多いようだが、王制を敷く多くの国家にとってはその影響力と思想こそが世界を転覆しうる脅威とされる。
ローグタウンでルフィと会ったときのことをドラゴンから聞いたと語っており、現在の関係性は不明。

孫…モンキー・D・ルフィ
海賊。言わずと知れた主人公。破竹の勢いで頭角を現す新人海賊であり、海軍の三大重要拠点である、『司法の島』エニエスロビー、『大監獄』インペルダウン、旧『海軍本部』マリンフォードに襲撃・侵入・脱出した前代未聞の海賊。
新世界に入ってからは『五人目の皇帝』と謳われるほどの成長ぶりを見せる。

孫…ポートガス・D・エース
養子。海賊。白ひげ海賊団の二番隊隊長であり、海賊王ゴール・D・ロジャーの息子。
その血筋は、他ならぬ海軍によって、かつてはある島に生まれて来る全新生児を殺してでも絶やされるほどに憎まれながらも、ロジャー自身の頼みを聞いたガープにより一人前に育てられる。
後には、白ひげ海賊団との全面抗争である『頂上戦争』においてそのきっかけとなり、彼の意志が遺された海賊たちの希望になった。

組織関係

多くの功績によって海軍では彼を無闇に処罰できないが、それはそれとして海軍内では彼を嫌う者は少ない。その人柄や部下を育て上げる手腕から慕われており、コングはガープが引退の意思を示した後も、実質的にはそれを認めるものの後進の育成の為に軍に残ってもらった。

親友…センゴク
大目付。海軍。同期に入隊した関係であり、共に激動の時代を生き抜いてきた。
おつるさんゼファーも同期ではあるが、一番の付き合いと思われるのは彼。金獅子は彼ら二人が共闘して倒す。
大将時代や元帥時代のセンゴクはガープの奔放さに怒ることしょっちゅうだった。が、大目付になって気楽になったセンゴクは、まるでガープのようにおかきをむさぼりイッショウの頑固さやサカズキの苦労を笑っていたので、実は似た者コンビだったのかもしれない。

弟子…コビメッポ(コビーヘルメッポ)
大佐と小佐。海軍。ガープは副官のボガードと共に彼ら二人を育て上げた。
現在この二人は驚くべき成長を遂げており、特にコビーの功績はドレスローザの英雄キュロスも認めるほど。
ちなみにガープの初登場となる二人の扉絵連載では犬のマスクでガープの顔が見えず、本編初登場時にマスクを脱いでガープの顔とルフィとの関係が明らかになる。

余談

読み切り

ONEPIECEが本格的に世に出る前のプロトタイプ読み切り作品「ROMANCEDAWN」(WJに掲載された方、『WANTED!』に収録済み)から登場する最古参キャラクターの一人である。
「ROMANCEDAWN」の頃からルフィの祖父で顔に傷があるのも一緒だが、最大の違いは海兵ではなく正反対の立場の海賊であることだろう。この時点ではあくまで”ルフィの祖父”でありガープという名前では呼ばれていない。また、麦わら帽子もかぶっている。
というのも、後に増刊号に掲載された方の「ROMANCE DAWN」(『ワンピースRED』に収録済み)ではシャンクスが登場しており、連載した場合「ジャンプしか読んでない読者」に対しシャンクスの存在を隠すためのミスリードとして登場したからである。

関連タグ

ONEPIECE ワンピース 
海軍 
センゴク つる ゼファー
ボガード コビー ヘルメッポ  クザン

家族・知人
モンキー・D・ドラゴン モンキー・D・ルフィ ポートガス・D・エース カーリー・ダダン

宿敵・ライバル
0世代 ロックス
ゴール・D・ロジャー チンジャオ シキ

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