概要
餅を小さく切って乾燥させたものを、表面がきつね色になるまで炙ったり油で揚げたりして作られた菓子。
似て非なる「おかき」「あられ」「煎餅」
おかきや「あられ」は、もち米を原料とし、「煎餅」はうるち米を材料とするものである。
さらに、おかきとあられの違いは、一般的に大きさの違いのみである。大きいものが「おかき」、小さくてコロコロしたものが「あられ」と呼ばれる。
だが、これらの区分はJAS規格などに定められたものではなく、同じ餅を原料とした菓子を大きさで区別しているに過ぎず、明確な基準は無いに等しい。
由来
平安時代、正月に仏前や神前にお供えして硬くなった鏡餅を端から手で欠き、乾かして油で揚げて食べたことが、「おかき」の始まりであると言われている。
手で欠き取る理由は、お正月早々に刃物を使うことは縁起が悪いとされていたから。
これが、「おかき」という名前の由来だとも言われている。