サンファン・ウルフ
さんふぁんうるふ
「あ 見つかっつった」
黒ひげ海賊団七番船船長。
2年前にインペルダウン最下層「LEVEL6」から脱獄し、黒ひげ海賊団に加わった囚人の1人。
巨人族の中でも飛び抜けた巨体を持ち、その大きさは旧海軍本部のあったマリンフォードの要塞にも迫る程。「巨大戦艦」という異名に反して軍艦的な要素はないが、どうやら彼の巨体そのものが由来らしい。
やや間延びした口調が特徴。
マリンフォード頂上戦争編
戦争終結後、ボニーを捕らえた黒ひげ達と共に新世界の「ある燃える島」で再登場。
炎よりはマシだということか、沿岸で能力を使いながら「あっつー 足ギリギリだ 体に力も入らねェ」などとぼやいていたが、黒ひげには「おめェのせいで丸太舟がイカれそうなんだよ!!おめェの為の交渉だぞ!!!」と叱責された。
エッグヘッド編
ハチノスに攻め込んだガープを相手に戦うが、海まで吹き飛ばされる。
アニメ版によると睡眠中に暴れ回ってるガープ達の騒ぎによってようやく起き上がり戦闘を開始しようとしたが、ガープが剃のような素早い動きで接近して額にたんこぶが出るほどに海まで殴り飛ばされて沈んでしまう。
その巨体ゆえにハチノスの建物もミニチュアでも並べるように持ち運びできるが、やはり体格が災いして軽くぶつかっただけで別の建物が損壊するというコミカルな様子も見せた。
- ウルフの身長
元々の背丈は不明だが、初登場時にはインペルダウンに収容されている描写があったので、そこまでぶっとんだ巨躯ではないのだろう(能力で10倍の大きさになってると考えれば18m)。
「あんなデカイ生物は他にはいない」と海兵が発言していたり、公式ONE PIECE図鑑VIVRE CARDでも「人類はもちろん、これほど巨大な生物はいない」と紹介されている。しかし象主(ナイタミエ・ノリダ象)推定20000m以上を始め、ラブーン(アイランドクジラ)400m、スルメ(クラーケン)300mと、彼よりも大きな生物が3体も登場している。悪魔の実の能力者としてなら間違いなく最大だろうが。
- ドーハ・イッタンカ二世
インペルダウン最下層に投獄されていたモブ囚人。
顔部分がシルエットで描かれていたため詳しい人相は不明だが、その体格から巨人族である可能性は高く、また髪型や顔の輪郭がウルフに似ているため、収監中の彼ではないかと予想されていたこともあった。
ちなみに「人相の似たモブ」は頂上戦争終盤で「レイリーの名が出た!すげェ会話だ!」と驚いていた奴(クロコダイル似)、扉絵連載「エースの黒ひげ追跡網」で黒ひげと間違えられてエースに蹴られた医者などが有名。
- "二日酔い"のギガント・ジオ
設定段階で構想されていたキャラで、眼帯をしたいかにもならず者といった雰囲気の巨人。異名からして余程の酒豪かアル中と思われ、巨人族設定がウルフ、酒呑み要素がバスコ・ショットに受け継がれたと思われる。ちなみにバスコは8番船長なのでウルフと連番。
巨大化できる巨漢
- モリア
他者の影をある程度取り込むとその間体が大きくなる(これはモリア以外でも同じ)他、スリラーバークでの戦いでは1000体もの影を取り込んだ事で一時的に数十メートル級の巨体になり、パンチ一発で地盤を砕くほどの攻撃力も得た(その代わり暴走に近い状態のため隙も多かったが)。
- リンリン
ワノ国編での戦闘で、ソルソルの実には「自身の命の一部をエネルギーとして取り込むことで回復・パワーアップ」という芸当ができる事が示された。彼女は1年分の寿命エネルギーを使ったためか、元々9m近い背丈が数倍(=巨人並み)の大きさになっている。だが削った命は戻らない関係上、そう易々と使えるものでないため、本気で戦う時のみ使用している。
- ワダツミ
非能力者。
オオトラフグの魚人で、「空気を吸い込んで膨れ上がる」というフグ由来のシンプルなもの。
ギア3と違って完全に見かけ倒しであり(一応常人程度の相手なら押し潰す程度の威力はあるようだがそれもお察し)、気を抜くと空気を吐き出してしまうのでこけおどしにしかならない。