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サー・クロコダイル

さーくろこだいる

クロコダイルとは、少年漫画『ONEPIECE』の登場する海賊である。
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……いいか小僧……この海をより深く知る者程そういう軽はずみな発言はしねェモンさ
言ったハズだぞ てめェの様なルーキーなんざこの海にゃいくらでもいるとな!!!
この海のレベルを知れば知るほどに そんな夢は見れなくなるのさ!!!
……どこの馬の骨とも知れねェ小僧が……!! このおれを誰だと思ってやがる!!!

守りてぇもんはしっかり守りやがれ!!! これ以上こいつらの思い通りにさせんじゃねェよ!!!

概要

王下七武海の一人で、主人公モンキー・D・ルフィと最初に本格的戦闘を繰り広げた七武海である。
ちなみに「サー」は敬称で、本名は単に「クロコダイル」である。

顔面を横断する傷跡、左手の義手フック、分厚いロングコートが特徴で、葉巻を愛用している。

本編の26~22年前程前の20代前半という若さで七武海に就任した七武海の中でも古株であり、その後白ひげに惨敗した事で一度大人しくなる。
しかし、古代兵器プルトンの話をどこからか知り、アラバスタ王国にその目を向け、表向きは「海賊を狩る英雄」として活躍しながらその影で秘密犯罪会社・バロックワークスを立ち上げ、アラバスタ王国の乗っ取りに向けて暗躍していた。

かつて新世界に進出したこともあり、悪魔の実の「覚醒」(作中では獄卒獣について)について知っている(覚醒について、作中で最初に言及した人物でもある)。

麦わらの一味ニコ・ロビンはバロックワークス時代のビジネスパートナー。

プロフィール

本名クロコダイル
異名サー・クロコダイル砂漠の王Mr.0(バロックワークス時代)
年齢44歳→46歳
身長253cm
懸賞金元8100万ベリー
所属秘密犯罪会社バロックワークス元社長
所属船バロックギュスターブ号
能力スナスナの実(自然系)
出身地偉大なる航路
誕生日9月5日
血液型S型
好きな食べ物ワニの肉、トマト
嫌いな食べ物ケチャップ
笑い方クハハハハ
CV大友龍三郎


人物

己以外の何者も信じず、自分の部下でも役に立たないか用が済むと即座に切り捨てる冷酷非道なエゴイストかつ実力主義者であり、周到に策略を巡らせ野望の達成を図る謀略家でもあった。
七武海加盟前の元懸賞金額の低さも裏を返せば、危険性を隠しながら実力を認められたことを意味しており、スモーカーはそんなクロコダイルの頭脳を危険視していた。

ニコ・ロビンという優れた右腕がいたとはいえ、自らの正体の全てを隠し、その上で優秀な工作員を集めバロックワークスという一大犯罪結社を作り上げたり、ロビンの裏切りによって古代兵器プルトンの在り処が分からなかった時もネフェルタリ・コブラの反応からアラバスタの付近に眠っていると推測するなど機転も効いているあたり、彼の狡猾さ・恐ろしい手腕がうかがえる。
自らの本性・目的を隠し、拠点と定め住み着いたアラバスタでは、表向きはカジノ「レインディナーズ」を経営しつつ十数年以上海賊を狩って治安維持に努めた「英雄」として賞賛され、海軍も彼を信用してアラバスタには部隊を配置していなかったほど。

アラバスタでは海賊王を目指すというルフィに対して偉大なる航路の厳しさを語り嘲笑ったが、彼の思い描く理想もまたルフィと同じ海賊王であった(クロコダイル自身は過去に白ひげに敗北しており、それ以降その夢を諦めリアリストとなった様子)。

理想について


インペルダウン編以降はルフィとの対決での敗北に思うところがあったのか、冷酷さは残るものの、頂上戦争ではルフィを助けるなど、ほんの少しではあるが性格が軟化しているところが見られる(クズ野郎と罵っていたMr.3に対しても、マゼランを食い止めた姿を見て感心する姿が見られる)。

かつて自分が敗北した白ひげには恨みがあると語りながらも、内心では彼に憧れていた節もあり、マリンフォード頂上戦争で彼がスクアードに刺され、スクアードの言葉で白ひげ傘下の海賊団達の心が白ひげから離れかけた際には「そんな弱い男に負けたつもりはない」と珍しく激高。そして白ひげがその行動一つをもって傘下の海賊団達からの信頼を取り戻すとその様子に強い感情を見せた。

仲間を想うルフィとの対決の敗北や、頂上戦争での白ひげの生き様に思うところがあったのか、インペルダウン編以降、冷酷さは影を潜め、頂上戦争ではルフィや白ひげ海賊団を度々援護している。
戦争終結後は古代兵器などではなく自身の手で成り上がるべく再び新世界に進出することを決めているなど、心情も大きく変化した様子。

戦闘能力

スナスナの社長
砂の鰐


悪魔の実スナスナの実(砂人間)
解説体を砂に変える他、右の掌で触れたものから水分を奪い取ったり、砂嵐を起こせる
種類自然系

能力により、体を砂に変えることができ、砂に変えた部分を固めて砂の刃にし、敵を切り裂くことも可能。本人の身体能力、特にスピードは控えめと言えるが、能力で足部分だけを砂化させれば高速移動が可能。
また、掌で砂嵐を起こし、砂嵐で敵を吹き飛ばしたり、圧縮した砂嵐を衝撃波として放つこともできる。
更に右の掌で触れたものの水分を奪うことが出来、一度水分を吸収し始めれば、人体は一瞬でミイラに、木はたちまち枯れておがくずになり、岩盤でさえも砂に還る。 相手の体に触れられれば勝てるという初見殺しである。

自然系であり武装色の覇気でなければ物理攻撃が通じないが、水気があると本体が砂化できなくなるという弱点がある。
クロコダイル自身もこの弱点は十二分に把握しており、触れて相手の水分を奪う、砂やフックによる攻撃技などほかの攻撃手段で対処する。それでもなお、移動や回避に能力を重用しており、水に濡れると戦闘能力は著しく低下してしまう為、アラバスタでは「ダンスパウダー」を用いて活動地域に雨が降らないように工作を行っていた。
この能力上、液体の毒を攻撃と防御に用いるマゼランは天敵となるためか、彼を「地獄のボス」と評しインペルダウンの脱走中は交戦は避けていた。

義手のフックはルフィを貫く切れ味と、クロコダイルの技量も相まって、黒刀「夜」の斬撃を受け止める頑丈さを持つ。
金色のカバーの下には奥の手としてサソリの毒針が仕込んであり、触れれば岩をも融解させ、常人ならばかすれば死に至る。また、毒針の奥にはナイフが仕込まれている。 (毒針はルフィに破壊されており脆い)

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(この際彼の「海賊の決闘は常に”生き残り”を賭けた戦いだ。卑怯なんて言葉は存在しねェ…!!」という発言は後にシャーロット・カタクリとの戦いでルフィも引用している。)

このように鍛え上げ、研ぎ澄ましている自らの能力に絶対の自信を持っているが、回避を能力に頼る節がある。作中でのルフィ戦では初撃を能力で回避しようとするも、一度目は水、二度目は血によって、二度に渡り先制攻撃を受けての戦闘となった。
能力の特性上砂漠での戦闘を得意としており、本人をして「砂漠の戦闘でこのおれに敵う者はこの世にいない」と豪語するほど。マリンフォード頂上戦争ではミホークやドフラミンゴと渡り合うなど王下七武海にふさわしい実力を見せた。

砂漠の宝刀(デザート・スパーダ)
右手を砂の刃に変え、巨大な斬撃を放つ。
大地を容易く両断するほどの威力を誇る。

”砂漠の金剛宝刀”(デザート・ラ スパーダ)
アラバスタ編において最後に使用した技。砂で出来た斧のような刃を4本同時に放つ。
砂漠の宝刀の強化版と思われるが、ルフィの拳により四散し斬撃としての威力を発揮する事はなかった。

”砂漠の大剣”(デザート・グランデ・エスパーダ)
名称は『ONE PIECE ギガントバトル!』より。
砂を巨大な刃に変え、相手を突き刺す。マリンフォード編の赤犬戦で使用。

砂漠の向日葵(デザート・ジラソーレ)
地下の水脈を刺激し、巨大なアリジゴクのような流砂を作り出して相手を呑み込む。
地形などに条件が必要だが、一度発動すれば相手の行動を大幅に制限でき、単独で脱出することは困難。クロコダイル曰く、流砂とは「墓標の要らねェ砂漠の便利な棺桶」。

三日月形砂丘(バルハン)
右腕を三日月のような形の砂の刃に変え、ラリアットのように一閃する。
斬られた相手は水分を奪われ、一瞬のうちにミイラ化し行動不能になる。
なおルフィのようにすぐを飲めば、ミイラ化した部分を元に戻すこともできる。

砂嵐(サーブルス)
掌から小さな旋風を起こして砂嵐を巻き起こし、周囲のものを纏めて吹き飛ばす。
発生させた砂嵐はその場に残存させることも可能で、気候によっては周囲の砂や風を取り込みながら規模を拡大し、最終的には町一つを呑み込むほどの大災害と化す。この場合、発生からわずかな期間でクロコダイル自身にも制御不能となる。
”砂嵐「重」”(サーブルス ペサード)という圧縮して衝撃波として放つ強化技もある。

干割(グラウンド・セッコ)
浸食輪廻(グラウンド・デス)
掌を地面に押し付け、そこを中心に大地に伝うあらゆるものから「」を奪い取り、地面をひび割れさせ、ついには砂に還してしまう。
影響範囲は掌に伝う物全てで、範囲はアラバスタ宮殿の全体程度。クロコダイルの周辺にいる人間もそのままいれば干からびる。欠点は地面に手をつかなければならないためその間動けなくなる事だが、地面に触れていれば干からびてしまうため、クロコダイルに近づくことも攻撃することすらままならない。
物体を砂へ変化させるまでにはしばらくの時間があり、ルフィのようにジャンプすれば影響から逃れる事も可能だが、使用後は砂だらけの風景となり、クロコダイルの接近を容易に許してしまいがちとなる。

活躍

過去

22歳の時にゴール・D・ロジャーの処刑を見届ける。またルフィたちと同様ルーキーとして偉大なる航路を駆け上がり、20代前半という若さで七武海に就任。

その後白ひげに戦いを挑むも敗北。しばらくおとなしくしていたが、古代兵器プルトンの話をどこからか知り、アラバスタ王国にその目を向け、表向きは「海賊を狩る英雄」として活躍しながらその影で犯罪会社バロックワークスを立ち上げ、アラバスタ王国の乗っ取りに向けて暗躍していた。

偉大なる航路

アラバスタ王国

アラバスタ王国のっとりまでギリギリのところまで成功するが、プルトンはロビンの裏切りで手に入らず、さらにたった1人の仲間をきっかけに自分を止めようとしたルフィと3度も対決。

この俺を誰だと思ってやがる


2度も完勝するが、3戦目にしてルフィの不屈の執念の前についに敗れる(ルフィもクロコダイルの毒で力尽きかけるがニコ・ロビンの所持していた解毒剤で一命を取り留めた)。

麦わらの一味の活躍で王国転覆も阻止され、海軍によって捕縛されると同時に七武海の称号も剥奪され牢獄送りに。
その後、ミス・ゴールデンウィークバロックワークス社オフィサーエージェントの尽力でインペルダウン入りする前に脱獄する機会はあったものの、「シャバに興味はない」と自らインペルダウン入りを選んだ。

マリンフォード頂上戦争篇

マリンフォード頂上戦争直前には、白ひげを討てる機会に血がたぎってシャバへの関心を取り戻す。
そしてインペルダウンに侵入してきたルフィに交換条件のもと脱獄の協力を持ち掛けた。ルフィと一緒にいた革命軍イワンコフに弱みを握られていたため裏切りを制限されながら、兄・エースを救い出そうとするルフィと共に脱獄を果たした。

頂上戦争の戦場では、当初こそかつて因縁があった“白ひげ”の命を狙っていたが、スクアードの裏切りを受けながらも命を懸けて戦う白ひげの生き様を見ながら「お前たちの喜ぶ顔が見たくない」と戦う相手を海軍に変更。
ダズ・ボーネスがルフィをかばってミホークに切り捨てられた際にはルフィをミホークからかばってダズを叱咤激励したり、エースの処刑を妨害するなど活躍した。最後は瀕死のルフィを逃がすため白ひげ海賊団の面々と共に大将赤犬相手に戦った。

頂上戦争以後は、“偉大なる航路”のある島のある町で傷を癒す。バロックワークス時代の部下ダズ・ボーネスに「(心の)傷は癒えたのか」という皮肉に「新世界について来るか」と返し、ダズを相棒として再び“新世界”へ進出した。

新世界

世界経済新聞を読んで、港でドンキホーテ・ドフラミンゴの七武海脱退を知る後ろ姿や、屋敷でルフィの万国での大暴れを知るシーンが描かれている。

余談

  • 人気投票

アラバスタ編で見せた強さや悪役っぷりを経て、頂上戦争編で見せた内面から高い人気を誇るようになった。
週刊少年ジャンプでの人気投票では、第2回(24巻収録)では15位(307票)、第3回(43巻収録)では25位(277票)、第4回(2008年11/1発売49号掲載・55巻収録)で28位、第5回(2014年12/22発売4・5合併号・76巻収録)では15位(737票)(敵ボスとしては最高位)、第6回(2017年8/7発売36・37合併号)では18位(1050票)を獲得している。

  • 元懸賞金
元懸賞金が8100万ベリーと他の王下七武海の元懸賞金額と比べても低いが、これは懸賞金が「世界政府に対する危険度」を示すものであるため。
クロコダイルの場合、若い頃のうちに世界政府にその実力を認められて七武海に早期に加入したため(同様の例としてボア・ハンコック)と、クロコダイルが自分の危険性を隠して政府に危険度を低く見積もられていたため(スモーカーもクロコダイルを「奴は昔から頭のキレる海賊だった」と評している。同様の例としてマーシャル・D・ティーチ)。
作者はクロコダイルの懸賞金について「七武海加盟後に結成し政府に隠していたバロックワークスのことが加味されていたならば8100万の倍以上には跳ね上がっていただろう」と語っている。
七武海の他の例を見ても、懸賞金8000万程度の段階で王下七武海に相応しい数億ベリークラスの海賊と同等の実力を持つと認められたことは彼の狡猾さと優秀さを示しているといえる。

  • かつての仲間?
海賊時代の仲間は不明。アラバスタではルフィに対して「他人と馴れ合っちまったが為に死んでいく。そういう奴らをおれはごまんと見捨ててきた」「どうしようもねェ事なんざ世の中には腐る程ある」「他人の目的の為に…?そんな事で死んでどうする。仲間の一人や二人…!見捨てれば迷惑な火の粉はふりかからねェ!全くバカだ、てめェらは!!」等と言っており、ダズの皮肉から、ゲッコー・モリアと同じようにかつての白ひげとの戦いで失い、そのトラウマゆえに仲間との絆などを忌避していたものと思われる。

  • 弱み?
過去、エンポリオ・イワンコフに因縁があり、彼(彼女)に弱みを握られている。
そのため、「女性化させられたことがあるのではないか?」また、逆に「元が女性だったのではないか」と巷で言われる。実際幼少期やロジャー処刑時なども性別は曖昧に描かれていたりする。pixiv上では度々クロコダイル女性化イラストが散見される(サラダ食べて海賊王

インペルダウン脱獄の際、マーシャル・D・ティーチがルフィを床に叩きつけて血を流させた際驚いている。このことから「クロコダイルは覇気を身につけていないどころか知らないのか」とする意見もあるが、戦闘でのクロコダイルは能力主体であり、ジョズなどの攻撃は普通に反応するなどそういうわけではない。
実はルフィが血が流したのは、ティーチと接触したまま地面に叩きつけられて地面に激突したため(アニメ版ではより分かりやすくなっている)。
もし覇気ならば、覇気使いのボア・サンダーソニアがルフィを地面にたたきつけてもルフィはダメージを受けなかったように、ゴムなのでダメージは受けなかった。
クロコダイルはティーチのヤミヤミの実の能力を知らなかったために驚愕したのである。

  • アラバスタ点描地獄
10周年記念誌「ONE PIECE 10th Treasures」では尾田栄一郎氏のアシスタントへのインタビューが収録されており、その中の一つでは「作画で大変だったことは?」と聞かれ、アシスタントのうち2名がなんと「クロコダイルの砂の描写」「アラバスタ点描地獄」と回答している(他には「空島の森の背景」、「ギア2の蒸気を避けながら集中線を引く」など)。
クロコダイルの砂は全て点描で立体的に描かれるため、非常に綺麗な分、アシスタントへの負担が大変なものとなっている。

  • 扉絵
原作860話の扉絵では読者リクエストで、「雨の日に震えている仔犬に傘をさしてあげているクロコダイル」が描かれた。
しかもイラストでは、自分を傘の中に入れず、ずぶ濡れになりながら(弱点の流水に身を晒しながら)仔犬を雨から傘で守るという不良漫画のワンシーンのような漢っぷりであった。
本編におけるクロコダイルの登場時は、「黙れ愚民ども」と言いながらいつも海賊退治に励んだり(民衆からは「そういいながらいつも助けてくれる」と称えられていた、最もこれはクロコダイルの演技だったが)、頂上戦争ではとやかく言いながら白ひげ海賊団ルフィを助けたりとわりと素直じゃない気質も見られることが多い。

関連イラスト

新世界(再)デビュー
花の愛し方


カニ妖精と忠犬ダズ公。
理想について



関連項目

ONEPIECE 
バロックワークス  ニコ・ロビン 
ダズ・ボーネス ボン・クレー ギャルディーノ

王下七武海 ドンキホーテ・ドフラミンゴ ジンベエ
ちびぶかい

アラバスタ王国 ネフェルタリ・ビビ モンキー・D・ルフィ 
エドワード・ニューゲート エンポリオ・イワンコフ 
砂漠  海賊 たばこ

ツンデレ…頂上戦争以降言われることがあったりなかったり。


フック船長(ピーターパン)…鉤爪型の義手やワニとの関連などモチーフの一部と思われる。

pixivに投稿された作品 pixivで「サー・クロコダイル」のイラストを見る

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