概要
自家製で作ろうとすると意外と面倒くさい。
トマトを煮詰めて作るため生トマト独特の青臭さは全く感じられず、強い酸味もザラザラした食感も薄れる。それで、トマトを食べられない人でもトマトケチャップは食べられるという、最強のアイテムでもある。コールスローやタバスコと並んでアメリカ人が好む調味料でもあり、フライドポテトやハンバーガーなどいろいろな料理に大量にかけて食べる。
日本ではオムライスにかける調味料というイメージも強い。
ちなみに本来のケチャップは魚介類やキノコ、野菜などを材料とする調味料を指す言葉であり、トマトケチャップに限定されていない。
そのため、フルーツケチャップやバナナケチャップなどトマト以外のケチャップも一応存在するが、アメリカや日本ではトマトのケチャップが非常に一般的なため、ケチャップと言った場合は普通はトマトケチャップのことを指す。このトマトケチャップを世界に浸透させたのが米国最大級の調味料企業、ハインツである。
一説には、ケチャップの語源は閩南語(台湾や廈門、泉州等の福建地方で話される中国語の方言)で『塩辛エキス』を意味する『鮭汁(Kôe-chiap)』であるとも言われ、東南アジアでは、例えばインドネシアにおける『ケチャップマニス(kecap manis)』『ケチャップアシン(kecap asin)』という調味料のように、醤油や魚醤を指してケチャップと呼ぶ事も多い。一応これらの地域にもトマトケチャップは地球を一周する形で伝来しているが、台湾では『結醬/橘醬(kiat-chiap)』など塩辛エキスとは別の語で読んでおり、インドネシアに至っては『サウス・トマッ(saus tomat)』(=トマトソース)としてケチャップ以外の名で呼んでいる。
また、その鮮やかな紅色から血を連想させる為か、流血系のイラストにおいて隠喩として用いられたり、pixivでのタグに使用される事がある。
ベストマッチな料理
主なメーカー
日本では、
- KAGOME:創業者が1909年に日本で初めてトマトケチャップを製造。市場シェアは60%を超えている。
- キッコーマン:アメリカ・デルモンテ社と技術提携、デルモンテブランドで販売。
- ハインツ:創業者が世界で初めてのトマトケチャップを製造。ピザ用のシェアが高いので、それを武器に日本に進出してきた。
他に『ナガノトマト』『コーミ』『イカリソース』など。
関連イラスト
※イラストの中の『ハインツ』はアメリカで1876年に世界で初めて、ケチャップを販売したメーカー。『ヘラ』はドイツのメーカー、へルマン・ラウエ社(ヘラ社)の製品。
『ハインツ』は日本に工場を持ち、『ヘラ』は日本にも輸入されている。
食用以外の使い方
運悪く敵兵に捕まって監禁されてしまった、そんな時。
ケチャップがあればもう大丈夫!
うつ伏せになって腹の下にケチャップを撒くだけでおなかが緩い敵兵さんは親切に鉄格子を開けてくれます!
関連タグ
MOTHER2…アイテムとして登場。合う食べ物(回復アイテム)の効果を倍増。