トマトアドベンチャー
とまとあどべんちゃー
2002年に任天堂から発売されたGBA専用ソフト。ジャンルは「アクションコマンド型RPG」。
開発元はアルファドリームとグラフィックリサーチ。アルファドリームは後にマリオ&ルイージRPGシリーズを制作しており、本作で培われたノウハウが多分に反映されている。
開発スタッフインタビューによれば、このソフトは元々アルファドリームが『ギミックランド』という名前でゲームボーイカラー用ソフトとして開発していたものだった。
しかし2000年に任天堂のソフト展示会に出展した際、任天堂から好評価を受け、急きょ同社協力の下で再開発されて現在知られるGBAソフトが世に出ることとなった。
ストーリー
舞台はコドモの、コドモによる、コドモのための国、「ケチャプー王国」。
今日はケチャプー王国のトマト記念日。
トマトが嫌いなキッズ達はドロッパーズとして普段はコボレー村から出る事が出来ないが、この日に限り1週間だけ村の外に出られる事になっていた。
主人公「デミル」は、ガールフレンドの「パサラン」と忘れたオモチャを探しに「オモチャのいせき」にやって来た。
その時パサランはトマト好きの国王「アビーラ」の手下に連れ去られてしまう。
デミルはパサランを助け出すため、王国を冒険する。
作風
コミカルで可愛いらしい外見のキャラクターや世界観とは裏腹に、「トマトを食べられない子供達の収容所がある」「大人はモンスターに変えられた」「美容の為にキッズをスープにする」「キッズが崖から飛び降りてお星様になる」「目玉を引っこ抜く」など、一部に黒い表現もある。
特に、6番目のステージである『バルサミドーム』の『レム迷路』と『ノンレム迷路』は、MOTHER2のムーンサイドを彷彿とさせるような世界観が広がっており、多くのプレイヤーのトラウマとなっている…のかもしれない。
ここでは主要キャラクターのみ紹介する。
主人公で8歳の男の子。
トマトが嫌いなドロッパーズの1人でコボレー村に住んでいる。
明るく楽天的だが涙脆い所がある。
1人目の仲間で7歳の女の子。
ちょっぴりミーハーで気が強くワガママだがメカニックに強い。
アビーラの大ファンで彼に会いたいが為にデミルに付いて行く事に。
2人目の仲間で10歳の男の子。
丸々と太った体であるものの身なりはキチッとしており言葉遣いは丁寧。
有名な服のデザイナーでその腕前はブッチャベスも認める程。
9歳のモグラの男の子。
神出鬼没でデミル達の行く先に現れては色々な情報を提供してくれる。
実は3人目の仲間キャラ。
デミルのガールフレンドである7歳の女の子。
デミルとオモチャのいせきにやって来たがアビーラにさらわれてしまう。
ケチャプー王国の国王にしてスーパーキッズを率いる本作の悪役。
トマトが大好物で全国民にトマトを好む事を強制する。
ある目的の為にパサランをさらった。
このゲームのナビゲーターを務めるトマトの姿をした3人組。
- 2015年8月26日、Wii Uバーチャルコンソールにて配信が開始された。現在はサービス終了。
- 『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』にデミルとトマトリオがスピリッツ(一種のアクセサリー)として登場している。この時、開発元はすでに倒産していた中での再演であるため、本作のリメイクや新作もそこまで絶望的ではないとの期待が寄せられている。
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