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概要編集

「コトダマ」と呼ばれるカードを使用してバトルを行うのが特徴。

全部で60種類あるカードから20枚のデッキを作り、戦闘に使用する。

カードは「火」「水」「星」等の漢字1文字で成り立っており、モンスター、アイテム、魔法として使用することが出来る。

モンスターとして使用した場合場に配置され、以後行動順が来るたびに攻撃する。

アイテムとして使用した場合、選択したモンスターに装備され以後、モンスターは攻撃時にアイテムを使用して攻撃する。

魔法として使用した場合、決まった効果(状態異常、回復など)が発動する。

戦闘で使用したカードは4枚まで履歴が残り、「火力発電」など2~4枚を特定の順番で使うと履歴からコンボを発動することが出来る。先の例の場合、火力/発電/火力発電の3パターンの発動が可能。ただし、中には「虫魚」など熟語ですらない珍妙な組み合わせも存在。

コンボにもモンスター、アイテム、魔法があり、コンボでしか呼び出せないモンスターも多数存在する。


2012年5月30日にニンテンドー3DSバーチャルコンソールにて、600円(2014年4月1日からは617円)で配信が開始された。こちらもアルファドリームが発売元となっている。

だが、2019年10月1日にアルファドリームが倒産したため、同年10月31日17時をもって配信終了。現時点で『ゲームボーイNintendoSwitchOnline』では配信されていないため、今から遊ぶ手段は実機のみに限られており、少しハードルが高い。


ストーリー編集

「コトダマ」という不思議な力に満ちる「天外の国(テンガイのくに)」。

そこで目を覚ました「気」のコトダマが、国を破壊するほどの力で暴れていた。しかし、「天」「日」「地」「月」「人」の5つのコトダマが力を合わせ、「気」のコトダマを封印することに成功。

4つのコトダマ達は国中に飛び去り、「天」のコトダマは人間の巫女と共にテンガイの国を守り続けるようになった。


世界観・用語編集

  • テンガイの国

舞台となる国。かつて「気」のコトダマ・イサナによって滅びかけたが、5つのコトダマにより救われた。その経緯から、「天」のコトダマを受け継ぐ巫女が王として治める習わしがある。

王城のある中央島と、それを取り巻く大陸をひっくるめてこう呼ぶ。


  • コトダマ

言葉に宿ると言われる力。テンガイの国はこの力に満ちている。

コトダマが実体化したモンスターが国中に生息しており、人を襲ってくることもあれば気ままに暮らしていることもある。


  • コトダマつかい

コトダマを使って戦う者達の総称。コトダマに宿る力をカードとして具現化・使役して戦う。


  • テンガイのモリビト(守り人)

巫女を守護する役目を負った特別なコトダマつかい。「人」のコトダマの力を受け継いでおり、生死を共にする。修行や試験を経て認められるが、世代によっては力及ばない者もいたらしい。


  • 封印石

5つのコトダマ達が身に着けている宝石。「気」のコトダマに力を送り眠らせ続ける役割を持つ。



登場人物編集

メインキャスト編集

  • 主人公

プレイヤーキャラクター。当代の巫女の弟で、「人」のコトダマを受け継ぐ当代のモリビト。

デフォルトネームはないが、その手のプレイアブルキャラには珍しくセリフもきっちりある。


  • レン

主人公の幼馴染の少年。カゼナギまちで修行中のまじない師で、ころころ団子作りが得意。

実は作中最強のコトダマつかい。


  • ヒジリ

主人公の姉。当代のテンガイの巫女で「天」のコトダマを受け継いでいる。

統治者としての責任感や使命感は強く、テンガイのために身を削ることもいとわない。そのためか、国でも写真集が出るほどには人気者。

一方で主人公に対しては若干ブラコンの気があり、当たり方が非常に柔らかい。


  • ジン

今作で起きた事件の元凶。黒衣を纏う少年のコトダマつかい。

力への欲求に取りつかれており、封印のコトダマを奪い取り最終的にはイサナをも手に入れようとしていた。

だが、ヒジリを襲撃し「天」のコトダマを強奪したのが仇となり、主人公に敗れた直後にその力に飲み込まれ消滅した。


コトダマたち編集

  • カナエ

封印のコトダマの一つで、モリビトと共に生きる「人」のコトダマ。白と金のオオカミのような姿をしている。

首輪が封印石になっており、モリビトと常に共に行動している。序盤でジンに奪取され、終盤で復帰する。モリビトの相棒としての責任感は非常に強い。

なお、コトダマは通常不老不死の存在だが、人のコトダマはモリビトに力の半分を分けたため寿命がある。


  • ショウ

封印のコトダマの一つで、「日」のコトダマの化身。またの名を「たいようのショウ」。

赤い装束に身を包んだ少年の姿をしており、封印石は耳飾り。リュウのせなかの奥地にある遺跡「日時計の庭」に座している。

明るく調子のいい性格で、チライをからかっては怒らせている。


  • チライ

封印のコトダマの一つで、「地」のコトダマの化身。またの名を「だいちのチライ」。

青い道着に身を包んだ青年の姿をしており、封印石は腕輪。厳格な性格だが本性は無類のビブリオマニア。自身が座している遺跡「荒金の丘」の地下を図書館に改造しているほどで、古い書物からコトダマの日記、果ては精霊までずらり。


  • スイ

封印のコトダマの一つで、「月」のコトダマの化身。またの名を「つきのスイ」。

青白いポンチョと帽子を被った少女の姿をしており、封印石は耳飾り。大陸南部にある極寒の森「まどろみの森」の奥にある聖域に座している。

優しく穏やかな性格だが、封印を担う者としての自覚は強い。

ショウとは対の存在であり、2人の力が合わさった「明」のコトダマが存在している。


  • ヒジリ

封印のコトダマの一つで、「天」のコトダマの化身。またの名を「てんくうのヒジリ」。

当代の巫女と同じ姿と名を持つため、主人公の姉と同じ名前だが、青い兜と甲冑を身に着けているのが外見的な違い。数あるコトダマの中でも抜きんでて強力な存在で、巫女以外にはモリビトしか使えず、無理に使おうとすれば力に飲み込まれて消滅する。

イサナとは対の存在であり、本質的には同じく純粋な力の塊。巫女が正しく使っているために守護の存在として成立している。


  • イサナ

本作のラスボスで、テンガイの城の地下深くにある「時の寝床」に封じられていた「気」のコトダマの化身。またの名を「こんとんのイサナ」。

純粋極まる力の塊であり、あまりにも強すぎる存在ゆえにものを壊すことしかできない。被害を見かねた5つのコトダマによって長く暗闇に封印されていたが、ジンの暗躍により封印が外れ覚醒。テンガイを危機に陥れたが主人公と5つのコトダマ達に敗れ、コトダマ化して主人公の下に渡った。

「天」のコトダマとは対の存在。


  • モンジン・ライ

ショウを守る「雷神」のコトダマ。雷と高熱を操る。


  • モンジン・フウ

スイを守る「風神」のコトダマ。風と毒を操る。元はライと同一の存在であり、本来の姿は「風神雷神」のコンボで呼び出せる。





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