概要
フィクションなどでよく見られる現象である。
一見すると普通の地面のように見えるが圧力(動物が乗ったり)などが掛かった際に崩壊することになる。
川岸など砂が水分を含む場所で見られやすい現象でもある。
一方でフィクションでは砂、ということから砂漠でよく見られる現象になり、「常に砂が一定方向に流れている」というケースも珍しくない。
流砂に呑み込まれて死亡する、という表現もフィクションではよく見られるが、現実的には砂の比重が人間の比重と比べても重く、流砂に呑み込まれるよりも人間が浮く、という事になるため呑み込まれて死ぬ、ということは現実にはまず起こらない。
しかしながら流砂から人を抜け出させる、というのは非常に力が要るため、呑み込まれて死ぬというよりは巻き込まれた結果二進も三進もいかず、餓死などをする危険性が高い。
『流砂』が登場する主な作品
『風の谷のナウシカ』(映画版)
劇中では腐海の中に存在している。
ガンシップで腐海の森に墜落し蟲に襲われていたアスベルを間一髪メーヴェで救い出したナウシカだったが、蟲の猛攻をかわしているうちにメーヴェの翼が蟲の尻尾と接触してしまい、その衝撃でナウシカの瘴気マスクが外れメーヴェはバランスを崩し墜落してしまう。
墜落した先は砂地で大きな怪我もなかったが不運にもそこが流砂であり、アスベルが気がついた頃にはナウシカは気絶したまま既に身体の半分が砂に埋まっている状態だった。
アスベルはそばに落ちていたナウシカのマスクを手に取り何とか彼女を助け出そうと流砂の中をもがき進むが、努力むなしく2人とも流砂に呑まれてしまい、やがて腐海の底の地下空間へとたどり着く。
『スーパーマリオ』シリーズ
主に砂漠ステージのギミックとして登場する。プレイヤーが呑み込まれるとゲームオーバーとなる(媒体によっては地下エリアに繋がる場合もある)。
関連イラスト
関連タグ
底なし沼:同義として扱われることが多い。