「海賊が夢を見る時代が終わるって……!!? えェ!!? オイ!!!! ゼハハハハハハハ!!!」
「やめときな、正義だ悪だと口にするのは!! この世の何処を探しても答えは無ェだろ くだらねェ!!!」
「全てを無に還す“闇の引力” 全てを破壊する“地震の力” 手に入れたぞ これでもうおれに敵は無ェ!!! …………おれこそが“最強”だ!!!」
「誰にもおれを止められねェのさ!!! 全てを壊し!!! 呑み込んでやる!!!」
※この記事は単行本未収録・アニメ未放送の重大なネタバレ情報を含みます。 |
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解説
黒ひげ海賊団提督(船長)。
マリンフォード頂上戦争では元船長の“白ひげ”ことエドワード・ニューゲートを強襲しそのまま殺害、何らかの手段で彼の「グラグラの実」の能力も奪い、世界で唯一の2つの悪魔の実の能力者となった。
頂上戦争後はポートガス・D・エースの身柄を海軍に引き渡したことで得た王下七武海の称号を躊躇うことなく捨て、瞬く間に勢力を拡大。
ニューゲートやエースの弔い合戦である「落とし前戦争」も圧倒的な力量差で勝利し、旧白ひげ海賊団を壊滅させる。
さらにはかつての白ひげのナワバリを次々に略奪するなどその力を世界に知らしめ、新世界編では白ひげに成り代わる形で四皇の一人と呼ばれるようになった。
また、モンキー・D・ルフィやユースタス・キッドたちを指す最悪の世代にも名を連ねている。
プロフィール
本名 | マーシャル・D・ティーチ |
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異名 | 黒ひげ |
年齢 | 38歳→40歳 |
身長 | 344cm |
懸賞金 | 0ベリー→22億4760万ベリー→39億9600万ベリー |
肩書き | 四皇、最悪の世代、元王下七武海 |
所属 | 白ひげ海賊団2番隊隊員→黒ひげ海賊団船長→提督 |
所属船 | モビー・ディック号→サーベル オブ ジーベック号 |
悪魔の実 | ヤミヤミの実(自然系)、グラグラの実(超人系) |
覇気 | 武装色、見聞色 |
出身地 | 偉大なる航路 シェード港 |
誕生日 | 8月3日(ヤ←8、ミ←3、ヤミの実) |
星座 | しし座 |
血液型 | F型 |
好きな食べ物 | チェリーパイ、ケバブ |
嫌いな食べ物 | グレイビーソース |
趣味 | ギャンブル、歴史研究 |
好きな島と季節 | 夏島の春 |
イメージ国 | ソマリア |
イメージ職業 | 考古学者 |
イメージ花 | ヒガンバナ |
イメージ動物 | カバ |
笑い方 | ゼハハハハ |
拠点 | 偉大なる航路 新世界 海賊島ハチノス |
初登場 | 単行本25巻 第234話『ご記憶下さいます様に』 |
WT100 | 46位(22474票) |
CV | 大塚明夫、落合福嗣(幼少期) |
容姿
身長344cmという巨漢で、ビール樽のような太い胴体に細くて長い手足が特徴。
通り名として当初から自称している「黒ひげ」は、初登場時(および白ひげ海賊団時代の回想シーン)こそ口周りと顎にうっすらと無精髭を蓄える程度であった。
バナロ島、頂上戦争と再登場を重ねる内に徐々に顎髭が伸び、2年後の新世界編においては元ネタよろしく三叉に別れた髭の房をそれぞれリボンで結べる程にまでなっている。
作中人物では割と毛深い部類で、腕毛や胸毛、腹毛もある。
目つきは丸くペローナやカクを思わせ、三本まつげがあるのはペローナと同じだが、ペローナとは逆にまつげは上向き。
カーリーパーマの黒長髪、鷲鼻、太い顎が特徴で、まさにならず者らしい出で立ち。
常に剥き出しにした歯は所々が欠けているが、作者のミスなのか時々欠けた部位が変わる。
衣装は、幼少期の頃は全身ボロボロな姿で、継ぎ接ぎの有るオレンジ色のキャスケット帽と青いシャツにタイトパンツと腰帯という服装。
まだ無名の海賊だった登場時は黒いバンダナキャップに白いワイシャツ、派手柄のタイトパンツに飾帯というラフな出で立ちだったが、こちらも登場毎にグレードアップしており、バナロ島の頃からは黒いロングコートを羽織り、七武海加入時期には海賊帽を着用、さらには宝石付きのネックレスや指輪といったアクセサリーを各所にあしらい、腰には数丁の短銃と酒瓶、ワイシャツも赤色に変化するなど一気に高級感が増した。
四皇の座まで登り詰めた新世界編(2年後)ではサングラスを掛け、大量の指輪や巨大なピアスを着け、自身の海賊団のシンボルや羽飾りをあしらった大きな帽子に、派手な装飾を施された黒色のコートの上にオレンジ色のファーコートを着用し、両脇に美女を侍らせながら酒を呷るなど、まさに贅の限りを尽くした振る舞いをみせている。
個性的な見た目の多いワンピース世界の船長だが、その中でもかなりスタンダードな海賊船長としての姿を貫いている。
人物
本質
一言で言い表すならば「夢を追い求める外道」。
作者曰く「最も海賊らしく」がテーマの黒ひげ海賊団のトップに相応しい、狡猾さと豪快さ、そして慎重さを兼ね備えた人物。
モンキー・D・ルフィにとっては、兄であるポートガス・D・エースの死の直接的なきっかけを作った人物であるため無視できない存在となっており、またティーチ自身も決して信念を曲げないルフィに一目置いている。
ただ割と小心な所があり他の四皇(バギーを除く)に見られる大物さはあまり見られない一面も。
狡猾さ
己の野望のためなら手段も選ばない冷徹な性格で何らかの目的で国を滅ぼしたりもすると非情な言動も取り、上記の行動からしてそれなりに強欲であるとも思われる。
同時に周到さと狡猾を兼ね備えた謀略家の側面もあり、白ひげ海賊団に所属していた頃は海軍・世界政府に注目されないよう大きな手柄を挙げることをしておらず、長期間所属していたが懸賞金もかけられていなかった。
白ひげ海賊団クルーたちからも警戒されないよう自分の野心を隠し続け、陽気な男としてふるまっていた。
彼が少年時代から何十年も白ひげ海賊団で雌伏していたのは、実力のある海賊団に長く属し続けていればいつかヤミヤミの実を入手できる日が来るかも知れないと考えたからであったが、その目論見が成功する根拠など全くなく、これは単なる超低確率の賭けである。
だが、ティーチという海賊はそんな賭けに人生を捧げることができる覚悟を持つ男でもあった。
あてもない賭けに勝ってヤミヤミの実を手に入れた後は本性を表して白ひげ海賊団を裏切り、頂上戦争まで一気に駆け上がることになる。そこまでの半生は本人曰く「多少のズレはあったものの計画通り」ということ。
白ひげ海賊団に所属していた頃の彼に対してはジンベエや白ひげもどこか不気味さ・得体の知れなさを感じてはいたが、彼の底知れない野心と本性まではさすがに見抜けなかった。
ジャヤではルフィを初対面で激励した一方で、ルフィの懸賞金額を知ると容赦なく仕留めようとしている。
ティーチがまだ白ひげの見習いだった事を当時から知っていたシルバーズ・レイリーは、「私はお前のことがキライでね」とはっきり嫌悪感を露にしている。
ロマン
一方で、夢やロマンを追い求めており、「“ひとつなぎの大秘宝”もそうさ!! 必ず存在する!!!!」とルフィに断言している他、ルフィに対し、「人の夢は!!! 終わらねェ!!!!」、「この世に不可能という事は何一つねェからな」と、たとえ敵でも同じ夢を追う相手に対して激励にも似た言葉を送っていたり、シリュウに対しては「死ぬも生きるも天任せよ 恐れた奴が負けなのさ!!ゼハハハ!! 次の一瞬を生きようじゃねェか!!」とも語るなど、後ろを振り返らず一日一日を運任せに、かつ全力をかけ生きる豪快さを併せ持つ。
その影響なのか器も大きくベラミーが倒されたことで機嫌が悪かったサーキースから八つ当たりを受けても、彼を返り討ちにしたとはいえ本気で怒って必要以上に痛めつけたりはしなかった。
とは言え、流石に目的やロマン以外で自分の命を投げ出すつもりはなく、白ひげに殺されかけた際は命乞いをするなど、良くも悪くも俗っぽさも持っている。
本人は「生きてナンボのこの世界…」と語っており、言い換えればたとえ見苦しくとも生き残ってさえいれば、いつかは(最終的な)夢を叶えるチャンスが巡ってくるかもしれないという考え方であり、自分が生き残る(=夢を叶える可能性を残す)ためならば最悪重要な部下や目的であっても切り捨てる覚悟がある。
そのような点では「夢のためならば死ぬ覚悟もある」「決して仲間や友達は見捨てず、それでいて自分の夢や目標も諦めない」ルフィとはある意味で真逆。
なお、そのような考え方からか、撤退の判断は常に的確且つ迅速。どのような状況下でも黒ひげ海賊団という組織が致命傷を負う前にその場から姿を眩ませてしまうため、海軍をはじめとする敵対組織からすればその生き汚さも厄介と言える。
本気の戦闘力もかなりの実力であることが窺え、かつて油断していなかった“赤髪のシャンクス”の左目に引掻き傷をつけたほど。
弱点
一方で自分の実力を過信して相手の最初の攻撃を無防備に受ける傾向もあり、エドワード・ニューゲートに「過信…軽率…お前の弱点だ…」と指摘されている。
小説版『novel Ace』によれば白ひげの船にいた頃も強かったが、過信して油断するので傷が絶えなかったという。
実際、インペルダウン監獄署長(2年前)マゼランに正面から堂々と無防備で近付いてしまい、その能力による猛毒で全く攻撃もできずに戦闘不能に追い込まれてしまったこともあった。
この時はシリュウが解毒したおかげで助かったが、仮にそれがなければおそらく死んでいただろう。
四皇になった現在でも油断する癖は健在で、新世界でトラファルガー・ローと交戦した際は彼の覚醒した技をまともに喰らってしまい、オーガーからも「考えもなく突っ込むから…」と呆れられていた。
趣味・嗜好
死ぬも生きるも天任せの彼の一つの趣味は「らしい」と言うべきかギャンブル。
しかしもう一つは歴史研究であり、作中にて何かを知っているような振る舞いや意味深な言葉を吐くことも多い。
シニカルな面や達観した面は、そうした歴史研究から達したのかもしれない。
好物はチェリーパイやケバブ。
味覚は、ルフィとは正反対の模様。
ジャヤのモックタウンのパブで売られていたチェリーパイは初登場時に(ルフィとの張り合りも一因だが)50個以上もお土産として購入しようとしたり、本当に50個買って道端で酒と一緒に楽しんでいたりした。
なお、この時のチェリーパイはルフィが明確に「マズイ」という評価を下したある意味珍しい一品で、(理由こそ「何となく」だが)ルフィが明確に嫌いな食べ物として挙げる数少ない食べ物(ルフィは「チェリーパイという食べ物が嫌い」なのではなく、「"この"チェリーパイが嫌い」とのこと)。また、直後に一気飲みしたドリンクはルフィが爽快な笑みを浮かべて「うめぇ」と評するのに対し、隣で同時に飲み干したティーチは苦悶の表情で「マズイ」と発言している。
ちなみに嫌いな食べ物はグレイビーソース。
ある意味でこちらも肉料理全般を好むルフィとは正反対である。
尤も、上述のようにケバブも好物としているほか、1081話の回想シーンで骨付き肉を食べている場面もあるため、肉料理全般が嫌いというわけでもないらしい(意外に野菜メインのケバブを好んでいるという可能性もあるが)。
黒ひげ海賊団に対して
部下想いな一面もあり、敵わぬ敵に攻撃しようとする部下を制止したり、部下のために危険人物と交渉するという火中の栗を拾ったりしている。
その度量の大きさは、白ひげ海賊団脱退後に一癖も二癖もある強者達を束ねて黒ひげ海賊団を結成したり、海底の大監獄インペルダウンであまりに危険すぎるために歴史上から抹消された大海賊達を多数従える事に成功するなどのカリスマ性にも出ている(なお、同じ事はバギーもやっている)。
現在はデービーバックファイト発祥の地にしてロックス海賊団が結成された海賊の楽園、海賊島「ハチノス」を拠点とし、巨大勢力となった黒ひげ海賊団の“提督”を名乗る。
旧来の仲間である9人の船員と途中加入したクザンは“10人の巨漢船長”として一隻ずつ船を任され、黒ひげの野望のために各地で暗躍する。
自分の海賊団を率いるだけでなく、他の海賊団を傘下にして勢力を広げているが、革命軍のベロ・ベティは「残念だが奴は傘下など気にしない」と言っており、事実黒ひげも傘下の海賊団に対しては「統制はしないが援助もしない」姿勢を貫いている模様。
傘下が潰されようとその敵を危険視こそすれ面子が潰されたとは考えないのかもしれない。
当の本人は元王下七武海のゲッコー・モリアを傘下に加えようとするのではなく、自分の一味に直接入るように誘っている。
クザンもラフィットの発言を聞いて怒った彼に対してその場でしっかり謝罪し、その上で勧誘して仲間に加えた。
一方で、彼に憧れて傘下入りを希望しているカリブーに対しては、彼が保持している情報が自身の期待を越えなければ消すと発言している。
あくまでティーチが目をかけるのは実力者であり、実力のない傘下や、押し掛けて傘下入りを志望している者はどうなろうと気にかけないという事なのだろう。
なお、ティーチにとっての海賊団とは互いに利害が一致してさえいればいい間柄であり、決してただの仲良し軍団ではないという。その一点(と相応の実力)さえあれば、完全に敵対的な態度を取る人物であろうと、腹に一物抱えていそうな人物であろうと、ティーチにとっては仲間として勧誘するだけの価値がある存在と見做せるらしい。
戦闘能力
悪魔の実
ティーチは作中において二つの悪魔の実の能力を宿す唯一の存在である。
ヤミヤミの実
「全てを無に還す“闇の引力”」
名称 | ヤミヤミの実 |
---|---|
分類 | 自然系 |
自然物 | 闇 |
能力 |
|
欠点 | 他の自然系とは違い、自分の体を流動化させたりできず、攻撃を受け流せないどころか、常人以上にダメージを負うことになる |
※ 「覇気」の効果と似ているところがあるのだが、こちらは触れている間は相手の悪魔の実の能力を使用不可能にできる一方で、「覇気」の方は相手の悪魔の実の能力を"使用不可能する効果はない"ので、混同しないように注意。
無限の引力を発生させ、あらゆるものを己へと引き込むことが出来る「闇人間」。
自身の体から闇を発生させることができ、その闇にふれたあらゆるものを、光をも逃さず引きずり込む引力を発生させる。
本人の力量次第では闇を広範囲に展開することができ、街一つあっさり飲み込むことも可能。
更に、引きずり込まれたものは、闇の中で引力により圧縮され押し潰される。
闇にひきずり込んだものは放出することもできるが、解放されたものは押しつぶされたことで、物なら瓦礫に、人なら戦闘不能な重傷を負う。
アニメ版では、自分の体についた火を闇で吸収して消火したり、インペルダウンで扉に施されたマゼランの毒の蓋を闇に吸収して扉を開いて突破する芸当も見せた。
しかし、闇を展開している間、闇の引力はあらゆるものを自分に引き寄せてしまう特性のためか、この能力は他の自然系のように自分の体を流動化させたりできず、攻撃は受け流せない。
それどころか相手の攻撃全てをも引き込んでしまうため、常人以上にダメージを負うこととなる。
その為、一応自然系に分類されるものの、能力的には超人系に等しく、扱うのは闇の力というより重力に近い。
だが、このデメリットに対して余りあるメリットが「自分が悪魔の実の能力者に触れている間、相手の能力を使用不可能にする能力」。
武装色の覇気と違い、自身の能力を鍛え上げてきた悪魔の実の能力者達の能力そのものを無力化するという、ジョーカーじみた能力を持っているのである。
しかも能力者は強力な引力により回避が許されない。
たとえばルフィを素手で捕まえた場合、彼は悪魔の実の力で体がゴム化した影響で打撃攻撃に高い耐性を持つが、ヤミヤミの実の能力者に捕まった場合、打撃攻撃が普通に有効打として通ってしまうばかりか、ゴムゴムの実の技も一切使えなくなり、ギア2などの強化形態も強制解除させてしまう。
作中ではこの力を使い、エースをあっさり引き寄せてつかみ、メラメラの実を無効化して、大ダメージを与えてみせた。
一方、弱点として闇を展開していると引き寄せられた相手が剣術や拳闘、銃撃等でカウンター攻撃してきた時に距離をとって躱すことができない。
それどころか闇により攻撃を加速させ、更にヤミヤミの実で痛みも引き込んで倍増させてしまうピーキーさである。
ヤミヤミの実の避けられない弱点だが、ゲーム版では、引き寄せ中の敵に後述のグラグラの実の能力による力を叩き込むことでこの弱点を補いつつ強力な攻撃技に昇華している。
グラグラの実
「全てを破壊する“地震の力!!!”」
名称 | グラグラの実 |
---|---|
分類 | 超人系 |
属性 | 揺れ(振動・震動) |
能力 |
|
欠点 | 一部の「地震の再現」は、2年前の段階では、制御が上手くできていない |
備考 | 彼の場合も、先代能力者である白ひげ同様に地震を引き起こしたり、大地を揺らしたりするほどの能力のポテンシャルを引き出しているので、震え動くなどの大きな揺れを表す「震動人間」と呼ぶのが相応しい |
※「空振」とは、火山噴火などによって、空気の振動が圧力波となって大気中を伝播する現象のことで、大規模なものでは海に伝播していくと津波を発生させる原因にもなることがある。因みに「からぶり」とは読まないので注意。
頂上戦争で白ひげを殺害し、何らかの手段を用いてグラグラの実の能力を手に入れた彼は、白ひげ同様にあるゆるものを揺れ動かし、強く揺れ動かしたものを破壊に転じさせ、その仕組みを大気に応用することで、地震を引き起こすことができる「震動(地震)人間」としての力も使用できるようになった。能力の属性は、作中の描写から「地震」と思われがちなのだが、それは周囲にいる多くの者が外見上での判断で発言しているだけに過ぎないので、仕組みやSBSの情報から考慮しても信憑性はない。また、能力を把握するときの「地震」は専門的な意味の方を使用するので、地震による揺れは「地震動」という認識になり、さらに「地震」はあくまでも「震動」の部類に入る現象なので、結局は「揺れ」の能力として認識した方が自然である。
つまりグラグラの実は、地震を引き起こすのに必要な外力でしかない以上、「地震」は属性として正確ではないので、描写による勘違いには注意が必要だ。
このように地震についてよく勉強していない普通の読者は、作中の「地震」というイメージが自然と刷り込まれて、あっという間に錯覚してしまうのだが、地震に詳しい読者や地震の専門家が作中やSBSの情報をすべて見れば、「地震は誘発された現象の一つに過ぎず、“地震の能力”という言い方は正確ではない」ということくらい即座に理解できるので、「グラグラの実の能力=揺れ(振動・震動)」とすぐに分かる。
グラグラの実のが概要は、専門的な内容も含まれているので、おさらいとしてここでも性質や仕組みの全体像を少し解説する。詳細は『グラグラの実』の記事を参照(専門的なことが含まれている以上、地震の前提知識が必要なので、素人には恐らく難しくて把握できない部分があるかもしれない)。
グラグラの実は白ひげや彼のような強者が発揮すると、「振動」が伝播した対象は、猛烈な「揺れ」となるので、結果的に「破壊」の力に転じてしまう。その理由は「揺れ」の性質にあり、能力者が発揮した「振動」がある一定以上の強さになると、「発揮した“振動”の周期」が「対象物自体が持つ固有周期」が一致して大きく揺さぶられる現象「共振」が発生する。このとき対象としている物体・生物・大気などには、大きく揺さぶられることで凄まじい負荷がかかり、結果的に対象は「破損」してしまう(「破壊」は能力の強さ・共振の他に、加速度なども関係するが、ここでは割愛)。これを聞いても素人には恐らく分からないと思うので、もう少し分かりやすくいうと、発揮したグラグラの力「振動」が強く、その力が「対象物が持つ大きな振動を起こしやすい周波数」と同じだと、対象物は大きく振動して、結果的に耐え切れずに破壊されてしまうよという意味である。
以下は大気などに強い振動を与えて「破壊」になった場合に起きる発生プロセスである。
グラグラの実の仕組みは、地震発生プロセスと同様の仕組みなので、他の能力と比較しても複雑となっている。大雑把な一連の発生プロセスは「【A】振動⇒【B】小規模な破壊(※大気割れはここの段階)⇒【C】震動⇒【D】大規模な破壊(※地震はここの段階)」という流れ。
彼も「振動(=グラグラの力)」を使用した強大なパワーとして発揮すると、一気に発生プロセス【D】の段階まで発揮できるので、強大な力となっている。よく分からなければ、「グラグラの実は強くなればなるほど、“揺れ⇒破壊”という仕組みが、発揮した“揺れ”の力が尽きるまで繰り返される連鎖型の力を持っている能力」という認識で十分だろう。
新世界編では能力者となってから更に場数を踏んだことでより繊細なコントロールを可能にしたようで、海賊島に踏み込んだゲッコー・モリアを威嚇する目的で使用した他、トラファルガー・ローとの交戦時にも積極的に使用している。彼の「振動」の力は、トラファルガー・ローのオペオペの実の覚醒能力により「手術室」を付与した剣を止められるほど強力。
「振動」を付与した拳で大気を殴りつけて、ヒビを入れることで、空振(くうしん)を発生させて伝播させることで、大地を震動させて巨大な地割れを発生させることができる(=プレート内地震の再現)。こちらは難なく使いこなしていた。
「振動」を付与した手で大気を掴み、両方の力で応力を増加させ、地面の方向にずれ動かすことで大規模な大気のずれを起こすこともある程度できる様子で、大津波を発生させることができるようになった(=大規模な「プレート境界型地震」の再現)。地震の種類については、大気で行っているので、作中の描写からは非常に分かりにくいが、「現象の規模が上記の地震の再現よりも大きい」「ずれ動かし方が収束型境界でおきる低角逆断層型のプレート間地震を再現しているように見える」という2つの点で推定した。この場合彼が「海洋プレート」、大気は「大陸プレート」のような役割を果たし、大気を掴むという行為は「海洋プレートと太陸プレートの固着状態」、地面の方向に大気をずれ動かす行為は「プレート境界型地震の発生」を意味する。大気へのひずみの蓄積状態は、対象が大気なので外見での判断は不可能なのだが、プレート間地震と同様の仕組みと考えると、「能力者」と「振動」の両方のパワーが増大するとともに、大気にかかる応力も増大していくので、当然大きくなっていくと思われる。
黒ひげの実力を示すが如く、能力を得たばかりでもその力を利用して陸・海・空の全てを激震させ、近隣の島のシャボンディ諸島沿岸に大津波警報が発令される程の絶大な破壊力を生み出しているが、元々規模の大きな地震を再現しているということもあって、扱いは強者でも難しく、白ひげと比較するとずれ動かし方がぎこちない感じになっており、これでも発展途上である。実際に「だがまだまだコントロールが上手くいかねェな………!!!」と語っている。
因みにこちらは「彼自身が意図的に大陸プレートそのものを掴んで巨大なずれを起こすイメージ」なので、発揮したグラグラの力だけでは行えない。
基礎戦闘力
ティーチ当人の基礎戦闘力も高く、かつてすでに10億ベリー以上の賞金首であり決して油断していなかったというシャンクスの顔に今なお疼く三本傷をつけたのは彼。
作中では武器として鉤爪・拳銃を使用。特に前者は12歳の頃から使っており、シャンクスの左目に傷跡を残したのもコレである。
上記のような武器を使用するシーンもあるが、基本的には徒手空拳であり、悪魔の実の能力無しでも相当な基礎戦闘力を持つ。
現にバナロ島の決闘では、四皇幹部かつ基礎戦闘能力も高水準に鍛え抜かれているエースを拳の一撃で吐血させた上で数メートル先まで吹き飛ばし、手刀を叩き込んだ際には彼に「首の骨がイカレちまう」とまで言わしめる腕力を見せた。
タフネスに関しても異常な領域に達していることが窺え、頂上戦争ではセンゴクが放つ衝撃波を直に喰らってもダウンせずに動き回っているどころか、白ひげに顎を鷲掴みにされた状態でグラグラの実による破壊の力に転じていてもおかしくないような猛烈な振動を直接くらう、つまり常人なら確実に頭蓋骨損傷や脳震盪を起こす程の大ダメージを負っても失神せず、即座に仲間達へ指示を出せるほどの頑強さを持つ。
マリンフォード頂上戦争では、海軍の伝説センゴクとモンキー・D・ガープを相手に渡り合ってみせた。
四皇となった現在は、かつてロジャー海賊団で副船長を務めていた程の実力者であるレイリーすら「年老いた自分ではティーチに勝てない」と認めるほど力を増している。
しかし、本人は自分の能力を過信する傾向にあり、油断して相手の攻撃を食らうことが多いことが弱点。
第一部ではインペルダウンのマゼランや頂上戦争での瀕死の白ひげ。第二部では勝者島での覚醒技を使ったトラファルガー・ローが例に挙がる。
逆に言えば、エースやハンコックやローが彼に敗北したり、即座に能力を封じられ無力化されていることからも、油断しなくなったティーチを相手に勝つことは非常に難しいと言える。
仮にティーチを相手に確実に勝利するには、油断している隙に一瞬で勝負を決める速度と、一撃で無力化する事が出来る程の高威力による攻撃を直接叩き込まなければ厳しいと思われる(作中の攻撃で挙げるなら上述のマゼランのドクドクの実等が好例だろう)。
総じて、ティーチと戦う場合は悪魔の力に頼れない(実の能力を使うにしても不自由さや駆け引きが付き纏う)、純粋な実力のみでの勝負を余儀なくされることになるといえるだろう。
異形の体
見た目と関係あるかは謎だが特異な体を持っており、 マルコ曰く「体の構造が“異形”」。
悪魔の実の能力を二つ得る事ができたのも、この“異形”によるものでないかと推測されていた。
エース曰く 「人の倍の人生を歩んでる」 らしく、見習い時代のバギーによると、 「生まれてこの方一度も眠った事が無ェんだとよ」 とのこと。
これに対してシャンクスは 「人生“倍”楽しいのかな!!」 と語っていた。
また、ティーチに初めて出会ったルフィとゾロは「あいつじゃねェ…あいつらだ」と意味深な発言をしている。
エースとの決闘では明らかに心臓や肺を損傷しているにもかかわらず致命打になった様子はまるでなく、肩で息をしてはいたが平然としており、この辺りにも「異形」が関わっていると思われる。
覇気
上記の概要の通り、現四皇の実力者であるため、基本的な2色の覇気(武装色・見聞色)を当然ながら高水準で扱うことができる。
実際に覇気の印象が薄かった超新星編では、見聞色と思われる覇気でルフィの強さをある程度感じ取ったのか、 「あの覇気で3千万は無ェと思ったが ここまでとは……………!!」 と語っている。
インペルダウンでは 「………想像以上に強ェな…以前より覇気も上がってる」 とルフィの成長性をさらに高く評価していた。
また武装色に関しては、斬撃で山を真っ二つに切り裂ける新型パシフィスタセラフィムの一撃を受け止めたことから、高い水準にあるのが分かる。
原作の描写から「覇王色の覇気」も得ている可能性がある。
技
本編
- 闇穴道(ブラック・ホール)
「“闇”の引力は 物体を無限の力で凝縮させ… 押し潰す………!!!」
ヤミヤミの実の能力。
辺りに闇を広げ、その中へあらゆるものを引きずり込む。
引き込まれたものは無限の引力によって極限まで凝縮され、原型を留めない程に押し潰される。
生物の場合、重傷の状態で排出される。
闇が広がる範囲全てが攻撃対象となるため、街一つを呑み込むことも可能である。
- 解放(リベレイション)
「消えた町なら今見せてやる…!! その成れの果ての姿をな…」
ヤミヤミの実の能力。
体から噴水のように闇を吹き出し、そこから「闇穴道」で呑み込んだ物体を勢いよく放出する。
バナロ島に建っていた家屋を全て木片と化し、町民を呆然とさせるほどの凶悪な威力であり、膨大な量の瓦礫を相手に放出しながら自身の身をも守れる攻防一体の技。
- 闇水(くろうず)
「……おれの“闇”が引きずり込む もう一つのものは “悪魔の力”だ!!!」
ヤミヤミの実の能力。
掌に闇を展開し、強力な引力で「能力者の実体」を引き寄せる。
光すら脱出できない無限の引力により逃れる術は無く、触れられた瞬間にヤミヤミの能力によって対象者は悪魔の実の能力を無力化されてしまい、当然この状態で殴られればたとえ自然系の能力者であろうとも回避も防御も出来ずに大きなダメージを受ける。
ただし、「敵を引き寄せる」という特性上、引き寄せ中にその勢いを利用されてカウンター攻撃を仕掛けられると避けられないのが弱点。
技名の由来はブラックホールを意味する「黒渦(くろうず)」と「能力を封じる」事を示す「クローズ(close)」からか。
能力を無効化する技に「水」の字があてられているのは恐らく狙ったものだろう。
- 震破(グラッシュ)
グラグラの実の能力。
地震の再現技の一つで、再現している地震は恐らく「プレート内地震」。
大気にヒビを入れることで、陸・海・空を激しく揺らす猛烈な大気の圧力波「空振」を発生させる。このときに周囲も大きく震動し、実物の地震も容易に誘発する。
仕組みは地震発生メカニズムと同じで、上記のグラグラの実の能力で解説した通り。強大な「振動」を付与した拳で大気(=プレート)を殴りつけることで、大気に強いストレスを生じさせ、最終的にヒビが入って破壊に転じる(=断層破壊)。その衝撃で空振(=地震波)を発生させ、その影響を受けた物体は揺れ動き(=地震動)、共振などによって強く揺れ動いた物体は最終的に破壊に転じる。
グラグラの実の能力技が頂上戦争で明らかになった2009年から13年の時が経ち、ようやく本作における正式な技名が明らかとなった。
前能力者の白ひげは作中でグラグラの実の技名を一度も述べていない。
技名の由来は震動の擬音で有る「グラグラ」と破壊を意味する「クラッシュ(crush)」からか。
ゲーム版
- 常闇
闇のオーラをまとい敵の攻撃を無効化する。
更に一定時間、接近してきた敵を闇に引きずり込む。
技名はゲーム版「海賊無双」シリーズより。
- 闇玉
敵を吸い寄せる闇の玉を作り出す。
技名はゲーム版「海賊無双」シリーズより。
- 闇黒星(ダークマター)
巨大な闇の渦を発生させ、広範囲の敵を闇に引きずり込む。
技名はゲーム版「海賊無双」シリーズより。
- 天地鳴動
白ひげと同じ技。
グラグラの実の能力によってつかんだ大気をそのまま地面に叩きつけ、その衝撃で文字通り「天地をひっくり返す」。技名はゲーム作品「海賊無双」シリーズより。
発動すれば人間は勿論、町も軍艦も全てひっくり返り、宙へ投げ出されてしまう。
無論、抵抗などほぼ不可能。
- 冥星崩壊
高密度の闇の球体で敵を呑み込み、グラグラの力で砕いて大爆発を起こす。
経歴
過去
元は偉大なる航路のとある島の孤児で、28年前(当時12歳の時)に「行く当てが無い」と頼み込み白ひげ海賊団に加入する。
ある悪魔の実が手に入る可能性が最も高いと自身が踏んだ白ひげ海賊団の2番隊に20年以上に渡って所属していた。
己の野心を隠し、古株でありながら2番隊隊長に就くことも無く日々を過ごしていたが、自身が求めていた“史上最悪の悪魔の実”ヤミヤミの実を偶然4番隊隊長で親友であったサッチが入手。
本人曰く「ハズミ(弾み)」でサッチを殺害して実を強奪し白ひげ海賊団から脱走、その後黒ひげ海賊団を結成した。
ちなみに、もしヤミヤミの実が手に入らなかった場合は“そのまま一生日陰者として生きる”つもりだったという。
偉大なる航路でドラム王国を5人で滅亡させるなど幾つかの島々で暴れ回った他、「ある目的」のために自分の実力を示して王下七武海入りを画策する。
また、詳しい時期や状況は不明だが、ルフィと出会う前の赤髪のシャンクスと戦闘経験があり、油断していなかった彼の左目に鉤爪で引っ掻き傷を残している。
第1部 サバイバルの海・超新星編
ジャヤ編
ジャヤの酒場でルフィと偶然出会い、チェリーパイやジュースへの好みが真逆だったことでしょうもない口論や意地の張り合いをする。
しかし価値観は違えど自身と同じく夢に対する姿勢を垣間見た上で、「空島を目指す」というルフィ達の夢を妄想と嘲笑い挑発するベラミー相手に、ルフィが“手を出さない”という胆力・覇気を見せたことを外から見届ける。
酒場を出たルフィ達に対し、 「人の夢は!!!終わらねェ!!!!そうだろ!!?」 「行けるといいな “空島”へよ」と激励した。
しょうもない口論の中ではルフィの懸賞金(この時ルフィはアーロン討伐後~クロコダイル討伐前の金額「3千万」と自己申告していた)について「そんなワケあるかァウソつけェ!!!」と発言しているが、これは他のジャヤの海賊のような「そんな(高い)ワケあるか(過小評価)」ではなく、あとで1億ベリーのルフィの手配書を見た際のティーチの発言から分かるように「そんな(低い)ワケあるか=もっと高いはずだ」という意味。
ルフィの実力について懸賞金相応のものではないと見抜いていた(当時5500万の賞金首ベラミーはこれを見抜けずボコボコにされた)。
ルフィを激励したが、その晩、ルフィが1億ベリー(2年前)の賞金首と知ると海賊らしく態度を一変。
彼を早速討ち取ることで王下七武海入りを考え、空島へ向かうルフィ達を追い掛けて海へ出たものの、“突き上げる海流”に阻まれて取り逃がした。
バナロ島の決闘
「おれが成り上がる手段は もう全て計画してある!!!“白ひげ”の時代は もう終わりだ!!!!海賊王にはおれがなる!!!!!」
「ゼハハハ!!!おれァ!!!!“闇”だ!!!!!」
エニエス・ロビーの崩壊後、ルフィ達麦わらの一味を狙いバナロ島で出港準備をしていたところで黒ひげを追う2番隊隊長・ポートガス・D・エースと再会を果たす。
マリンフォード頂上戦争の引鉄となった「バナロ島の決闘」で、島を壊滅させる熾烈な戦いの末に勝利。
生け捕りにしたエースを手土産に王下七武海に元懸賞金0ベリーながら加盟する。
インペルダウン編
海軍本部がポートガス・D・エースのマリンフォードでの公開処刑を決定、白ひげ海賊団との全面対決を控え、世界政府に緊張や動揺が走る中、招集に応じて聖地マリージョアに姿を見せた。
しかし、「目的」であった七武海としての特権を利用して一味を率い、海底大監獄インペルダウンを襲撃。
囚人の脱走を防ごうと立ちはだかったハンニャバルをも一蹴し 「やめときな、正義だ悪だと口にするのは!! …この世の何処を探しても 答えは無ェだろくだらねェ!!!」 との言葉を投げかけた。
そこでルフィと鉢合わせになり、エースの件で挑発して一触即発状態になるが海侠のジンベエの仲裁により中断された。
その後、エースを助けるというルフィに「ゼハハハ…ああ無駄だとは言わねェ この世に不可能という事は何一つねェからな」 「──空島はあったろう?」 「“ひとつなぎの大秘宝”もそうさ!! 必ず存在する!!!!」 と言うなど再び夢を追う者としての側面を見せる。
マゼランには一度は“毒竜”を喰らって瀕死の状態に陥るも看守長雨のシリュウが持ってきた解毒剤で事無きを得る。
そして真の目的であるインペルダウンLv.6に到達すると獄中で囚人達に牢屋内での殺し合いをさせ、生き残った選りすぐりの伝説級凶悪犯罪者4名とシリュウを仲間にすることに成功。
劇場版『STAMPEDE』では同じく勝ち残ったとある男について彼は自分の仲間にならないと理解し関わるのを避けて去っていった。
そしてマゼランとは雪辱戦を行い打ち破った模様。
マリンフォード頂上戦争
戦争が終戦に近づいている頃にマリンフォードに襲来してその場で七武海脱退を宣言。
その後、仲間殺しのケジメをつけようと宣戦布告してきた“白ひげ”との一騎討ちに挑むも、能力を無効化させられる事に過信し軽率な戦いをした隙を突かれ薙刀で左肩を切り裂かれた挙げ句に地震の衝撃を叩き込まれ、圧倒される。
白ひげが仲間に手を出させなかったのに対して自身は仲間に助勢を求め、一味全員で総攻撃を掛け既に瀕死状態の白ひげを絶命に追い込んだ。
そして謎の手段で白ひげの“グラグラの実”の能力を奪い取り、二つの悪魔の実の能力を持つ唯一無二の存在となった。そして自分の時代の到来を宣言し、世界を闇の恐怖で震撼させる。
「…よォく世界に伝えときなァ…!! 平和を愛するつまらねェ庶民共!!海兵!!!世界政府!!! そして…海賊達よ!!!この世界の未来は決まった…」
「全てを無に還す“闇の引力” 全てを破壊する“地震の力” 手に入れたぞ これでもうおれに敵は無ェ!!! …………おれこそが“最強”だ!!!」
「ゼハハハハハ…!!そう…ここから先は!!」
その後はマリンフォード殲滅に向けて動き、それを阻止しようとする海軍本部元帥センゴク・海軍本部中将モンキー・D・ガープと交戦、その後ルフィの救援及び戦争を終結させるため戦場に現れたシャンクスに牽制されると「お前らと戦うにゃあ ──まだ時期が早ェ…!!!」として去っていった。
なお、白ひげからは死の間際に「お前じゃねェんだ……ロジャーが待ってる男は…少なくともティーチ お前じゃねェ…」と言われているが……。
頂上戦争後
頂上戦争から数日後、新世界に進出しある燃える島でジュエリー・ボニー率いるボニー海賊団を撃破。
彼女の身柄と交換で海軍から軍艦を得ようと交渉していた(メンバーが増えた事で今の丸太船ではサイズが手狭な上、巨人族のサンファン・ウルフの体重が原因で重量オーバーとなり壊れかけているため)が、軍艦に赤犬が乗っていることで海軍には交渉をする気が無い旨の報告を聞き、ボニーを置き去りにし「畜生!!!そういうのはまだ望んでねェんだよ!!!」という言葉を残して早々に退散した。
※以降の記述は時系列が確定していないため、本編で触れられた順に記載しています。
頂上戦争から1年後、マルコ率いる白ひげ海賊団残党を相手に両者多くの援軍を含みながら全面対決。後に「落とし前戦争」と呼ばれるこの戦いで勝利し、白ひげ海賊団を事実上壊滅させ、その縄張りを制覇した結果、彼は四皇の一角にまで上り詰めた。
トラファルガー・ローが首謀者となり、コビーが海軍の英雄と呼ばれるようになった「ロッキーポート事件」にも関与し、ロックス海賊団のメンバーとして名前が挙げられた王直を倒し、海賊島ハチノスの支配権を獲得。島を海賊団の拠点に据えると共に自身は元締めの座に就いた。
ある日、新世界のとある島で海軍から抜けたクザンと遭遇。仲間をヒエヒエの実の能力で凍らされたために一触即発状態になるが、少し時間が経つと互いに酒を飲んで盛り上がった。そして正義から追い出されたクザンに仲間になるよう誘いをかけ、最初は信用出来ないという理由で断られたものの、海賊とは利害が一致していればいいと説き、彼を仲間に加えた。
第2部 最後の海・新世界編
魚人島~ゾウ編
より強い悪魔の実を手に入れるべく“能力者狩り”を行なっている。その一環として、メラメラの実を手に入れるためにドレスローザにジーザス・バージェスを送り込み、そこで一瞬ながらも電伝虫を通してルフィと会話を交わした。
ゾウ編では詳細は不明だが、革命軍の本拠地「バルティゴ」を襲撃し、サイファーポールとの衝突後逃走した。
世界会議編
ホールケーキアイランド編後にシルエットではあるが登場した。
ルフィが15億の賞金首になり「5番目の皇帝」と呼ばれるようになった世界経済新聞を読んでおり、「皇帝」と名乗るのは「まだお前にゃ早ェだろ」と、揶揄しながらも彼のこれからの成長を見越しているかの様な事を述べている。
ワノ国編
第一幕〜第二幕 幕間
「もう始まってんだよ!!! “王”の座をかけた強者共の潰し合いが!!! ゼハハハ!!!」
顎ひげも先を結ぶほど長くなり、黒いコートに大量の羽根が乗った海賊帽、サングラスにピアス、指輪といった大量の装飾品を派手に身につけ、豪華に着飾るようになった。また、懸賞金が当時のルフィを上回る22億4760万ベリーであることが明かされた。
革命軍元幹部の“くま”奪還計画で荒れる世界会議や、麦わらの怪物カイドウへの殴り込みで荒れるワノ国といったニュースに興奮し、さらにアブサロム奪還のためハチノスに乗り込んだゲッコー・モリアを自分の船に乗るように誘った。
また、この時アブサロムを殺し、その能力をシリュウに持たせている。
なお、モリアには勧誘を蹴られたらしく、敵であり能力者である彼を逃がすことはせずにそのまま島に監禁したことが後に明かされた。
第二幕〜第三幕 幕間
世界会議で起きた何らかの事件に再び歓喜の表情を見せ 「海軍に取られるぐれェなら おれが貰っちまおう!!!」という意味深な発言を残し、何処かに船を出すことを宣言した。
終幕後
幕間での「貰っちまおう」発言が王下七武海にして"海賊女帝"ボア・ハンコックの能力メロメロの実に対するものだったことが判明。
七武海制度の撤廃に伴って海軍が彼女の本拠地である女ヶ島を包囲したタイミングで乱入し、ハンコックの抵抗と海軍の新兵器によって仲間を戦闘不能の状態に追い込まれるが、一度はハンコックを捕らえることに成功する。
しかし、直後に冥王"シルバーズ・レイリーが介入したことで目的は達成できずに終わってしまう。
それでも手ぶらでは帰らないティーチは、海兵800名を捕虜にし、更に軍艦1隻も自身に渡す様要求する。
そこへコビーが「海兵800名と軍艦1隻を返すのと引き換えに、自ら身代わりとして捕虜になる」事を志願し、新たに海賊島ハチノスを世界政府加盟国の「黒ひげ王国」にし、自身がその国王になる野望を抱いていたティーチも、政府との交渉材料として充分利用できそうな“英雄”と踏み、コビーを拉致して撤退することに成功した。
ハチノスに帰還後、クザンからコビーがSWORDという海軍の指揮系統から独立した「辞表提出済みの海兵」であるため、捕虜としての価値が低く交渉は難しいことを伝えられる。
だがそれでも、
「お前が“英雄”と呼ばれてる以上…それを見捨てる海軍を貫けるかな?おれは世論に問いかける!そうすりゃ政府は無傷じゃ済まねェ……」
海兵としての身分が実質ないも同然だろうと、世間から見て“英雄”というネームバリューは大きい。ならばその「英雄」を見捨てて世間の反感を買うか、救うためにティーチの交渉に乗るかを選ばせることはできる、と考えて引き続きコビーを監禁することを決断した。
ちなみに、自由に行動していい代わりに、敵の捕虜や人質にされても一切責任を持たないSWORDに対しては考えが自身の海賊団と共通しているためか、「嫌いじゃねェ」と評している。
なお、女ヶ島襲撃の時点で懸賞金が何故か39億9600万ベリーに跳ね上がっていたが、後にローは能力者狩りによる戦力拡大が海軍や世界政府に危険視されたと推察している。
エッグヘッド編
「カイドウ、ビッグ・マムが堕ちるとはな!世間はひっくり返ってるぜ!!?小気味いいな!!!ゼハハハハハハ!!!」
「お前らはいくつ揃えた!?全部貰うぞ!ロード歴史の本文!!!」
ロー「条件は同じだ 勝った方の総取りだな!!!」
麦わらの一味がエッグヘッドに辿り着いた頃、ワノ国北東の島「勝者(ウィナー)島」にて、ハートの海賊団を襲撃。新たに能力者となった部下たちと共にロード歴史の本文を奪うために交戦を開始する。
開戦直後はローの覚醒した能力とハートの海賊団の連携を前に苦戦するが、ヤミヤミの実の能力を行使したのを機に戦況は変化していったようで、最終的にポーラータング号を破壊し、ローも瀕死の状態に追い込んで勝利する。しかし、チョッパーから月の獅子化する試作薬を貰っていたベポが月の獅子化して最後の抵抗をしたために、ローとベポを逃してしまった。
その後、デボンから「カリブーが自身を喜ばせる情報を持っているから傘下に入れて欲しい」と懇願してきたと通信が入り、自身の元へ連れて来るよう指示した。
その後、ハチノスへと帰還し、海軍によるハチノス襲撃とコビーとモリアに逃げられた件を知ったことでむざむざと2人に逃げられたことに対して激怒し、ピサロを糾弾した。
しかし、ガープを捕らえたことを知るとひとまず落ち着きを取り戻した。
余談
- モデル
白ひげと同じく、本名や異名の由来は実在した黒髭の名で知られ、カリブ海の海賊の中でも最も恐れられた史上最強最悪の海賊「エドワード・ティーチ」。
犠牲になったサッチの名は、実在の黒髭の偽名の1つ。
また、黒ひげの特徴である「火の点いた髪」は、ティーチではないが同じ四皇関係者のシャーロット・クラッカーに見られた。ただあちらは特に意味は無いらしく、関わりは無いと思われる。
- イメージ
イメージの国はソマリア。世界で最も治安が悪いとされており、近年まで本物の海賊による犯罪が多発していた(現在でも多少目減りはしたが根絶はされていない)危険な国家である。
また、イメージ動物はカバ。草食性で大柄な体格、大きく口を開けているイメージなどは確かにティーチと似ている部分がある。また、一見危険性は低そうに見えて実は戦うとなればめちゃくちゃ強くて容赦がないという点も共通している。
そしてイメージの花はヒガンバナ。強力な毒を持つ植物で、一説には水田や墓地に植えるとその毒により害虫や害獣を寄せ付けないとされている。花言葉は色によって少々異なるが、特に赤いヒガンバナは「情熱」「独立」「悲しき過去」など、黒ひげの理想やロマン、そして白ひげ海賊団に入る前の孤児としての境遇らしいものが見られる。
こうして一通り見てみると、見た目やイメージよりも実情としての危険性が(致命的に)高いものが多い。
- 口調
実は黒ひげの言葉遣いには少し不可解な点があり、二人称は「お前」「おめェ」「てめェ」と3通りもある。
- 海賊旗
海賊団・船長を表すことが多い黒ひげ海賊団の海賊旗は一風変わっており、「三つの骸骨が並び、四本もの骨が交差している」というもの。
これがティーチの“異形”の体に関係しているのかは不明。
- 覇気・海楼石とヤミヤミの実
「武装色の覇気・海楼石があるならばヤミヤミの実の能力はデメリットだらけの無用の長物」とする意見もあるが、実は全く違う。
黒ひげ本人は作中初めて覇気に言及した人物でもあり、かつ新世界での戦いも経験しているため、当然、覇気の詳細を知った上でヤミヤミの実を入手している。
覇気はあくまで「能力者の実体に触れられるようになる・ダメージを与えられる」代物であり、能力を封じられるものではない。この誤解や違いについては覇気の記事内の「武装色の覇気」の項目でも詳しく解説しているので、そちらも参照。
また、“青雉”vs“白ひげ”、“不死鳥マルコ”&“花剣のビスタ”vs“赤犬”、カタクリvsギア4ルフィでも見られるように、十全たる「見聞色の覇気」の使い手の自然系または流動体となる能力者ならば、相手の武装色を纏った攻撃でも透過したかのごとく回避することが可能。
また自然系でなくとも、優れた覇気使いであれば相手の攻撃の先を読み、効率的に回避を行える。
一方、ヤミヤミの実の『相手の覇気の強さに関係なく触れている間は能力を無効化できる』能力は、海楼石の手錠でもなければできない芸当であり、更に海楼石と違い能力者を引き寄せられるため、相手の実力に関係なく、道具無しでも相手を容易に捕獲が可能。
いかに卓越した「見聞色の覇気」を使えようとも、能力者を的確かつ強引に引力で引き寄せる黒ひげから逃れる術はない。
この2つは強力な能力者相手の戦闘では最大のメリットであり、特に近接戦が得意な相手にはまさに最良の相性である。
また、覇気使いのボア・サンダーソニアがルフィを地面に叩きつけても、ルフィはゴムゴムの力でダメージを受けなかったのでルフィは打撃のダメージを受けるが自分がゴムじゃなくなかったわけじゃないと確認したのに対し、インペルダウンにてティーチがルフィに触れながら地面に叩き付けた際にルフィは(能力無効化されたので)頭から血を流している。
- 異形の体について
上述した通り、作中で唯一悪魔の実の能力を肉体に二つ宿している事実や、エースの「人より倍生きている」、ルフィとゾロの「あいつら」発言から「1つの肉体に2人分もしくはそれ以上の魂が宿っていて、身体もそれに合わせて変容しているのではないか?」とする予想がファンの間ではされている。
単なる二重人格者ならば既にハクバの前例がいるが、黒ひげは彼と異なり別人格の表出めいた描写は一切見られていない為、それらとは根本的に異なる別の何かがあると思われる。
また、単純に黒ひげは強面な髭面とそれに見合った重量級の胴体に反して、四肢が似つかわしくない程に細い容貌はまるでハンプティ・ダンプティを思わせ、額面通り異形の体をしているのも事実である。
極めつけに、シキが活躍するSTRONG WORLDの前触れとしての0話にもティーチがカメオ出演しているが、記念に配られた単行本0巻、アニメ版ともに、白ひげと酒盛りしているシキの後ろあたりにマルコらと構えて見張っていた時のティーチは、スリラーバーク編~シャボンディ諸島編から20年前の時点ですでにデカい体格(ジャヤでルフィと会った時とほぼ同じ)である。この数年前に光月おでんが移籍当時はマルコ、シャンクス、バギーと並び年相応の幼さのはずだったが、ヤソップ勧誘時のシャンクスが年相応の好青年に成長したのと比較すると明らかに不気味に成長したことになる。作者がシキをかなり気に入っていた件を踏まえると、白ひげとシキの酒盛り時にわざわざカメオ出演させたティーチを間違えて描いたとは考えづらい(しかもシキ見張り当時のマルコはシャンクスと同じく年相応の若さで描かれており、ティーチだけ間違えるはずがない)。
「身体の成長速度が異常に早い」とは明言していないが、インペルダウン編(原作544話)でもジンベエが「白ひげのオヤジさんの船にいた頃からコイツは得体の知れん男じゃった!!」と評している。ただしジンベエ視点で今後振り返るかは不明。
- 懸賞金
彼の懸賞金については、額に大きな変遷と伏線じみた奇妙な点が幾つか存在する。
まず、登場初期の彼の懸賞金は0ベリーであり、このことを指してモリアとくまは「実力は未知数」と評価した。
その後、白ひげにとって変わる形で四皇へと格上げされた際に、それに伴って懸賞金の金額が22億4760万ベリーへと引き上げられた。
初めてティーチの懸賞金が明らかになった際には、海賊王であるロジャーと四皇のメンバーの懸賞金も明らかとなり、この際に他の四皇メンバーとの懸賞金と違い、共通点がないことから読者の間で一気に話題になった。
ロジャーと新旧四皇メンバーの懸賞金にはちょっとした言葉遊びが用いられており、ロジャーは55億6480(ロジャー)万ベリー、白ひげは50億4600(白)万ベリー、カイドウは46億1110(百獣)万ベリー、ビッグ・マムは43億8800(母)万ベリー、シャンクスは40億4890(シャンクス)万ベリーと、キャラクターの名前や異名に引っ掛けられた金額がかけられていた。
しかし、この当時ティーチにかけられた懸賞金の金額は言葉遊びに引っ掛けられた金額ではなく、その割には万単位の金額が4760万というかなり半端な額であったことから、多くのファンの考察が飛び交った。
その後、現在の懸賞金が39億9600(黒)万ベリーと、現在の四皇筆頭であるシャンクスに次ぐ金額にして、異名である黒ひげに引っ掛けた金額であることから、この論争はひとまず収まることになった。
一方で、いくら世界的に危険視される要注意人物とは言え、その懸賞金が劇中ではモリアのハチノス襲来からどう見積もっても1か月にも満たないはずの短期間で、17億以上も爆上がりした事実について新たな考察の余地が生まれており、ハチノスからアマゾン・リリーに到達するまでに何かしらとんでもない事件を引き起こした(あるいは過去の悪事が露見した)可能性も浮上した。
この後、幹部の大半が凶悪な悪魔の実の能力を身に付けている実態が判明しており、対峙したローが異常に上がる懸賞金の理由として挙げている
- 声優
ティーチの声優である大塚氏はテレビスペシャル「海のヘソの大冒険」のキャプテン・ジョークと映画六作目の『オマツリ男爵と秘密の島』のラスボスであるオマツリ男爵を担当している。また、大塚氏はティーチを「恐るべき能力を持ってるがメンタリティはねずみ男に近いかもしれない」と評している(Twitterより)。
なお、大塚氏は『妖怪ウォッチシャドウサイド』でねずみ男を演じた経緯がある。
- 大塚氏の実父 故・大塚周夫氏もONEPIECEに出演しており、彼はゴール・D・ロジャー(初代)を務めていた。
- 黒ひげの母と妹
『ONE PIECE magazine vol.8』には、黒ひげの母親と妹のラフ画が掲載されていた。
母親は魔女のような帽子をかぶっており、妹は非常に美人で「礼儀正しい」と記されている。
もちろんボツ案かも知れないが「この設定画は果たして何を示すのだろう?」の一文があり、これが今後の物語に影響する可能性を示唆している。
- 建国の意図
上記の通り自身を王とする国家樹立を目論む黒ひげ。
今までの海賊が『ひとつなぎの秘宝』を求める中、1人だけ斜め上の方向へ進んでいるが、ここで疑問に思うのは「黒ひげ王国を世界政府加盟国にしたい」拘りである。
黒ひげ海賊団の幹部陣営による組織運営や、ハチノスに集う海賊の人員総数を見る限り、既に国家としての体裁は最低限ながらもあり、極論だが非加盟国として勝手に国家樹立の宣言すれば良い状態でもある。黒ひげ海賊団の幹部も元保安官に元看守長、国王経験者など国家の運営や内政体制に関わりのある人材もいる為、ポテンシャル自体は相応にある。
にもかかわらず、黒ひげが『世界政府加盟国』のブランドに拘るのは、やはり唯一無二の王を知り、彼に接触しなければならない事情からだろうか……?
ただし、ゴッドバレーで起きた『先住民一掃大会』を考慮すると、単純に「五老星や神の騎士団との闘争を避けたい」とする俗っぽい理由もあり得そうだ。
- クロスギルド発足の真の元凶
海兵に懸賞金を掛ける犯罪組織「クロスギルド」を創設した元・王下七武海3人のうち、2人がインペルダウンを脱獄した海賊で、ルフィがエース救出の為に侵入した混乱に乗じて脱獄している。
この件よりも更に元を辿ればティーチがサッチを殺害し、それを追ったエースを返り討ちにして海軍に引き渡したのがルフィの侵入の動機である。
当然、Tボーンが殺害された原因とも酷評できる
- 特別な血筋?
エッグヘッドでサターン聖と出くわしたデボンとオーガー、サターン聖に「なぜティーチに従う?」と問われたデボンは「ティーチは特別なのよ」と返したところサターン聖は「血筋もな」と返した。何か知っているのだろうか?
関連イラスト
ティーチのイラストは数多く存在するが、一番多いのは頂上戦争時のイラストであり、逆に最も少ないイラストは幼少期、白ひげ海賊団入団時のものである。現在数が少ない2年後のイラストは今後増えていくと思われる。
幼少
白ひげ海賊団所属〜離脱後
2年前(王下七武海加入前)
2年前(王下七武海加入後)
2年後
関連タグ
ONEPIECE 海賊 黒ひげ 黒ひげ海賊団 ヤミヤミの実 闇 悪のカリスマ 愛すべき外道 絶対悪 絶対的な敵
現在
過去
船員
ジーザス・バージェス ラフィット ドクQ ストロンガー ヴァン・オーガー
シリュウ サンファン・ウルフ バスコ・ショット アバロ・ピサロ カタリーナ・デボン
エドワード・ニューゲート ポートガス・D・エース マルコ サッチ
モンキー・D・ルフィ ジュエリー・ボニー トラファルガー・ロー
サー・クロコダイルの後釜として少しの間就任していた。