「おれにはなっ ルフィ!! ちょうどお前くらいの年頃の息子がいるんだ!!」
「悲しい別れだったが仕方がなかったっ 理由は1つ!!」
「海賊旗がおれを呼んでいたからだっ!!!」
「やっと気付いたか...バカ息子ォ!!!」
概要
非常に高度な狙撃の腕を持つ狙撃手で、“追撃者(チェイサー)”の異名を持つ。
「東の海」シロップ村の出身で、麦わらの一味の狙撃手ウソップの父親でもある。ウソップがまだ幼い頃、ヤソップの噂を聞いて村に現れたシャンクスに誘われて海賊の仲間となった。以降は副船長のベン・ベックマンやラッキー・ルウと並び、一味の主要人物として名を連ねるようになる。
現在も赤髪海賊団の幹部として所属しており、とうとう億超えの賞金首となった息子の活躍を喜んでいた。
プロフィール
本名 | ヤソップ |
---|---|
異名 | 追撃者 (チェイサー) |
年齢 | 45歳→47歳 |
身長 | 183cm |
懸賞金 | 不明 |
所属 | 赤髪海賊団狙撃手 |
所属船 | レッド・フォース号 |
覇気 | 見聞色 |
出身地 | 東の海 ゲッコー諸島 シロップ村 |
誕生日 | 8月2日(ヤソップ=8,2) |
星座 | しし座 |
血液型 | S型 |
好物 | 旬の魚 |
初登場 | 単行本1巻 第1話『ROMANCE DAWN-冒険の夜明け-』 |
CV | 小林通孝 |
人物
容姿
無精髭を蓄え、ウソップをそのまま老け込ませたような風貌をしているが鼻は長くない(ウソップの鼻はヤソップの妻バンキーナからの遺伝のため)。
髪は、原作では黒ベタだが、アニメ版では金髪や茶髪、黒髪だったりと一貫性がない。
12年前はウソップにも似たカーリーヘアーで、額に「YASOPP」と綴られたバンドを巻いていた。
現在はドレッドヘアーにイメージチェンジし、背中には長銃と、フード付きの星柄マントを羽織っている。また、当初は上述のバンドに代わり、額に「YASO」という文字列の刺青を彫っていたが、頂上戦争での再登場時には無くなっている。
性格
基本的には陽気な性格で、宴の席ではルウや他の仲間と共にじゃれ合う姿を見せている。
旅に出てからも、妻や息子のことは気にかけており、息子と同い年のルフィに対して故郷に残してきたウソップのことを常々語っており、あまりに頻繁に話すせいでルフィから「もう聞いた」「あきた」とまで言われてしまった。…しかし結果的にこの交流が、後にルフィが海賊としてシロップ村に上陸した際、ウソップと打ち解けるキッカケにもなった。
だが本人は妻子を置き去りにし、妻の死を看取ってもやれなかった事に負い目を感じているらしく、一同でワノ国の近海まで来た時、幹部達がルフィとの再会に心躍らせる中、ヤソップはウソップと再会する心の準備が出来ておらず躊躇っていた。
戦闘能力
連載中の今現在まで明確な戦闘描写がないため、その実力の程は不明瞭だが、“四皇”の一角として数えられるシャンクスの幹部にして、自身も“追撃者”という異名を持つなどから、相当な実力者とも目されている。
ルフィの少年期の回想では、遠く離れた台の上のリンゴ1つを拳銃で軽々と撃ち抜く程正確な射撃の腕を披露しており、同時に「彼が的を外したところを見たことがない」と語られている。当人も、嘘か真か「蟻の眉間にも銃弾を撃ち込める」と豪語するほど、射的には強い自信を持っている。実際、海外ドラマ版ONEPIECEではラッキー・ルウを羽交い絞めにしたヒグマの部下を銃撃による跳弾で撃破している。
また、息子であるウソップと同等以上の見聞色の覇気の使い手である。
来歴
東の海編
東の海「シロップ村」にて、妻のバンキーナと、生まれて間もない一人息子のウソップとの3人で暮らしていたが、ある日、小舟に乗って村に現れた一人の海賊シャンクスと出会い、ヤソップのことを探していたという彼に誘われ、共に海賊となって海に旅立つ。妻と息子は村に残されることになるが、二人は彼を「勇敢な海の戦士」として誇りに思いながら送り出したという。
13年前、ゴア王国「フーシャ村」に滞在することになった赤髪海賊団は、村で暮らす少年モンキー・D・ルフィと交流を深める。ヤソップもまた、彼の前で得意の射撃の腕を披露したり、故郷に残してきた同い年の息子の話をするなど親しくしていた。海賊に強く憧れるルフィには、他の仲間とともに海賊暮らしの楽しさを語り、一度彼を乗せて航海する話にも賛同していたが、シャンクスから「じゃあ代わりに誰か降りろ」という言葉が出るとアッサリ掌を返して退散してしまった。
次の登場は、ルフィがアーロン一味を打ち破って3000万ベリーの賞金首になってからで、とある島でのキャンプ中、前日の宴での二日酔いで一味共々うなだれていたところに現れた“鷹の目のミホーク”に睨みをきかせていた。しかし、ミホークからルフィが賞金首になったことを知らされると、シャンクスらとともに大喜びして宴を再開した。
頂上戦争編~二年後編
マリンフォード頂上戦争では、これ以上無益な戦争を起こさせまいと、ルフィを追走する赤犬に割って入ったシャンクスに続き、他の船員とともに島に上陸した。
エッグヘッド編とエルバフ編の幕間では、赤髪海賊団の旗を燃やしたバルトロメオをシャンクス達と共に尋問。バルトロメオが正直にルフィへの想いを吐露したことで最終的にシャンクスから見逃されるが、(見聞色の覇気でバルトロメオの舐めた発言が聞こえたのか)「ケジメはケジメ」と呟き、船を狙撃して大破・沈没させた。
なおこのケジメ発言に一部読者からは「妻と息子に対するケジメは?」と思わぬ流れ弾を喰らっている。
その他
TVアニメ及び小説では、当時「海軍一の狙撃手」と呼ばれた海軍少尉ダディ・マスターソン(CV:古谷徹)と早撃ちによる決闘をおこなったエピソードが語られた。お互いほぼ同時に発砲したが、辛うじてヤソップはマスターソンの弾を掠める程度で済まし、勝利を収めた。敗したマスターソンからは自身を殺すように要求されるも、彼のペンダントに写る愛娘のキャロルの姿を確認したヤソップは、同じく子を持つ親としてトドメを刺すことなくその場を立ち去った。去り際、ヤソップは「おれは、息子に何もしてやることが出来ねえ」「こんな駄目な親はおれ一人でたくさんだ」と、自身を皮肉りながら、マスターソンに娘の側で暮らすように勧めた。
なお、マスターソンはヤソップに敗れた後に海軍を辞め賞金稼ぎとなり、数年後、ヤソップの息子で海賊となったウソップと対決することになる。
『ONEPIECE FILM RED』
ウタの凶行を止めるべく赤髪海賊団の仲間と共にエレジアに上陸。サカズキの命令で観客に対して躊躇なく発砲し始めた海軍とウタに操られている観客を止めるために仲間とともに奔走していた。
トットムジカとの最終決戦では、見聞色の覇気によってウタワールド内にいた息子・ウソップと再会を果たし、視覚を共有。抜群のコンビネーションで仲間に指示を出し、撃破に必要な「ウタワールドと現実世界による同じ部分への同時攻撃」に多大なる貢献を果たした。
関連イラスト
関連タグ
ベン・ベックマン ラッキー・ルウ ホンゴウ ボンク・パンチ モンスター ビルディング・スネイク ライムジュース ロックスター ウタ
矢座の魔矢:中の人&ジャンプ作品繋がり。こちらも射撃が得意である。