この記事は単行本未収録のネタバレを含みます
概要
ONEPIECEに登場する赤髪海賊団の幹部、ヤソップの発言の一つ。
経緯
バルトロメオは赤髪海賊団の旗を燃やしたことで、シャンクス達にボコられ、謝罪するが、ルフィに毒を飲ませて殺すように迫られる。
しかしバルトロメオはその話を聞くや否や、一切の躊躇いなくその毒薬を奪い取り、自らが飲み干しこういう。
「これでいい!!ハァ」
「ルフィ先輩の『盃』も『旗』も!!おらたづ勝手に貰ったもんだ!!だがらルフィ先輩には関係ねェし黙ってて欲しい!!!」
「おらなんかの為に...!!先輩の大切な時間を一秒たりとも使って欲しぐねェから!!!」
薬は毒薬ではなく、バルトロメオの覚悟を試す為の偽薬だったことが判明。そのままシャンクスからは見逃され、バルトロメオたちは逃げ切りに成功した……かに見えた。
しかし、バルトロメオは余計な一言をいってしまう。
「「四皇」っつーがら恐ろしい男かと思ったが案外甘ェんだべな!!」
この一言がヤソップに聞こえたのか、はたまた見聞色でその考えを見透かされたのか。
いずれにせよヤソップはこういい放つ。
「ケジメはケジメ」だと。
構文
海賊としてみれば何もおかしくない一言であるが、妻バンキーナを置いて赤髪海賊団に加入したことや(パラレルとはいえ)FILM REDで見聞色が未熟で苦境に陥ってたウソップをバカ息子と揶揄したこと、本編でもウソップとの再会にビビる様子を見せているなど親としての在り方(筋の通し方)に疑問が残るためそちらについていえば構文として成立しているのではという意見がある。
もっとも海へ出るに当たってバンキーナやシャンクスたちと何があったのか(どうケジメをつけた)のかは不明であるほかバンキーナやウソップ自身はヤソップを偉大な海の戦士として尊敬して家族の一員として尊重している(現実世界でいえば単身赴任したまま帰ってこない父親という認識なのだろうか?)
他方ウソップはFiLM REDにてゴードンを励ますため父であるヤソップと比較してゴードンを上げる口の上手さも見せている(その後見聞色でヤソップと意思疎通が取れた際にウソップは嬉しそうな様子を見せて連携も成立してはいた)
最後にウソップとヤソップは本編ではまだ再会しておらず、親としてウソップにどう接することになるのか(それがケジメと呼べるものか)は判断しようがないのも事実。
ウソップと対面した際に海賊でなく家族として接することになるのか家族でなく海賊として接することになるのか、そもそも対面の機会に恵まれずに終わるなんてこともあるのか進展が気になるところである。