ピクシブ百科事典

覇気(ONEPIECE)

はき

覇気とは、少年漫画『ONEPIECE』に登場する全世界の全ての人間に潜在する「意志の力」のことで、特に戦闘技能として扱われる。
目次[非表示]

この記事は単行本・アニメ未収録のネタバレ情報を含みます。

概要

『覇気』とは全ての人間に潜在する「意志の力」のこと(『ONEPIECE BLUE DEEP』や『VIVRE CARD ~ONE PIECE図鑑~ INDEX SET』で「意志の力」と説明されている)。”体内エネルギー”のようなものを比喩的な表現をした「気配」「気合」「威圧」「殺気」「闘争心」などと同じ概念で、目に見えない感覚を操る。

偉大なる航路の主に後半部(新世界)を拠点としている多くの強豪海賊達や海兵、アマゾン・リリーの女戦士達などが会得している力でる。
武装色の覇気見聞色の覇気覇王色の覇気の3つに大別され、それぞれ修業により強力な戦闘力につながる。

これら覇気の素質は世界中の全ての人間が持っているが、力を開花させるには長期間の鍛錬が必要なので、実際に体得する人物は全世界の人間の極一部である。ただアイサオトヒメなど、生まれつき見聞色の覇気を身に付けていた、などの例外もある。

新世界への進出後に覇気を会得した海賊も多く、新世界進出などをはじめ、覇気の修得は実力者として認められるか否かの一つのラインであり、修得をしていない能力者は「自分を無敵と勘違いしてきた”自然系”の寿命は短い」とまで言われる。しかし、相手の覇気を打ち破れるほどの圧倒的な実力者の場合はこの言葉はあまり適さない。
実力第一の海軍においても、中将への昇進には覇気(武装色・見聞色)の修得が不可欠となっている。なお、大将への昇進は、両方ともより高精度に鍛え上げられていないと不可能と思われる。
ただ、武装色の覇気の使い手を膂力や生来の頑丈さで打ち破る者や、見聞色の覇気の使い手に対し避けようのない攻撃でダメージを与えるなど、会得したからといって、万能な代物ではない。同時に、修得していなければ、新世界に闊歩する強豪を相手に渡り合うのは極めて難しい。
覇気使い同士の戦いならば練度の高い方が当然ながら優位となる。
強者は基本的な2種類の覇気(武装色・見聞色)を当然のように修得しており、大将クラス以上ともなると、高水準に鍛えられている。

覇気は使用者の資質と実力次第で威力は変化する。
実際に四皇幹部クラスの実力者は災害級の覇気を暴発させることがあり、四皇クラス(またはそれ以上)の実力者になると一度でも実力を見せれば、大規模で天変地異を引き起こすため、被害も甚大なものになりやすい。

覇気は悪魔の実の能力と併用することで、より強力なものに昇華させることもできる。例としては以下の通り。

人物使用方法
エネル自身が会得しているスカイピア全土に及ぶ程の絶大な範囲を誇る「心綱(見聞色)」を鍛え上げた雷の能力と併用することで、島中の人々の会話を把握する。
シャーロット・カタクリ極限まで鍛え上げた見聞色(未来予知)と鍛え上げた能力を併用することで、上手く変形し効率よく回避して、あたかも自然系能力者かのように見せる。
ダグラス・バレット鍛え上げた自身の覇気を能力自体に纏い硬化する。
モンキー・D・ルフィ武装色の覇気の力でゴムの伸縮を自在にコントロールし、武装色の覇気とゴムを融合化させる(ギア4)。これにより、覇気によるドフラミンゴの蹴りを弾き返している。
など

作中この言葉を初めて使用したのは25巻のマーシャル・D・ティーチで、ルフィが1億ベリーの賞金首だったことに対し、あの覇気で3千万はねェと思ったが ここまでとは……………!!とルフィ本人を見ての感想を述べている。ティーチがインペルダウンでルフィと再会した際には………想像以上に強ェな… 以前より覇気も上がってるとルフィの潜在能力・成長性を高く評価していた。

ワノ国では『覇気』という言葉は海外の概念とされている。


覇気の種類

現状、覇気には3つのタイプが存在する事が判明していて、多くの体得者はこの3つ内、資質の必要な覇王色以外の2つの覇気のどちらかに特化する事になる。覇気は実戦の極限状態、過酷な修業でさらに開花し、無意識のうちに力が覚醒することがある。
覇気を使用すると消耗していくため、回復には一定時間の休息が必要となる。また、使用した覇気量によっては体に大きな負担をかけてしまうこともある。

『VIVRE CARD ~ONE PIECE図鑑~ INDEX SET』によると見聞色と武装色は地域毎に別名で呼ばれており、覇気を応用した武術は多数存在するとのこと。

現状、公式で明言されている覇気を応用した武術は上記のみで、その他の武術も覇気を応用したものなのかは明言されていない。

  • 覇気の別名
    国名覇気の種類別名
    ワノ国(武装色?、覇気全般?)流桜(りゅうおう)
    空島・スカイピア見聞色心綱(マントラ)
※「流桜」は1010話で判明したことを考慮すると武装色だけでなく、覇気全般を指した言葉である可能性もある。

武装色

見えない鎧を身に纏う感覚に近い覇気。この覇気はより強力な鎧なら攻撃にも転じ、武器に纏うことも可能である。
武装色の覇気の使い手同士が激突した場合、より強力な覇気の使い手のほうの攻撃が通り、使用量と実力に応じて威力は変化する。
ワノ国では『流桜(りゅうおう)』と呼ばれ、「流れる」という意味を持っている(「流桜」に関しては覇気全般を指した言葉である可能性があるが、現時点ではここに記述しておく)。体を伝い刀身に纏わせて「斬りたいときは鉄をも斬り斬りたくないときは紙も斬れない」刀にする力として扱われる。

悪魔の実の能力者の実体をとらえて攻撃を加える事ができるため、自然系能力者への代表的な対抗手段としても挙げられる。『ONEPIECE BLUE DEEP』によれば、能力による攻撃を遮断することもできるようになるとのこと。
なお、ヤミヤミの実海楼石とは違い、あくまでも実体をとらえることができるだけで、能力を無効化できるわけではない。この覇気が明らかになったことで、本作において鉄板であった『自然系=基本無敵』の公式は一応の終焉を迎えたが、クザンのような強力な覇気の使い手は白ひげからの武装色による刺突を無効化(或いは回避)しており、使用者次第では依然として厄介な能力である。
また、どこの世界にも曲者や食わせ者はいるもので、”物理攻撃を受け流す流動能力=自然系”という、悪魔の実に大なり小なり精通している覇気使い等が陥りがちな思考を逆手にとり、武装色による打撃を幾度か無駄打ちさせた輩(トレーボル等)もいる。

強者は必要以上に膨大な量の覇気を使用することによって、強大な力を発揮することができる。しかし、一度に膨大な量の覇気を使用し続けているため、覇気が消耗されていき、一定時間覇気が使用できなくなることがあり、場合によっては体に大きな負担をかけてしまう。猛者達はある一定の覇気でも天災級の威力にもなりやすく、四皇クラス以上は天変地異を引き起こす。中には「氷の大陸を打ち砕くとされる程の威力を持つ実力者の錐頭を拳一つで凹ませてた者」が存在する。

一方、三大将などの覇気を会得している自然系能力者は、武装色の覇気の使い手(白ひげ海賊団など)による攻撃を無効化している描写もある。この事から、武装色の覇気は同等以上の武装色の覇気により相殺できると思われる。
ただし、覇気を修得していても能力の弱点を突かれた場合、それを無効化できるわけではない。
アニメ版では武装色の覇気を纏わせた際に紫色のオーラが発生していることがある。

戦闘への応用

武装色の覇気は段階的になっており、上達するとより強大な威力を発揮することができる。
さらにただ覇気を纏うだけでなく、使い方次第ではより強力な技として繰り出すことも可能で、武装色の覇気を最大限に活用した技も存在する。

  • 武装色「硬化」(武装「硬化」・武装)
    内容
    武装色の基本的な技術。
  • 体内の覇気を必要な部分に硬化させる。
  • 硬化させると攻撃力や防御力が上昇するため、戦闘力を強化できる。
身体や物体を覆うように纏った覇気を硬化させた場合、基本的には黒光りする鋼鉄のような姿に強化する。中には青く硬化できる者もいる。武装硬化は新世界で名を挙げる大物達は当たり前のように体得しており、一部の階級の低い海兵達も扱うことができる。しかし、必ず変色するというわけではない。新世界篇に入って以降もなお、変色していない状態で、自然系能力者をとらえたり、打撃の効かないルフィにダメージを与える描写が多数存在する(偉大なる航路篇ではマリンフォード頂上戦争をはじめ、武装色硬化によって黒くなる変色はなく、初めて登場したのは新世界篇のルフィの「ゴムゴムの象銃(エレファントガン)」)。
強力な覇気の使い手は武装色硬化させた部位から稲妻(雷)を伴うことがあるが、それが覇王色によるものなのか武装色によるものなのかは不明。さらにこの変色が覇気使い以外に見えるものなのかも現時点では不明(劇場版ではこの変色が異名にそのままなったゼファーが登場していたりする)。

  • 外に纏う覇気・内部破壊
    内容
    武装色の高度な技術。上達すると覇気は外に到達するため、以下のことが可能になる。
  • 身体の中を取り巻く不必要な覇気を流すことによって、直接触れずに弾き飛ばすことができる。
  • さらにもう一段上の段階に達したことにより、オーラ状の覇気は敵や物体の内部に到達し、内側から破壊することが可能になる(内部破壊)。
体内から破壊するため、無防備であれば頑丈な体を誇る者にも、覇気の容量によってはダメージを与えることができる。しかし、覇気で防御されてしまうと、そのまま反発し拮抗し合う状態となり、修得しても相手も同等以上の覇気を有していれば相殺されてしまう。
ちなみに作中において衝撃波・波動のようなものなどを射出する描写が多数存在するが、覇気によるものなのかは不明。

覇気使いはこれらを上手く使用して、武術に応用させる。

見聞色

相手の気配をより強く感じたり、生物の発する心の声や感情を聞いたりする能力(気配や感情の動きを読む力)。空島では『心綱(マントラ)』と呼ばれている。
生まれつき持つ者やショックで覚醒する者もおり、強力な素質を持つ者は周囲の人間の思いを理解することも可能となる。
生まれつきやショックで持つ者は、常に人間の「心の叫びが聞こえる」ために、感受性が強くなり、苦しむ者の『声』に心を痛めることも多い。
修得者の場合は、ある程度自発的に覇気を発動しなければ周囲の探知は難しいようで、作中では覇気使いたち相手に、モネブルックなどが姿を隠しての偵察に成功している。しかし、修得者によっては常に冷静でいるために、無意識に発動できるため、探知できてしまう模様。また、強い覇気を放つ者は周りの覇気使いに感知されやすい。

戦闘への応用

見聞色の覇気を修得すると、「相手の気配や感情を読み取る」ことができるようになるため、その動きから様々な情報を探知できる。ただし、見聞色の覇気の使い手同士が激突した場合は見聞色の読み合いとなるため、より高精度に鍛えられている方が有利となる。

  • 基本
    内容
    戦闘に応用すると以下のことが可能になる。
  • 相手の感情や気配を見抜き攻撃を先読みすることで危険を回避することが可能になる。
  • 熟練した使い手は視覚の能力を超える速度をとらえることができ、例え音速や光速にも対応することが可能になる(空白の2年を描いた『ONEPIECE"3D2Y" エースの死を越えて! ルフィ仲間との誓い』にてレイリーが解説している)。
  • 意識すれば自分の一定範囲にある生物の存在や、その心力から視界に入らない人物・数・位置を読み取ることができる。
  • 『VIVRE CARD~ONE PIECE図鑑~ INDEX SET』によると感情や気配の動きを読み取ることで、周囲の状況を把握することもできるとのこと。
  • 『ONEPIECE BLUE DEEP』よると強化されると相手の力量(強さ)を見極めることができるとのこと(空白の2年を描いた『ONEPIECE"3D2Y" エースの死を越えて! ルフィ仲間との誓い』においてもレイリーが解説している)。
  • 感情を読み取ることで、完全に気配を消している相手にも対応が可能(アニメ本編)。

詳細は不明だが、その他にもドラゴンボールと同様に相手の覇気の強弱を感知でき、その強さから生死の判別も可能なようである。
特化した使い手・強力な使い手の見聞色の範囲は数十マイル四方に及ぶこともあり、その探知能力は島全域、或いはその周辺の海域に至るまでの広範囲に優れる。中には「軽く島中にいる生物の存在・数・位置・強さを心力から全て感知して理解することができる者」「何マイルも遠く離れた先の人の気配を正確に視認し、的確に相手の位置を把握できる者」もいる。
しかし、見聞色の覇気を修得しても意志や気配が介在しなければ、見聞色は発動しない。また、相手の行動を先読みしても、その速度に反応できるだけの身体能力が必要など、決して万能なわけではない。

なお、この覇気との関係は不明だが、かのゴール・D・ロジャーは「万物の声を聞く」ことができ、大型海王類の心の声を聞くこともできた。現時点でこの技能に近いものを使えると思わしき人物は、モンキー・D・ルフィモモの助しらほしなどが存在。
他にも、ゲーム作品で登場するパトリック・レッドフィールドは見聞色の覇気を利用して「相手の記憶を読み取る」ことによって、過去に起きた出来事を把握することを可能にしている。本編に登場している人物では、シルバーズ・レイリーがシャボンディ諸島編でこの技能に近いものを使用している。

未来予知(未来視)

内容(見聞色を鍛え過ぎた際に達する領域)
見聞色を極限に極めると、以下のことが可能になる。

見聞色を極限に極めていくと未来予知(未来視)の領域に達し、「少し先の未来が見える」とまでに相手の先の行動などを映像として「視る」ことができるため、予知することができるようになる。修得者が発動している見聞色のある一定の範囲内であれば、その先の言動や行動などを無意識に超高度の予測をすることができ、それゆえ未来予知のレベルで映像として「視る」ことができる。『相手の意志や気配しか介在せず一人に集中出来る場面』においては修得者の最大時間単位で未来を映像として視る事ができ、その人の感情・気配から読み取ることができる先の出来事や周囲から襲って来る見えないところからの不意打ちすら予知できてしまう。未来予知の脅威は計り知れない事が容易に想像できるため、相手は攻略しようとなると困難を極める。さらに未来視が可能になったことによって、味方側に指示を出して攻撃を回避させることも可能。
また、武装色の覇気でも紹介したが、三大将などの覇気を会得している自然系能力者は、武装色の覇気(白ひげ海賊団など)による攻撃を無効化している描写もある。この事から武装色の覇気による相殺以外にも、超高度の見聞色の覇気による未来予知と六式の紙絵、そして自然系の特性である流動化を併用して、攻撃を的確に予知し、流動化を利用して効率よく変形、後に紙絵により回避しているとも捉えることができる。
この芸当を行うことは“覇気”で未来を見れば可能だとカタクリが言っているため、通常の見聞色の精度しかない場合は、鍛え上げた流動化する能力者であろうとこのような芸当を行う事は不可能と言える。

ただし、あくまでも『自分が相手の意志や気配を読む』ための概念の一つであるため、修得者自ら見聞色を発動していないと当然ながら予知はできず、発動しても動揺したりして読むことができなければ、精度は著しく落ちてしまうため、相手にその隙をつかれてしまうこともある。修得者が発動している見聞色の範囲外で起きた周囲の人の出来事は予知できず、先を見て予知したところで対処しようのない場面もあるため、不意打ちにも弱い面は存在する。また、先の出来事とは言っても単純な爆弾の爆発などといった『意志や気配が介在しない』ものからは、あくまでも見聞色の延長上にある技能であるため、予知はできない。
未来予知を可能とする見聞色の覇気の使い手同士が激突した場合も互角というわけではなく、上記で記述した通り、見聞色の読み合いとなるため、より時間的に先立つ程精度が高められている方が有利となる。例え修得者が未来視を可能にしていたとしても、相手も同等以上、あるいはそれに近い時間単位で未来予知を可能にしていれば、修得者が「視た」未来を変えられてしまうことがある。
修得者の未来予知を上回る程の速度で攻撃された場合も対処不可能。攻撃を打ち破る程の圧倒的な頑丈さでもなければ、この場合も対処できない。

人物時間単位
シャーロット・カタクリ数秒先(具体的な時間単位は不明だが、「数秒先」となっているため、2~6秒の間と考えられる)
モンキー・D・ルフィ不明(少なくとも容易に味方側に指示をできる程の時間単位)
現時点で判明している使用者はシャーロット・カタクリ、モンキー・D・ルフィの2人のみ。
これらの技能が可能と疑われる人物は、エドワード・ニューゲート(全盛期)、サンジ、三大将などが存在。

番外(見聞色対策)

よほど才能のある実力者であれば、「意志そのものが介在しない動きをする」ことで、覇気を完璧に使いこなせていない状態であろうと、見聞色の覇気使い相手に対抗することができる。
空島編でルフィは無の境地にたち、体を無意識に任せて、反射神経だけで行動した事によって、エネルの「心綱」を見事に打ち破った。

ただし、何も考えていないため、自分から攻撃することができないという欠点を持っている。また、何も考えていない状態である以上、意志を無くした行動をとること自体至難であるため、体を無意識に任せた回避はどんな強者であろうと行うことは不可能に近い

覇王色

相手を威圧する力で、中でも特殊な種類の覇気。数百万人に1人しか素質を持たないが、レイリーによると世界で名を上げる大物はおおよそこの資質を備えているという。この覇気を持つ者は“王の資質”を持つとされる。

制御は出来ても他の2つの覇気と違って鍛錬による強化は不可能で、当人自身の人間的な成長でしか強化されない。ただし制御できない状態のままでいると、激情などに駆られて暴発するかのようにこの覇気が出てしまい、敵味方関係なく周囲を威圧するため非常に危険であり、どの道鍛錬は不可欠である。

戦闘への応用

  • 基本
    内容
    戦闘へ応用させると、以下の事が可能になる。
  • 周囲の戦うまでもない程の圧倒的な力量差がある者を威圧感や殺気によって一瞬で意識を刈り取り、気絶させることができる。
  • SBSによると上達すれば、威圧する相手を限定できるため、群衆の中から数名選び、威圧しないという事も可能とのこと。
  • 『ONEPIECE BLUE DEEP』によると心技体を備えた真の覇者は、気迫を高めるのみで覇気を全方位に発散させることができるとのこと。
  • 使い手の実力によっては広範囲に覇気をまき散らした圧力により周囲を吹き飛ばす、破壊するなどといったように物理的な破壊力を生むことがある。
  • 覇王色の衝突」を起こすと、周囲に稲妻のようなものが発生することがある。


ただし、よほど力量差がないと気絶させることは敵わず、従わせるのが精一杯。特に動物に関しては現在のルフィですら中々気絶させられない。その上、新世界を進めば“王の資質”を持つ者はザラにいるとされ、その中で決するのは塞き合う“覇王”達の更なる頂点とされる。
使い手の実力に応じて展開できる規模や威力は変化する。事実、ルフィは魚人島数百m四方に展開した5万人の魚人を一瞬で卒倒させるなどの荒業を見せたが、シャンクスやレイリーあたりなら10万人全員を一瞬で卒倒させることができただろうとSBSで語っている。

ドレスローザ編で初めて「覇王色の衝突」という現象が描写され、この覇気を込めた攻撃には周囲にあ稲妻のようなものが発生し、強力な覇気の激突になると周囲が吹き飛んでしまう。
四皇幹部クラスの実力者同士の衝突になると睨み合っただけで周囲を大きく吹き飛ばす事を可能にしたり、遠く離れたところからも見ることができる程の爆発を起こすような覇王色を拡散させたりすることができる(カタクリ戦・バレット戦)。但し、武装色の覇気を纏わせた者同士の攻撃が接触したときと同時に「覇王色の衝突」を起こしていることが多い。そのため、周囲に稲妻が迸る描写がなされても周囲の力量差のある者が気絶しなかったり、または明言されなければ、先発の覇気(武装色)と分離不可能であるため、一概に「覇王色の衝突」と断定することはできない。

なお、一部のゲーム作品には「覇王色の覇気・」という覇気が登場しており、シャンクスがそれを使用しているが、本編に反映されるのかは不明。

※この先は単行本98巻以降のネタバレの為、閲覧には注意して下さい。































  • 纏う覇気
    内容(強者のみが到達可能な領域)
    戦闘に応用すると以下のことが可能になる。
  • 覇王色を纏うことが可能になる。
一部の強者だけが覇王色も纏えることが判明したが、詳細については語られていない。
武装色と併用して使用することも可能な模様で、両者の実力によっては天地を吹き飛ばすなど、天災級の力を発揮することがある。

使用方法・主な技など

基本的には体内の覇気を纏って使用することが多いが、それを応用して使用している者も多くいる。結局は覇気も使い方次第で強力な技として繰り出すことができる。

ここでは複数の使用方法(基本型、攻撃補助・サポート型など)に分けて記述する。

  • 基本型(一点集中型)
    内容シンプルに覇気を必要な身体や手に持った武器に纏って攻撃・防御をする。覇気を掌や拳から外に出す。作中で使用する頻度がかなり多い。王下七武海・四皇幹部クラスの実力者は災害を引き起こすことがある。四皇クラス、或いはそれ以上の実力者は覇気を一撃交えただけでも天災を引き起こしてしまう
    覇気の種類武装色・覇王色
    主な人物モンキー・D・ルフィロロノア・ゾロシルバーズ・レイリーなど他多数。
    技名ゴムゴムの象銃、鬼・竹、一大・三千・大千・世界、足柄独行など他多数

  • 攻撃補助・サポート型
    内容全身を武装硬化させる。オーラ状の覇気を全身に纏う。しかし、全身硬化は纏う面積の大きいギア4を例にすると、覇気の消耗性が大きく、あまり長続きしないと考えられる。それに加えて殆ど最終手段として行われるが、覇気使いには簡単に突破されてしまうことが多い。
    覇気の種類武装色
    主な人物ヴェルゴピーカなど

  • 移動型
    内容覇気を移動手段や攻撃のサポートとして使用する。ルフィやカタクリらはこの覇気を併用して使用。
    覇気の種類見聞色
    主な人物モンキー・D・ルフィ、シャーロット・カタクリなど
    技名六式の剃や月歩ギア2、空中歩行など

  • 拡散型
    内容覇気を全方位に発散させる。
    覇気の種類覇王色
    主な人物モンキー・D・ルフィなど覇王色を持つ者全て

  • 流動破壊型
    内容直接物体に覇気を流し込んで内部破壊を行う。
    覇気の種類武装色
    主な人物シルバーズ・レイリー、モンキー・D・ルフィ

  • 変化型(属性追加型)
    内容「基本型」の発展版。加速を利用して炎を発生させるなど、武装色の覇気を最大限に活用して、新たな属性を作り出す。
    覇気の種類武装色
    主な人物モンキー・D・ルフィ、シャーロット・カタクリ
    技名ゴムゴムの火拳銃など

  • 放出型・射出型?(正体不明な技)
    内容体や、刀・棍棒などの武器から衝撃波(波動)らしきものを射出する。作中では多数の衝撃波(波動)を放つ描写が存在するが、覇気を放つことができるのかについては明言されていない。「基本型」と同様に作中において使用する頻度がかなり多い。強者によっては大地を裂く程の破壊力と、何マイルも遠く離れた場所まで衝撃が届く程の攻撃範囲を生むことがある
    主な人物ロロノア・ゾロ、ロブ・ルッチシャーロット・リンリンヤマトなど他多数
    技名六王銃、威国、覇国など他多数

  • 追加型・融合型
    内容覇気の使用系統が2つ以上のもの。「基本型+攻撃補助・サポート型」や「基本型(武装色)+基本型(覇王色)」が存在。
    覇気の種類武装色・覇王色
    主な人物ダグラス・バレット、モンキー・D・ルフィ、カイドウ、シャーロット・リンリンなど
    技名最強の一撃

作中の代表的な覇気体得者(登場順)

記載されている人物は、武装色と見聞色に関しては誰もが持っている基本的な覇気である以上、該当者が相当数いるため代表的な人物のみを記載している。覇王色については現在判明している全員を、見聞色については判明している「未来予知」が可能な該当者、武装色については判明している高度な武装色を扱える該当者をそれぞれ太字に記載している。
ただし、各色で記載されている人物は紹介項目の覇気しか会得していない人物ばかりではなく、武装色と見聞色の2つに関しては互いに跨って会得している人物も多い。覇王色に至っては、覇王色を使えることが相当の実力者の証であるため、武装色・見聞色もかなりのレベルに鍛えられている場合がほとんどである。

覇王色


保有者である可能性が指摘されている人物

  • ロロノア・ゾロ・・・カイドウによって覇王色の保有が指摘されたが本人は否定している。

武装色

  • シルバーズ・レイリー・・・巨大な象を触れずに軽く弾き飛ばしたり、内部破壊を行ってケイミーに付いていた爆発する首輪を握りつぶしたあとに破壊したりした。
  • 戦桃丸・・・覇気の概念を始めてルフィに知らしめた海兵。打撃無効が取り柄のゴム人間ルフィを直接触れずに覇気で吹き飛ばし、ダメージを与えた。
  • アマゾンリリーの女戦士・・・弓矢に覇気を纏わせ鋼鉄以上の貫通力を作り出す(硬化しているわけではない)。
  • 海軍本部中将以上の皆様(大将への昇進はより高精度に鍛えられていないと不可能と思われる)
  • モンキー・D・ガープ・・・ルフィの祖父で海軍本部中将。回想シーンでは覇気を纏い硬化した拳でチンジャオを打ち負かしている。なお、ゴム人間のルフィを殴れる理由は「愛ある拳」であるためで、覇気とは無関係らしい。
  • モンキー・D・ルフィ・・・ゴムゴムの実と武装色の特性を組み合わせた変身形態「ギア4」を編み出し、絶大な戦闘力を発揮する。現在の所、武装色の覇気を悪魔の実の能力の性質と融合させ、形態変化に昇華させているのは彼のみである。
  • ロロノア・ゾロ・・・ルフィの仲間の一人。二年の修行により刀に覇気を纏わせ黒刀化させることができるようになる。黒刀化した“三千世界“でピーカの全身硬化を打ち破った。
  • ヴェルゴ・・・約15年かけて海軍本部中将にまで上り詰めたドンキホーテ海賊団の最高幹部・初代コラソン。武装色による全身硬化を始めて披露した人物。
  • トラファルガー・ロー・・・11人の超新星の一人で、最悪の世代の一角。オペオペの実の力に上乗せすることでヴェルゴの全身硬化を破った。
  • ゼファー・・・元海軍本部大将。“黒腕のゼファー”という異名を持つほどの武装色硬化攻撃に長けた人物だった。
  • チンジャオ・・・八宝水軍第12代棟梁で、現在は隠居人。全盛期の頃に、頭“錐龍錐釘“で氷の大陸(宝玉氷床)を破壊した。
  • サイ・・・八宝水軍第13代棟梁。チンジャオの頭“錐龍錐釘“を“武脚跟“で圧し曲げた。
  • ブー・・・八宝水軍副棟梁。武装色の覇気を纏い硬化した斧を武器とする。
  • ピーカ・・・ドンキホーテ海賊団の最高幹部。ヴェルゴと同様に全身硬化を見せた。
  • ジンベエ・・・元王下七武海の一角で、ルフィの仲間の一人。武装硬化を用いた“梅花皮“でビッグ・マムの強力な斬撃を防いで見せた。
  • ヒョウじい・・・かつてのワノ国一のヤクザの大親分。アルパカマンを直接触れずに弾き飛ばして、一撃で倒した。
  • 河松・・・赤鞘九人男の一人。”櫓流桜”という技を使い、敵を吹っ飛ばした。
  • ダグラス・バレット・・・覚醒した能力自体にも武装色の覇気を纏い硬化させることができ、複数の色の武装色の覇気を纏うこともできる。

など

見聞色

  • アイサ・・・先天的に見聞色の才能を持つ空島の少女。探知能力の範囲に優れる。
  • エネル・・・空島の神(空島の君主の称号)。探知範囲はスカイピア全域と凄まじく、雷の能力と併用することで島中の人々の言動を監視し、空島を支配していた。先読み能力も空島時点のルフィと渡り合えるほど優れる。
  • 海軍本部中将以上の皆様(大将への昇進はより高精度に鍛えられていないと不可能と思われる)
  • コビー・・・ルフィとゾロにかつて助けられた海兵で、現在は海軍本部大佐。ルフィとの戦闘後に突如覚醒したが、その時は制御しきれず戦場の苦しみの声に圧倒され苦しんだ。
  • モンキー・D・ルフィ・・・意外に思われそうだが、雰囲気で感情を感じ取れたり、戦う相手の感情を知りたいと考える事もあるルフィは意外とこちらの適性も高い。また、カタクリとの戦いを通して練度が上昇し、カタクリ同様に『少し先の未来を見る』という離れ技ができるようになった。
  • サンジ・・・ルフィの仲間の一人。どちらかと言えば武装色より見聞色を得意としていると71巻SBSにて明らかになっている。
  • オトヒメ・・・アイサと同じく先天的に見聞色の才能を持つ。リュウグウ王国の王妃。相手の内心を察することに優れる。
  • パトリック・レッドフィールド・・・ゲーム作品に登場する人物。生まれつき強い見聞色を有しており、直接触れると『相手の記憶を読み取る』という芸当が可能になっている。
  • レベッカ・・・ドレスローザの剣闘士。戦闘力はあまり高くないが、見聞色を駆使した先読みによる回避とカウンター戦法で敵を場外に出し失格にして勝つ異色のスタイルで戦う。
  • イッショウ・・・世界徴兵で海軍本部大将に任命されたうちの一人。見聞色は何十マイル相当に及び、探知能力もドレスローザの広範囲、或いはその周辺の海域に至るまで優れる。
  • ウソップ・・・ルフィの仲間の一人。戦闘中に突如覚醒し、人間の気配の把握に特化した。その力は何マイルも遠く離れている先の人の気配が正確に見えてしまう程に優れ、偶発的ながら狙撃に役立てている。
  • シャーロット・カタクリ・・・覇王色持ちの項目ですでに紹介済みだが、現時点で見聞色の中では作中トップクラスの実力を持つ。先読み能力を極めており、その結果『少し先の未来を見る』という離れ業が可能である。

など

余談

登場

見聞色の覇気は、「心綱」の形で空島編から。
覇王色の覇気について登場したのは、シャンクスが海王類を威圧させた東の海編から(1巻)。他にもシャンクスエドワード・ニューゲートの対面のときにも使用している(45巻)。
武装色の覇気が登場し始めたのはシャボンディ諸島編。
特に武装色の覇気については登場が遅かったため、長期連載の「後付け」扱いされることも多いがそれには疑問が残る。
というのも、作中初めて『無敵の』自然系能力者が登場したのはローグタウン編のスモーカー。覇気の登場まで弱点以外で対処できなかった自然系能力者の登場が非常に早いのである。
「世界最強の剣士」の登場も東の海編だったことも踏まえると、自然系能力者が決して無敵ではないことは早期から構想されていたと思われる。
また、アラバスタ王国篇・空島編と、二回にわたって、実力は格上だが”弱点のある”自然系能力者がラスボスを務めており、覇気登場以前に自然系能力者が登場したのも、絶望感の演出や「弱点をつけば格上も倒せる」という点を強調したかったのかもしれない。
超新星編の時点でも、打撃の効かないルフィにダメージを与える描写やゴムの弱点である刃物や尖った物などを利用した攻撃にもルフィは普通に力技で対抗している描写も存在。
他にも空島編でゴロゴロの実の能力者であるエネルが登場したが、この時点でも本編のルフィ&43巻SBSにて「青海にはエネル以上の強者がいるため彼では天下は取れない」と断言されていた。

覇気についての誤解

覇気についての知識でよくある誤解は結構ある

「2年前(偉大なる航路篇)は覇気が存在しない」という解釈の仕方についてだが、上記でも説明した通り、空島で登場した「心網」の存在・シャボンディ諸島編でレイリーが自然系能力者である黄猿と渡り合う描写・六式が覇気を応用した武術であることなど、覇気そのものまたは、それを取り入れたものと考えられるものは偉大なる航路篇でも多く存在するため、これは全くの誤解。そもそも「2年前は覇気が存在しない」という言い方をしてしまうと、2年前は全世界の全ての人間に意志の力が存在(潜在)しなかったという解釈になってしまうため、言葉の使い方として不適切である

「偉大なる航路篇で登場した“覇気”という言葉は、現実世界の“覇気”だから別物」と浅はかに解釈してしまっている者もいるが、そのように解釈できる発言は作中において存在しないため、ただの偏見である。

流桜について

『流桜』とは、あくまでも武装色の覇気の別名なのだが、それと同時に武装色の高度な技術が明らかになったために、それらが錯綜してしまい、ファンの間では武装色の高度な技術が『流桜』という解釈になってしまっていることが多い。さらに「基本的に“硬化”させるだけが武装色の覇気」と解釈しているためなのか、あたかも特別な武装色の覇気のような解釈になってしまっていることもある。

武装色の覇気の描写

新世界編でペコムズやルフィなどの実力者が、黒く変色していない状態で自然系能力者を掴む・攻撃を当てる描写が多数存在するが、こちらは単純に武装色の覇気を纏っていただけで、武装“硬化”という技術まで使用していなかったと説明がつく。

一方、偉大なる航路編では、作中における武装色“硬化”が使えるであろう実力者達が多数集っていたマリンフォード頂上戦争編を含め、黒く変色する武装色“硬化”は登場していない。
また、戦桃丸やレイリー、ヒョウじいらが使用した「弾く覇気」も、偉大なる航路編では変色がなく、ワノ国編では武装色“硬化”による変色が描かれている。しかし、逆に新世界篇に入って以降もなお、変色しない描写も多く存在。

そのため、武装色“硬化”による変色が覇気を使えない常人に見えるものなのか不明。
原作においては黒色への言及は「黒刀」を除いて存在せず、映画版のゼファーの異名ぐらいである。

見聞色の覇気による「先読み」と「未来予知」の相違点

通常の見聞色の「先読み」は、先に起こる不意打ちや意志から読み取れる出来事などを直接理解することは不可能だが、超高度の見聞色の「未来予知」は、その意志・気配から未来に起こる事が視覚情報として映し出されるため、それらが可能になる。

覇王色の覇気を扱える人数

覇王色の覇気の人数は本編に登場しているキャラの中で15人、映画・アニメオリジナル・小説版を含めれば17人判明しているが、数百万人に1人しか素質を持たないために人数的に多いと思う人もいるかもしれない。しかし、現実世界に置き換えて全体を考慮すると、世界人口は2017年時点で75億人以上も存在するため、むしろ判明している人物は圧倒的に少ないと言える。
世界人口についてはこちら※ただし英語で表記されている)

勝敗≠覇気

闘いにおいて覇気の容量と練度はそのまま実力と結びつくもので、実際に強者と渡り合うには肉体的な基礎戦闘力だけでなく、覇気の強さも重要になってくる。しかし、実力にはその他の技術や技量(武術など)、悪魔の実の能力者はその能力などの他の要素も関係してくるため、絶対的なものではない。つまり、戦闘の勝敗は全てが覇気の強さだけで決まることはない

実際にモネは、圧倒的な実力の持ち主であるルフィに「戦闘力と勝敗は別物」と語っており、シーザー・クラウンはどんな強者でも対処しようのない技で一度ルフィ達を倒している。

謎の技(?)

マリンフォード頂上戦争では三大将が連携して白ひげの攻撃を防ぐため覇気を使って攻撃を逸すシーンがあったがこれがどういったものなのかは不明。弾く覇気なのだろうか?
他にもセンゴクが衝撃波と呼ばれる技を使用しているが覇気によるものなのかは不明。

関連項目

ONEPIECE  チャクラ 覇気 波動 意志 精神

関連記事

親記事

ONEPIECE・関連用語集 わんぴーすのかんれんようごしゅう

子記事

兄弟記事

pixivに投稿された作品 pixivで「覇気(ONEPIECE)」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 418229

コメント