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覇気(ONEPIECE)

はき

 覇気とは、少年漫画『ONEPIECE』に登場する特殊能力である。
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概要

 偉大なる航路の主に後半部(新世界)を拠点としている多くの強豪海賊達や海兵、アマゾン・リリーの女戦士達などが会得している特殊能力。
武装色の覇気見聞色の覇気覇王色の覇気の3つに大別され、それぞれ修行により強力な戦闘力につながる。

これら覇気の素質は基本的に世界中の全ての人が持っているが、能力を開花させるには鍛錬が必要なので実際に体得する人物は極一部である(ただアイサオトヒメなど、生まれつき見聞色の覇気を身に付けていた、などの例外もある)。

新世界への進出後に覇気を会得した海賊も多く、新世界進出などをはじめ、覇気の習得は実力者として認められるか否かの一つのラインであり、習得していない能力者は「自分を無敵と勘違いしてきた”自然系”の寿命は短い」とまで言われる。
実力第一の海軍においても、中将への昇進には覇気の習得が不可欠となっている。
ただ、武装色の覇気の使い手を膂力や生来の頑丈さで打ち破る者や、見聞色の覇気の使い手に対し避けようのない攻撃でダメージを与えるなど、会得したからといって、万能な代物ではない。同時に、習得していなければ、新世界に闊歩する強豪を相手に渡り合うのは極めて難しい。
覇気使い同士の戦いならば練度の高い方が当然ながら優位となる。

作中この言葉を初めて使用したのは25巻のマーシャル・D・ティーチで、ルフィが1億ベリーの賞金首だったことに対し、「あの覇気で3000万はねェと思ったが...ここまでとは…!!」とルフィ本人を見ての感想を述べている。ティーチがインペルダウンでルフィと再会した際には「想像以上に強ェな…以前より覇気も上がってる」とルフィの潜在能力・成長性を高く評価していた。

覇気の種類

現状、覇気には3つのタイプが存在する事が判明していて、多くの体得者はこの3つ内、資質の必要な覇王色以外の2つの覇気のどちらかに特化する事になる。

武装色

見えない鎧を纏った感覚に近い覇気で、より強力な鎧は攻撃力にも転じる。
覇気使いといえば基本的にこの覇気を使える者をさすことが多い。
武装色の覇気の使い手同士が激突した場合、より強力な覇気の使い手のほうの攻撃が通る。

また、更に熟練した使い手になると身体や手に持った武器を黒光りする鋼鉄のような姿に強化し、相手に強烈な攻撃を加える事ができる。これを武装硬化と呼び、新世界で名を挙げる大物達は当たり前のように体得している。

偉大なる航路篇ではマリンフォード頂上戦争をはじめ、武装色硬化によって黒くなる変色はなく、初めて登場したのは新世界篇のルフィの「ゴムゴムの象銃」。
また、この覇気を使っていても、必ず変色するというわけではない。
このため、この変色が覇気使い以外に見えるものなのか、現時点では不明である(劇場版ではこの変色が異名にそのままなったゼファーが登場してはいる)

悪魔の実の能力者の実体を捉え攻撃を加える事ができ、自然系能力者への代表的な対抗手段として挙げられる。この覇気の登場で、本作において鉄板であった『自然系=基本無敵』の公式は終焉を迎えた。

一方、三大将などの覇気を会得している自然系能力者は、武装色の覇気の使い手(白ひげ海賊団など)による攻撃をある程度無効化している描写もある。この事から、武装色の覇気は同等以上の武装色の覇気により相殺できると思われる。
ルフィ自身も、覇気によるドフラミンゴの蹴りを、ギア4の「武装色の覇気とゴムの融合」によりはじき返している。
ただし覇気を習得していても、能力の弱点を突かれた場合、それを無効化できるわけではない。

見聞色

生物の発する心の声を聞く能力。生まれつき持つ者やショックで覚醒する者もおり、強力な素質を持つ者は周囲の人間の思いを理解することも可能となる。
生まれつきやショックで持つ者は、常に人間の「心の叫びが聞こえる」ために、感受性が強くなり、苦しむ者の『声』に心を痛めることも多い。
修得者の場合は、ある程度自発的に覇気を発動しなければ周囲の探知は難しいようで、作中では覇気使いたち相手に、モネブルックなどが姿を隠しての偵察に成功している。

戦闘に応用すれば、相手の意思を見抜き攻撃を先読みして避けることも可能。鍛え上げすぎて「数秒先の未来が見える」とまでに相手の行動を予測することのできる者もいる。ただしあくまで『自分が相手の意思を読む』ために、動揺したりして読むことができなければ、当然精度は著しく落ちる。
また、意識すれば自分の一定範囲にある生物の存在や、その心力から人物・強さをある程度見抜くこともできる。

空島では心網(マントラ)と呼ばれている。

なお、この覇気との関係は不明だが、かのゴール・D・ロジャーは「万物の声を聞く」ことができ、大型海王類の心の声を聞くこともできた。この技能に近いものを使えると思わしき人物には、モンキー・D・ルフィモモの助などが存在。

覇王色

覇気の中でも特殊な種類の覇気。数百万人に1人しか素質を持たないが、レイリーによると世界で名を上げる大物はおおよそこの資質を備えているという。
“王の資質”を持つとされ、敵を威圧し場合によっては気絶させる事も出来る。物理的破壊力の有無については現在のところは明らかにされていないが、ドレスローザ編で「覇王色同士の衝突」という現象が描写されたほか、この覇気を込めた攻撃には電流のような演出が入ることがある。
また、制御は出来ても他の2つの覇気と違って鍛錬による強化は不可能で、当人自身の人間的な成長でしか強化されない。ただし制御できない状態のままでいると、激情などに駆られて暴発するかのようにこの覇気が出てしまい、敵味方関係なく周囲を威圧するため非常に危険であり、どの道鍛錬は不可欠である。

作中の代表的な覇気体得者(あいうえお順)

記載されている人物は、武装色と見聞色に関しては該当者が相当数いるため代表的な人物のみを記載している。覇王色については、現在判明している全員を記載している。
ただし、各色で記載されている人物は紹介項目の覇気しか会得していない人物ばかりではなく、武装色と見聞色の2つに関しては互いに跨って会得している人物も多い。

覇王色


武装色

  • ヴェルゴ・・・武装色による全身硬化を始めて披露した人物
  • ゼファー・・・元海軍大将。“黒腕のゼファー”という異名を持つほどの武装色硬化攻撃に長けた人物だった
  • 戦桃丸・・・覇気の概念を始めてルフィに知らしめた海兵。打撃無効が取り柄のゴム人間ルフィに張り手でダメージを当てた
  • モンキー・D・ガープ・・・ルフィの祖父で海軍本部中将。回想シーンでは武装硬化した拳でチンジャオを打ち負かしている。なお、ゴム人間のルフィを殴れる理由は「愛ある拳」であるためで、覇気とは無関係らしい
  • トラファルガー・ロー・・・ルフィの同盟相手。能力との重ねがけで、自然系相手の部位抜き取り、武装色使いの身体両断を行っている。但し、能力のデメリットなどを抱えているため、覇気を活かす前に息切れすることも


見聞色

  • アイサ・・・先天的に見聞色の才能を持つ空島の少女。探知能力の範囲に優れる
  • レベッカ・・・剣闘士。戦闘力は皆無にも関わらず、見聞色を駆使した先読みによる回避&カウンター戦法で敵を場外に出し失格にして勝つ異色のスタイルで戦う
  • ウソップ・・・ルフィの仲間の1人。戦闘中に突如覚醒し、遠方の人間の気配の把握に特化。偶発的ながら狙撃に役立てている
  • エネル・・・空島の神(空島の君主の称号)。探知範囲はスカイピア全域と凄まじく、雷の能力と併用することで島中の人々の言動を監視し、空島を支配していた。先読み能力も空島時点のルフィと渡り合えるほど優れる
  • コビー・・・ルフィとゾロにかつて助けられた海兵。ルフィとの戦闘後に突如覚醒したが、その時は制御しきれず戦場の苦しみの声に圧倒され苦しんだ
  • シャーロット・カタクリ・・・四皇ビッグ・マムの息子の一人。先読み能力が優れ、自分が見た内容から超高度の予測により『未来を見る』ことが可能。


余談

  • 登場

見聞色の覇気は、「心綱」の形で空島編から。
覇王色の覇気について登場したのはシャンクスエドワード・ニューゲートの対面から(45巻)。
武装色の覇気が登場し始めたのはシャボンディ諸島編。
特に武装色の覇気については登場が遅かったため、長期連載の「後付け」扱いされることも多いがそれには疑問が残る。
というのも、作中初めて『無敵の』自然系能力者が登場したのはローグタウン編のスモーカー。覇気の登場まで弱点以外で対処できなかった自然系能力者の登場が非常に早いのである。
「世界最強の剣士」の登場も東の海編だったことも踏まえると、自然系能力者が決して無敵ではないことは早期から構想されていたと思われる。
また、アラバスタ王国篇・空島編と、二回にわたって、実力は格上だが”弱点のある”自然系能力者がラスボスを務めており、覇気登場以前に自然系能力者が登場したのも、絶望感の演出や「弱点をつけば格上も倒せる」という点を強調したかったのかもしれない。

関連項目

ONEPIECE

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