「いかなる苦業も 主君の無念を思えば“そよ風”!!」
「河童の河松!!! 只今参戦!!!」
概要
ワノ国編の登場人物で、かつて光月おでんに仕えていた侍「赤鞘九人男」の一人。
河童の河松の呼び名で知られており、自身も河童であることを誇りに思っている。
実はトラフグの魚人だが、ワノ国には魚人族がいないため河童を名乗るように母から言われていたらしい。
侍であると同時に最強の力士としても認識されており、横綱河松とも呼ばれている。
プロフィール
本名 | 河松 |
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異名 | 河童の河松、横綱河松 |
年齢 | 41歳 |
身長 | 271cm |
所属 | 光月家家臣「赤鞘九人男」 |
覇気 | 武装色、見聞色 |
武器 | 愛刀「外無双」 |
出身地 | 偉大なる航路 魚人島 |
種族 | トラフグの魚人 |
誕生日 | 6月14日(世界キュウリの日) |
星座 | ふたご座 |
血液型 | F型 |
好物 | たまご |
初登場 | 単行本93巻 第935話『QUEEN』 |
WT100 | 96位(8208票) |
CV | 水島裕、粕谷雄太(幼少期) |
性格
光月日和の回想によれば、かなり陽気な性格。笑い声は、「カッパッパッパ」。
その一方で、腕をオニ丸に食らいつかれようが、下記の採掘場で毒魚を10年以上に渡り食べさせられようが尚、耐え凌ぐなど、忍耐強いところもある。
戦闘能力
「大河の急流をも泳ぐが如し 人呼んで“河童流”!!」
怪力を振るう相撲技と河童流という剣術を扱う。流桜(覇気)を扱うことができ、武装色はヒョウ五郎と同様に上位の段階に達しているため、直接触れずに相手を吹き飛ばすことができる。
愛刀の名は実在する相撲の技の名前でもある「外無双(そとむそう)」。
幽閉されていた時には毒魚の骨を吹き矢のごとく飛ばして武器にしており、看守たちに襲われた際も使用した。トラフグの要素を備えている事からか毒への耐性も非常に強く、長年に渡り毒魚を食べ続けながらも生き続けてみせている(フグは本来毒を有しておらず、毒物に耐性を有するため体内に餌から摂取した毒を蓄積する事が出来る)。
技
- 櫓流桜(やぐらりゅうおう)
触れずに相手を突っ張りで吹き飛ばす。
- 滅南無川(めなむがわ)
河童流の技。回転しながら相手を斬りつける。
- 寄り斬り(よりきり)
相手を斬りつける。
- 海野川(あまのがわ)
二重の回転斬りを浴びせる技。カイドウにもダメージを与えられる。
活躍
過去
幼少期、母(鰭が分かれた人魚)と共にワノ国に流れつくが、人間以外の種族がおらず他国を受け入れないワノ国では化け物扱いされる。
母はその過程で傷つき、「追われ続けないために魚人とは名乗っていけないと」遺言を残し亡くなってしまう。以後遺言に従い"河童"と名乗るようにしても、妖怪の類に変わりないと迫害は止めてもらえず、残飯を漁って生き延びてきたが、33年前に浜辺で遭遇したイヌアラシとネコマムシと共に捕らえられてしまう。そこへ通りかかったおでんに痛めつけられていた連中を叩きのめされて助かり、無理やりついていきなし崩し的に置いてもらった。
20年前、百獣海賊団と黒炭オロチにワノ国を乗っ取られおでんを殺されてしまい彼の家族を守るべくおでん城へ駆けつける。燃え落ちるおでん城から日和を連れて脱出し、それ以来日和と共に身を隠した。
その後、家族を一度に失った日和を励まし続けたり、自分が空腹であっても日和を優先して食料を与えるなど彼女のために尽力したが、そのため年々窶れていったのを日和は見ていられなくなって13歳の時に姿を消した彼女と逸れてしまい、死に場所と決めた鈴後へ向かう。
そこで墓荒らしから主君・霜月牛マルの墓を守っていたオニ丸と出会い、死ぬのを止めて百獣海賊団との決戦に備えるため墓標に使われている武器を集めるようになる(反乱の芽を摘むために多くの者が武器を押収されていて不足が予想できたため)一方で、墓荒らしから墓や武器を守るため咄嗟に「おいはぎ橋の牛鬼丸」と名乗り、撃退し続けた。
しばらくして食料調達に訪れた都で捕まり、以降は13年間「兎丼」の囚人採掘場にある開かずの檻の中に幽閉されるが、一日一匹骨を抜いた毒魚を与えられたため、それを食料としながらも強靭な生命力で生き永らえていた(ただし、本人は毒魚を「吐くほどマズくて五臓六腑が音を上げた」と酷評しており、味を思い出した際には嘔吐していた)。
ワノ国編
第二幕
ルフィが看守に攻撃されそうになった際は、魚の骨を武器にして看守を攻撃し、彼の窮地を救う。その後、捕虜になったルフィを救うべく潜入捜査中の雷ぞうと再会した。
リンリンとクイーンの戦いの影響で開かずの檻が壊され、自身の正体を知った看守たちが討ち取りにきた際に、雷ぞうから手錠の鍵と愛刀「外無双」を受け取る。
鎖を解いた後は看守たちを一蹴しながら戦線に復帰し、ルフィ、チョッパー、ヒョウ五郎、菊の丞、雷ぞうと共に看守長のババヌキらと対峙するが、最終的には兎丼の占拠に一役買った。
その後はおいはぎ橋に向かい、日和と再会する。そして、牛鬼丸を追ったゾロが発見した地下室へ行き、オニ丸が集めていた武器の存在を錦えもんに報告した。
第三幕
カン十郎が正体を表した時は荒れ狂う海を泳いで岸に戻り、モモの助奪還の為にカン十郎に斬りかかるが防がれてしまい彼の描いた鶴によって上空へ逃げられてしまった。
その後、ハートの海賊団の潜水艇で鬼ヶ島の裏手に回り込み、上陸。遅れて駆けつけたネコマムシ及びイゾウと再会したあと、城の裏口に待ち構えていたカン十郎の軍勢と交戦した。
カン十郎を斬り伏せたあとに始まった決戦では屋上に赴き、赤鞘の侍全員でカイドウとの戦闘になる。河童流の剣技で応戦するも、カイドウに致命傷を与えられずに敗北。遅れて屋上に駆けつけたルフィたちにカイドウの相手を託し、自身はローの能力で城内に避難させられる。
その後絶対にこの場にはいないはずの人物の手当てを受けたことで僅かながら回復し、戦線への復帰を決意。自身はイゾウと共にライブフロアに赴き、ヒョウ五郎と合流して百獣海賊団の船員たちを相手にする。