この項目は単行本未収録のネタバレを含みます。 |
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概要
エッグヘッド編に登場する謎のロボット。
200年前、聖地マリージョアを襲撃した伝説を持つ。世界政府からは完全な廃棄を命じられたが、当時の科学者たちの手で秘匿され、現在はエッグヘッドのスクラップ場に安置されている。これをモデルに「ベガフォース1」が造られた。
なお、1125話”何をもって死とするか”にて、上記の科学者の中にジェイガルシア・サターン聖がいたこととあわよくばこのロボットを政府にとって利にしようとしていたことが判明している。
世界最高の頭脳を持つベガパンクの科学力をもってしても動力は再現できず、今の世界の常識を超える力が過去にあったと推測している。
能力
普通のパンチでギア5のルフィの攻撃さえものともしなかった変身状態のウォーキュリー聖の牙をへし折り吐血させる程の威力を誇る。
さらにフランキーのような構えで放つ武器も搭載されてるらしく、使おうとしたが900年前のものであるため老朽化しており、不発に終わった。
また、「いざって時」の切り札としてジョイボーイの最大級の覇王色の覇気を封じ込めた「結び目」があり、この結び目をほどくと、一度だけ最大級の覇王色の覇気が解放される。
他にも200年前のマリージョア襲撃の際には巨大な槍を装備していた。
性格
厳つい外見に反してどこか幼さを感じる口調や態度が特徴。
一方で、ジョイボーイが世界政府設立前の20の王国の「連合軍」との戦争に敗北し、彼を「王」に出来なかった事に対して多少の後悔を抱いている。
活躍
最初こそ特に何も起きていなかったが、ルフィが黄猿との戦闘時にギア5を発動した際、島中に響く解放のドラムに呼応するように目の部分が光った。
その時はそれだけだったものの、その後もう一度発動した際に遂に動き出し、島に広がる炎や海軍の攻撃をものともせずに「スマナイ・・・ジョイボーイ」と呟きながら島内を歩き出した。
ヨークはこの鉄の巨人の中に全世界へ真実を伝える配信電伝虫が隠されていると推測。
そしてその推測は的中、ウォーキュリー聖に突進で吹き飛ばされ海中へ転落、ベガパンクの最後のメッセージである「Dの名を持つ者たちへの伝言」について話す前に配信が停止し、世界に向けたメッセージは必然的にここで終了となった・・・と思いきや、それでも「ジョイボーイ・・・どこ?」と声の主を求めていた。そしてルフィとボニーがニカに変身した瞬間、「いた」と反応を示し・・・
そしてウォーキュリー聖の攻撃によって巨兵海賊団の船が沈みそうになる前に海上から再度現れウォーキュリー聖に強烈なパンチをお見舞いし巨兵海賊団の船を守った。
同時に、配信電伝虫の念波と再生回路は別系統だったため、放送は再開された(ただし、Dの一族に関する核心的な情報の一部はスキップとされる事となった)。
その後、ピーター聖に向かって左腕から攻撃しようとするも、900年前の武器故に老朽化していたため不発に終わり、左腕を喰い削られてしまう。
更にウォーキュリー聖の再度の攻撃で配信電伝虫も破壊された事により、世界に向けたメッセージは今度こそ終了となった。
しかし動揺することなく、今こそがジョイボーイの言っていた「いざって時」だと感じ、結び目をほどいてジョイボーイの覇王色の覇気を解放。
その結果、黄猿とセラフィムを除く海兵達は全員気絶し、サターン聖を除く五老星をマリージョアの権力の間へと強制送還し、エメトは機能停止した。
余談
- 由来
名前の由来は恐らく、ヘブライ語で「真理」や「真実」、「命を吹き込む」という意味の「エメト(Emeth)」と思われる。
ユダヤ教の民間伝承ではゴーレムの額にこの文字が刻まれると起動し、逆にこの単語の最初のEを消して「死(Meth)」に書き換えると、そのゴーレムを崩壊させる事ができるとされる。
関連タグ
ゾウ(ONEPIECE)…同じくジョイボーイの仲間だったキャラクター