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※この記事はONEPIECEの重大なネタバレが含まれる場合があります。








五老星D 「___ではなぜ「世界政府」は……!!わざわざあの“悪魔の実”にもう一つの名を与えた!!」


「歴史からその実の名前を消す為だろう!?」


概要編集

One piece

別の名称ゴムゴムの実
種類動物系幻獣種
動物ヒト
モデルニカ
概要体がゴムそのものの性質を持つようになる
能力体がゴムそのものの性質を持つようになるので、弾力性・伸縮性・絶縁性・張力性を発揮するようになる(※詳細な能力については『ゴムゴムの実』の記事を参照)
覚醒概要
  • 「太陽の神“ニカ”」の覚醒フォルム(「太陽の神“ニカ”」そのもの)に変身できる
  • ゴムの体に更なる「腕力」と「自由」を与える
覚醒能力
  • 「太陽の神“ニカ”」に変身することで、以下のように通常能力よりも驚異的な強い能力を手にすることができる
    • 「太陽の神“ニカ”」のゴムの性質がより顕著に現れるようになる
    • 身体能力が平常時よりも極端に上昇し、さらに「腕力」を強化できる
    • 「太陽の神“ニカ”」の性質の範囲内であれば、空想のままに能力者の自由な発想で、能力を発揮できる
  • 周囲にゴムの性質を付与し、操ることができる
  • (※詳細な能力については、『ギア5』の記事を参照)
覚醒フォルム
  • 能力者は、髪や服が白くなり、髪は炎のように逆巻いて、目や眉は渦巻き状に変化し、白い羽衣を纏った姿になるのが特徴
    • 能力者の覚醒フォルム使用時の白い羽衣の仕組みは、「ニカの空想の入り口」である(2024年の『週刊少年ジャンプ』49号にて作者が回答)※1
  • 能力者は覚醒能力の効果によって、自然と楽観的な感情に満たされる状態になる ※1
  • 心臓の鼓動を上げて「解放のドラム」のリズムにすることで発動できる ※2
利点「覚醒フォルム」は極端な消耗によって、変身が強制解除となっても、その時の能力者次第では再び即座に発動することができる
弱点「覚醒フォルム」については、通常よりも膨大な能力として発揮することになるので、その分能力で使用するパワーアップ技能の中では、最も体力を大きく消耗する形態で、能力者が「覚醒フォルム」を維持するだけの力を使い果たすと、変身は強制解除となってしまう
備考
  • 超人系の系統としている「ゴムゴムの実」という悪魔の実は、古い「悪魔の実図鑑」には記載されていない
    • 「ゴムゴムの実」は、世界政府はもう1つの名前を隠すために仮名として使用している
  • 世界政府は回収を試みてきたが、800年の間一度も手中に収めることができなかった悪魔の実である
  • 五老星曰く、「世界で最もふざけた能力」とされている
  • ゴムの性質における覚醒は、超人系の覚醒と同様の特徴を持っている

※1 これまで動物系は、「悪魔の実に意思が宿る」「覚醒は人格が取り込まれることが多い」の情報が明かされており、楽観的な感情については、ニカと能力者が持つ精神バランスに根本原因があると考えられるのだが、現段階では不明。

※2「覚醒フォルム」に変身した際、能力者は覚醒能力の効果による感情の高ぶりにより、自然と稲妻がほとばしるほどの膨大な強い覇気が発散される場合がある。



ONEPIECE』の主人公モンキー・D・ルフィが食べたゴムゴムの実もう1つの名前にしてその正体

悪魔の実の中には「名称が2つあり、且つ一般的に知られる名称がもうひとつの名前を隠すために名付けられたものである悪魔の実」が存在しており、ゴムゴムの実もその一つだった。


ゾオン系 ヒトヒトの実 幻獣種 モデル "ニカ"


》の名と力を宿す現状唯一の悪魔の実で、この実の力を完全に引き出す事は、現人神として「太陽の神ニカ」が現世に再来するのと同義とされる。


ニカの在り方は、世界政府の支配とそれに纏わる世界の前提を壊してしまうのか、世界政府はかの神の再臨を非常に危険視しており、最強の海賊たるカイドウの逆鱗に触れ、敵に回す方がまだマシという意見すらある程。


そしてそれを実現し得るこの実の回収を幾度となく試みてきたが、いつの時代も決して彼らの手中に収まる事はなく、五老星「まるで我々から逃げている様だ」と語っている。

そしてこれはあり得ない話ではなく、動物系の悪魔の実には、そのモデルとなった存在の意思が宿っているのだという。


ニカの身体はゴムそのものの性質を持っていたとされ、実を食べた者の身体全てがゴムになる"基本能力"は実質「ゴムゴムの実」と同義である。

加えてこの実における「体がゴムそのものの性質を持つ」という点は、能力者の意思や意識に関係なく食べた瞬間から常に能力が発動した状態という動物系悪魔の実の中では珍しい性質があり、能動的な能力のオンオフは不可能。

これらの性質は動物系というよりも超人系のそれに近く、真実を知らない者が見ればまず動物系と判別することはできないだろう。


その能力の覚醒は、ゴムの体に更なる"腕力"と"自由"を与えるとされており、五老星曰く「世界で最もふざけた能力」。

そしてカイドウとの最終決戦にて、ルフィはついにこの実の真の力を覚醒させる…。




名称と分類について編集

"ゴムゴムの実"としての分類は超人(パラミシア)系であったが、もうひとつの名前は上記の通り「ヒトヒトの実」であり、分類は動物(ゾオン)系だと五老星の口から明言された。


なお動物系のモデルで広義の"神仏"であればセンゴク大仏が、"神獣"であればヤマト大口真神(オオクチノマカミ)(イヌイヌの実)がそれぞれ初出となる。


あくまで「ゴムゴムの実」という名前はその実の正体を世界政府が揉み消したいがために付けたもうひとつの名であり、超人系という分類もその特殊性により誤解釈を起こさせ、ニカの存在を隠すためのものだろうと言われている。

ちなみに他にこのような例が存在するのかは不明であるが、複数の分野が採択されていた実は初登場である。


考察界隈では、予想としてニカニカの実が一定数を占めていた模様。


"神"がモデルなので最早「カミカミの実」とも言えるのに「ヒトヒトの実」である点については、過去に作者の尾田栄一郎氏からSBSで仄めかされていた。

「"ヒトヒトの実"を人間が食べた場合どうなりますか?」という質問に対して「人と成る」と回答しており、この時は続けて「成人するとか正気に返る」「人が人らしく生きる」意味だとお茶を濁していたが、実はこれには「神などが人の姿をかりてこの世に現れる」という意味があり、ずばり言い得て妙だったのである。


更に余談であるが、劇中において能力者になるには「悪魔の実を食べる」以外の方法が示唆されている。しかし、SBSにおいて過去に「ルフィを食べたらゴム人間になれますか?」という質問がされた際の尾田栄一郎氏の返答は「食中毒になります」だった。

この質問はかなり初期も初期の物であり、「能力者を食べることで能力者になれる」が「ルフィを食べてもゴム人間にはなれない」という物語の根幹に当たる情報のネタバレを避けつつ、嘘もつかないようにする為に「なれる」でも「なれない」でもない回答となったと取れなくもない。


反響編集

これまで1000話以上・(現実時間で)25年近くにわたり"超人系"の代表として慣れ親しんだ「ゴムゴムの実」という設定がだったことの衝撃もさることながら、悪魔の実を食べれば原則誰でも能力が身につく為「"主人公だけが特別"ではない」という、今までの前提を見事にひっくり返したこの設定に対する読者の反応は賛否両論。


作者自身もカイドウの倒し方に悩んだ末の反則である事を半ば認めている。だが同時に「ずっとやりたかったこと」とも語っており、構想そのものは長らく温めていたようだ。


ニカ自体が本作オリジナルの、乱暴な言い方をすれば"何でもあり"な神格という事もあるのだろうが、そもそも今まで「悪魔の実の系統を判別する」能力やシステムは一切存在しなかった為、真相を知る者以外がそう信じきっていたのも無理は無い。


一方、ルフィ本人も自覚しているが「誰より自由を愛するモンキー・D・ルフィという人間(キャラクター)が究極の域に到達した、まさしく『最高地点』の形」にもなっており、「むしろルフィらしい」といった意見もある。


なお現状での作中描写を見る限り、覚醒で得られる能力はそれまでのゴムゴムの実の力の拡張に加え、他の超人系悪魔の実の覚醒者と同じく自分以外のモノに自身の能力を付与できるというものである。

また、短時間であれば「自由」に空想した物を創造し使用できるためまさしく神の如き力の一端が描写されている。


伏線/示唆編集

現在でも議論が尽きない題材となっている。

伏線だと考えなければ説明がつかない描写が昔から散見されるのもまた確か。


例えば「ニカ」という名前のキャラクターがすでにいることはニカ(ONEPIECE)の余談で挙げられているが、単行本62巻の表紙では【イチカ、ニカ、サンカ、ヨンカ、ヨンカツー】という五つ子の並び順を崩してまで、ニカがルフィの真上に来るように配置されている


また前述のセンゴクが能力を初披露した回の扉絵には、鏡を持つ大きなが描かれており、「カニ」が鏡で反転し「ニカ」になる、という伏線(笑)を見いだすファンも現れている。


他にも物語最序盤、モージバギーにルフィが能力者であることを伝えようとした際、「ゴム人間」と言おうとしたものの受けたダメージのせいで「ゴ… げん…」としか言えなかった。

これを聞いたバギーは「それでのびのびと戦いやがったってか」「あの野郎!ごきげんだぁ!?」と勘違いして激怒したが、この実の真の力を知った上でこの台詞を見ると中々に意味深である。


尤も過去にSBSで(五老星とニュアンスは異なるが)「一番ふざけた能力」として主人公の能力をゴムにしたと作者が言及しているので、これらについても、そういった遊び心が現れた例と言えるかもしれない。


「ニカ」の名と存在が示されたこと自体が同じく1000話を越えた後であったため、唐突に登場して急速に伏線を回収していったとされることもあるが、実は太陽=自由=ルフィと三者を繋ぐ要素はかなり以前から登場している。

例えば太陽=自由であれば天竜人の奴隷を開放し、太陽をモチーフにしてその証をかき消したタイヨウの海賊団が登場している。この事実が明かされたのは女ヶ島での一件だが、太陽の紋章自体はごく初期に登場したアーロン一味の幹部に描写されている。


また、麦わらの一味の旅で経験した戦いは規模の大小はあれど、どれも何らかの束縛からの解放を最終的な目的とした戦いであることや、ルフィ自身の 「海賊王に おれはなる!!」 「支配なんかしねェよ この海で一番自由な奴が海賊王だ!!!」 といった発言からも自由=ルフィは言うまでもなくばっちりつながっており、自由あるいは解放というキーワードを起点にしてこれらのつながりは丁寧に描写されてきたのである。


また、ニカの在り様は先述したタイヨウの海賊団を立ち上げたフィッシャー・タイガーやルフィの行動が、天竜人にすら手を上げて奴隷を解放したという点で似通っており、ルフィがニカのような存在と近似した人物であること自体は決して唐突に降って湧いた話では無い。


その他戦闘面では、

  • エネルゴロゴロの実の力を受けても平気であったこと(等の高圧電流の場合、普通はいくらゴムともいえど耐え切れず絶縁破壊を起こす)
  • "ゴムゴムのロケット"や"UFO"等、作中世界に存在していないものをモチーフにした技があったこと(ニカの特徴である「空想のままに戦う」と合致する)
  • "ゴムゴムの火拳銃"等の技の際にを出せること(あまりに高速すぎてそれによる摩擦で火が発生しているなら攻撃の度にルフィは大火傷を負うことになるはず※)
  • "スネイクマン"の"大蛇(パイソン)"を用いた際、途中で軌道が変化する上加速すること(カイドウも「ゴムの性質上あり得ない」と指摘していた)

等から、ただのゴム人間ではないという示唆はされていた。


ちなみに単行本冒頭のあらすじには"ゴムのように伸びる"と書かれており、「ゴム人間」というワードはキャラ紹介文で登場している。この紹介文も「驚異のゴム人間」と書かれており、これも"一般人から見て驚異的な悪魔の実の能力者"というミスリードを誘いつつ、"単なるゴム人間ではない"という事を意味する伏線だった...と考えることもできなくはない。




小ネタ編集

その1編集

さらに「ニカ」という名前とゴムには関連がある。

  • インド洋にある島国のモルディブには「バニヤンツリー」と呼ばれるゴムの木の仲間の大樹が存在しているが、国の公用語であるディベヒ語ではこれを「ニカ」と呼んでいる。つまりニカとはゴムの木の別名なのである。
  • バニヤンツリーは日本語ではガジュマルと呼ばれ、ルフィのイメージ県である沖縄ではあのキジムナーと関連した樹木とされている。キジムナーの特徴は「赤髪」「手は木の枝のように伸びる」「火に関連する」等、上記の能力面での伏線やギア5の容姿と通じるものがある。

植物が関連する悪魔の実は映画『ONE PIECE FILM Z』の「モサモサの実」と、本編において海軍の世界徴兵で新たな大将として現れた緑牛ことアラマキがその能力者となっている「モリモリの実」しか登場していないが、生物全般を動物系に含めるのであれば無理矢理な話でもない(ただ、モリモリの実は自然系に分類されているが)。


その2編集

麦わらの一味の食べた悪魔の実の名前には1から10までの数字が入るという法則が指摘されていた「ゴムゴム→5 6 5 6、ヒトヒト→1 10 1 10、ハナハナ→8 7 8 7、ヨミヨミ→4 3 4 3)。

これについてはSBSでも質問され、加えて『(2、9)が無いということはニキュニキュの実(2、9、2、9)を食べたバーソロミュー・くまが仲間になるということですか?』と、かなり突っ込んだ内容の考察まで為されたことがあったが、その際に作者である尾田栄一郎氏はひとしきり驚いた後『どういう意味で驚いたかって!? ノ~~~~コメント!!!』と、重大な裏設定や今後の展開を見破られて驚いたとも全くの偶然に作者である氏ですら驚愕したとも取れる反応を見せていた。


このことから、ファンの間で残る2と9の組み合わせが誰であるのか、あるいは仲間になりそうだがこの法則に当てはまらない悪魔の実の能力者の処遇はどうなるのか、いや実は本当に偶然だったのではないか、ガチのネタバレになる予想ならわざわざSBSで取り上げる必要はないので部分的にあっていても事実上外れているのではないか等、様々な考察や話題の種となっていた。


しかし、ルフィの食べた実の正体が明かされたことでこの法則が崩れたとする一方、ヒトヒトの実の場合、1、10、1、10と11、0、11、0の2パターンで区切ることも可能なことから「1から10まででなく0から11までなのでは?」とする説を新たに考察するファンも。


この説を採用する場合、残された数字が2569の4つとなったことで12通りのパターンが存在するが、仮にSBSで上記の法則を指摘した人物が考察していたように片方が2929だとすると、実は作中で5656の数字で表すことが可能な実が既に(ゴムゴムの実以外で)登場していたりする


また、これで法則が崩れた(すなわちミスリードだった、もしくは裏設定が解除された)として、これまで法則とSBSでも指摘されていた2、9に当てはまるド本命の存在により考察界では仲間入りが絶望視されていたキャラクターが仲間になる、同様に無いものとされていた既存メンバーが能力者になるといった展開が実現するのではないかと期待する向きもある


その3編集

悪魔の実の名前に含まれる数字でもう一つ。


劇中ラスボス候補の一角であり、ルフィと意図的に対比して描かれていると思われる“黒ひげ”ことマーシャル・D・ティーチは、ルフィの能力が太陽の神とすると能力的にも対照的になる闇の能力を持っているが、ヤミヤミの実も名前に数字(8383)が含まれている。


ルフィの食べた悪魔の実につけられていたもう一つの名に入っていた数字(5と6)を足すと11にになる(11,0の組み合わせを作れる)が、8と3を足しても同じように11を作れること、


また、解放のドラムや太陽の神というワードが出て来たシャンドラの儀式のシーンでは太陽の神の他に雨の神、大地の神、森の神が同時に触れられており、本来の名前が隠された悪魔の実は他にも存在している可能性があること、


更に、ヤミヤミの実は自然系としては異様な性質を持つことが劇中で触れられていることも合わせて、この実にも何かしらの秘密が仕込まれているのではないか?と考察するファンもいる。


その4編集

作者の尾田氏は青山剛昌氏との対談にて、ギア5のカートゥーン的な描写はトムとジェリー』に由来していると述べている。


因みに、『トムとジェリー』を参考にしたと思われる描写は、ゴムゴムの実の腕が伸びる様や、水を飲んでお腹を膨らませる、ギア3の腕を風船の様に巨大化させる等、これまでにも散見される。


また、主人公の1人であるトムの本名は「Thomas D. Cat」と「D」のイニシャルをミドルネームに持っている点も類似している。


その5編集

とあるコラボ回にて、両津勘吉が「ゴムゴムの実」を食べてゴム人間の能力を身に着けたことがあるが、両さんの食べた悪魔の実は緑色であり、ヒトヒトの実モデルニカとは異なる。


また、「世界に同時期に同じ能力は2つ存在しない」という法則もある。更に「死亡したら能力は別の果実に宿る」ルールがあるため、ギャグ補正があり生き返るとは言え何度か本当に死亡している彼が一時的に能力を得て一時的に死亡して失った場合も上述の世にも奇妙な物語のどちらとも矛盾が起きない事になる。現にお台場フジテレビの特別映像でルフィと共にエネルと戦っているのもあり、彼が死亡していれば矛盾は起きることが無い。


このことから「両さんの食べた実こそ本物の『ゴムゴムの実』なのでは?」という考える人ファンもいるとか…(参照)。


更なる謎編集

かつてドラム王国黒ひげ海賊団が襲った理由が未だに判明しておらず、一度はジーザス・バージェスがゴムゴムの実を狙った事を考えると「ドラム王国にヒトヒトの実があると知ってモデル"ニカ"を狙いに来たのでは?」という点も見出されている(こう考えると「ドラム」王国という名前自体も意味深である)。

ドラム王国は医療大国として知られているのも関係がありそうに見えてくる(人造悪魔の実の製造方法を踏まえると、古くから医学・生理学的な分野が発達していて、その力によってモデル"ニカ"が生まれた...と考えることもできる)。


ついでに言えば実際に存在したこの国のヒトヒトの実を食べた動物もその能力については不明な点が指摘されていた。ヒトとなったメリットが頭脳によるもの(頭脳強化、つまりチョッパーの通常形態)だとすれば、いくら波長を狂わせたとしても、その強化の比率を弄る能力は人には存在しないはずだし、それが暴走した結果が巨大化+理性の消失なのもよく考えればおかしな話である。

少なくともこの時点で「ヒトヒトの実」に関する秘密が構築されていた可能性は高い。


また分類について、これまで登場した幻獣種はセンゴクの大仏やマルコ不死鳥など「空想上の生き物」であったが、五老星によるとニカは「かつて本当にその世界に実在していた」ので、どちらかと言えば古代種に当てはまるのではという意見も存在する。もっとも、空白の100年及びそれらに関わる物事を徹底的に隠蔽し続けている世界政府や五老星にとってこの実を古代種に分類すること自体がニカの実在を認める=空白の100年への探求を深めさせる可能性を孕むという極めて危険な状況につながる為に、その奇想天外な能力に目をつけて敢えて幻獣種に分類している可能性も考えられる。


更に、このゴムゴムの実ことヒトヒトの実モデルニカを強奪したシャンクスは、世界政府の五老星からも信頼されている人物でその伝手を利用して強奪した可能性もあり、もっと言えばシャンクス自身や赤髪海賊団員の誰もこの実を食べようとせず、しかも実を収めた宝箱を鍵もかけずに常に携行するなど、シャンクスはこの実の正体を知った上で、その有資格者が現れるのを待っていたかのような謎の行動をとっている。


なおこの実とは別に"本物"の「超人系 ゴムゴムの実」が存在するのかは不明。

ちなみに小ネタ5で挙げた通り、コラボ企画かの警察官が食べたゴムゴムの実は本家と違って緑色な為、実はこれが本当の「ゴムゴムの実」では?と冗談交じりに語るファンもいる。


名称を巡る配慮編集

上記の通り、「ゴムゴムの実」が「ヒトヒトの実モデルニカ」を隠すためのもう1つの名であることが明かされたが、この事実を知っているのは現状五老星などほんの一部な為、ギア5登場以降も普通に「ゴムゴムの実」で通っている。

また、ゴムゴムの実=ヒトヒトの実幻獣種モデルニカと判明してから一部ではゴムゴムの実ではないと誤解されがちだが、ゴムゴムの実が偽名という扱いは作中ではされていない。実際、五老星の1人がゴムゴムの実のもうひとつの名前は・・・と発言している。

原作開始から「ゴムゴムの実」と呼ばれてきた事情もあり、ゴムゴムの実と呼んでも問題は無い。



関連タグ編集

ONEPIECE

ニカ(ONEPIECE) ギア5 覚醒(悪魔の実)

悪魔の実 ヒトヒトの実 ゴムゴムの実 動物系


ゴロゴロの実:作中でロビン曰く“数ある悪魔の実の中でも無敵”と評価していたが、実際にはルフィが食べた実が天敵ポジなほか、両者とも“5656”と数字を当てはめられる奇妙な縁がある。その上、ルフィはゾロと同じく神を崇めたりする描写がないが、コチラを食べたエネルは神を自称している。(エネルが“ニカ”を知っているか自体は不明)


SMILE(ONEPIECE):劇中に登場する人造悪魔の実であるが、「得た能力は常時発動でオンオフの切り替え不可」「ハズレを引いた者は永遠に笑うことしか出来ない」「フザけた見た目と戦い方の者がいる」等共通点が多い。

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