概要
※モデルは判明している能力のみ記載。
動物系の悪魔の実の一種。
霊長類ヒト科ヒト属ヒトの力を宿した悪魔の実。
希少種である幻獣種のモデルの扱いに関してはあくまでも生物学的な区別であるとのこと。
食した者は「人間の力(またはモデルが有する能力)」を得る…とのことであり、モデルのないヒトヒトの実を人間が食べた場合どうなるのかは不明。
単行本20巻のSBSで取り上げられた際も、「人と成る」という濁した回答で誤魔化されている。
さらに、人間が他の動物系悪魔の実を食した場合には完全にそのベースとなる動物の姿に変形できるのだが、ヒトヒトの実を食べた動物であるチョッパーは人間そのものに変身することは出来ず、元の動物の姿を残した変な姿になってしまう。
しかし、他の動物系能力者の例を見ると獣型になった際でも体毛、特に頭髪や髭などが反映された姿になっている場合がある。
そう考えるとチョッパーにとっては獣型に相当する人型においてトナカイの毛皮が反映された姿になっているのは存外不自然ではなく、実は他の能力者の獣形態も人間から見るとほぼ完璧に化けているだけで、同種の生物から見ればチョッパーと似たり寄ったりの不自然な姿なのかもしれない。
なお、他の動物系悪魔の実は「人型」「人獣型」「獣型」の三種で変形度が分類されるが、これは見た目で判断されるため、動物が食べた場合でも分類は変わらない。
能力者・分類
モデル | 不明 |
---|---|
概要 | 人間のようになることができる |
能力 |
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弱点 | 人型に変身しても、完全な人間の姿にはならない |
形 | キノコのような形状 |
色 |
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ヒトヒトの実(モデル不明)を食した野生のトナカイ。
ワンピースマガジン掲載の『悪魔の実図鑑』によればキノコに似た形状をしているため、誤って食べてしまった可能性がある。
人型も全身毛むくじゃらで体格もゴリラそのものだったのでトナカイの群れからも人間社会からも受け入れられず、ヒルルクと出会うまではひとりぼっちの雪男として生きていた。
ヒトヒトの実を食べたことで高い知能を有し、どの形態でも人間と会話可能。
また、「素」の姿はトナカイそのものだが、普段からずっと人獣型(タヌキ型)のためか、海に突き落とされた時や、ぶっ飛ばされてKOされた時も人獣型に戻っていた。
後に独自研究の末、動物系の変形に関する波長を解読、変形パターンを増やす劇薬の開発と、さらなる研究の末その増えた変形パターンを自力習得するなどの応用を働かせている。
また、このヒトヒトの実は、現時点でもモデルが依然して不明なままとなっている。
従来の動物系の能力の事例を見ると、モデルがあることが多いので、チョッパーの食べたこの能力にも動物の何らかのモデルがあるという説が有力。
その一方でモデルがない説、またはモデルを敢えて記載していない説の2つの可能性も考えられるので、今後の作中の描写や公式情報には注意が必要である。その理由として、
- 他のヒトヒトの実にはない個性的な性質を持った能力が一つもないから
- 「動物のモデル」が「能力の特性(動物)」と同じ動物名を、モデルに記載しても意味がないから
の2つの可能性として考えられる。まず1つ目についてだが、一概にヒトヒトの実とは言っても、モデルがある能力には、通常の能力の時点でも他のヒトヒトの実の能力にはないある特徴的な性質を持った能力が必ず一つは併せて持っている(例えば、「ニカ=ゴムの性質を持つ」「大仏=大仏の姿へ変身」「大入道=大入道に化ける」など)。しかし、このヒトヒトの実はそれが不思議なことに一つも見当たらないのである。つまり、現時点ではモデルがただのノーマルな「ヒト」であるという可能性があるということになる。
そうなると次に当たる壁が2つ目に記載した問題点だ。仮にモデルがただの「ヒト」であるなら、「ヒトヒトの実 モデル"ヒト"」と、すでに特性(動物)が「ヒト」であるヒトヒトの実に、そのモデルに「ヒト」という同じ動物を与えても、特に意味がないことが分かる。つまり、これは仮に「ヒトヒトの実 モデル"ヒト"」とするくらいなら、「ヒトヒトの実」とだけ記載し、そのモデルは特性(動物)と同じなので、敢えて省略しているだけという見方である。
何れにせよ、「このヒトヒトの実だけモデルがない」ということは考えにくいので、もしかすると敢えてモデルを省略して表記しているだけなのかもしれない。因みにモデルが判明していない能力は、ヒトヒトの実以外にもいくつかある(例えば、「モグモグの実」「カメカメの実」等)。
動物系の種類 | 幻獣種 |
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モデル | 大仏 |
概要 | 大仏に変身することができる |
能力 |
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形 | 不明 |
色 | 不明 |
備考 | 動物系の種類については、生物学的な区別上、「幻獣種」とされている |
※動物系幻獣種は、伝承に基づいた特殊能力を行使できる能力が多いため、「衝撃波」は能力によるものと考えるのが妥当かもしれないが、ただの大仏(そもそも、何の大仏なのかが明らかではない)では全く説明できない現象である上、衝撃波のような攻撃は覇気によるものである可能性も少なからず考えられるため、発生源が判明していない以上、不確実であることに注意。
大仏に変身できる力を有し、変身すれば巨人族並みの体躯と手から衝撃波を放てるようになる。
また、「仏」ではなく「大仏」のため、全身が金属光沢に覆われるのが特徴。
髪型も螺髪に変化する。
この実があるということは、作品世界に仏教が存在する、または、仏教の神仏に該当する神仏が存在するということになる。
ギア5を発動すると、腰巻き以外の着用していた服を含めて全体が白くなり、目の虹彩は赤く染まる。
また、髪は炎のように逆立ち眉の形状も変化する。
また、ギア4の時と同じくギア2の状態で出現する蒸気をさながら乙姫の羽衣のように羽織っており、髪型の変化も相まってどこか日本の神道における雷神や修験道における蔵王権現を思わせるような出で立ちをしている
先述の単行本20巻SBSでの言葉を濁した回答も、かかわりがあるなのではないかと言われている。
動物系の種類 | 幻獣種 |
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モデル | 大入道 |
概要 | 顔に隈取を施した武蔵坊弁慶のような服装の大男に化けることができる |
能力 |
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形 | 不明 |
色 | 不明 |
幻獣種モデル“大入道”を食したキツネ。
武蔵坊弁慶に似た大入道に変身でき、人間との会話が可能になるほか高い攻撃力と機動力を有する。
妖怪としての大入道というよりは、人間の大入道を指すのかもしれない。