概要
定義 | 「海の悪魔の化身」「海の秘宝」と言われる不思議な果実 |
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概要 |
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種類 |
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戦闘関連 |
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欠点 |
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研究 |
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「海の悪魔の化身」と呼ばれる不思議な果実。一口でも食べると実に宿っている特殊な能力を手に入れることが出来る。色や形は様々で、果皮に唐草模様がついているのが特徴。
悪魔の実を食べて能力を得た者は「(悪魔の実の)能力者」と呼ばれ、かくいう主人公のモンキー・D・ルフィも(表向きは)ゴムゴムの実を食べたゴム人間である。
特性
悪魔の実の能力は、「超人(パラミシア)系」、「動物(ゾオン)系」、「自然(ロギア)系」の三系統に分類され、違う能力を持つ者同士であっても系統が同じなら能力に共通の性質(自然系は物理攻撃が無効で、動物系なら身体能力が向上・3つの形態を使い分けられるなど)があったりする。
さらに能力が「覚醒」することも稀にあり、例えば「モチモチの実」や「イトイトの実」など超人系の能力者はその効果を周囲にまで及ぼす汎用性を、獄卒獣など動物系の能力者は驚異的な打たれ強さを新たに獲得したりする。
また、別系統のようなふるまいをする悪魔の実の能力もあり、自然系のように身体が流動するモチモチの実や、変身能力に加え超人系のような特殊な能力を持つタマタマの実などがある。
これらの詳細については「悪魔の実の種類」「覚醒」の項で。
悪魔の実は同時期に一つずつしか存在せず、一つの実からは一人の能力者しか生まれないため、複数の人間が同じ実を同時に食べても能力を得られるのは一人だけである。
しかし、能力者が死ぬと、その人物が食べた悪魔の実は復活する。作中では、ポートガス・D・エースの死後に彼の食べたメラメラの実が復活している他、スマイリーが"死亡"した際には近くの林檎が悪魔の実に変化している。果実自体はいわば依り代であり、能力の発現は果実に含まれる成分ではなく、果実に宿る文字通り悪魔と呼ばれるなにかによるものなのだろう。
なお、過去に存在が確認された悪魔の実の一部は「悪魔の実図鑑」にその情報が記載されている。
悪魔の実の能力は一人につき一つしか得ることが出来ず、既に悪魔の実を食べた者が二つ目の実を口にすると、体が跡形も無く飛び散って死ぬという事が政府の調査で明らかになっている模様(現状ブルーノが言及したのみでハッキリそれが描かれた場面は無し)。
だが、例外として”黒ひげ”ことマーシャル・D・ティーチは”ヤミヤミの実”の能力を得た後で白ひげの遺体から”グラグラの実”の能力を奪い取り、二つ目の能力を獲得している。
また、黒ひげ海賊団は能力者の遺体から能力を奪い取る術を知っているようである。ヤミヤミの実には「悪魔の実の実体を引き寄せられる」能力があるからだろうか。
ところでこの一味にはいつも林檎を持ってるヤツがいたが……?
その効力や希少性から、売れば1億ベリーは下らない値が付き、実によっては更に高額の値が付く程の海の秘宝である。しかし、味は非常に不味い。
以下は作中で語っている味の感想。
- ルフィ「すッッッッ…(ZZZ...)げえマズいぞ」(『トリコ』とのコラボ漫画より)
- ジャブラ「クソみてーな味するぞ! クソだぞ!」(実際、この後悪魔の実を食べたカクとカリファはあまりの不味さに嘔吐しかけている)
- サボ「うぇーっ、ペッペッ! まっず!」
作劇上の演出として便利な為か、1つの章で能力者が必然的に最低1人は出て来ているため読者・視聴者にはわかりづらいが、悪魔の実もその能力者も、本来なら世界的に見ても非常に希少な部類であり、ルフィ達のように色々な海賊や海兵と関わりでもしない限り、普通は一生出会わずに終わり、仮に海賊や海兵であっても、並の者であれば噂程度しか知らない。
場所によってはたとえ能力者が訪れてもおかしくない偉大なる航路につながる島々であっても、アマゾン・リリーのように悪魔の実の存在自体が知られていない場合もあり、場所によっても悪魔の実の能力を、デッケンやしらほしは「呪い」、レオは「奇術」と呼んでいる他、ワノ国出身者は能力を「妖術」、能力者を「妖術使い」と呼んでいる。
ロブ・ルッチはカクとカリファに対して食べるように勧める際に「それを求めて死んでいく船乗りがごまんといる」とその実の希少性を端的に評している。
なお、その希少性もあってか、「特定の能力をピンポイントで狙う」という行動は基本的にはティーチの様なごく一部の例外を除いてまず見られない。
作中では「何の能力かはわからないがとりあえず食ってみる」というケースや、「そもそも食べる気はなかったが事故や強制されたりして食べてしまった」というケースが大半となっている。
一方で、四皇や海軍本部レベルの強力かつ大規模な組織クラスの集団であれば、狙った実を手に入れる(またはその能力者をスカウトする)ことも不可能では無いようで、
のように、能力者の種類に偏りが見られる集団も存在している。
人間以外の生物(鳥やキツネ、馬など)も能力者になることができ、例えばルフィの仲間の一人トニートニー・チョッパーはヒトヒトの実を食べて人間の能力を得た人間トナカイである。
また、悪魔の実を食した者は、特に能力の秀でた人間で無くても最低限の能力を発揮可能であるが、食べる人間が元から備えていた能力と食べた実の特性が上手く嚙み合っていれば、引き出す能力もより強大になる(絶世の美女でありながら性別を問わずに魅了してしまうメロメロの実を食したボア・ハンコック、化け物じみた怪力を持ちながら超人的な怪力を得られるリキリキの実を食したジーザス・バージェス、天才的頭脳の持ち主ながら無尽蔵の知識を記憶できるノミノミの実を食したベガパンク等)。
更に後述する技術によって無生物すら能力者にすることが可能で、作中では動物系悪魔の実を食わせた武器を持っている者も居る。
一部の超人系や自然系の悪魔の実には上下関係が存在する。自然系の能力者の場合、能力者にとって並大抵であれば上位の能力者の攻撃は下位の能力者に通用しやすい。
本作の強キャラはしばしば悪魔の実の能力を持つが、だからといって能力者でない者が不利・弱いということはまったく無く、例えば“海賊王”ゴールド・ロジャーやシルバーズ・レイリー、光月おでんなどの過去の大物や、ロロノア・ゾロやジュラキュール・ミホークといった現代の人物でも「非能力者の猛者」はごまんと存在する。今までの描写を見ても能力を得るのと、能力者が如何に能力のポテンシャルを引き出すかは全くの別問題であることが分かる。「能力者だから強い」のではなく「鍛練や研鑽で土台がしっかりしているから能力を使いこなせている」に過ぎない(仮に「能力を得たから強い」のであれば、作中は能力が強いものほど強者になる傾向になる描写になるはずなので、明らかに作中と一致しない時点でその認識は誤りだということが分かる)。鍛練や研鑽・能力の扱いは下記の項目の心身が能力に追いつくことで起きる「覚醒」につなげるための必要な要素である。
実際に上記で記述したSBSの「能力の強さ=キャラクターの強さでもない」という情報は、このことも意味していると言える。
世界政府の天才科学者Dr.ベガパンクは悪魔の実の伝達条件を解明し、その研究成果を「無生物に悪魔の実を食べさせる方法」や「ピカピカの実の能力の再現」などの新技術へと発展。前者の例では実際にイヌイヌの実を食べた銃やゾウゾウの実を食べた剣などが存在しており、実を食べた無生物は、命が宿ることが確認されている(『VIVRECARD ~ONEPIECE図鑑~ INDEX SET』より)。
この伝達条件と関りがあるのか「血統因子」も発見し、それにより不完全ではあるものの悪魔の実を人工的に作り出す技術も確立済み。詳細は「人工悪魔の実」の項目で説明する。
また、「悪魔の実の中には意志が宿り、誰に食べられるかを選んでいるのではないか?」とも言われている。
現に800年間世界政府の手から逃れ続けてきたものや絶世の美女に対して魅了されると石化する能力、音楽を愛する少女に歌声をトリガーにする能力、倫理観のカケラもない天才科学者にあらゆるガスを生み出す能力、世界一の天才科学者に無限の記憶能力が宿ったりしている。
なお、前述の通り一つの実からは一人の能力者しか生まれず、悪魔の実の一口目を食べた者のみが能力を得ることができ、残った実はただのまずい果実になるため、残りを食べても能力を得ることはできない。
実際、ポートガス・D・エースを主人公とした小説「ONE PIECE novel A」では初の仲間であるマスクド・デュースとメラメラの実を半分に分け合ったが、先に食べたエースの方のみ能力者になっている。
悪魔の実をジュースにしたり調理したものを食べた際にも能力者になるかは不明。しかし、実を直接食べず、実から抽出したエキスを摂取することでも能力を得た例も存在する。
また、実そのものを食べずに能力者になった例が存在し、更に一族代々悪魔の実の能力が受け継がれていると思わしき描写のある能力者達も確認されている。
人工悪魔の実
人工的に悪魔の実を作り出す技術は、政府の科学者から賞金首に転落したマッドサイエンティストのシーザー・クラウンが応用し、パンクハザードの工場で「SAD」を製造している。
SADはドンキホーテ・ドフラミンゴがドレスローザに持つ工場で人造悪魔の実「SMILE(スマイル)」に変えられ、四皇カイドウをはじめとする大物達と取り引きされている。
- SMILE
「SMILE」は人工悪魔の実であるため、本物の悪魔の実とは別物。簡潔に説明すると、
SAD | 色々な動物の血統因子を混ぜ込んだ液体 |
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「SMILE」工場 | SADを吸収させて植物を育てると奇妙な柄の実が生る |
ワノ国にて | 輸入された実の10個に1つだけ動物の能力を得ることができる |
なので、同じ動物のギフターズ(SMILEの能力が発現した者)が存在する。また、血統因子の抽出は現存する生物のみに限られるため、古代種・幻獣種・自然系・超人系のような能力者は誕生しない。
なおベガパンク曰く論外と一蹴されている。後述の事を考えれば当然だが。
- ベガパンク製悪魔の実
ベガパンクが研究開発した悪魔の実。基本的に通常種の動物系ならばリスクなしに量産ができる。幻獣種や古代種も能力者本人の血統因子と時間と金があれば製造可能。
超人系に関しては「悪魔の実」としての形で量産する事は不可能だが、能力者の血統因子から作ったグリーンブラッドを投与する事で再現が可能。
自然系はベガパンクでも再現が難しいとのこと。
悪魔の実の種類
超人系
通常ではありえない特殊な体質や能力を持つことが出来る。
三種類の中では最も多くの種類が登場しており、一部の能力を除いて能力者の原型をとどめる能力が殆どで、周囲の物質や自分以外の生物にも影響を与えるものが多い。
中には能力者自身や相手の実力に関係なく一撃必殺系の効果を及ぼすチート級の能力もあり、単純な戦闘の実力差だけでは対処が難しい能力が多いのも特徴。
なお、ほとんどの能力は能力者が意識を失うと効果が消えるものが多いが、能力者が効果を解除しないとその能力者が死んでも効果が永久に切れない能力も存在している。
実の能力に共通性が無く、動物系にも自然系にも当てはまらない能力を持つ実はこの超人系に分類される。
更なる詳細は個別記事を参照。
- 超人系能力者一覧(原作キャラのみで一部推定有り)
以下、派生作品オリジナル
動物系
動物への変形能力を身に付ける事が出来る。能力者は人型、獣型、その中間形態である人獣型の三種類に変形出来る。
三種類の悪魔の実の系統の中でも特殊な分類をされており、一部の実は「モデル」と呼ばれる亜種レベルでの区分がされている(〇〇の実・モデル~~といった具合)。
悪魔の実には「同じ悪魔の実は同時代に一つしか現れない」という設定があるが、同じ名を持つ悪魔の実でもモデルが異なれば異なる実として扱われる。
また、恐竜などの絶滅生物に変身できる「古代種」や、不死鳥や大仏といった伝承や空想上の生物に変身できる「幻獣種」と呼ばれる種類が存在し、これらは自然系より希少とされている。
モデルとなる動物の種類ごとに特性があり、例えば肉食動物の能力は凶暴性が上がる特性がある。ルッチ曰く、単純に身体能力が上昇するのは動物系のみ(ただし人間が食べれば人間より身体能力の高い動物に限られる)。
覚醒の段階を経ることで異常な回復力とタフさを得る事ができ、無生物に食べさせた場合は食べた物が意思を持って動き回ったり餌を食べたりするようになる。
チョッパーは丸薬ランブルボールにより、変形形態を増やすことに成功している。また、ブラックマリアも似た様な薬で変型点をずらし人獣型を自身の思う姿に変化させる事に成功している。
更なる詳細は個別記事を参照。
- 動物系能力者一覧(原作キャラのみで一部推定有り)
ドルトン/ウシウシの実・モデル“野牛(バイソン)” | トニートニー・チョッパー/ヒトヒトの実 | ペル/トリトリの実・モデル“隼(ファルコン)” |
ドロフィー/モグモグの実 | ラッスー【銃】/イヌイヌの実・モデル“ダックスフント” | チャカ/イヌイヌの実・モデル“ジャッカル” |
ピエール/ウマウマの実 | ロブ・ルッチ/ネコネコの実・モデル“豹(レオパルド)” | ファンクフリード【剣】/ゾウゾウの実 |
ジャブラ/イヌイヌの実・モデル“狼(ウルフ)” | カク/ウシウシの実・モデル“麒麟(ジラフ)” | X・ドレーク/リュウリュウの実(古代種)・モデル“アロサウルス” |
ボア・サンダーソニア/ヘビヘビの実・モデル“アナコンダ” | ボア・マリーゴールド/ヘビヘビの実・モデル“キングコブラ” | ミノタウロス/名称不明 |
ミノリノケロス/名称不明 | ミノゼブラ/名称不明 | ミノコアラ(画像下)/名称不明 |
ラフィット/名称不明 | マルコ/トリトリの実(幻獣種)・モデル“不死鳥(フェニックス)” | オニグモ/名称不明 |
ダルメシアン/名称不明 | エポイダ(画像中央)/名称不明 | センゴク/ヒトヒトの実(幻獣種)・モデル“大仏” |
ペコムズ/カメカメの実 | タマゴ男爵/タマタマの実 | ミノチワワ/名称不明 |
スマイリー【ゲル状有毒ガス】/サラサラの実・モデル“アホロートル” | カブ/ムシムシの実・モデル“カブトムシ” | ビアン(画像左端)/ムシムシの実・モデル“スズメバチ” |
ジャック/ゾウゾウの実(古代種)・モデル“マンモス” | モルガンズ/トリトリの実・モデル“アルバトロス” | カイドウ/ウオウオの実(幻獣種)・モデル“青龍” |
ぶんぶく君【茶釜】/イヌイヌの実・モデル“たぬき” | カタリーナ・デボン/イヌイヌの実(幻獣種)・モデル“九尾の狐” | ページワン/リュウリュウの実(古代種)・モデル“スピノサウルス” |
キング/リュウリュウの実(古代種)・モデル“プテラノドン” | 黒炭オロチ/ヘビヘビの実(幻獣種)・モデル“八岐大蛇” | オニ丸/ヒトヒトの実(幻獣種)・モデル“大入道” |
クイーン/リュウリュウの実(古代種)・モデル“ブラキオサウルス” | うるティ/リュウリュウの実(古代種)・モデル“パキケファロサウルス” | ササキ/リュウリュウの実(古代種)・モデル“トリケラトプス” |
フーズ・フー/ネコネコの実(古代種)・モデル“サーベルタイガー” | ブラックマリア/クモクモの実(古代種)・モデル“ロサミガレ・グラウボゲリィ” | ヤマト/イヌイヌの実(幻獣種)・モデル“大口真神(オオクチノマカミ)” |
???/??? | ストロンガー/ウマウマの実(幻獣種)・モデル“ペガサス” | ステューシー/バットバットの実 |
ハウンド/イヌイヌの実・モデル‟猟犬” | ポンスキー/ラコラコの実 | |
まず前提として、五老星の能力が悪魔の実かどうかは名言されておらず、詳細は不明(劇中でウォーキュリー聖が変身した姿で平然と海を渡って巨人海賊団の船を襲撃した点やサターン聖の末路を見ると、そもそも能力者ですらない可能性も考えられる)。
しかし、ベガパンクは五老星の奇妙な術の数々を悪魔の実によるものと推測しており、仮に能力者だった場合、それが幻獣種の動物系なのは一目瞭然である為、便宜上この項目に記載。
ジェイガルシア・サターン聖/名称不明・モデル‟牛鬼” | マーカス・マーズ聖/名称不明・モデル‟以津真天” |
トップマン・ウォーキュリー聖/名称不明・モデル‟封豨” | イーザンバロン・V・ナス寿郎聖/名称不明・モデル‟馬骨” |
シェパード・十・ピーター聖/名称不明・モデル‟サンドワーム” | イム/名称不明 |
以下は派生作品に登場
能力者 | 実の名称 | 登場作品 |
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チキチータ | 名称不明:モデル“チーター” | テレビアニメ「フォクシー海賊団編」 |
バズ | トリトリの実:モデル“鷲” | 映画『麦わらチェイス』 |
パトリック・レッドフィールド | バットバットの実(幻獣種):モデル“吸血鬼” | ゲーム『アンリミテッドワールドレッド』 |
パト【筆】 | イヌイヌの実(幻獣種):モデル“化狸” | ゲーム『アンリミテッドワールドレッド』 |
アルパカチーノ【バズーカ】 | 名称不明:モデル“アルパカ” | アニメ『Zの野望編』 |
オールハント・グラント | 不明 | アニメ『海軍超新星編』 |
トラツグ | トリトリの実(幻獣種):モデル“鵺” | 20周年記念イベント『ワンピース大覚寺魔獣と姫と誓いの花展』 |
平ロボコ | ヒトヒトの実:モデル“アンミカ” | 僕とロボコ |
自然系
身体を自然の物質や自然現象そのものに変化させることが出来る。
超人系にも泡や振動、磁気、熱気といった自然物質や自然現象を操る能力が存在するが、大きな違いは体そのものが変化すること。雪や沼、マグマといった実態が存在するものでも流動物となることであらゆる攻撃を受け流すことができ、これによりパンチや銃弾、斬撃などが身体を素通りし一切の物理攻撃が無効化されるなど、事実上無敵になる能力を得ることができる。
上記のような特徴があるため、三種類の中では「最強種」と称され、希少性も他の二種より高いとされる(ただし動物系幻獣種などのように細分化して考えるとこの限りではない)。
しかし、自然物ゆえに「ユキユキの実とヒエヒエの実」「メラメラの実とマグマグの実」のように悪魔の実の中で「上下関係」が決まっていたり、スナスナの実が水で、ゴロゴロの実がゴムゴムの実で能力が無効化されるなど明確な「天敵」が存在しているケースが他の系統より多く、自然物としての弱点を突かれるとダメージを受けてしまう。
そのため、自然系の能力者にダメージを与えるには固有の弱点を突くか、武装色の覇気による攻撃しかない。
『VIVRECARD ~ONEPIECE図鑑~ INDEX SET』によると中には巨大化できる能力もあるとのこと。
更なる詳細は個別記事を参照。
- 自然系能力者一覧(原作キャラのみで一部推定有り)
スモーカー/モクモクの実 | ポートガス・D・エース→サボ/メラメラの実 | クロコダイル/スナスナの実 |
エネル/ゴロゴロの実 | クザン/ヒエヒエの実 | マーシャル・D・ティーチ/ヤミヤミの実 |
ボルサリーノ/ピカピカの実 | サカズキ/マグマグの実 | カリブー/ヌマヌマの実 |
シーザー・クラウン/ガスガスの実 | モネ/ユキユキの実 | アラマキ/モリモリの実 |
以下は派生作品に登場
能力者 | 実の名称 | 登場作品 | モチーフ |
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スマッシュ | ズマズマの実 | プレミアショー2014 | プラズマ |
ビュルスト | ニトニトの実 | プレミアショー2015 | ニトロ |
グレイドル | メタメタの実 | ドラマティックステージ THE METAL 〜追憶のマリンフォード〜 | 液体金属 |
SMILE(人造動物系悪魔の実)
人工の動物系悪魔の実。
元世界政府の科学者シーザー・クラウンがDr.ベガパンクが発見した血統因子を応用して開発した「SAD」を原料とし、王下七武海の一人ドンキホーテ・ドフラミンゴが本拠地ドレスローザに持つ製造工場で「SMILE」という果実に変えられる。ドフラミンゴはこの「SMILE」を新世界の大物達と取り引きに使っており、四皇の一人カイドウが主な納入先となっている。カイドウは百獣海賊団の船員にSMILEを食べさせ、500人を超える強力な動物系能力者軍団ギフターズを組織している。
オリジナルの悪魔の実と違って果皮の模様が円形。生産のためには原料となる「SAD」を作ることのできるシーザーの技術が必要。ドンキホーテファミリーはどんな植物も育てられる小人族のトンタッタ族を奴隷として使役し栽培している。トンタッタ族曰くSMILEはとても不自然な果実で、悪魔の実として使える実は収穫量の内10分の1にも満たないという。さらに、その実を食べても、能力を得られる確率は10%以下と極めて低確率。
能力を得られなかったものは、カナヅチになることに加え、SADの副作用によって、「怒り」や「悲しみ」の表情が失われ、笑うことしかできなくなってしまう(これが「SMILE」の名の由来にもなっている)。ちなみに、失敗作のSMILEは副作用を伝達する効力が残っているため、他の者が食べてもそのリスクを負う。笑うことしかできなくなるが、その他の機能は正常であるため、悲しくて涙を流しながら、爆笑し続けるという状態になる
また、95巻のSBSによれば、通常の悪魔の実とは違い味は美味しいらしく、それがおこぼれ町の悲劇を生んだという。
当たりの「SMILE」を食べた人間は能力を得られるが、通常の動物系と異なり、腕から動物の角を生やす、腹に動物の顔があるなど、異形の姿へと変貌する。
ちなみに、モモの助が食べた人造悪魔の実はDr.ベガパンクによって作られたもので、副作用のようなものは出ていない。
パンクハザードのSADの工場及び、ドレスローザのSMILE製造工場も破壊されたため現在は生産不可能となっている。
人造動物系能力者一覧
モモの助/試作ウオウオの実(幻獣種)・モデル“青龍” | シープスヘッド/SMILE(ヒツジ) | ホールデム/SMILE(ライオン) |
バットマン/SMILE(コウモリ) | ガゼルマン/SMILE(ガゼル) | マウスマン/SMILE(ネズミ) |
スピード/SMILE(ウマ) | ババヌキ/SMILE(ゾウ) | ダイフゴー/SMILE(サソリ) |
ドボン/SMILE(カバ) | ソリティア/SMILE(サル) | アルパカマン/SMILE(アルパカ) |
マジロマン/SMILE(アルマジロ) | 二牙/SMILE(馬) | |
タイガーマン | 名称不明:モデル“虎” | プレミアショー2022 |
ラママン | 名称不明:モデル“ラマ” | プレミアショー2022 |
系統不明
劇場版を中心に系統が明言されていない悪魔の実が複数存在する。多くは能力描写によりある程度の検討を付けることができるが、それでも分類不能な能力が存在する。
能力者 | 実の名称 | 登場作品 | 能力の特徴 |
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ガスパーデ | アメアメの実 | 映画『デッドエンドの冒険』 | 飴になる |
ハニークイーン | トロトロの実 | 映画『ねじまき島の冒険』 | 液状化できる |
アルトゥール・バッカ | デロデロの実 | 『novel LAW』 | 液状化できる |
前者は「肉体を流動物にできる」が「水飴は自然物ではない」ため、後2者は「肉体を流動物にできる」が「自然物なのかはおろかそもそも何の物質に変化しているのかが不明(媒体によって色すら違うのでそもそも物質に変化しているのかすら不明)」という点で超人系なのか自然系なのか不明である。
が、カタクリのように特殊な超人系が存在するので、そちらの系統なのかもしれない。
デメリット
全能力者の弱点
悪魔の実の能力者は、能力を得た瞬間から海に嫌われる呪いを受け、一生泳げない体質になってしまう。
海に落ちたら最後、自力での脱出はほぼ不可能。主人公であるルフィも海に落ちた時は、非能力者であるサンジやナミに度々助けられる事が多い。
単行本SBSによると海とは川、プール、風呂など、「水が溜まっている場所」全般を指すとのことで、能力者がそれらの場所に入ると、たちまち全身の力が抜けて能力が使えなくなり、体が沈んでしまう。
ただし、全身ではなく体の一部が浸かる程度なら能力を使う事が可能。雨やシャワーなどの流水に関しては全く影響がないとのこと(一部例外あり)。
この「泳げなくなる」というデメリットが船乗りにとって致命的なため、シリーズの序盤では悪魔の実の能力を求める海賊はよっぽどの変人という扱いであり、作品の序盤に当たる東の海編に出てきた悪魔の実はルフィのゴムゴムの実を含めても僅か4種。バギーに至っては入手しても自分で食べるつもりはなく、最低でも1億ベリーで売り払って海賊団の立ち上げ資金に充てようとしていたことも、そのことを強調している。
しかし、実際には作中で登場している強者に類する大海賊や海兵将校の多くは悪魔の実の能力者であり、特に偉大なる航路に入って以降は、悪魔の実の能力を持っていることがある程度戦闘の前提になっているところがある(これはあながち間違ってはいないが、逆に強者の中には非能力者も多く存在するので、完全に戦闘の前提になっているとは言えない)。
実際にルフィやルッチやティーチが「(海に落ちなければ良いだけなので)カナヅチ程度のデメリットは大したことはない」「まず弱くはならないので食べた方が良い」「弱点より利がある」と言っている。
物語の初期では悪魔の実の能力者が自分の能力を披露すると、敵味方を問わず「なんだあいつは!?」といった叫びやどよめきが起こっていたが、偉大なる航路に突入してからしばらくすると、ルフィや一味の仲間たちも「あいつも能力者か」といった程度にまでリアクションは薄まっていった。
また、能力者は海と同じエネルギーを発する海楼石という鉱石に触れても能力が使えなくなるため、政府の監獄や手錠、一部の海兵の武器にこの石が使われている。
ゼファーによると海軍でも対能力者用に海楼石製の弾丸が作られたが、弾丸レベルにまで小さく加工できる技術は現状ワノ国にしか存在していないのでとても希少であり、そもそも新世界で名を馳せているような強豪海賊には銃弾が滅多に当たらないため、そこまで役立っていない様子。
ちなみに、「能力が使えなくなる」というのはあくまで「能力の能動的な使用が出来なくなる」というのが正しく、能力そのものが失われてしまう訳ではない。実際にルフィがアーロンによって海に沈められた際、ノジコとゲンゾウが海底から海面までルフィの首を伸ばして水を吐き出させることで救助していたり、海楼石製の網で捕らえられたアルビダの容姿が美女のままだったりしている。最も分かりやすいのはブルックが海に落ちても生きていることだろう。
なお、このデメリットは魚人とて例外ではなく、能力者となったバンダー・デッケン九世やジャックは、魚人でありながらシャボン等がなければ水中で動くことが出来なくなっている(ただし息はできるので人間の様に"溺死"はしない)。
ミホークやドフラミンゴと渡り合える程の実力を見せたクロコダイルや、四皇のような立ち位置に存在していたシキ(全盛期から衰弱していることもある)が倒されていることから、どんなに実力の高い能力者でも、油断したりして能力者の弱点を突かれてしまえば倒されてしまう模様。
個別のデメリット
上記の悪魔の実全般に共通するデメリット以外では、それぞれの実が個別に明確なデメリット、もしくは制約を持つ例は基本的に存在しない。唯一ホビホビの実が『実を食べた時点から成長が止まる』という制約じみた性質を持つように見えるが、能力者本人の容姿に影響を与える例が他にもあることを考えれば、制約というより能力の一部と見るべきだろう。
ただし、能力発動時の見た目の不気味さや周囲の無理解から迫害の対象となる、悪魔の実の能力に人体が適応しきれていない、発動条件や能力の限界により日常生活や戦闘中の行動に制約が生じるなど、間接的なデメリットを抱えてしまうケースはそれなりに多く見られる。
覚醒
悪魔の実の能力は稀に「覚醒」するが、それは心身共に能力に追いついたときに起こる。ただ作中を見ると、他にも条件が必要となりそうなのだが不明。少なくとも能力を覚醒させることができるだけの強靭な精神と力が一つの条件になってくるため、極限まで心身を鍛えぬかないと自ら能力を覚醒させることは不可能と言える。
覚醒した能力者はより強力な力を使えるようになるが、その分通常よりも体力の消耗が非常に激しい。ローやキッドのような実力者ですら一度の発動で疲労困憊の状態になっていることから、覚醒した能力による技の使用は極限まで鍛え上げた実力と熟練度が必要になると言える。
因みに「心身が能力に追いつくまでの進行プロセス」については、作中世界にいる如何なる者でもそれを実際に目にするということは不可能。つまり、読者が作中を見たところで、「能力者はもうすぐ覚醒しそうかな?」などと確実に判断することは一切できないので注意。
悪魔の実の系統 | 特徴 |
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超人系 | 自身以外の対象に能力そのものを付与することで、能力が周囲に影響を与え始める。 |
動物系 |
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自然系 | (覚醒者が判明していないため不明) |
この中で自然系のみ覚醒した場合の変化が判明していない(中々判明しないと考えられる理由については、『自然系』の当該記事を参照)。
なお、あくまでファンの考察レベルにおいては超人系と同じく周囲の物に影響を与えるようになるのではないかとされることが多い。具体例としてはクロコダイルの起こした巨大な砂嵐や流砂、赤犬と青雉の戦闘によるパンクハザードの惨状など挙げられることが多く、これらの現象は本人の体が自然物に変化しただけでは説明がつかず、三者とも能力を覚醒させていない方が不自然とも言える実力者であるため、覚醒により環境そのものに影響を及ぼした結果がこれらだったのではないかとする説がよく見られる。
以下は現時点で明言された該当者の一例(登場順)。覚醒してからも強さや使用できる幅は使用者次第で大きく異なっている。
悪魔の実 | 人物(動物) | 内容 |
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(動物系だが不明) | 獄卒獣 | 驚異的なタフさと回復力を得る。※ |
イトイトの実 | ドフラミンゴ | 周囲の物体を糸状に変えて操ることが出来る。 |
モチモチの実 | カタクリ | あたり一帯を餅状に変えられる。 |
オペオペの実 | ロー | 任意の対象に手術の性質(改造空間「ROOM」の性能)を付与できる。 |
ジキジキの実 | キッド | 任意の対象に磁力を付与できる。 |
ヒトヒトの実モデルニカ | ルフィ |
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ネコネコの実モデル豹 | ルッチ | より戦闘力が増した豹の「覚醒フォルム」に変身できる。 |
※能力者の人格が完全に能力に取り込まれているような印象になっており、他の覚醒者とは比較的実力差が感じられることから、獄卒獣は問題ありのケースに該当する覚醒者と考えられる。
なお、上記以外でも自分以外の物に直接影響を与えるパラミシア系がいくつか存在しているが、これが能力の覚醒によるものなのか、元々そういう能力であってこれらの実の覚醒はまた別の形で発現するのかは不明である。しかし超人系の覚醒は、覚醒の有無が判明していなくても、「能力者の心身が能力に相応しい実力となっているか」「能力者は強者かどうか」「能力と相性の良い外的要因とは無関係なのかどうか」などを全て考慮すれば、ある程度は判断をつけることが可能(例えばウタが持つウタウタの実だが、劇中では一見すると覚醒しているように錯覚してしまうのだが、これらをすべて考慮すると覚醒している可能性は極めて低いと判断できる)。
実際に四皇クラス以上の実力者は能力を一度発動してしまうと何百km、或いはそれ以上も遥か遠く離れた場所まで及ぶ圧倒的な攻撃範囲を生むことがあり、本人の力の度合いによっては遠く離れた海や近隣の島々を大きく巻き込むほどの威力を発揮してしまうこともある(例としてはエドワード・ニューゲート、シキなど)。
ただ、ニューゲートに関しては薙刀にグラグラの実の能力を付与して扱っているような描写がある。実際に後の能力者であるマーシャル・D・ティーチ]は現段階では、自身の拳にしかグラグラの実の能力を纏って使用している描写がない。すなわち、グラグラの実の能力に関して言えば現段階では武器に付与していた描写が覚醒能力であったという説もある。
劇場版
名称 | 人物 | 効果 |
---|---|---|
ゴルゴルの実 | ギルド・テゾーロ | 自らの能力の影響下においた金の状態を感知することができる。 |
ガシャガシャの実 | ダグラス・バレット | 本来なら能力の影響を受けない自然物とも合体できるようになる。 |
余談
生態・原産地・収穫方法
果実なのだが、その生態や原産地、収穫方法などの情報は現時点では一切不明であり、殆どの実は既に誰かが食べた状態で紹介されるため、本編で原形がイラストで登場した実は意外と少ない……というか、スマイリーが死亡した際に近くの林檎が悪魔の実に変化しているため、そもそも悪魔の実に産地は存在しない可能性が高い。一応、宝樹アダムと陽樹イブの存在から悪魔の実=知恵の実?といった推測もされたが現状確証は無い。
また、『ONEPIECE magazine』などの公式ファンブックなどで色や形状が明かされるときもある(本編では、ゴムゴムの実、バラバラの実、ヤミヤミの実、メラメラの実、ウシウシの実モデル麒麟、アワアワの実、オペオペの実、イトイトの実、SMILE、ヘビヘビの実モデル八岐大蛇、フデフデの実、ニキュニキュの実、ウオウオの実モデル青龍などは登場している)。
水への耐性
原作185話の扉絵「はっちゃんの海底散歩」第4話にて、パンサメの住処の冷蔵庫の中に悪魔の実らしき物体が確認でき、後に公式からもそれが間違いなく悪魔の実である事が認められている。この描写から悪魔の実の能力者は(特殊な例を除いて)共通して海が弱点となるが、悪魔の実そのものが海や水に弱いわけではない事が窺える。たとえ完全に海の底に沈んでしまったとしても、まだ食べられていない限りは悪魔の実そのものに何らかの影響が生じる事は無く、効力もそのままに現存し続けるらしい。
能力者の幽閉
悪魔の実の能力者には情状酌量の余地など微塵も無い凶悪犯や重罪人も多いが、彼らは処刑されずに監獄内に半ば放置されている状態である事も多い。これは能力者が死亡すると悪魔の実が復活してしまうため、簡単に処刑に踏み切るわけにはいかないという事情もあるためと思われる。処刑後に復活した悪魔の実がまた世界政府の脅威となる人物に渡ってしまう可能性も0ではなく、実際メラメラの実は復活後に紆余曲折を経て革命軍の手に渡り、その戦力を強化する事態となっている。このような事態が起こり得るからこそインペルダウンのような施設が必要とされているのだろう。もっとも、それはそれでモンキー・D・ルフィや黒ひげ海賊団の引き起こしたような事態が起こり得るリスクがあり、どちらが良いかという絶対的な判断を下す事は難しい問題だが。
「覚醒」についての考察の検証
覚醒条件の事実が判明したことで、中には「悪魔の実を食べた瞬間に自ら能力を覚醒させることができるのではないか」と考察している人もいるが、何らかの外的要因を含まない限り、その可能性は非常に低いと言える。というのも、メラメラの実の能力者になったサボやグラグラの実の能力者になった黒ひげは、非常に高い実力を持っているために多少は能力を使いこなしていたが、それでも制御難易度の高さ故に苦労しており、「覚醒」どころではなかったからだ。
また、そもそもフクフクの実など戦闘とはほとんど関係のない能力を得る実も存在するため、本人の戦闘力と能力の習熟、特に覚醒はある程度独立した関連性のない事象と考えるべきだろう。
その他
登場人物たちの台詞や空島、天竜人の別名、ヒトヒトの実(幻獣種)・モデル“大仏”から、実在しているかは不明だが『ONE PIECE』の世界においても神や天使、大仏といった伝承が存在しているのは判明している。しかし現時点で悪魔の実に対しての天使の実などがあるのかどうかは一切語られておらず不明である。
悪魔の実の正体?
エッグヘッド編にてベガパンクから麦わらの一味にニカの存在を伝えられた。その際「人の望みは消えることはなく、万物は望まれてこの世に生まれてくる、その最たる例が悪魔の実」と語りだした。
「悪魔の実とは、誰かが望んだ『人の進化』の"可能性"でありこんな姿になりたい、こうなったらいいなという未来の願望が能力として現れた物。能力者とは誰かが思い描いたいくつもの異次元を生きる者達」
そして悪魔の実の最大の欠点、「海水に触れると急激に弱体化する」という点は、「本来あり得てはならない"不自然"故に、その"罰"として"自然の母"である"海に嫌われてしまう"」という仮説を述べた。
ただ、この仮説にはいくつか問題点が存在する。
それは、悪魔の実が願望だけで生まれるほどそんな単純な話で説明できるのかという疑問点と、実際に悪魔の実の具体的な正体や発祥、そのメカニズムについて根本的な説明はまだ行われていないという問題点があるということだ。
少なくとも発祥については能力者の中に800年以上前に生まれた人物が存在しているため、確実に空白の100年の頃にはすでに存在していたと言える。今後さらなる掘り下げも期待できるであろう。
また、これが正しいとすればこれまで考察界隈で取り沙汰されてきた『実際の物質・動物との相違』、例えば(ある意味解決済みではあるが)実際のゴムとは明らかに異なるゴムゴムの実の能力、あるいはダイヤモンドに変化したら砕けやすくなるはず、アホウドリなのに飛べない、フリルが回るトリケラトプス、首から尻尾がすっぽ抜けるブラキオサウルス、トサカを引っ張って衝撃波を飛ばすプテラノドン、首を格納すると手足が伸びるキリンといった荒唐無稽な能力にも、『最初に望んだ人物が盛大に勘違いをしていた、もしくはそうだったらいいなと思った結果』と説明がつく。
特に幻獣種は人間の想像によって生まれたとされるもので、不自然なものが自然発生するのにベガパンクの仮説が理由としてつけられるのではないだろうか。
関連タグ
ONEPIECE 超人系 自然系 動物系 SMILE(ONEPIECE) 覚醒(悪魔の実)
ジャガイモ:悪魔の実と呼ばれていた。
オリジナル悪魔の実:二次創作タグ。