概要
種類 | 超人系 |
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特性 | 重力・反重力 |
概要 | 重力を操ることができる |
能力 |
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利点 | 能力者のコントロールと実力次第では、能力の影響を宇宙空間にまで及ぼすことも可能 |
弱点 | |
形 | (実の形等は不明) |
色 | (実の色は不明) |
超人系の悪魔の実の一つ。
重力を操作可能で、対象を重くして地面にたたきつけたり、逆に軽くして浮かべることもできる。
剣術も合わせた結果、重力を掛ける方向も自由自在で、真横にも重力を飛ばせる。
しかし、1番の問題はその効力の範囲で、なんと宇宙空間から隕石を引き込むことも可能。
ただし自身に重力を掛けることは出来ないようで、ドレスローザでは能力で浮かべた瓦礫の上に乗って移動していた。
能力が絶大な理由は、彼の凄まじい実力と熟練度の高さ故である。
余談
フワフワの実の能力との関係
読者からは、能力の性質が似ているために、ズシズシの実と比較対象にされることが多く、「上下関係があるのでは?」と主張する者もいる。
しかし、フワフワの実は触れたものを浮遊させ、自分以外の生物には影響しない能力。
一方、ズシズシの実は自身以外に重力をかけ、生物を含めて触れていないものまで影響がある能力。
このように、最終的に発現する現象は似ているが実はプロセスや効果範囲にはかなりの違いが見て取れる。
但し、これまでの悪魔の実の能力の傾向を見ると、能力の効果範囲や強さは、能力者の力量と使用方法にも大きく左右される傾向もあるので、そのまま単純比較できないことも多くあるので、それだけで判断することは難しいと言える。
さらに以下の例を見ると、悪魔の実の能力の上下関係で最も重要となる要素は、悪魔の実の能力自体元々持っている特性は何なのかということを考慮する必要があり、それが「双方の能力の特性自体が非常に酷似している」「双方の能力の特性のジャンルが同じ」の何れかの条件を満たすかどうかを考慮しなければ、上下関係を判断することはできないことが分かる。
- 上下関係が成立する例
- マグマグの実>メラメラ実(能力の特性自体が非常に酷似)
- トントンの実>キロキロの実(能力の特性のジャンルが同じ)
- ヒエヒエの実>ユキユキの実(能力の特性自体が非常に酷似)
- ブキブキの実>スパスパの実(能力の特性のジャンルが同じ)
現実世界の「反重力」の存在の有無
作中では反重力が存在し、能力で反重力を操ることができるが、現実世界では英科学誌ネイチャーにて、国際研究チームの相対性理論に基づく実験結果により、「反重力が存在する確率は10のマイナス15乗以下とほぼゼロに近く、その存在が否定されたことを意味する」ことから、「反重力は存在しない」との結論が出たものの、物質と反物質の重力加速度がわずかに異なっている可能性は否定できないとしている。
(出典: 「反重力は存在せず」実験で結論 国際研究チーム-日本経済新聞)
また、この論文は2023年9月に掲載されたものであり、ズシズシの実の能力が描かれた当時は反重力が存在する可能性は考えられていた上、そもそも創作物における重力操作と言えば反重力はある意味付き物の設定でもある。
作者の頭の中に『重力を操るズシズシの実』といったアイデアがあれば、反重力を操るアイデアが浮かぶのも無理はないだろう。
そもそも論としてワンピース世界には質量保存則をはじめとして物理法則を完全に無視している能力や、人体がバラバラになったり爆散したり広範囲に拡散したりしても循環器系に何ら影響を及ぼさない能力、果ては白骨が蘇生して意識を取り戻し、動くわ喋るわ食事も取ると現実的には考察するまでもなくあり得ない能力のオンパレードの中で、直近の話であるからと言ってズシズシの実の反重力だけを問題視するのも不合理な話ではあるだろう。
物理法則無視などに関しては、漫画・アニメではよくあることだし、あくまでも作者の発想の世界なので、物理法則などの現実的なことに度が過ぎるほど拘っていたら見てる方も辛くなるし、キリがない。
なので、漫画やアニメなどに関しては、ある程度の非現実的なことは留意しなくてはならない。
また、作中の場面は、「現実的に考慮してもいいとき」「作中世界の立場に立って考慮しなければならないとき」「漫画のメタ的に考慮しなければならないとき」の3パターンの見方に分かれるので、読者がそれを見極められるかが焦点だ。
関連タグ
フワフワの実:同様に物体を浮かせることができる能力。