概要
種類 | 超人系 |
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特性 | 分離 |
概要 | 体をバラバラにすることができる |
能力 |
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弱点 |
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形 | |
色 |
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超人系悪魔の実のひとつ。
肉体(着用している衣服も含む)を複数のパーツへバラバラにするのが可能になる。
分離したパーツは空中に浮遊し、能力者の思うがままに動かせるため、人体構造の限界を超えた間合いからの遠隔攻撃も出来る。
しかし、足だけは飛べずそれを中心とした、一定の範囲内でしかパーツをコントロールが出来ない。
そのため、ルフィに頭と手足が空の彼方に吹っ飛ばされた際には、胴体は機能停止していた(その島まで戻って、やっと遠隔操作できていた)。
逆に第三者(もしくは浮遊している自分自身)が足を持ったまま移動すれば、コントロール制限はなく、擬似的な飛行も可能。
また、斬撃によるダメージを無効化出来る。ルフィのゴム能力と同様に肉体そのものが変化している特性上、武装色の覇気を纏った斬撃でも(恐らく)ダメージは受けないと思われる(現にミホークはバギーに対し、夜による峰打ち=打撃を放とうとした描写がある)。剣士キャラにとっては「天敵」と断言しても過言ではない……が、本作は強い剣士はステゴロでも強いケースが多いので、実際に戦ってどうなるかは不明。
また、面での攻撃は無効化できないため打撃には弱い。
だが、概念が登場して以降『自分と敵の強弱の差以外に防ぐ術がほぼ皆無』だった武装色の覇気に対し、(斬撃に限定されているものの)武装色の攻撃を無効化できる可能性を秘める点では、実はかなり希有な能力だったりもする。
なお、頭と体が離れていても身体機能には影響がなく、食事も(恐らく出す方も)出来る。
能力者
ロジャー海賊団の見習い船員時代、敵の海賊団との戦闘中に財宝の地図を見つけて独立を決意。資金を得るためにバラバラの実を食べたふりをして横領し、(後で売り捌く為)コッソリとオーロ・ジャクソン号から脱走しようとするが、同じく見習いだったシャンクスが突然話しかけてきた際に誤って実を飲み込んでしまい、能力者となった。かくしてバギーの「海底に沈んだ宝を独り占めする」夢はあっさりと潰えてしまうのだった……。
なお、第0話では
シャンクス「お前いくら切られても死なねェ体になったんだからいいじゃねェか」
バギー「弱点はいっぱいあんだよ!!バーカ!!」
とのやりとりがある点から、金獅子のシキと戦った「エッド・ウォーの海戦」時点では能力者になっている。
余談
- バラバラの範囲
作者の尾田栄一郎によると細かく分離し過ぎるとコントロールし切れなくなるらしい(「せいぜいぶつ切り程度」とも口にしている)。
あくまで自分でコントロールできるのがぶつ切り程度の分離であり、ジュラキュール・ミホークに細切れにされた際は、直後には戻っている。
- インターネット上の噂
SBSでは、 35巻にて「ルフィにゴムゴムの実以外を食べさせればよかったと思ったことはありますか?」との質問に対し、 尾田栄一郎は「そういうのは連載前に、死ぬほど悩んだから、ぜんぜんないです。ゴム人間が好きです。」と述べている。
65巻では、ゴムゴムの実を選んだ理由は「一番ふざけた能力を選んだのです」「まっすぐに強くてかっこいい主人公だと、僕はこんなに長くつき合えてないと思います。どんなに話が深刻になっても、ルフィは伸びたり膨らんだり。いつでもふざけるチャンスをくれます。そういう漫画を描きたかったんです」とも述べた。
そのため「バラバラの実は主人公候補」との話は、まとめサイトによる伝聞が原因と思われる。
- 不自然な表記
この表記法が何を意味するのかは不明。