ナレーター「怪獣の撃破により、事件は終結したかに見えた。だが……それは本当の恐怖の、幕開けにしか過ぎなかったのだ……」
概要
別名: | 吸電怪獣 |
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身長: | 67m(怪獣時)、2.2m(分身体) |
体重: | 5万6千t(怪獣時)、2.2kg(分身体) |
出身地: | 太陽発電基地付近 |
第9話「二千匹の襲撃」に登場。
激しい稲光が空を裂く深夜、太陽発電基地付近にあった謎の建造物に雷が落ちた途端に姿を現した怪獣。電気エネルギーを主食としている。
体をバラバラにされてもその破片の一つひとつが「分身体」となって活動し、いくら細かく砕いてもその分だけ増え続けるため非常に厄介。しかし炎には弱く、燃やされると再生できなくなる。
全身から発するプラズマで計器を狂わせ、体の各所に生えた赤い球体状のパーツを激しく発光させて赤い電撃を放つ。
ポイント03の太陽発電基地を強襲するも、ウルトラマンダイナ・ストロングタイプに放り投げられ、ガッツイーグルのトルネードサンダーで粉々に粉砕された。
しかしその日の夜、破片から生まれた約2000匹の分身体が都市部に大発生。破片の一部は川に落ちて水路に流されたこともあり、広範囲を襲って手当たり次第に電気を吸い始めた。
ガッツブラスターで攻撃しても次から次へと分身体が生み出され、都市機能を完全に麻痺させてしまう。
分身体はナカジマ隊員考案の「トラップフィールド作戦」で発電所におびき寄せられるも、運悪く落雷がトラップフィールドに命中して故障したせいで散開。
TPC戦車部隊のナパーム攻撃も効果が薄かったため、アスカ・シンがダイナ・ミラクルタイプに変身してトラップフィールドに電気を放つと、そこに再び集結し、トラップフィールドを取り込みつつ元の巨大怪獣に戻る。
そのままダイナと再戦するが、戦いの最中、突如ダイナに抱き着いて何かを頼み込むような素振りを見せ、宇宙に運ばれると、レボリウムウェーブ・アタックバージョン(タイプⅡ)で粉砕され、ミニブラックホールへ吸い込まれていった。
結局どうしてギアクーダが出現したのかは不明なまま終わり、アスカは「『人工の光』に頼るようになった人間に『本当の暗闇』の存在を忘れさせないために、この星の意思が出現させた」と推測した。
その後の活躍
TDG THE LIVE ウルトラマンティガ編 in 博品館劇場
地獄の門の中の世界を彷徨う亡霊の一体として分身体が登場。
モルヴァイアと共にエネルギーを吸われ消耗していくティガを襲撃したが、なんとか撃退される。
その後、モルヴァイア共々、ティガダークに召喚されるが、ゼロ達の思いが結集して登場したトリガーのゼペリオンソードフィニッシュに敗れる。
現実世界でキリエロイドに呼び出された際にはダイナのソルジェント光線、ガイアのクァンタムストリームを受けて敗北している。
関連タグ
マザーレギオン:『ガメラ2』の敵。長谷川圭一によれば、ギアクーダに影響を与えたとされている。
エレキング エリー:『デッカー』に登場した怪獣で電気を吸い取る、大規模電力の作戦を実行、最終的に同じタイプにチェンジしで電力を放出され弱体化されるなど似ている点を持ち、ギアクーダのオマージュと思われる。
ギバルーガ:名前が似てる怪獣。こちらは自ら地球を名乗った。ま、嘘なんですけどね