「人間共よ、よく聞け。私は地球だ。人類は私の意志に反し、繁殖し過ぎた。人類は私を汚し、破壊している。即刻、私の上から立ち去れ。さもなければ皆殺しにする」
「その証拠に各地で異変を起こしてみせる。立ち退きの期限はお前達の時間で24時間を与える」
データ
| 別名 | 凶暴怪獣/凶悪怪獣/寄生頭脳 |
|---|---|
| 身長 | 137m |
| 体重 | 14万6千t |
| 出身地 | 地底の地下空洞 |
| CV | 飯塚昭三 |
概要
第26話「地球最大の危機!!」に登場。
自らを“地球”と名乗り、人類に24時間以内に立ち退きを迫り、世界各地で異常現象を引き起こした正体不明の怪獣。
高い知性を持っており、人類に何の価値も見出さず、自身をオールマイティな存在と称する傲慢な性格の持ち主で、湖の水を噴水させてそのパターンで自身のメッセージを伝えたほか、自身が潜伏していた地下空洞に科学警備隊達が踏み込んできた際は流暢な日本語で直接会話してコンタクトを取っていた。
上記にある通り噴水を起こした湖底の地下空洞に潜伏していたが、その際は巨大な脳細胞の塊のような姿をして神経のような物を地球全体に張り巡らせていたため、地球防衛軍の上層部は当初は本当に地球の脳だと誤認し、調査に訪れていた隊員等に絶対に攻撃を加えないようにと通行して対話による解決を試みていた。
しかしその正体は地球に寄生してそのエネルギー(養分)を吸収して生きている脳細胞の塊の生命体であり、地球の神経のような物に見えたのは実際にはギバルーガが地球からエネルギー(養分)を吸い取るために張り巡らした根に過ぎない。
恐らく、人類の環境破壊でエネルギー(養分)を吸収しにくくなったため地球を名乗って行動を起こしたのだと思われ、放置していれば地球を食い尽くしてさらに成長していた可能性もある。
対話を試みた地球防衛軍上層部の要求を「人類など知ったことではない」とあっさりと切り捨て、張り巡らした根を通じて世界各地で天変地異を引き起こして人類を絶滅させようとするが、その行為に激怒したマルメ隊員の攻撃で根が切断されたことに激昂し、真の姿であるヒトデ状の怪物としての姿を遂に曝け出して地上へと出現する。
背面はウルトラマンジョーニアスの『プラニウム光線』を防ぐ程の強度を誇る外皮（甲羅？）に覆われており、両腕(?)の先にある2本の触手の先から物体を持ち上げる効果の光線を放つことができ、これらの攻撃でジョーニアスを苦戦させると共に最後まで自身を「地球だ‼」と言い張って独特の威圧感でジョーニアスに迫るが、最後はそんな戯言に怯まずに放たれたジョーニアスの『プラニウム光線(Bタイプ)』を外皮の覆われていない真正面に受け爆死した。
余談
一部の書籍では「ギルバーガ」と書かれることもある。
声を演じる飯塚昭三は、後に『ウルトラマンG』のブリューワー将軍役で本家特撮のウルトラシリーズへの出演を果たしている。
その後さらに『ウルトラマンX』にてM1号役を担当したが、奇しくもそのM1号とは「共存不可能を主張する」という共通点がある（結末は正反対だが）。
関連項目
ガイア理論：地球そのものが意思を有するという理論。実際『ウルトラマンG』ではこの説によりコダラーとシラリーが人類を滅ぼすために出現した。最もギバルーガに関してはただの言いがかりであるが。
ギアクーダ：名前が似ている上に地球の意志が出現させたのではないかと推測された怪獣。
ウルトラマンアグル：地球の意志が遣わしたウルトラマン。
