データ
別名 | 伝説深海怪獣 |
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身長 | 62m |
体重 | 9万4000t |
出現地 | 海底 |
概要
第12話「その名は"滅亡(ほろび)"-伝説二大怪獣登場-」、第13話「永遠(とわ)なる勇者-伝説二大怪獣登場-」に登場。
太古より伝わる『滅亡の伝説』にて存在が語られる、『深海に閉ざされし者』の二つ名を持つ怪獣で、シラリーと対を成す存在。
深海底で長い眠りについていたが、人間の環境破壊が原因で正体不明の赤い藻と共に復活した。滅びの伝説が記された古代のディスク状プレートを持つ者を狙う。謎の藻はコダラーの鰓で共生しており、好気呼吸を阻害する毒でオーストラリア近海を死の海に変えた(さらに調査のためにジャックが海面からすくい上げた魚が異形の姿に変貌して死亡している描写まで存在する)。
海棲哺乳類と海棲爬虫類の合いの子のような姿で、背中の甲羅を水上に出して猛スピードで海を渡る。海洋怪獣であるため、海での戦いは得意だが陸上では動きが非常に鈍い。しかしそれを補って余りあるとてつもない怪力の持ち主で、パンチの一撃でグレートすら怯ませる。
両目から放つ破壊光線と掌から放つ球電、光線や実弾を含めたあらゆる攻撃を吸収し、そのエネルギーを2倍に増幅して撃ち返すグレートのマグナムシュートに似たリバース攻撃が戦力。
グレートとの初戦では、打撃攻撃にも怯まず、グレートのスタービームを跳ね返し、それを跳ね返したマグナムシュートを更に跳ね返す、果てには必殺技のバーニング・プラズマーまでもを跳ね返し撃退してしまう。
敗北したグレートはエネルギーを使い果たし、残り1回しか変身できない状態まで追い込まれてしまった。
オーストラリアの町に現れると、そのまま市街地を蹂躙しながら山岳地帯を目指し、宇宙から飛来したシラリーと合流し、再び姿を現したグレートと戦う。
2対1でグレートを苦しめるが、最期はUMAがタルサー砲に装備した古代のディスクに自らの光線を2度跳ね返されて爆発し、ついに撃破された。
海魔神コダラー
『ウルトラマン超闘士激伝』に登場。宇宙の全てを滅ぼすと伝えられ、その大きさたるや指先だけでウルトラ戦士を凌駕する。宇宙開闢の時から生きているとされ、別名は「青い悪魔」。
ゴーデスによって強制的に復活させられたが、ゴーデスの言うことを聞くわけもなく、ただ野放図に暴れ回っていた。
超闘士ウルトラマンすら凌駕する圧倒的なパワーと、数百㎞四方を消し飛ばす大火力で見る者を驚愕させる。また、相手の戦法を瞬く間に記憶・学習する能力まで有しており、滅びをもたらす者としての威容をこれでもかと見せつける。
期を同じくして復活した天魔神シラリーと合流を果たすと、最大最凶の凶悪タッグを組んでウルトラ戦士たちを滅ぼそうとした。
しかし割って入ったウルトラマンパワードの全霊を込めた精神波でシラリーが洗脳されると「敵」と誤認されてしまい、猛烈な死闘を繰り広げた末、遂に相打ちとなった。
しかしその命がけの死闘は、更なる破滅の到来のほんの前触れに過ぎなかった。
琥陀羅亜
『ウルトラ忍法帖寿』「燃えよ!!不死鳥セブンの巻」に登場。朧党が誇る最強にして最凶の忍獣で、その実力は上から下までアホ揃いだった朧党の忍獣とは比にならずウル忍を容易く返り討ちにし、マンをして朧党が本気を出したことを実感させ戦慄せしめたほど。
生半可な技を寄せ付けない巨体とその膂力から繰り出される爪撃が武器だが、中でも背中の甲羅で光線を吸収・反射する朧忍法・技がえしが最大の必殺技。
ウル忍との度重なる敗北に業を煮やした朧党が本気でウル忍を潰すべく送り出され、ティガを除くウル忍メンバー全員を打ちのめす(対象の影あるいは地面に潜んで背後から襲い掛かるという卑劣な手を使った)。
そして倒したマンを処刑しようと目論み、一時的にウル忍に復帰したセブンをも圧倒するが、ティガによって拘束から解放されたマンに甲羅を切り裂かれたことで忍法を封じられ、マンとセブンの放ったワイドスペシウムショットを喰らい爆散した。
ちなみに彼が登場した回は冥府羅州をはじめとした朧党のメンバーが一切登場しておらず、それに加えあまりのシリアスさや冥府羅州たちですら考えなさそうな残虐な手口でマンを殺そうとしたせいか読者から「本当にこいつ朧党の忍獣か?」と疑問視する声が少なくなかったとか。
余談
よくファンの間で語り種になるが、海にいる時と地上に出現した時で容姿が大きく異なる。海上に始めて浮上した際は引き締まった精悍な姿だったが、いざ陸に上がるとズングリムックリしたどこか愛嬌を感じさせる姿になっている(一応気圧の影響という苦しい言い訳もある、むしろズングリムックリが本来の姿だったりするかもしれない)。
グレートの怪獣ではよくあることだが、元になったデザイン画とスーツやマペットと言った各種造形は全く異なっており、デザイン画ではカルノタウルスにカスモサウルスのフリルをつけたような所謂ティラノサウルスに近い肉食恐竜型のフォルムで、可愛いまん丸としたスーツとは対照的にとてもカッコいい見た目をしている(これでもUF-0等と比べたら原型を留めている方である)。
本編では一切映らないが、クジラのような尻尾がある(以下の画像参照)。
名前の由来は大昔の朝鮮半島に存在した国家「百済(くだら)」で、予定されていた名前はまんま「クダラー」だったが、先行登場した劇場版公開直前に変更された。上映当初はクダラーと呼ばれていたが、途中からコダラーに差し替えられた。原語版では差し替えられていない。
関連イラスト
関連タグ
ダガーラ:同じく環境を汚染する共生生物がいる海の怪獣繋がり。