ウルトラマンパワード(超闘士激伝)
げきでんのぱわーど
闘士ウルトラマンを思わせる静かなる強さを持ち、使命感が強い生真面目な性格も似ている。ウルトラマングレートの幼なじみで親友でもあり、共にウルトラマンキングに育てられたゴーデスハンターでもある。
闘士ではない為、装鉄鋼ではなく、パワード流派の闘衣を纏っている。
ちなみにパワード初登場時、闘士ウルトラマンタロウは「3年の時を経て、復活したウルトラマンはパワードに転生したのでは?」という考えも抱いたがこの辺は元のパワードが初代ウルトラマンのアメリカでのリメイクというメタもあると思われる。
パワードが教えている特殊な掌底。パワード以外にも数多くのパワード怪獣が修行している。
自分の精神を極限まで鍛え上げ、肉体の強さのみならず、魂の強さまでも追求している。打倒ゴーデスのために編み出された。
動きにエネルギーを使わずに0の力で動き、攻撃を当てる瞬間のみ200の力を使用し、時間差でダメージを与える……まあ早い話が『パワード』初期の超ゆっくりで押してるだけの戦い方を再解釈したものである。それでも威力は絶大でありタイラント、ドロボン、アストロモンス、ダストパンを瞬殺できる。全身に展開すればゴーデス細胞の感染を防ぐことが出来る。
第3回銀河最強武道会に門下生のパワードバルタン、パワードレッドキングと共に出場。
試合開始前に超闘士で優勝候補のタロウを潰さんとするタイラント軍団を掌を合わせてのお願いで説得。予選バトルロイヤルではタイラント軍団に狙われるも神の手で全員返り討ちにしたことでメフィラス大魔王の見立てどおり、超闘士とは違った未知の強豪であることを証明した。
ベスト16では闘士ウルトラセブン、準々決勝では闘士ゼットンを破って、ベスト4に進出。準決勝で仮面騎士と戦うもこれまでのクリーンファイトとは一転してのラフファイトを展開。だが、それは仮面騎士の正体であるゴーデスをいぶりだすためのものであった。
正体を現したゴーデスと戦うもゴーデス細胞により、PバルタンとPレッドキングが戦闘不能になり、自身は対ゴーデス用の気を全身に展開することでゴーデス細胞を無力化するも満足に戦う力が残っていない為、ウルトラマンとタロウの2大超闘士にゴーデスとの戦いを任せ、彼らに超闘士のオーラを用いての攻撃を出すように指示する。奇しくもそれにより、ゴーデスがグレートの身体を乗っ取っていることが判明し、グレートとの友情のためにも残った力を込めたメガスペシウム光線を放つもタロウが割って入ったことでゴーデスを倒せず、撤退を許してしまう。
グレート救出を諦めていないウルトラマンたちを良しとせず、パワード流派だけでゴーデスの捜索を行うも内心ではウルトラマンたちの力になれないことを悔やんでおり、グレートも同じ気持ちだったことを察するのだった。
ゴーデス捜索の最中、キングが瀕死の重傷を負ったことを知ると現地に急行。ゴーデスが海魔神コダラーを復活させた影響で天魔神シラリーも復活し、キングはシラリーとの戦いに敗れてしまったのだ。
シラリーを追って、海魔星に辿り着いたとき、ゴーデスは死んでおり、ウルトラマンたちも2大魔神にトドメを刺されそうになっていたが間一髪間に合ったパワードは闘士ザラブ星人の思いついた魔神同士討ち作戦を決行。最大パワーの精神感応でシラリーにコダラーと戦うように指示を出し、無防備状態が災いして、コダラーの光線で負傷しながらも同士討ちに成功するのだった。
ウルトラマンたちと和解した直後、意識を失ったパワードは銀十字軍の手で治療を受け、身体の傷は治療できたものの精神感応の負荷で意識不明となってしまっていたが同様に意識不明のタロウとグレートと共に太陽神の許で治療を受けることで回復に向かう。
究極魔神シーダとの戦いでウルトラマンが倒れた際、パワードは精神感応でタロウとグレートと共にウルトラマンの精神世界に現れると意地を張ったがために起きた事態を謝罪。ウルトラマンに励まされた後、タロウとグレートと共にウルトラマンに力を与え、それにより出現したデルタスターで復活したウルトラマンはシーダを撃破するのだった。
新生エンペラ軍が狙ってくるであろうウルトラの星に門下生たちと共に駆けつけ、防衛戦を展開。
新生エンペラ軍との戦いが終わった後は皇帝空間が崩壊した場所にグレートと側近2人と共に赴き、生還したウルトラマンたちと再会。
ちなみに彼が用いた神の手を応用する形でウルトラ兄弟は「超闘士になれない代わりに攻撃の瞬間のみ力を最大限に高める」というパワーアップを果たした。
ボンボンKC第5巻初収録のおまけ漫画ではゴーデス編に先駆けて登場。
原典の第1話と第11話のパロディが描かれ、「下痢をしてやつれた初代マン」と言われてずっこけるなど激伝本編では見られなかったコミカル描写も見られた。