概要
いわゆるウルトラ怪獣のうち、『ウルトラマンパワード』で登場したもの。
傾向
『ウルトラマン』の怪獣を生物的にリファインするという傾向の元、よりリアリティあるデザインで製作されている。
そして、初めて赤いレッドキングが登場したのもこの作品である。
円谷プロ六代目社長の円谷英明(円谷一の次男)が出版した「ウルトラマンが泣いている」では怪獣デザインを「アメリカ人が自分好みに勝手にデザインを変えた」とあるが、これは誤りで実際は三池敏夫、前田真宏、樋口真嗣といった日本の名だたるクリエイターがデザインしている。ただ、実際に円谷プロ上層部からはデザインは不評だったらしい。
ちなみにこれ以前に発売された小説『ウルトラマンメビウスアンデレスホリゾント』でもイカルガ・ジョージが「アメリカ人は何でもパワードってつけて自己流にアレンジする」という台詞を言っている。(先述の通りアメリカ人がデザインしたわけではないので誤り)
放映リストと登場怪獣・宇宙人
※太字は令和以降の映像作品で再登場。
話数 | サブタイトル | 英題 | 登場怪獣 |
---|---|---|---|
1 | 銀色の追跡者 | On a Mission from M78 | 宇宙忍者パワードバルタン星人 |
2 | その名はウルトラマン | Catch a Kemura by Tail | 毒ガス怪獣パワードケムラー |
3 | 怪獣魔境へ飛べ! | A Quaret of Creatures | どくろ怪獣パワードレッドキング(雄・雌)、有翼怪獣パワードチャンドラー、友好珍獣パワードピグモン |
4 | 闇からの使者 | The Dark Past | 地底怪獣パワードテレスドン、太陽の民 |
5 | 電撃防衛作戦 | Monstrous Meltdown | ウラン怪獣パワードガボラ |
6 | 宇宙からの帰還 | A Father's Love | 棲星怪獣パワードジャミラ |
7 | 灼熱の復讐 | Fire Below | 灼熱怪獣パワードザンボラー |
8 | 侵略回路 | The Dada Effect | 三面怪人パワードダダ |
9 | 復活! 二大怪獣 | Tails from the Crypts | 青色発泡怪獣パワードアボラス、赤色火炎怪獣パワードバニラ |
10 | 二人の英雄 | Deadly Starfish | 油獣パワードペスター |
11 | よみがえる巨獣 | Dino Might | 古代怪獣パワードゴモラ |
12 | パワード暗殺計画 | Falling Stars Spell Trouble | 彗星怪獣パワードドラコ、どくろ怪獣パワードレッドキング(雄、第3話のものとは別個体) |
13 | さらば! ウルトラマン | The Final Showdown? | 宇宙恐竜パワードゼットン、宇宙忍者サイコバルタン星人、宇宙忍者パワードバルタン星人 |