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データ編集

別名宇宙忍者
身長ミクロ~65m
体重計測不能~2万3千t
出身地バルタン星

概要編集

宇宙忍者 パワードバルタン星人パワードバルタン

第1話「銀色の追跡者」、第13話「さらば!ウルトラマン」に登場。

体全体がメタリックな青色をしており、従来のバルタン星人と比べると流線型で鋭いデザインが特徴。赤い光球の「バイオビーム」と、両手のハサミから放ち一瞬でパワードをも吹き飛ばすほどの威力を誇る衝撃波である「フラッシュ念動波」や口から吐く白いガスを武器とする。

セミトンボの様な美しい翅を持ち、空中をマッハ27の超スピードで飛行する。ちなみに、ウルトラマンサーガが公開されるまで地球で最速で飛行できる怪獣はこいつだった(ハイパーゼットンの飛行速度はマッハ33)。

また、初代同様にテレポーテーションや分身能力、攻撃を受けても脱皮して起き上がる能力、そして高いジャンプ力を持っている。なお、知能指数は具体的には不明だが、バイオテクノロジーが発達しているらしく、新生物の創造すら可能なレベルだという。(出典:「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」より)


「多くの惑星を滅ぼしてきた凶悪な宇宙人」という身も蓋もない説明(ベムラーゼットン星人の立ち位置をも担っている影響)がされており、これまでに登場したバルタン星人とのつながりは不明瞭。ウルトラマンパワードは、彼らを追って地球に飛来した。


大型母艦で地球へ接近するように飛来するとの裏側へ入り停止、そこから3体の先遣隊を地球へ降下させた(母艦はその後、地球の衛星軌道上を周回しつつ待機していた。ちなみに母艦の成分は節足動物甲殻と同じである)。

先遣隊はロサンゼルスの倉庫街で侵略の準備を行い、調査に訪れた市警の警官を襲っていたりしていたが、W.I.N.R.のエドランド隊長達の活躍によってその行動を喝破された。そこで先遣隊は、合体して巨大な1体のパワードバルタン星人となり、市街の破壊をはじめたが、そこへ、カイ隊員と合体したパワードが現れ、激しい格闘戦・空中戦を繰り広げた。

最期はパワードの掌底突きを受けて空中に吹き飛ばされた所にメガスペシウム光線を打ち込まれ、緑色の閃光を残して消滅した。


母艦は、先遣隊の敗北を受けて一旦地球から撤退するも、その後も密かにパワードの戦いを監視し続けており、彼の戦闘データを着々と収集していった。


そして最終回、リーダーであるであるサイコバルタン星人と共に1.6kmに達する巨大母艦で再び地球に襲来。今回はサイコバルタンの身辺警護を担当しているのか、宇宙船から外へと出ることはなかった。


最終的にはサイコバルタン諸共パワードの仲間と思わしき2体の赤い玉(M78星雲人)とスカイハンターのビーム攻撃を受け、母艦諸共爆死して全滅した。


尚、M78星雲人を除いたパワード唯一の宇宙人となっている。(宇宙人が元ネタのキャラは他にダダがいるが、パワードのダダは宇宙人ではなく、電子生命体である。)


映像作品での客演はないものの、バルタン一族である為か、他媒体での客演は多め。


他媒体での活躍編集

ザ・グレイトバトルⅣ編集

パワードが主人公として登場するためか雑魚敵として登板した。


ウルトラマン超闘士激伝編集

パワード流派総帥であるウルトラマンパワードの弟子としてパワードレッドキングと共に登場した。


大怪獣バトル編集

AC版編集

無印3弾より登場。海外シリーズからの唯一のプレイアブル参戦となる。(他の海外勢は技カードでの参戦に留まっている。)最上位カードはレア止まりで、スーパーレア以上は収録されていない。

必殺技は両腕のハサミで刺し貫く「串刺し攻撃」、ハサミから放つ念力波で相手を吹っ飛ばす「フラッシュ念動波」、同じくハサミから放つ赤い光弾「赤色破壊光線」が設定されている。

ステータスは、アタック700~900、ディフェンス500~700、スピード1000~1200、パワー700~800と、この頃の異星人キャラにありがちなスピードの比率が極端に大きい構成になっている。本家バルタンよりアタック値が100高い程度。

4弾にて中位カードと共に、拡張シートの特典として技カードが収録。「1ラウンドだけ、アタックバトルに負けた際、ガードボーナスが入る条件が『攻撃がヒットした時』に変わる」という効果を持つ。ダメージは受けないに越したことはないが、相手の技カードによる「ガードできなくなる」効果を逆手に取ったりと、変則的な運用が可能。


4弾以降は音沙汰が無くなってしまったが、NEO6弾にてついに復刻。アタック1200、ディフェンス800、スピード1300、パワー800という当時の環境でも十分通用するスペックを引っ提げて最上位カードでの収録となった。ただし、弱点属性に「すごいがくっついており、ウルトラストライカーや光属性の必殺技でも受けようものなら一撃で粉砕されかねない点には要注意。


大怪獣バトルウルトラコロシアム編集

モンスアーガーを使役し、主人公を餌にしようとするが返り討ちに遭う。

口調は原作がアメリカで制作された影響からか英語交じりの片言になっていマース!

その後は初代バルタン星人と共にバルタン星人三人衆として登場。主人公を敗北に追い込むも、ザムシャーに瞬殺されてしまう。


ウルトラマンギンガ編集

本人の登場はないが、異形の手のモノの部屋にスパークドールズが保管されている。


ウルトラ怪獣バトルブリーダーズ編集

海外勢では初の参戦。通常攻撃はなぜかバイオビームなどではなく毒ガス。

スキルは「虚空の残像」。一回攻撃、必殺技を食らうまでダメージを受けない、一回のみ攻撃・必殺技を受けた時、2ターンの間移動力が上昇する。

必殺技は「反重力波」。次のフェイズ終了まで相手の移動力が100ダウンし、相手を4回ノックバックする。


余談編集

楳図かずおによる漫画版ウルトラマンでも、バルタン星人は翅を広げて飛行する…のだが、パワードバルタンとは違い非常に気色悪い。


企画段階での名称は「バルタニアン」。デザインはバルタン星人二代目成田亨がデザインしたメバをモデルとしており、手足には昆虫の足の意匠が組み込まれており、実際の昆虫をイメージして胸から生やしたようなデザインになっている(とはいえ、着ぐるみ化を前提としている為、取り入れるのには難儀したようであり、アクチュエータのようなものを這わせたと前田氏は語っている)。

なお、同族のサイコバルタン星人は前田氏が担当した記憶はないと言う。


デザインは樋口真嗣氏の原案を元に前田真宏氏がまとめたが、後日バンダイのパーティ会場で成田に「バルタン星人をいじったの誰?」とお叱りを受けてしまったという。しかし怒られただけでなく、実際にアトリエに招いてもらい美術やデザインに関する教えを説いてもらったとも語られている。


KKベストセラーズより2014年に刊行された『語れ!ウルトラ怪獣【永久保存版】』(P94〜95)でもこれらのエピソードについて触れられている。


その他編集

有名なウルトラ怪獣の一族であるだけにソフビ化が多く行われているものの、肝心のソフビのクオリティが安定しない。初版が劇中に近い色合いだが、

再販の度に、

  • 胸と腕のディテールを勝手に金色で塗られる
  • 明るい青になる

…と後発が残念な印象。

翅を広げたバージョンも限定販売されたが、なぜかサイコバルタンだった。(翅を閉じたサイコバルタンおよび、翅を広げたパワードバルタンは販売されていない)


なお、現在の製造物責任法(PL法)においては翅つきは素材的に割れやすく危険なため、かつての翅つきソフビの再販は近年では法的に不可能となっている。


関連タグ編集

ウルトラマンパワード パワード怪獣 ウルトラ怪獣

バルタン星人

一話怪獣(ウルトラシリーズ)

パワードバルタン星人(ウルトラ怪獣擬人化計画)

サイコバルタン星人 パワードドラコ パワードゼットン

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