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「守るって難しいんだな…ぶっ壊すのは一瞬なのに…」


演:渡辺大輔


概要編集

ミライリュウにより集められたCREW GUYS隊員。20歳。

元はスペインリーグに所属していたプロサッカー選手で、時々スペイン語を口にする(「アミーゴ」や「アディオス」等。食堂で働く日ノ出サユリを親しみを込めて「マードレ」と呼ぶ(スペイン語で「カーチャン」の意味)。

足の怪我のため日本でリハビリ中であったが、ミライの説得に折れてGUYSに入隊した。

怪獣の攻撃を完全に見切るほどの動体視力と空間認識能力を持ち、射撃手としての実力はリュウにも引けを取らないほど。このため、メテオールショットは彼が運用しており、「人間では使用不可」とGUYS上層部が判断した使い方をディガルーグ戦にてぶっつけ本番で見事やってのけたり、市街地に向け放たれたデスレムインフェルノを手負いの状態で全弾防ぎきったりするという人間離れした戦果を挙げていた。


プロサッカー選手時代は、上述した能力による高い感性と必殺の「流星シュート」を武器にスペインリーグで3年連続得点王となったが、自分の感性を周りに理解されないために仲間と呼べる存在がおらず、好成績を収めていたにもかかわらずチームメイトからは白い目で見られていた。マスコミからも目をつけられている節があったようで、週刊誌の記事では「プライドの高い卑怯者」呼ばわりされていた(とくにヒルカワとは入隊以前から因縁があったようである)。このため「逃げる」という言葉を嫌っている様子。

なお、本人としては自身が決めたシュートそれ自体に後悔はない旨を話しているものの、スタンドプレーでチームを乱したという自覚はあった模様。

ちなみにこの流星シュートは空気との摩擦で発火し、マンションの外壁を焦がす威力を持っていて、第1話では警官を威嚇する為に使用しているほか、第5話ではGUYSへの残留を賭けてミライとPK対決を行なった際に使用した。身体能力的にはむしろウルトラマンが直に擬態したミライのほうに充分アドバンテージがあったはずなのだが、1本目は追いつけずにゴール、2本目もミライの手を掠めはしたがゴールという凄まじい威力を見せている。3本目は過去の情熱を取り戻した影響からか外してしまった(途中までミライの正面に飛んでいったボールが天空へと駆け上がるという現象を起していた。いずれにせよミライは一度も流星シュートを止められなかった事になる)。結局そんな際に勝敗よりも、自分の足の傷を心配してくれたミライの姿を見てGUYSに残る事を決めた。


当初は長年抱えてきた寂寥感から半ば心を閉ざした状態にあり、何度か衝突を起こすものの、次第にミライをはじめとする隊員達との友情を築き、それに伴い本来の自分を取り戻していく。

一見ニヒルでクールだが、実は人一倍情熱家であり、意外にお調子者で三枚目。女性に対する対応は丁寧で時には口説きにかかることもあり、それで昔は自分のファンだったというマリナに文句を言われることも多い。

ウルトラマンのようなみんなが憧れる人間になるのが夢で、歴代ウルトラマンが現れた時は(テッペイほどではないが)喜びの表情を見せる。少年時代は「ウルトラマンになって人々の幸せを守るために怪獣と戦いたい」という夢を持っており、それは最終的にフェニックスブレイブという形で叶うこととなる。


また自分で自分の苗字(「斑鳩」)を漢字で書けないことがコンプレックスで、苗字やフルネームで呼ばれることを嫌う一面も。

他にも過去に海でひどい目に遭った経験があるため海などの異空間は苦手で(ただし泳げない訳ではなくプール程度なら潜れる)、海底や宇宙(ウルトラゾーン)への出撃は拒否する。一応、月へは一度向かったのだが、そのあといろいろと散々な目に合うことに。

小説版では住民に差別を受け続けた佐久間少年に共感したり、東洋文化に詳しかったりする一面を見せ、機械龍ナーガの名付け親になったりもした。


最終回で戦いを終えた後、スペインリーグに復帰している。


余談編集

演者の渡辺氏は、当初ヒビノ・ミライ役のオーディションに参加していたが落選し、同作の監修であった円谷一夫の推薦により隊員役として出演する事になった。


なお、同氏は5年後のウルトラマンプレミア2011名古屋公演でジョージとして出演し、劇中でウルトラマンゼロと一体化し変身したこともあった。


関連タグ編集

ウルトラマンメビウス CREW GUYS

帰ってきたウルトラマン ウルトラマンジャック 流星キック

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