概要
小説『ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント』第3話「無敵のママ」に登場。
本作におけるサーペント星人達の地球侵略の要となる侵略兵器で、ワイルド星人が製作した宇宙竜ナースの同系統の機能を持っており、普段はコンロの様な形状の物質転送の機能を兼ね備えた円盤形態で飛行している。
戦闘形態はナースに酷似している(どうやらこのデザインが宇宙ではメジャーなものであるらしい)が、体色がプラチナシルバーとなっており、何よりも最大の特徴として、3つの首があるという大きな違いがある。
口から発射する赤い稲妻状の破壊光線(どこかで見たような光景だ…)が主な戦力。
活躍
当初はあくまでも単機〜数機で前線へ突入してから転送能力により戦闘用円盤を大量に送り込むという役割を持っていた為、GUYSスペーシーとの戦闘では戦闘形態になる事はなかった。
円盤形態でGUYSスペーシーの防衛網を突破した最後の一機が、他の円盤の転送を続けながら地球へと侵入し、他の円盤と共に出撃して来たGUYS JAPANやウルトラマンメビウスと東京都上空で交戦。
地上に少なくない被害を出すもののGUYS JAPANの活躍で円盤群をメテオールで壊滅されてしまい、自身もその役割から最優先で撃墜する対象として攻撃を受けた為に真の姿である戦闘形態の姿を現し攻撃を開始する。
円盤群との戦いでメテオールを使用してしまったために使えなくなってしまったGUYS JAPANと、光線を地上の街に向けさせないために動きの制限を余儀なくされているメビウスを相手に有利な戦いを展開するが、サコミズ隊長が発動したメテオールと彼の神業で予想外の反撃を受け体勢を崩した隙をつかれ、最後はメビュームブレードで首を全て刎ねられ、残った本体の胴体もメビュームシュートで撃墜された。
余談
その姿や攻撃方法から分かる人にはわかると思うが、モチーフは金星文明を滅ぼした怪獣王最大のライバル怪獣である。
ちなみに命名者は星人達が呼称していたものをそのまま使用…ではなくイカルガ・ジョージがその姿を観て伝承のナーガを連想して命名した(と言っても、彼がはじめに連想したのは日本神話のヤマタノオロチであるが)。
なお、本作の世界観はパラレルである為、サーペント星人は暗黒宇宙大皇帝陛下の指示ではなく、自分たちの意思で地球侵略に来ている。
関連項目
ナースデッセイ号:同じくナースの派生型。色もシルバー系統であり、口からビームも放つ。