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サーペント星人

さーぺんとせいじん

サーペント星人とは、『ウルトラマンメビウス』に登場する宇宙人である。
目次 [非表示]

「偉大な計画の為なら礎になろうとも構わない!」

DATA編集

身長1.58〜48m
体重48kg〜2万4千t
別名憑依宇宙人
出身地へびつかい座M9球状星雲(小説版ではJ9球状星雲)サーペント星
CV坂口哲夫 

概要編集

第39話「無敵のママ」に登場。

劇中では語られていないがエンペラ星人配下の宇宙人で、サーペント星からGUYS壊滅の尖兵として送り込まれて来た。


他者に乗り移る能力を持っており、交通事故で命を落としたGUYS社員食堂のおばちゃんこと日ノ出サユリ(演:美保純)に憑依することで突撃部隊をフェニックスネストの中に侵入させ、基地のメインシステムを破壊しようとする「偉大なる計画」を企んだ。


その体は頑丈な装甲で覆われており、メビュームブレードにも耐えられるほどだが、その内部の肉体は90%が水分で構成されているナメクジのような体質であるため塩が非常に苦手。この影響で憑依されたサユリは大量の水を飲むようになり、作る料理の味が薄くなるなど塩気を極端に嫌うという不審な行動を取るようになってしまった(その以前にもこういう迂闊な侵略者がいたような気もするが…)。装甲も大気中の水分を取り込むことで瞬間的に完全再生して「斬れない」ように見せかけているだけである。

憑依宇宙人 サーペント星人(巨大化)

普段は等身大の状態だが、発光体の姿となって複数の個体が合体することで巨大な姿になることも可能。等身大時は電撃を発射する光線銃で武装しており、巨大化時は右手から発射する水色の光弾を武器にしている。


星人の目的に気付いたサユリは星人の要求を拒否したが、逆に意識を乗っ取られてしまい、更にサユリに憑依したことでGUYSが攻撃できないのを良いことに計画通り突撃部隊を呼び出して暴れ回った。


ところが……


「かーちゃんはァァァッ!」

「絶対に負けなァァいッ!!」


と、大切な家族を想うサユリは持ち前の精神力で星人から体を奪い返してしまった(ここでサユリに憑りついていた星人の意識は消滅した模様)星人の力を得て大暴れするサユリとその姿に奮起したGUYSの反撃により形勢は逆転。

不利を悟った星人たちは全個体が合体して巨大な姿となりウルトラマンメビウスと対決。


持ち前の高い防御力でメビウスを大苦戦させたが、サユリの助言で大量の塩(消火用塩化ナトリウム剤)を振りかけられて再生能力を失い、最後はメビュームブレードで切り裂かれ倒された。


その後、サユリの肉体には若干サーペント星人の能力が残留したらしく、高速移動や車を受け止められるほどの怪力、挙句の果てにはウルトラマンのように空を飛ぶことまでできるようになってしまった(ただし、テッペイ曰く「自然と消えていく」らしい)。


新世代ヒーローズ編集

絆の力、おかりします!編集

憑依宇宙人 サーペント星人(オーブ版)

CV:工藤大輝(Da-iCE)


宇宙魔女賊ムルナウの配下の宇宙人として登場。

レキューム人と共に捕らえた大空大地を監視していたが、ジャグラーの不意打ちを受けて倒された。


なお、今回登場した個体は等身大だったが、頭部は巨大化時の物が使われていた。


ウルトラマンジード編集

憑依宇宙人  サーペント星人(ジード版)

第11話「ジードアイデンティティー」AIBのメンバーとして登場。今作でも巨大化時の頭部が使用されていた。


ウルトラマンタイガ編集

憑依宇宙人 サーペント星人(タイガ版・19話)

CV:木村隼人(第19話)


第4話「群狼の晩歌」では回想シーンで登場。

第19話「雷撃を跳ね返せ!」では、ヒロユキ霧崎の居場所を尋問されるも、「知らない」と弁解する。

また、第20話「砂のお城」では、ミスティヴィラン・ギルドの構成員の会話で名前のみ登場。


劇場版『ニュージェネクライマックス』では別個体が登場。ヒロユキを他の宇宙人達と共に襲撃したが、グリムドが復活すると逃げていった。


ウルトラマンクロニクルZERO&GEED編集

「力の限り戦えば、悔いはないだろ」


ビヨンド学園の生徒の一人。

基本的に無口だが、第10話「巡るぜ! 輝き!!」においてようやくセリフを発した(言語は異星のものなのでセリフにはテロップが付いている)。


旅立ちの彼方へ…編集

プロフェッサー・ギベルスの配下の一人として登場した。


他媒体での活躍編集

アンデレスホリゾント編集

エンペラ星人が登場しないため、一般宇宙人として登場する。また巨大化形態は登場しない。こちらではビニール袋にゲル状の体を入れて活動しているという設定になっている。


冒頭で転送能力を持つ円盤を先発として送り込み、GUYSスペーシーとの大規模な戦闘を行って地球側の防衛網を破壊すると、円盤の一機であるロボット怪獣ナーガを侵入させ暴れさせるが、GUYSのメテオールで円盤隊が壊滅し、ナーガもメビウスに倒される。


しかし、この戦いの生き残りの一人(303号)がサユリに憑依し、数週間の潜伏期間を置いてGUYSを油断させてからサユリの自我を消して行動を開始。50人以上ものサーペント星人を基地動力炉に侵入させた。更に防御壁を降ろして突入したリュウ、ジョージ、ミライを除くメンバーの自由を奪った。


だが、ハルザキ・カナタがアライソに見せてもらった新型メテオール「ガンスピンドリラー」で隔壁を破壊し、突入してきたメンバーに加勢されて不利な状況に落とされ、ハルザキらの呼びかけでサーペント星人を乗っ取り返したサユリの反撃を受け殲滅された。


やはりこちらでも最終的に星人の力はサユリの身体に残留しているが、持ち上げられる対象に大型トラックも加わっている。


ウルトラマン超闘士激伝新章編集

エンペラ星人に鎧を奪われ怪獣司祭ジェロニモンの傀儡兵士にされていた。


余談編集

名前の由来はへびつかい座出身である事に由来…するのだが(小説で判明)、誤解のないよう言っておくとへびつかい座は「オフューカス」が正しく、「サーペント」だとうみへび座を意味する単語になってしまうので間違って覚えないように気を付けよう。


星人が死の淵のサユリに語り掛け、憑依するシーンは『帰りマン第1話ウルトラマンジャック郷秀樹を救ったシーンのセルフパロディ。ご丁寧にその直後の看護師とのやり取りまで再現されている。


外観は『ウルトラセブン』に登場したボーグ星人に何となく似ているが、これはとボーグ星人をモチーフにしたためである。等身大の時はフック星人にも似ている。


後に撮影用スーツの一体は『ULTRASEVENX』のヒュプナスに改造された。また、頭部は残されていたらしく、『絆の力、おかりします!』以降の作品で使用されている。

また『絆の力、おかりします!』以降の作品出演時の手の部分はウルトラマン・ザ・ネクストのものが使われている。


サーペント星人の登場した第39話は『メビウス』の中でも最高視聴率を叩き出している。理由は放送当時地震があった為。

臨時ニュースにはならなかったが、画面には地震情報が表示されていた。


同話には後に人気声優となる日高里菜女史が長女孝子役で出演している。ちなみに今回は中学生の役だったのだが、何と当時の日高女史は小学生だったりする。


日の出家の子供達の名前編集

初夢に関するワードに由来するが、中には捻ったものもあり、由来と漢字表記は小説版で明らかになった。


名前元ネタ備考
富士夫(演:佐藤慶季)一富士-
孝子(演:日高里菜)二鷹鷹→孝
為道(演:吉井克人)三茄子茄子→為す
扇(演:南雲有紗)四扇次女
杢介(演:杉浦冬真)五煙煙がもくもく→杢
鶴子(演:石井みずき)六座頭頭がツルツル→鶴子

関連タグ編集

ウルトラマンメビウス メビウス怪獣 ウルトラ怪獣

エンペラ星人 ボーグ星人


ナメゴン:塩が苦手なウルトラ怪獣。


ゴールドサタン:似たような事をした侵略者。

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