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ハルザキ・カナタ

はるざきかなた

ハルザキ・カナタとは、ウルトラマンメビウスアンデレスホリゾントの主人公、及びウルトラマンメビウスアーマードダークネスの登場人物である。
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アンデレスホリゾント編集

GUYS専科の研修隊員で本作の主人公

身長は162センチと入隊制限ギリギリの小柄な体格(本人もコンプレックスに思っているらしく、食堂で牛乳を大盛りにされた際には不快感を示していた)。


『全ての異星人を地球から排除すること』という過激な夢を持つ。

故に地球人にとって味方であるウルトラマンに対しても「どんな理由で地球を守っているのか怪しい」とシビアな考えを抱いている。


GUYSで専門教育を受けてきた、所謂「エリート」であるが故に自信家で自己主張が強く、最初は正規の訓練を受けてないジョージ、マリナ、テッペイ、コノミを「素人」と見下していた。

一方でジョージ達のような特出して高いスキルは持っておらず、彼ら程に実戦経験も積んでいないことからメテオールの使用に慣れていないといった経験不足な面も見せる。

また、後述する過去の経験から周囲との間に壁を作りやすく、皮肉屋で一言多い一面もあり、他のクルー(特にリュウやジョージ)と衝突の原因になる事もある。


プライベートではバイクを愛用しており、その操縦技術も高く、バイクレーサーであるマリナすら「ピーキーすぎる」と乗ることを躊躇させたアライソ整備長力作の改造バイク『ガンブレイバー』を半ば専用車両としている。

後述のガンブレイバーのベース車を『ファルコ・ラスティコ』と言い当てたり、一鷹二富士三茄子の続きを覚えているなど雑学にも明るい方。


メイツ星人ビオの事件では『ドキュメント・フォビドゥン』の一時開示に伴い、ミサキ総監代行から「コマンド」の仮資格を取得し、一般隊員と同格の立場に置かれた。これにより本来は4ヶ月であった研修期間が二ヶ月延長されている。

本人としてはメイツ星人の事件は悲惨だったと感じつつも、地球に来なければこのような事は起こらなかったと評し、そもそもなんのための気候調査なのかと疑問を呈していた。


過去編集

カナタの父リョウイチが乗った宇宙船輸送船ガーベラが宇宙人によって沈められた。そのショックでカナタの母ミクは記憶障害で父と出会った後の記憶を失い、カナタのことまで忘れてしまった。

その一連の出来事から地球への侵略有無問わず宇宙人や怪獣全般を憎悪するようになってしまった他、ナーガ襲来の影響で倒壊したマンションから子供を助けた日の出サユリを人間の鑑だとフォローした上で『子供達の今後を考えて無茶などせずに消防の到着を待つべきだった』(サユリの子供は6人おり、うち一人が未就学児である)と評してリュウやジョージの怒りを買った事もあった。


また、幼少期に要領が悪く、身なりが汚かった女の子がいじめられていた様子を見て見ぬ振りをしてしまった経験があり、人間には誰しも、誰かをいじめたくなる心があるのではないか?と佐久間良をいじめていた不良少年の友人に指摘されてその頃の記憶を思い出していた。


GUYS入隊後編集

魔杖騒動を通して自分の案内役兼教育係を務めていたヒビノ・ミライメビウスだと知るも、前述した宇宙人に対する憎悪から当初は彼を信用する事ができず、表面上は普通に接しながらも内心では距離を置こうとしていた。


しかし、ミライと共に行動していく内に彼を通してそれまで知らなかったウルトラマン達の実情を知り、さらにカナタと似たような境遇(無抵抗の父親を地球人に殺されてしまった)を経験したビオとの出会いをきっかけに宇宙人への認識を改めるようになり、ミライとも打ち解けるようになる。

また、他のGUYSクルーの仕事ぶりを認め、しだいに心を開くようになる。ついにはマリナのテッペイへの呼び方(マリナ本人はテッペイをクゼ隊員とは呼ばない為)だけで偽物だと看破するようにまで溶け込んだ様子。


正体を知る以前以後に関わらず、ミライの純粋かつ天然な言動に振り回される事が多く、当初は呆れたり困惑するばかりだったが次第に慣れてきたのか、アライソ整備長が何気なく言った「2ケツ」の意味について興味を抱いたミライに対し、「ミライさんは知らなくていい言葉です」と言って誤魔化すなど、柔軟な対応やフォローもこなすようになっていく。

ちなみにこの時、カナタがミライに「2ケツ」の意味を教えなかったのは「口が悪いウルトラマンなんて、なんだか嫌だ」という理由からだったが、(時空は異なるものの)遙か後にミライの後輩として実際に口が悪いウルトラマンが現れる事になるとはカナタは知る由もなかっただろう。


家族構成編集

ハルザキ・リョウイチ編集

カナタの実父で、第十一次火星開発船団の通信開発技術部門統括責任者という要職に就いていた。

カナタが中学二年生の頃に謎の宇宙船団の襲撃を受けて護衛艦サンダーグリッド・キンググリッドが轟沈、小型救命艇で無酸素の惑星に逃れるが、全員揃っての地球への帰還は絶望的であり、メンバーの中でも最も若いホリエ・サエコをコールドスリープ装置に入れて助けた事が救難艇に残されていた記録映像から明らかとなった。

趣味は写真で、生前に膨大な家族写真を残しており、これを50枚毎に纏めたアルバムに入れてミクの治療に使われている。


ハルザキ・ミク編集

カナタの実母。

リョウイチからは「マミ」と呼ばれ、ミクもリョウイチを「パピ」と呼ぶぐらいにお熱い仲だった模様。

性格はまっすぐで優しく、おまけに挫折を知らないお嬢様育ちだった事が災いして現在は心を病んでしまっている。


伯母編集

実母の姉で、精神科部門の責任者である。

彼女からは「カナちゃん」と呼ばれている。


アーマードダークネス編集

新生GUYSクルー。

リュウがミライから貰ったお守りを「汚いの」と発言するところから、アンデレスホリゾントのカナタと同一人物かは不明(番組プロデューサーの渋谷浩康いわく「同姓同名の別人」との事)。


関連項目編集

ウルトラマンメビウス 主人公 アンデレスホリゾント アーマードダークネス


蛭川光彦…当初のカナタ同様に、ウルトラマンを含む宇宙人に対し偏見を抱くレイシストだが、カナタが多少納得できる理由をもって宇宙人を拒絶していたのと違い、彼の場合は完全に筋違いな私念のみでウルトラマンを嫌悪、拒絶している。


田崎修…『ウルトラマンタイガ』に登場。異星人絡みの事件で母親が被害に遭い、異星人を憎んでいるという共通点を持つ。

アスミ・カナタ…同じく名前がカナタだが、こちらはウルトラマンデッカーの主人公。

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