概要
1971年12月5日から1972年11月26日まで放送された『ミラーマン』に登場した怪獣達。
全体的な共通点としては、異次元からの侵略者インベーダーの手先という点が挙げられる。
番組初期では、人間に化ける等して潜伏し、円盤からの光線を浴びることで正体を現す、
といった怪獣が多かった。このタイプは序盤に多かったものの、番組終盤までちらほら登場し続ける。
しかし、キングザイガー以降は、普通の「宇宙人に操られている怪獣」といったタイプが増えてゆく。インベーダーによって操られて侵略兵器に仕立て上げられるタイプから、用心棒のように連れてこられる怪獣などもいる。
デザイン的には序盤はユニークなデザインが多かったが、終盤にいくにつれ正統派のデザインが多くなっていく。このあたりスペクトルマンの怪獣とは全く逆の方向性である。
ウルトラシリーズとの関連
ミラーマンという作品自体ウルトラシリーズとの関わりが深く、ミラーマン怪獣もちらほらと関連性が見られる。
・客演・・・ゴルゴザウルスの息子のゴルゴザウルス二世がウルトラマンタロウ第47話「怪獣大将」に登場。前座的な登場のファンサービスであったが、なまじ二世であったためミラーマンの知名度が低くなるにつれ、正体不明の謎の怪獣となってしまっていた時期がある。
ダストパンが映画「ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団」に登場する。(ただしドロボンやタイラントなどの同作怪獣を見ても、本編に登場したものとは姿が似ているだけで能力や設定などには全く類似点がない。またこのダストパンは触覚や翼が最初から無い)。こちらはファンサービスではなく、たまたまあった着ぐるみを借用しただけではないかと考えられる。
またウルトラではないがなんと有言実行三姉妹シュシュトリアンやウルトラマンVS仮面ライダーに先駆けて東映特撮である宇宙刑事ギャバンにアロザが登場。ファイヤーマンのダークマンダーを赤と黒に塗り替えた怪獣と戦っていた。アロザの方はアトラク用のためか本来よりぽっちゃり体形ではあったが、本編にはなかった明るいシーンで活躍する姿と暗くてわかりにくかった全貌を見ることができる。
あとレッドマンにもダークロンが最初の敵として登場。ミラーマン怪獣が赤いあいつと戦ったのはこれが最初で最後となった。
・ウルトラ怪獣・・・少なくとも初期の怪獣は、ウルトラ怪獣とは差別化を図っていたと思われる。また銀河連邦による円谷作品のリンク設定や、ミラーマンを元にしたミラーナイトとアイアンを元にしたアイアロンが「ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国」で登場した影響か、一部書籍ではミラーマンに登場した怪獣がウルトラ怪獣と同様に取り扱われ収録されている。
怪獣一覧
火炎怪獣キティファイヤー
暗黒怪獣ダークロン
ロボット怪鳥インベラー
黄金怪人ゴールドサタン
異次元超兵器重力マシン
火焔怪人ザイラス
怪獣ロボットノア
宇宙怪獣キングザイガー
人形怪獣キンダー
古代恐竜アロザ
原始怪獣スフェノドン
液体怪獣タイガン
月面怪獣キング・ワンダー
土星怪獣アンドロザウルス
カプセル冷凍怪獣コールドン
妖怪怪獣ダストパン
害虫怪獣ゴキブラー
害虫怪獣ハエブーン
害虫怪獣モスゴジラ
宇宙大蛇スネークキング
針地獄怪獣ハリゴジラ
殺し屋怪獣キーラゴン
巨大星獣ゴルゴザウルス
巨大星獣マヤザウルス
異次元モグラアリゲーダー
海洋汚染怪獣シーキラザウルス
巨大双頭怪獣ペアモンスキング
弾丸怪獣スモークネス
異次元昆虫モグラキング
巨大双頭怪獣ペアモンスキングβ
巨大星獣ゴルゴザウルスβ
巨大星獣マヤザウルスβ
彗星怪獣ハレージャック
土星怪獣アンドロザウルスJr.
妖怪怪獣マグマゴン
怪奇大怪獣サンガーニ
暗闇怪獣シャドウモンス
異次元昆虫テロリンガ
宇宙犬怪獣インベザウルス
幽霊怪獣ゴースト
巨大宇宙怪獣ボアザウルス
宇宙怪獣ブラックゴン
キラー怪獣レッドモンス
改造怪獣ギランダー
巨大宇宙怪獣ボアザウルス二代目
吸盤怪獣イエズ
電気怪獣エレキザウルス
角獣デッドキング
暗黒怪獣ダークロンⅡ(小説に登場)
レギオン(小説に登場)
関連項目
恐獣:共通点がある。