DATA
別名: | 分身怪獣(ぶんしんかいじゅう) |
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身長: | 42m |
体重: | 2万t |
出身地: | 惑星X |
デザイン: | 池谷仙克 |
スーツアクター: | 梅田信一 |
概要
『ミラーマン』第4話「コバルト60の恐怖」に登場。
全身緑色の体で、体の前面はメロンのような模様が走り、背面には植物の葉のような模様が付いており、顔には無機的な目、手足には指が無く切断されたようにも見える…といったなんとも奇妙な外見をしている。
ジャンプ攻撃を多用し、腕からリング状の白色破壊光線を放つ。なお、『ミラーファイト』ではこの光線はマルチリングと呼称されている。
劇中での活躍
コバルト60の悪用をもろみ球形植物園を爆破したインベーダー二人組だったが、逃げる途中に内1名が若いカップルにひき逃げされた上に盗んだコバルト60の箱を持ち出されてしまう。そして生きていた1名が女性の方を操ってコバルト60を強奪し、鏡京太郎との交戦の最中に宇宙船からの光線を浴びて変身。
ミラーマンとの戦いでは、攻防を繰り広げるが、顔面にミラーナイフを受け形勢逆転。
白色破壊光線を放つがかわされ、間髪入れずに放たれた二度目のミラーナイフを再び顔面に受けて絶命した。
司令を出していた宇宙船の同型機はゴールドサタン(初代)やダークロン(2代目)も出現させている。
マルチ(二代目)
別名: | 分身怪獣 |
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身長: | 2.3m〜42m |
体重: | 88kg〜2万t |
出身地: | 惑星X |
スーツアクター: | 梅田信一 |
第9話「凧に乗ってきたマルチ」に登場。体色が初代よりやや白みかがっているのが特徴。
両腕から放つ光線は初代とは別の形状の破壊光線と、相手を吸い付ける吸引光線に変化しており、これらを用途に応じて使い分けて戦う。なお、『ミラーファイト』では、どちらもマルチビームと呼称され、特に区別されていない。
また、新たに眼から赤色破壊光線(『ミラーファイト』では、マルチレーザーと呼称)を放つ能力を得ている。
凧のような宇宙船に乗って世界各地のSGMメンバーの誘拐や工事現場を爆破したインベーダーが等身大のまま変身した姿。冒頭から一度怪獣形態になって御手洗博士と野村隊員を工事現場後に閉じ込め、酸素を過剰に出す球根を使って抹殺を謀るも鏡京太郎が来たため再度変身。ミラーマンによって二人が救出された際に母船からの光線で爆発と共に巨大化した。
ミラーマンとの戦いでは、吸引光線でミラーナイフを無効化するなどして苦しめるが、最後はスライザーVで両腕を、スライザーHで頭部を切断されて倒された。
次回予告では「事件現場には常に御手洗博士の姿があった」とあり、劇中博士の偽物が自宅に姿を現していたため、当初の予定ではこの回は博士に濡れぎぬを着せる話の予定だったと思われる。
ミラーマン2D
別名 | 謀略の悪魔 (ぼうりゃくのあくま) |
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身長 | 229.5cm |
体重 | 283.5kg |
25年前の大封印以前に三次元世界に侵入していた「八鬼」と呼ばれるインベーダーの1人。
オリジナルとシルエットは近いが見た目は生物的であり、怪獣というよりかは宇宙人や怪人に近い。その面相はコンゴのルバ族の仮面に似ている、
足から触手を伸ばして対象を捕縛する他、漏斗のような形状の手による空気の吸引、あるいは圧縮空気を放出して相手を吹き飛ばす。手をアンテナのような形に変えて光線を放つ能力も持つ。
人間態はスーツ姿の男性。「丸池晴人」を名乗っている。
人間態の姿で私立探偵櫛灘遊霧に300万円という大金を積み、妻の浮気調査という名目で金で雇った女性の尾行を依頼した。
実態は人地図アプリSPLを使わせ横浜中を「ファンカンの発動陣」の元に移動させることが目的。線と図形による2次元世界の科学である魔術の観点から「櫛灘遊霧」という線の並びは非常に強い力を持ち、その字を何千回と書いてきた遊霧を魔法陣を完成させるために重要な因果因縁が籠った「筆」として利用しようとした。
探偵事務所の前の住人が残した大量のオカルト本で魔法陣に関する知識を得たことで元々不審を抱いていた遊霧が最後の数メートルを歩くことを拒否したため、腕を変型させ強引に引き寄せようとする。たまの自転車に激突され怪獣の姿に変貌、その後彼女を追ってきた鏡京太郎と戦闘になるが、挑発に逆上し向かって来た京太郎を圧縮空気で遠くへ吹き飛ばす。
遊霧とたまを足元から伸ばした触手で捕らえ今度こそ魔法陣を完成させようとするが、京太郎の変身したミラーマンが出現。光線を放ち応戦するがディフェンスミラーで弾き返され、スライサーHで首を刎ねられトドメを刺された。
しかし、死の間際に自分の骨を筆(曰く「斬首された罪人の骨を削って作ったペン」)とし、最後の50cm分の線を引くことで魔法陣を完成させ、アプリを通して8000体のインベーダーをこの世に召喚するというタダでは転ばない活躍を見せた。
余談
- 鳴き声はゴルドンの流用。
- 『ミラーマン』のデザインを担当していた米谷佳晃氏が「『ウルトラシリーズ』とは違う、新しい怪獣像」に対して行き詰りを見せていた事から事から、プロデューサーの淡豊昭の要請により、今回に限り池谷氏にデザインを担当する事になった。