「ミラー・スパーク!」
概要
毎朝新聞でカメラマンとして働く23歳の青年。
本作の主人公であり、一見するとごく普通の人間だが、実は二次元人の父と三次元人の母の間に生まれたハーフでありミラーマンその人。
しかし父の生まれ故郷である二次元に侵攻していた惑星Xからの侵略者・インベーダーたちとの戦いに身を投じていた父の事もあり、彼の息子という理由で命を狙われることを危惧した母・優子の手によってまだ物心つかない幼少期に御手洗博士の元に預けられ、自身の出自を知らないまま普通の人間として暮らしていたという経緯を持つ(ちなみに母親の行方は最後まで不明となっている。もしかすると……………)。
当初はSGMの正規隊員ではなく、一民間人として組織の協力者という感じであったたが、第27話からは特別隊員という形でSGMの一員として参加(ただし本人は最後まで正規の隊員になりたがっていた)。大川家に下宿する事となる。
最終回においてインベーダーたちの魔の手から地球を護り切り、彼らの母星・惑星Xが崩壊したことによりインベーダーたちが全滅(厳密には残党たちがまだまだ宇宙の各地で活動している)を機に、インベーダーたちの侵略により荒廃した父の生まれ故郷である二次元世界を復興させる為に思い人であった朝子やSGMの仲間と別れを告げ二次元の世界へと旅立っていった…………。
TV本編終了後の7年後の出来事を描いた後日小説『鏡の黙示録』によれば、二次元世界の復興を進めつつ、今だ二次元世界に潜伏しているインベーダーたちの残党たちの捕縛を担う警察官的な役職について活動しており、その際に知り合ったとある残党の1人と交流を深め、彼の協力の元、体内に仕掛けられた爆弾を取り除いてもらう等、友情のようなものを芽生えさせていたが、ある事を切っ掛けに暴走し始めた彼を止めるべく再び三次元を訪れる事となり、再び戦いへとその身を投じる事となる。
余談
役者の石田信之氏は事実上の続編であるジャンボーグAで岸京一郎役で出演している他、リメイク作品であるミラーマンREFLEXで主人公の兄・影山恭太郎を演じている。
しかし2019年に68歳の若さで亡くなってしまったため、円谷ヒーローシリーズの歴代作品の中で、最初に役者が逝去した主人公となってしまった。
パイロット版で京太郎を演じた柴俊夫氏は裏番組である『シルバー仮面』で主人公の春日光二を演じている。
関連項目
- 岸京一郎:次回作に登場するそっくりさん。
- ナツカワ・ハルキ:『ウルトラマンZ』の主人公。ハルキを演じる平野宏周氏の顔付きと声質が京太郎を演じた石田氏(ミラーマン放送当時21歳)に似ていると巷で話題にされた事がある。
歴代円谷ヒーローの主人公系譜