演:立花直樹
解説
民間航空会社「大利根航空」に勤める会社唯一の飛行機であり、また彼自身の愛機でもある“ジャンセスナ”のパイロット兼整備係を担うトランペットの演奏を得意とする青年。
PATの隊長を務める信也の実の弟でもあり、普段は兄の家の居候として暮らしているようだ。
兄弟の絆は強く、物語の冒頭で信也が地球を新たな侵略目標に定めてやって来たグロース星人初代戦闘隊長・アンチゴーネの最初の刺客にして、初めて地球に出現したサイボーグ怪獣・巨腕怪獣キングジャイグラスのよって殺された事を知った際は兄の葬儀にも顔を見せる事無く悲しみに打ちひしがれ兄の敵を討つために無謀にも兄を殺した怪獣へ愛機“ジャンセスナ”で特攻を仕掛けるも撃墜され命を落としかける。
しかし彼ら兄弟の絆と勇敢さに心打たれたエメラルド星人に墜落寸前に救出され、グロース星人たちの魔手から地球を護るように依頼され、その為の戦力としてジャンボーグAを送られた。
性格は一言で言うなれば直情的な熱血馬鹿で、正義感は強いものの当初は兄の仇討が先立つ余りに猪突猛進な単独行動や身勝手さが目立ち、PATとの連携がうまく取れずにPATの隊員たちから煙たがれることも多かった。
そして彼の身勝手かつ無謀さ故に遂に第12話においてPATの2代目隊長を務める岸隊長を殉職させてしまうという最悪の形に繋がってしまい、この時ばかりは流石に彼の身勝手さに愛想を尽かしたエメラルド星人から一度ジャンボーグAのパイロットを解任されてしまったこともある。
また、エメラルド星人の忠告を聞き入れずに怪獣と戦って窮地に陥る事も多々あったが、戦いを積み重ねる事で少しずつ成長して行き、自分の支えてくれる仲間たちとの交友を通して徐々に落ち着きや正しい判断力を身に付け一人前の戦士へと成長していった。
なお、キックボクシングの心得があり、その事がジャンボーグAやジャンボーグ9を使っての戦闘に役立っている。
関連項目
歴代円谷ヒーローの主人公系譜