『その日、ウルトラマンタロウは、遥か宇宙の彼方で地球を狙って近づいてくる怪獣ゴルゴザウルス二世を発見し、地球に行かせない為に先制攻撃を仕掛けた!』(劇中ナレーションより)
データ
別名 | 宇宙怪獣 |
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身長 | 50m |
体重 | 4万t |
出身地 | 宇宙 |
概要
第47話『怪獣大将』の冒頭に登場する、『ミラーマン』に登場したゴルゴザウルスと同種族の宇宙怪獣(各種資料や関連書籍の情報によると、ゴルゴザウルスの子供であるらしい)。
宇宙の彼方から地球攻撃の機を窺っていたが、先手を打って迎撃したウルトラマンタロウと小惑星の上で対決する。
テレポーテーション能力を駆使してタロウを翻弄し、左腕を集中攻撃して苦しめるが、アイ・ビームによって位置を特定される。
再びテレポーテーションしようとするも、完了する前にタロウが放ったビーム手裏剣を受け、上半身を吹き飛ばされて倒された。
インベーダーとの関係?
劇中では地球を狙っていた理由などは一切明かされていないまま倒されてしまった為、惑星Xのインベーダーとの関係性は不明である。
しかし『新ウルトラ怪獣大百科 ウルトラマンタロウ編 Vol.2』では紹介された際には、ミラーマンの時と同様にインベーダーに操られていた可能性が示唆されている。
仮にそれが的中しているとするならば、『ミラーマン』はM78世界の出来事である可能性が浮上する事になる(更に言えば『ジャンボーグA』はミラーマンの続編にあたる上、『ファイヤーマン』にはグドンを捕食するネロギラスが存在する為、これらの作品も…)。
もしくはテレポーテーション能力を有している事から、ミラーマンの世界からM78の世界までレベル2マルチバース間を移動してきたのかもしれない。
なお、インベーダーはミラーマンの最終回で故郷の惑星Xを破壊されている為、もしもゴルゴザウルス二世をインベーダーが操っていたのであれば、その生き残りということになる。
…身も蓋もない事を言ってしまうと、メタ的にはゴルゴザウルス二世の登場は所謂ファンサービス、或いは『タロウ』当時に行われていた過去に登場した人気怪獣・宇宙人の再登場企画の一環であると思われ、インベーダーとの関係はそもそも決められていないのだと思われる。
余談
- 円谷ヒーローシリーズの怪獣がウルトラシリーズに再登場するのは、円谷プロダクションの歴史の中で史上初である。2024年現在、ゴルゴザウルス以外の円谷ヒーロー怪獣がウルトラシリーズに再登場したという記録はあまり触れてはいけないあの映画にて客演したアイツの例もある。
- オリジナルのゴルゴザウルスのスーツは『タロウ』第1話に登場したオイルドリンカーへと改造されていた為、スーツはアトラクション用のものを使用している。また、鳴き声は古代怪獣ダンガーの流用。
- 登場回である第47話OPの登場怪獣クレジットは冬眠怪獣ゲランのみで、ゴルゴザウルス二世は表記されていない。
- 劇中で登場しているシーンが終始非常に暗い為、シルエットが辛うじて窺えるぐらいで姿を明確に捉えた媒体が非常に少ない怪獣なのだが、大怪獣バトルEX第8弾では技カードとして登場している。
- 一連の戦闘は地球人に目撃されていない為、前例と同様に後世の記録には残っていないと思われる。
- 因みに上記の通り別名は「宇宙怪獣」だが、ゴルゴザウルス及びゴルゴザウルスβの別名は「巨大星獣」であり、別にゴルゴザウルス二世は"初代より強い"的な設定も無い為、同種族であり強化態でもないのに肩書きが違う怪獣というかなり珍しいケースである。