データ
別名 | 身長 | 体重 | 出身地 |
---|---|---|---|
オイル超獣 | 60m | 2万9千t | 太平洋 |
第1話「ウルトラの母は太陽のように」に登場
概要
ヤプールの生み出した超獣の生き残り。ヤプール人が作り置きしていた野良超獣か、巨大ヤプールの破片や怨念から誕生したかは現時点では不明。
名前の通りに石油を主食とし、石炭も好むとされる。(出典:「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」より)
牙はダイヤモンド並の硬度を持ち、これを用いてタンカーなどを襲っていた。また飲んだ石油を利用した火炎放射「オイリッシュバーン」も武器でありZATのスカイホエールを丸焼きにした。ツノは武器よりも、石油の場所を探知するレーダーとして使われる。
超獣の中では戦闘力はかなり低く、初登場時は東光太郎の運転する港の極普通な貨物用クレーン車のパワーに封じ込められ撃退される。二度目はコンビナートを襲いながらZATと交戦中に突如現れた宇宙大怪獣アストロモンスと戦うも、格闘戦ではほぼ一方的にボコボコにされてしまう。起死回生を賭けて角で突き刺そうとしたところ、アストロモンスの腹部のチグリスフラワーに突っ込んでしまい、そのまま捕食されてしまった。
『平成ウルトラセブン』の世界にも登場したことがあるらしく、「太陽エネルギー作戦」冒頭の会議にて過去に出現した怪獣の一体として紹介され、オイルショックの原因と説明されている。
余談
スーツは『ミラーマン』に登場したゴルゴザウルスの改造(この関係で後に同作に登場したゴルゴザウルス二世はアトラク用のスーツが使われている)。
また、鳴き声は『帰ってきたウルトラマン』のタッコング(初号プリント版)のものを流用している。
ちなみにタッコングとは第1話で登場する、海から出現し、石油を飲むという共通点がある。
オイルドリンカーがアストロモンスに敗北した事により、『超獣は怪獣より強い』という構図は絶対的ではなくなった。
※あくまでも『怪獣の中には超獣よりも強い者もいる』という事であり、決して超獣が弱く見られるようになったというわけではない(尤も、オイルドリンカーの場合は『超獣の中にも怪獣より弱い者もいる』といった方が近いかもしれないが…)。
後のシリーズにおいても、超獣は通常の怪獣よりも強い存在として描かれている。