データ
- 体長:120m
- 体重:4万7千t
- 別名:冬眠怪獣
- 出身地:東京西部地区
概要
第47話「怪獣大将」に登場。
地底1万m以上の地点で冬眠していた巨大爬虫類で、地殻変動の影響で卵が地上に移動し、孵化した。成長が異常に早く、たちまち巨大化してしまう。
卵から孵化した幼体を殺されたことで怒り狂い、小学校の校庭から頭と尻尾だけを出して学校の先生と生徒を校舎の中に閉じ込め、ZATもうかつに攻撃することができなかった。
全身が刃物のような鋭い鱗で覆われている為、不用意に近づけばダメージを負ってしまう。武器は口から吐く火炎と、背中の棘から大量に放つ光の槍「ビームスプリンクラー」。また尻尾の力も強大で、ウルトラマンタロウを軽々と持ち上げることが出来る。背中に生えている襟巻は動かすことで、ミサイルを叩き落すこともできる。設定では尻尾にマグマが循環しているらしく、尻尾の先端を敵に突き刺してドロドロに溶かしてしまうらしい。爬虫類って何だろう…(出典:『ウルトラマンオフィシャルデータファイル』より)
小学校の生徒の竜一少年(演:山下克弘)の攻撃で全身を現し、タロウと対決。
火炎や噛みつき攻撃で善戦するものの、タロウには敵わず追い詰められる。しかし自分より卵を護ろうしたことから事情を察したタロウにより卵ごとウルトラフリーザーで氷漬けにされ、宇宙で永い永い冬眠につくこととなった。
ウルトラマンSTORY0
二つの頭を持つ個体が登場。性格は非常に凶暴で、星間連合の団員50名を殺害しナックル星人の捕獲部隊を総動員させてやっと捕らえたという。口からは数兆℃にも及ぶ火炎熱線を吐き、その力はウルトラ戦士20人分あるらしい。
テンペラー星人と戦い、戦闘中に片方の頭を失いながらも攻撃を続けたが、テンペラー星人によって、体にある運動神経を束ねる第二の脳を破壊され死亡した。
ウルトラ警備隊空想特撮ゲーム
4つの地域を攻略した後に進む、上空ステージのボス怪獣として登場する。
首や胴体、尻尾には当たり判定がなく、全ての攻撃は頭部に当てなければ意味がない。しかも弱点である頭部が画面外へ出てしまい一切の攻撃ができない時間もしばしばある。頭部だけでなく尻尾までも盛大に振り回してくる上に、背中から放つビームスプリンクラーも再現されているという極悪使用。
当時はネットが無い時代であり、タロウに登場する有名どころの凶悪怪獣や侵略宇宙人を差し置いて、いきなりこいつが出てきたことに「こんなやついたっけ?」と困惑するプレイヤーが続出した。というか、そもそもこいつが空を飛んだ描写は本編にも無い。
ボス怪獣としての攻略難度は非常に高く、ゲーセン稼動時はここで挫折するプレイヤー諸氏も少なくなかったという。
余談
鳴き声はケムジラの流用。ちなみにケムジラ戦は少年が戦場に迷い込んで、タロウがうまく戦えなかったのと対照的に今回は少年の攻撃でゲランの全身を現す事に成功し、ZATが攻撃出来る逆転のチャンスを作った。
当初、『ウルトラマンZ』のデストルドスのデザイン画では背中の部分にゲランの顔になっていた。
関連タグ
お山の大将:本エピソードのアイデア元となった童謡であり、劇中でも歌われている。
ゴルゴザウルス二世:第47話冒頭でタロウと遠い宇宙の何処かで戦っていた。尚、OPクレジットに名前が載っていない。