データ
概要
『帰ってきたウルトラマン』第9話『怪獣島SOS』に登場した怪獣。
南隊員が不時着した無人島「南大東島」で眠っていた古代怪獣の一種。
偶然「南大東島」を調査しにやって来たグループによりその存在が疑われた為に、島の洞窟を調査した南隊員が使用するモンスターソナーによって発見された。覚醒しきっていないうちに地中深くに埋めようと洞窟を爆破したところ、運悪く洞窟爆破と同時に目覚めてしまい、隊員と調査グループのメンバーに襲いかかり危険に曝してしまった。
武器は上顎から生えている長くて太い一本の牙とグローブ状の腕に一本づつ生えた鋭い爪で、この爪は地中を掘り進む際にも使用されるという。皮膚も岩石のように頑丈でマットアローからの攻撃にもビクともしなかった。
また、その特徴的なライオンの鬣を思わせるような首回りのコブは怒ると広げて相手を威嚇する際に使用するほか、一つ一つにエネルギーが蓄えられているとされる(そのため、ここをむしり取られるとエネルギーの供給に支障を来して大幅に弱体化してしまう)。
ウルトラマンジャックとの激しい格闘戦の末、エネルギーが蓄えられたコブのほとんどをむしり取られ弱体化し、盛大に投げ飛ばされ動かなくなったところに、駄目押しに放たれたスペシウム光線を側頭部に受け絶命した。
なお、ウルトラマンタロウにてゾフィーが語るところによると、3万年前に起きたウルトラ大戦争で、エンペラ星人率いる怪獣軍団の一員に加わっていたことが判明している。
その後の作品での登場
レッドマン
Battle-26、29、54に登場。使用された着ぐるみは『帰マン』のものの流用。
いずれのエピソードでも単独での登場はなく、他の怪獣とセットで登場した。
第26話ではサドラによってフルボッコにされ、レッドマンと戦う前に倒されてしまった。
第29話ではレッドマンがゴキネズラを倒した直後に突如出現、戦いで消耗していたレッドマンを終始圧倒するが、最後はレッドナイフで一閃されて倒された。
第54話では、ミステラー星人が戦っている横でなぜか寝そべっており、レッドマンの足を押さえつけて転ばせるなどの姑息な手段でミステラー星人を援護。ミステラー星人が倒されるとようやく起き上がってレッドマンと戦うが、格闘戦で圧倒され、最後は口内にレッドアローを突き刺されて引導を渡された。
酩酊!怪獣酒場2nd
第25話にて旧世代VS新世代怪獣の全面戦争を防ぐ会議に集まった怪獣として登場。
神妙な面持ちで会議に臨んでいた。
ウルトラ忍法帖
レンタルビデオショップ(当初は鶴亀の国にあったがいつの間にか宇宙のギラノン星に移転していた)の店長として登場した。借りたビデオを1年間も返さなかったマン・タロウ・エースに対してそれぞれ127750円、101500円、143850円の高額な延滞料金の請求書を隕石に入れて3人に送り付けた。ただしビデオの内容があまりにもマニアックで万人受けしない物であったためか、朧党の妨害を受けながらも3人が閉店時間の夜9時までにビデオを返却したことで支払いを免除した。
余談
デザイン画はライオンをイメージしており、デザイン画での別名は「ライオン怪獣」だった。
この回のみ、OPの最後の「○○怪獣××登場」のクレジットの部分が、本編の映像を使用したものとなっている。
怪獣ロックという曲では、なぜか鳴き声がゴルバゴスと入れ替わっている(0:59辺り。本来の鳴き声は1:22辺りで聞く事が出来る)。ちなみに脚本でのゴルバゴスの名称はダンガーだった。