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概要

別名:プラスチック怪獣
身長:42メートル
体重:3万8千トン
出身地:夢の島

第22話「この怪獣は俺が殺る」に登場。

プラスチックを食料とする怪獣。赤い頭部が特徴。

口から糸状のプラスチック「プラゴキネック液」を吐いて相手の動きを止める他、飛んで来るミサイルを手や口で掴むなど反射神経にも優れている。骨格はプラスチックの100倍硬い(出典:「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」より)。

夢の島の地下に潜んでいたが、ゴミ山で発生した火災の鎮火の為に撒かれた消火剤が原因で、地中の酸素が無くなってしまい地上に出現。マットアロー1号やマットジャイロを撃墜し、ウルトラマンもプラスチック糸で苦戦させる。しかし、伊吹竜新隊長が操縦するマットアロー2号に撹乱され、自身の糸で動きを封じられた上、咥えたミサイルにスペシウム光線を撃たれて爆死した。

ニューヨークにも別個体が出現し、日本に赴任する数時間前に伊吹に倒されたと作中で語られている。

その後の作品

レッドマン

Battle-029、030、102、105に登場。

30話のみ単身でレッドマンに襲い掛かり、苦戦させるが最後はレッドアローでやられた。

チャンネルNECOでは「この怪獣が初めて出現した昭和46年頃は『腐るはずのないプラスチックを腐らせる怪獣が現れた』と、怪獣攻撃隊MATはニューヨーク本部も含め騒然となった。しかし、プラスチックごみの処理を真剣に考えるべき現在、今や重要な怪獣として捉えられている。人間の価値観の変動は怪獣の見方すらも変えてしまうのだ!」と語られた。

ウルトラマンタロウ

第25話「燃えろ!ウルトラ6兄弟」のウルトラ大戦争の回想でエンペラ星人率いる怪獣軍団の一員として登場。

ダンガーザゴラスと共にウルトラの父と戦うシーンが描かれている。

ザ☆ウルトラマン

第27話「怪獣島浮上!!」に登場。

バラドン星人により怪獣墓場からレッドキングアーストロンゴーストロンバニラアボラスと共に蘇生。尾の先が膨らんでトゲが生え、モーニングスター状になっている。

同話の再生怪獣の中でも特に好戦的で、登場した全ての怪獣と戦っている。

最期はバニラ、アボラスと共にレッドキングと戦闘中のウルトラマンジョーニアスを襲うが、2匹共々返り討ちにされた。

酩酊!怪獣酒場

第49話で登場。

人間達が暴徒と化してしまった事態に対し、かつて人間達が自分を攻撃して来た過去や、自分が公害問題で生まれた存在であるのを実例に挙げ、「人間達が本性を現しただけではないのか?」と懐疑的になっていた。

しかし、丁寧に接客してくれるうるま達には感謝している為、騒動が終わった後も怪獣酒場に来店していた。

第56話の描写によれば、野菜も摂取できるらしい。

ウルトラマンブレーザー

かつて出現した個体がGGFと交戦した記録があり、第2話ではミナミ・アンリバンドウ・ヤスノブが討伐作戦に参加したことが地球防衛隊勤務記録書に記載されていた。

余談

名前の由来はゴキブリネズミ。また、企画段階での名前は「ザイラス」で、後に『ミラーマン』に同名の怪獣が登場している。

デザイン画では頭部から顔は風化侵食した貝殻、口先はの嘴、皮膚は牡蠣殻、体色は七面鳥カラー等のイメージが書き込まれており、名称とは異なるイメージだった

鳴き声はケムラーのアレンジ。その後、『ウルトラマンタロウ』のトンダイルに流用された。

着ぐるみは『ミラーマン』のスフェノドンに改造された。

ウルトラマンキッズ』のグローサー先生はこの怪獣がモチーフではないかと見られている。ちなみに、声を演じたのは初代ザラブ星人でお馴染みの青野武である。

この回に登場したピエロのサンドウィッチマン(同名のお笑いコンビとは関連はない)役を演じたのは、『タロウ』のZATの2代目副隊長の二谷一美役の三谷昇がゲスト出演している。

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