概要
『ザ☆ウルトラマン』でデビューを飾ったウルトラ戦士。史上初のアニトラマンでもある。
地球にアンバランス現象(怪獣などの怪異や超自然現象)から起こる脅威が迫っていることを察知したウルトラの星・U40から派遣された最強の戦士。
妹にアミアがいる。
当初は単に"ウルトラマン"としか呼ばれていなかったが、第20話において初めて本名が明かされた(名を明かして以降はヒカリに「ジョー」と呼ばれることが多々あり、劇場版などでも「ウルトラマンジョー」と呼ばれる)。
掛け声は「ショワッ!」が多いが、苦悶の声や気合いを入れる際の「ウォリャァ!」などその他の掛け声も充実している。
第1種接近遭遇としてまず地球に発光現象を起こし、その後に第2種接近遭遇としてウルトラサインを地球各地の上空に現出させると言う形で警告を行った。この警告の結果、地球防衛軍によって怪現象などに対応する為の新部隊「科学警備隊」が結成される事となった。
かつて人知れず、いん石獣ゴグラン(幼虫)から宇宙ステーションEGGで働く多くの人命を救うため、酸欠で呼吸困難に陥りながらもこれを退治したヒカリ超一郎に感銘を受け、第3種接近遭遇としてコンタクトを取り、彼の許可を得て一体化、以降地球に滞在している。
U40最強の勇者という異名は伊達ではなく、事実として第1話早々に4体のシーグラを相手取るというハードな戦いを強いられながらも勝利している。さすがにバデル族配下の怪獣たちとの連戦では流石のジョーニアスも疲労が限界に達して倒れてしまうなど敗れる時は敗れるし、苦戦もする。この点はウルトラ兄弟の中でも高い戦闘力を誇るゾフィー隊長に近いと言える。
U40出身のウルトラ戦士の特徴として、“スターシンボル”と呼ばれる星形のカラータイマーを持っており、この部分が青→黄→赤(点滅)という道路信号パターンで変化し、赤に変化すると活動時間は30秒が限界となる。
また、M78星雲・光の国の戦士たちは地球人と一体化した場合、大抵一体化した人物と徐々に意識レベルで融合していったのに対し、ジョーニアスは物語の終盤までヒカリとの意識レベルでの融合は起きず、最後まで別人物として描かれていた。
人間態も別に存在し、第21話で初登場したが、当初は素顔を見せず、最終話で初めて素顔でヒカリとの対面を果たした。ヘラクレスや本郷猛を思わせる筋骨隆々とした男前な容姿をしている。
変身時は額から徐々に姿がジョーニアスのものへ変わって一旦等身大への変身を完了させた後にその場で巨大化する(ぐんぐんカットはなし)という変身プロセスを取る(平成シリーズで言うとマックスのものに近い)。
これ以外にも変身プロセスは様々な種類が存在しており、赤い光の中でジョーニアスに変身した後に宙返りするパターン、七色の光に包まれて変化していくパターン(同郷のウルトラマンタイタスの変身エフェクトはおそらくこれが元ネタ)などが確認できる。
敵に囚われた際には脱出に使用したり、最初から人間大で変身したり(第27話ではウルトラサインを読み取る為に変身した)、ヒカリと分離したジョーニアス本人が変身したりする事もあった。
飛行する際には他のウルトラマン同様に両手を突き出すが、手のひらの向きは若干上向きになっている。
U40年齢の換算なので光の国との戦士との年齢との正確な比較は不明なものの、2万8000歳とウルトラ内でもかなり年上で数字だけならゾフィーより上(2万5000歳)という年配の戦士である。後に登場した後輩のタイタスは9000歳の為、タイタスが人間でいう20代前半の社会人に例えるとジョーニアスは50~60代程度だと推測される(それでも人間態の外見年齢は20~30代程度にしか見えず、このことからU40の住人は地球人と比べると老化のスピードが著しく遅い種族ではないかということが推察できる)。
怪力も相当なもので、ガミバ撃破後に沈み出した島の地盤を支え、岩を投げ入れて沈没を食い止めるという活躍を見せた他、冷凍攻撃に弱いM78星雲のウルトラマン達とは異なり、冷凍攻撃にはそこそこ強い方らしく、第1話でシーグラに氷漬けにされた際には怪力を発揮して危機を脱した事も(描写的には体から熱を発していたようにも見えたが)。
第49話でヘラー軍団と戦っている仲間たちの搭乗しているウルトラ艦隊を救援するため、一旦ヒカリと分離するが、最終回でヒカリと再び合体し、最終決戦後、平和が戻った故郷を後にし、地球へと帰還した際、再度分離、人間態の姿で科学警備隊のメンバーと初対面する。
そして宇宙にまた危機が訪れた際にはヒカリのような若者の体を借りると伝え、地球に平和が訪れたことを見届けた後、妹アミアと共にU40へと帰還していった。
実は昭和ウルトラマンで一体化していた人間と分離したのは、ジョーニアスと初代のみである。(タロウは描写も説明もないため不明であり、加えて役者の意向で再出演の可能性が極めて低いために明かされる可能性も限りなく低い)
名前の由来は円谷プロ作品で長年監督を務めた満田かずほ氏のご子息「じょう」、「ジュニアス」、そしてアメリカの「ジョージア州」を合わせたもの。
データ
身長: | 70メートル(最大120メートル、最小ミクロまで大きさ変化可能) |
---|---|
体重: | 5万トン(最大8万5千トン、最小ゼロまで大きさ変化可能) |
年齢: | (U40の年齢で)2万8000歳 |
飛行速度: | マッハ8 |
ジャンプ力: | 1000メートル |
活動時間: | 4分 |
出身地: | U40 |
CV: | |
デザイン: | 山口修 |
変身アイテム: | ビームフラッシャー |
変身口上: | 『ウルトラチェンジ!』(第21話より) |
人物像
勇者と呼ばれるに相応しい智仁勇に優れた健全な精神の持ち主。
兄弟星の関係にある地球の人々には友好的に接する。
ヒカリとの意識が別に存在する為、彼の意思で変身を制止させたり、アドバイスを送る事もある一方で、ヒカリが自分の力で戦いと決断した際には変身を保留したり、ヒカリが危険を承知でゲラドに挑もうとした際には変身を許可するなど、基本的にはヒカリの意思を尊重してくれる。
悪意のない怪獣に対してはリトル光線で縮小を試みたりするなど、単に敵を倒して解決するだけでない選択肢を取る事もあり、真の勇者に必要な優しさを持ち合わせている。
また、後述するが、相手が無鉄砲な人物でもそれが長所であり、他者に良い影響を及ぼすと判断すれば、素直に評価するという他者からの学びを大切にする人物である事もわかる。
容姿
赤と白の配色及び胸のスターシンボルが最大の特徴。
これまでのウルトラ戦士のように赤と銀に配色されなかったのは、アニメでの彩色の事情も関係していると思われる(そのためか、旧実写スーツは白の部分が銀に彩色されている)。
アニメキャラということもあり、非常に均整の取れた逞しい身体付きをしている。新実写スーツでは原作と同等、あるいはそれ以上に筋肉が強調されており、ウルトラの父さながらの肉体となっている。
胸のスターシンボルは上記の通りカラータイマーとしての役割があるが、普通のカラータイマーと違い取り外しが可能。これはスターシンボルは大賢者に認められた優秀な戦士のみ着用が許されているものであるため。つまり、本来のU40ウルトラマンにはカラータイマーが存在しない。
頭部のデザインは先代・後続と比較してもかなり独特なもので、トサカは頭頂部を起点に十字に交差した造形となっている。
眼が切れ長で彫りが深く、レオや80のように鼻筋がはっきりしているため顔付きはかなり人間に近く、ハンサムと言える。
額にはスターシンボルと同じ星型のアストロスポットが存在する。変身アイテムのビームフラッシャーはこれを模したもので、内包したエネルギーでU40戦士を巨大化させるという大きな特徴がある(U40のウルトラマンは等身大がデフォで、自力では巨大化が不可能)。
後のボイスドラマにてタイタスが語ったところによると、U40戦士の変身時の肉体は人間態の肉体に由来するとのこと。その人間態が前述の通り筋骨隆々のギリシャ系ハンサムなのだから、変身時のこの容姿も納得である。
主な必殺技
ウルトラマンジョーニアスの代名詞ともいえる最強必殺光線。二組に組んで右腕にエネルギーを集中させて光弾を作り、それを敵に投げつけるAタイプ(メイン画像)と、組んですぐに光線を発射するBタイプの2種類があり、威力はAタイプ、発射時間はBタイプが優れている。第18話ではX字に組むプラニウム光線クロス撃ちなどのバージョンもある。
- アストロビーム
額のアストロスポットから放つ破壊光線。
ダブルピースした両腕を顔の前に持ってくる事で発射するが、両腕を胸の前でクロスしても放つ事が出来る。
ウルトラセブンのエメリウム光線同様、エネルギーを調節することで様々な用途に使い分けることが可能である。プラニウム光線を発射している腕に照射することでエネルギー合成光線に強化できる。
- ロッキングスパーク
拳を合わせてエネルギーをため、生み出した光球を発射する。
- スタービーム
額のアストロスポットから発射する星の形をした光線。
- リトル光線
怪獣を恒常的に小さくする光線。相手の命を救う以外には使ってはならないという掟がある。
- ブーメランギロチン
両腕でエネルギーを曲げるようにして三日月状のブーメランを生成し、敵を真っ二つに切り裂く。
- ウルトラレーザーショット
連続で発射する手裏剣光弾。
- ウルトラスピニングフラッシュ
体を高速で回転させ、光の刃を連続で発射。
- ウルトラボディスクリュー
体を高速で回転させて敵に突っ込む荒技。
- ウルトラメディカルパワー
リング状の回復光線。石化された人間なども元に戻せる。
- ウルトラバリヤーケース
対象をバリヤーに封じ込める。ザロームに対して使用した際にはアストロビーム分解光線を照射して取り込まれたマジシャンを解放した。
- ウルトラアイ
目を発光させて敵の体内を透視する。
- ウルトラストッパー
両腕を交差させて対象を一時停止させる光線を放つ。
- バリヤーガス
照射した対象を保護するバリヤーで、水を吸収して凶暴化するレッドスモーギに対して使用し、宇宙へ運び去った。
- ディフェンスファーブ
両腕を水平に広げて黄色いバリヤーを展開する。
- ウルトラバリヤー
両腕を広げて発生させる多角形の黄色い防護壁。
防御力はエネルギー残量に依存するらしく、エネルギーが少ない状態で生成すると破られる。
- スペースミラーバリヤー
宇宙空間で円を描くようにして生成するバリヤー。
- テレポート
第29話で使用。他のウルトラマン同様に体力を大きく削るので多用はできない。
- エネルギー注入
変身前の状態で使用。地球人女性の京子と一体化したアミアを救う為にてからエネルギーを注いだ。
格闘技
- ウルトラパンチ
様々なパンチ技の総称。基本的なストレートパンチやアッパーカット、飛行する勢いから放つフライングパンチなどがある。
- ウルトラチョップ
チョップ技。垂直に放つ「チョップV」、水平に放つ「チョップH」を使い分ける。
- ウルトラエルボースマッシュ
両肘を相手に勢いよく振り下ろす。シーグラ戦では羽交い締めからの脱出に使用するという応用を見せた。
- ウルトラキック
キック技の総称。急降下する勢いを乗せた急降下キック、空中で放つフライングキック、
飛び膝蹴りを放つ飛び蹴り、空中高く飛び上がって地面にいる敵に膝蹴りを浴びせるニードロップなどのキック技を有する。
シーグラ戦では背後に回って宙返りからのキックを放つ器用さを見せた。こうしたアニメならではの軽快かつ力強いキックが彼の魅力の一つだと言える。
- 脳天逆落とし
飛行する対象の頭を掴んで地面に激突させる。
投げ技
- 巴投げ
足で相手を挟んで投げる。
- ウルトラ回転足投げ
空中の敵の足を掴み、回転して投げ飛ばす。
- 空中回転落とし
担いだ敵を放り投げる。
- 空中逆落とし
敵の尻尾を掴んで地面に叩きつける。
- ウルトラスウィング
強大なパワーによる投げ技。第19話で自身の倍以上の体重を持つゲラドの尻尾をつかんで投げ飛ばした。
- ウルトラ岩石落とし
回転を加えて投げ飛ばす。
- ウルトラ回転投げ
敵の体を抱え上げ、何度も回転を加えたのちに投げ飛ばす技。第13話のガラドラスとの湖面での戦いにおいて、水の浮力を利用して投げ飛ばした。
- 体当たり攻撃
空中の敵に見舞う空中アタック、頭突きを浴びせるウルトラアタックなどがある。
- 急降下ボディクラッシュ
体重を掛けて空中の敵を地面に落下させてグロッキーにしてしまう技。
- 絞め技
空中の相手を締め上げるウルトラ首絞めやヘッドロックなどがある。
- 縮小化
体を小さくして敵の拘束から逃れたり、体内に入り込む。
ザロームやデスバランとの戦いで使用され、後者では目を攻撃してダメージを与えた。
外部出演
別の惑星出身、さらにはアニメ媒体のウルトラマンというハードルもあり、近年までは客演に恵まれていなかった。
昭和ウルトラシリーズへの登場は一応果たしているものの、世界観が違うこともあり映画作品へのゲスト出演が主だった。
ついでに言うと、CBCが制作した作品には一切参加していない。ちなみにこれは昭和ウルトラマンでは唯一であり、他の平成作品を含んでも、TVシリーズではコスモスが加わるのみである。
しかし、マルチバースの設定もすっかり落ち着いて何年もたった2019年放送の『ウルトラマンタイガ』に登場したウルトラマンタイタスがU40出身であることから『ザ☆ウルトラマン』本編がYoutube配信されたこととタイタスが人気を得たこともあって注目度が上がり、タイガ本編にこそ出演しなかったものの登場の土台を形成するには十分であった。そして、翌年のウルトラギャラクシーファイトシリーズではついに正史のジョーニアスが本編に登場し、人気を得ることとなり、これまでの扱いが嘘のように活躍し、商品展開も行われることとなった。
ちなみに、タロウ同様、当時のキャストが再演したことはなく、これは昭和の主人公ウルトラマンではタロウとジョーニアスのみとなっている。
正史、本編での活躍
ウルトラギャラクシーファイト大いなる陰謀
「客人なら歓迎するが…そうではなさそうだ」
episode 7にてU40を偵察しに来たアブソリュートタルタロスと遭遇し、激突。
ほぼ不意打ちによるものだったとは言え、これまで数々のウルトラ戦士たちを苦しめてきたタルタロスを相手に真っ向から互角以上の格闘戦を繰り広げるなど、U40最強の名を見事に証明して見せた(遠距離戦でもタルタロスの拡散攻撃を前にプラニウム光線を分散して放つことで全弾を相殺するという離れ業を見せ、その熟練ぶりを見せつけた)。
作戦勝ちと言った感じではあるがタルタロスは後にかのウルトラマンゼロの究極最強形態さえ撃ち破っており、まだ様子見程度かつナラクではない為全力では無かったであろうが、真っ向勝負でタルタロス相手に互角に渡り合ったジョーニアスの戦闘力の凄まじさがわかる。
タルタロスの撤退後は丁度特殊チームの結成に動いていたゼロと遭遇、対タルタロスのためにゼロの勧誘を受ける形で力を貸すことになった。ちなみに、この時に初めてゼロと対面した(ジョーニアスはゼロのことを知っていた模様)。
続くEpisode 8では、タルタロスの襲撃を受けたことを知らされ、心配してU40に帰還してきたタイタスと再会し光の国の使者が来たこと、すべてのウルトラ戦士を巻き込んだ戦乱の世が幕を開けようとしていることを告げた上で、タイタスに協力を要請した。
惑星エビルにてゼットン軍団に苦戦するウルトラ戦士達にゼロ率いるウルトラリーグの一員として加勢する。複数のゼットン相手に格闘戦で奮戦しタイタスのプラニウムバスターにプラニウム光線の同時攻撃で撃破した。
しかしワームホールからゼロが吹き飛ばされ、ユリアンを再び拉致したタルタロスを追おうとしたが、ベリアルとトレギアの光線により足止めされて逃げられてしまう。
その直後、光の国へ奇襲してきたゲネガーグによりウルトラメダルを強奪される事件が起こったことをヒカリからのウルトラサインで知る。
なお、会話や絡みこそなかったものの、メビウスと共闘している。ジョーニアスはメビウスが唯一昭和ウルトラマンで共演したことがなかったため、これによりメビウスは全ての昭和の主人公ウルトラマンと共闘、共演したこととなる。
また、同じく絡みがなかったとはいえ80とも共闘し、これまでスポットライトが当てられにくかった昭和3期の主人公の共闘、共演も実現することとなった。
ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突
「唯一の方法は、本能に従い戦うしかない…」
プロローグにて宇宙警備隊の戦術指南役としてメビウスとともにコロセウムで後人達の育成に入る。
その際、(色々な条件込みだが)タルタロスと唯一互角に戦えたと言う理由で、ゼロから自身を鍛えてくれる様に頼まれ、それを了承する。また、大いなる陰謀で共闘したたゼットのことも憶えており、ゼロにゼットの様子を聞くシーンがある。
そしてゼロをK76星へと連れ出し、ゼロの父であるセブンとレオにも協力を依頼し、ゼロに本来の野生を取り戻させるためテクターギアを装着させ3対1での組手を行う。
激しい特訓の中で、ゼロに倒すためではなく守るための強さを探究する重要さを再確認させ、彼の中の野生を目覚めさせワイルドバーストを覚醒させることに成功。
その後アストラから、惑星バベルでウルトラフォースとリブットがタルタロスに苦戦を強いられてると聞き惑星バベルに急行。スコットのグラニウム光線に合わせてプラニウム光線でアブソリューティアンの兵士達を一掃した。
新たな力を使いこないしたゼロとレオ兄弟の連携によってダメージを受けたタルタロスが撤退した後は、ウルトラマンノアの試練で力尽きたリブットを光の国へ運んだ。
ユリアン王女レスキュー隊に参加するアストラとゼロの任務前の組手の立会人を務め、作戦開始直前のため途中で組手を止めた。
アンドロメロス以下ウルトラセブン21達メロスによって集められたレスキュー隊のメンバーと合流。ゼロと共にザ・キングダムへユリアンの救出へ向かうメンバーを送り出した。
惑星ブリザードでの決戦から数ヶ月後、ザ・キングダムからユリアンと共に救出されたウルトラマンレグロスとゼロの組手を、レオ兄弟とゼットから少し離れたところから見ていた。
ゼットが相方の迎えに行くのを見送ってたゼロに、また始まるであろうアブソリューティアンとの本格的な戦いに備えてウルトラリーグの正式メンバーの編成を助言している。
正史以外、映像作品以外での活躍
『ウルトラマン怪獣大決戦』(1979年)
初の実写スーツが製作され、同じくスーツが製作されたは虫怪獣ベドランと戦いを繰り広げ、プラニウム光線でベドランを撃破した。また、M78星雲・光の国では他のウルトラヒーローたちとやたら馴染んでいた他、同作では宇宙警備隊員として扱われている。
『新世紀ウルトラマン伝説』(2002年)
他のウルトラ戦士とともに天空魔と戦った。
『新世紀2003ウルトラマン伝説』
ウルトラマンキング300万歳誕生日パーティーに参加していた。
ウルトラマンフェスティバル2014
ライブステージ「次の時代へ!ウルトラの星輝く時!!」ではガッツ星人の怪獣軍団にウルトラマンギンガたちが苦戦する中、ウルトラマンビクトリーによって世界の壁が壊されたことにより、『ザ☆』の世界から登場。EXゼットンをプラニウム光線で倒し、他の戦士たちと共にスーパーグランドキングと戦った。
ウルトラマンフェスティバル2019
デビュー40周年及びアニメの配信に合わせて、新たにアニメをイメージしたスーツで登場。
このスーツは主にショーで使用されている他、上述の『ウルトラギャラクシーファイト』でも使用された。
かつてヒカリと交わした約束を果たすために地球に舞い戻り、他ウルトラ戦士と激闘を繰り広げた。
ウルトラヒーローズEXPO THE LIVE ウルトラマンタイガ
人間体と同じギリシャ風の衣装を着て登場。戦闘の際には脱ぎ捨てていたことから、ウルトラ兄弟のブラザーズマントに相当する服装であるようだ。
力は十分にあるものの、慎重すぎて判断力に鈍るタイタスの弱点を指摘し、時には無心で挑む事も必要だと説く。
そんなタイタスを向こう見ずなタイガが良き変化を齎らしてくれる鍵であると高く評価している。
突如襲ってきた宇宙恐魔人ゼットを相手にしても互角の戦いを演じ、U40最強の戦士が伊達ではない事を視聴者に再確認させた。この宇宙で最強の存在になる事で存在意義を証明しようとするゼットの目的に虚しさを感じたのか、哀れだと評した。
タイタスとのダブルアストロビームをゼットに浴びせ、タイガがワイズマンズソードでゼットを封印するまでの時間稼ぎを行い、見事封印に成功する。
タイタスがタイガの旅に同行しようと決意した際には行き先に戦士の頂のある惑星O-50を紹介した。
ギャラクシーレスキューフォースボイスドラマ
第8話 「会談」、第11話「花と星と」に登場。
第8話では、イザナ女王と会談するべくギャラクシーレスキューフォースの基地にやってくる。基地にくる前にU40と友好関係にある惑星ジーにも訪れており、国家元首アウサル13世と謁見している。
第11話では、とある海洋惑星の調査のためにソラに同行。そこでバルキー星人と遭遇して交戦状態になるも、彼が生け簀ではなく広い海洋でサメクジラの幼体を飼育しようと考えていたことを知ると、サメクジラをリトル光線で縮小させた上で引き取り、U40で責任を持って管理することを確約。バルキー星人からは号泣されながら感謝の意を示され、無事和解した。
漫画
ウルトラマン超闘士激伝
第1章から登場。
ゾフィーに並ぶ最強ヒーローとされており、鋼魔四天王に苦しめられる光の国にU40戦士団と共に駆け付けた(なお、この作品においてはU40は光の国の友好国と言う扱い)。
ウルトラマン80と仲が良いらしく、第7章では身体を鍛え重装鉄鋼を纏い闘士ウルトラマンJとなって邪闘士ギガルスを80との協力により破る。
新章ではエレクやロトと共に光の国の警護に向かい、メタルモンスと戦った。
ウルトラ怪獣かっとび!ランド
なぜかザ・ウルトラマンという名義で登場。
ウルトラマンの従兄弟でヨイトマカ星からアメリカ星に留学していた帰国子女。留学期間が長くヨイトマカの文化に疎いため多くのトラブルを巻き起こすことに。
ゲーム
ウルトラマン倶楽部
『ウルトラマン倶楽部2 帰ってきたウルトラマン倶楽部』に登場している。
余談
先述の『怪獣大決戦』にて実写スーツが製作され、以降のジョーニアスのスーツは長い間この造形を踏襲していた。
ただし、アニメのデザインと比べると顔が丸っぽかったり、目があまり鋭くなかったり、体躯がスリムじゃなかったりしたため、アニメ版をよく知るファンからはコレジャナイ認定されることが非常に多かった。
『ウルフェス2019』にてアニメのデザインに忠実な新スーツがお披露目された。
配色は赤銀からアニメと同じ紅白の配色に変更され、スーツ素材はウェットスーツ地からタイツ地に変更し、アニメのマッシブさを再現。マスク造形も見直され、より精悍な顔立ちとなった。
新スーツは素材の違いもあり、同じく他のウルトラマンとはスーツ素材の違うウルトラマングレートとも異なる見え方から「まるでアニメから抜け出てきたようだ」と非常に好評。
もちろん旧スーツ造形に愛着を持つファンや、良くも悪くもアニメ風な新スーツは特撮の世界だと*特に同じくU40出身のタイタスと並んだ時)かなり浮くという指摘も存在する。
旧スーツとしては当時の技術的な事情等も絡んでいたのだろうが、新スーツのデザインに辿り着くまでに、かなりの試行錯誤を繰り返したのだろうと思われる(あるいは、『ザ☆』自体が最近までマイナーだったため、スーツ造形の見直しが遅れたこともあるのかもしれない)。
※左が新スーツ、真ん中がアニメ、右が旧スーツ
『ウルトラファイトオーブ』の脚本を担当した足木淳一郎氏は、「今度『ウルトラファイト』系列の作品を担当する場合はジョーニアスを出したい」という願望があったらしく(彼は『ザ☆』のファンでもある)、後に上記の『UGF・大いなる陰謀』での出演を実現させている。他の戦士が登場に驚かれるなか、ジョーニアスに関しては足木氏が関わっていたことから「予想通り」といった意見も多かった(これに関しては足木氏も実質公認している)。
ちなみに坂本浩一監督によれば、上述した新スーツ制作も足木氏の『ザ☆』の猛プッシュがあったためらしい。
『ウルトラマンタイガ』では出身地が同じU40の戦士であるタイタスが登場しており、彼からは尊敬されている。タイガもU40に滞在していた時にお世話になったという(フーマはまだU40には来ていないらしく、面識はなかったが、後に『UGF・大いなる陰謀』にて共闘している)。
上述の通りアニメ出身故に客演に恵まれなかったジョーニアスだが、一方でギャラクシーファイト登場後の扱いの良さもアニメ出身であることに起因するとも言える。
・アニメは特撮と違いスーツを作る必要がない為、登場キャラクターの体格やスペックの自由度が高い
→ジョーニアスはウルトラマンでも上位に入る身長体重にウルトラの父を思わせる筋肉質な肉体を獲得、相手怪獣も特撮作品のラスボスレベルの巨大な敵が通常敵として度々出現、もちろん撃破描写もある。
・同様の理由で同時に出す怪獣の数も自由度が高い
→一対多の戦闘描写も多く、もちろん撃破描写もある。
・特撮作品との世界観を分けるためU40出身に
→M78のウルトラマン達と競合しないため、貴重な「星最強」の称号を獲得。
…とまぁ初のアニメということで好き勝手やった描写を現代に当てはめた結果この強さになったような形であり、客演を待ち続けただけのリターンがあったと言えるかもしれない。
また、メタ的な視点で見れば、ウルトラマンシリーズの1つの系統であるアニトラマンの原点でありながら、なかなか報われなかった彼の功績がやっと公式に認められたとも言える。
声優ネタ
よく知られている話だが、ヒカリ役の富山敬とジョーニアス役の伊武雅刀はそれぞれ宇宙戦艦ヤマトの古代進とデスラーの声優である。
また、令和以降のシリーズで声を担当している金光宣明氏は新世代シリーズでジュダ・スペクターを演じており、『大いなる陰謀』ではジュダとジョーニアスの2役を担当した。
その他
ウルトラマンジャックやウルトラフォース同様に番組のロゴとは別にウルトラマン個人としてのロゴが公式に設定されている(参考)
関連イラスト
関連タグ
チートラマン:アニメとはいえ、ジョーニアスはウルトラ戦士の中でもかなりの強者なので、カウントされても不自然ではない。
ウルトラマンタイタス:ジョーニアスの後輩。
ウルトラマンレオ・ウルトラマンロッソ:ジョーニアス同様、年下の兄弟(兄妹)がいるウルトラマン。
ウルトラマンUSA:同じくアニメのウルトラマンで、星型の装飾と紅白カラーも共通している。