記事の性質上、『ウルトラギャラクシーファイト 運命の衝突』や『ULTRAMANREGULOS』などTSUBURAYAIMAGINATION配信作品のネタバレに関する内容が多く取り扱われています。ご注意ください。
「俺がコスモ幻獣拳総師。赤龍白虎拳の…ウルトラマンレグロスだ!」
データ
概要
『ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突』で初登場したウルトラ戦士。アブソリュートタルタロスによってナラクに投獄されていたウルトラマンであり、同様にナラクに囚われた光の国の王女・ユリアンと邂逅を果たす。
彼の出自についてはりゅう座D60(60の部分は中国語読みで"リューシー"と発音する)という修行した星しか明言されておらず、本人も記憶を失っており出身地は不明。
戦闘スタイル
肩の紋章から、アブソリュートディアボロと同じくコスモ幻獣拳の使い手であることが判明している。
- 赤龍白虎拳
レグロスの基本スタイルである拳法。赤龍白虎拳を活かしたバランスの取れた戦闘スタイルで敵を圧倒する。
兄弟子達の託してくれたコスモビースト達の力を宿したオーブを用いる事でその技を行使したり他者に託す事も出来る。
『【TAMASHII NATIONSスペシャル配信】ウルトラギャラクシーファイト編』にてレグロスのS.H.Figuartsの発売が決まり、それに合わせて坂本監督とレグロス本人によるコスモ幻獣拳のレクチャーが行われた。
赤龍白虎拳は、右手は虎の爪や牙を、左手は龍の上顎をイメージした構えとなっている。
またS.H.Figuartsの紹介ページでは、上述の赤龍白虎拳以外にも鶴、蛇、豹の構えが披露されたことから、兄弟子達の技も使えるのではないかと推測されていた。
必殺技
- 閃光烈破弾
全身の模様を燃え上がらせ、エネルギーを両手に込めて放つ光弾。『ウルトラマンレグロスファーストミッション』ではウルトラマンシャドーを倒した。
- 白虎赤龍弾
両肩の紋章を順に輝かせて放つ光弾。
ディアボロの剛力破牛拳を真っ向から押し返す程の威力を誇る。
- 無影赤龍白虎脚
レグロスの必殺技。両足に火炎赤龍拳と電撃白虎拳の力を纏って、敵に連続蹴りを食らわせる。強敵であるヴォルカンを一撃で葬った。
- 電撃白虎拳
右腕に宿ったフォロスより託されたコスモタイガーによる拳法。
雷撃を纏った引っ掻きを放つ。
- 電撃白虎脚
右脚に宿る電撃白虎拳の脚技。
『TAMASHII NATIONSスペシャル配信』のバトルステージにて初披露。
- 火炎赤龍拳
左腕に宿ったトゥバーンから受け継いだコスモドラゴンによる拳法。
火炎を纏った衝撃波を放つ。
- 火炎赤龍弾
左肩にあるコスモドラゴンの紋章を輝かせて放つ火炎弾。
レイバトス(レイブラッド星人)を怯ませる程の威力を持つ。
- 火炎赤龍脚
左脚に宿る火炎赤龍拳の脚技。
『TAMASHII NATIONSスペシャル配信』のバトルステージにて初披露。
- 無影火炎赤龍脚
火炎赤龍脚の強化版。
- 精鶴水蛇拳
コスモクレインとコスモスネイクのオーブを用いて、風と水の力を同時に相手にぶつける技。この技で殺し屋超獣バラバを倒した。
- 飛翔精鶴陣
コスモクレインのオーブを用いて風の力で敵の攻撃を防御する。
- 幻影水蛇弾
コスモスネイクのオーブを用いて水の光弾を敵に向けて放つ。
- 高速凍豹拳
コスモレオパルドのオーブを用いて氷の光弾を放ち敵を凍らせる。劇中では未使用。
ライブステージ「ウルトラギャラクシーファイトSPECIALNIGHT」のステージショーで使用。
俊敏な動きで翻弄し瞬く間にグレゴール人を氷漬けにして倒した。
- 幻獣覇王拳
コスモ幻獣拳の究極奥義。
かつての師や兄弟子達のコスモビーストのオーブを込めて、レオ兄弟と共に放つ光線。
ディアボロを一撃で撃破する程の破壊力を誇る。
- 必殺光線(正式名称不明)
閃光烈破弾と同じ要領で全身に燃え上がらせたオーラ状のエネルギーを、他のウルトラ戦士と同様に腕を十字にクロスして放射する技。惑星マイジーでレイバトスの亡骸を利用して復活したレイブラッド星人を相手に、他のウルトラ戦士達と同時に光線を放つ事で止めを刺した。
構えはナイトシュートに近い。
- 防御技(名称不明)
閃光烈破弾に似た構えでオーラ状の盾で敵の攻撃を防ぐ技。ウルトラマンシャドーのシャドリウム光線を防ぐも、射線がソラのいる岩山の方に行ってしまい、ソラは崩落に巻き込まれてしまった。
人物像
情に厚い熱血漢で、どんな修行にもひたむきに打ち込む生真面目な性格。
コスモ幻獣拳及び自らの身に宿したコスモビースト達には誇りを持っており、それを汚そうとする輩を許さず、親友であるレオ兄弟同様に心の内に熱い正義感を宿している。
修業時代の名残なのか、普段は若さを感じさせる言動であるが、一定以上の礼節は弁えているらしく、ザ・キングダムの牢獄で一緒になったユリアンに対しても、風前の灯火だったところを救われたこともあって、恭しく接していた。
また感情の起伏が激しい所があり、大事な友がマグマ星人によって殺されたと知った時は怒りの感情に任せて突っ込んでいくなど、冷静さを失いがちだった(そのことに関してはレオや師匠であるインストラクターフォロス、トゥバーンにも指摘されていた)。
『ULTRAMANREGULOS』では記憶を失い身元が分からなくなっていた所をマスターアルーデに拾われコスモ幻獣拳を学ぶこととなり、今でもアルーデには恩義を感じている。
容姿
目つきはウルトラマンゼロ、ビームランプとトサカはウルトラマンタイガを思わせる造形で、L77星人を彷彿とさせる明瞭な鼻筋のある顔立ちが特徴。顔全体の輪郭はリーオーバーフィストのような獅子の鬣を思わせる形状をしている。鼻筋と目の造形から、特に横顔はジョーニアスにも似ているという意見も。
肩を走る紋章はさながら(レグロスから見て)左側は龍が、右側は虎が火を吹いているようなデザイン(見ようによってはタトゥー・刺青にも見える)になっており、これは歴代ウルトラマンの中でも珍しい。ユリアンによれば、これはコスモ幻獣拳修得者の証であるらしい。右腕の紋章は電撃白虎拳、左腕の紋章は火炎赤龍拳の力を持っている。
胸には金色のプロテクターがあり、その形状はウルトラマントリガーにも似ている。また、両腕には棘の付いた腕輪のようなものを付けていて、ウルトラマンレオのレオブレスレットやアストラのマグマチックチェーンを連想させられる。これはアブソリューティアンに囚われていた際の拘束用の手枷である。
身体つきは全体的に筋肉質だが、ウルトラマンタイタスやウルトラマンゼット・ベータスマッシュのようなガチムチ体型ではなく、腕や腹筋の筋肉がさりげなく主張されている細マッチョ体型。
それなりに装飾が施された上半身とは打って変わり、下半身のデザインは最近のウルトラ戦士の中でも特にシンプルなものになっていて、赤地に銀のラインは顔やプロテクターと相まってセブンタイプのデザインになっている。
赤き幻獣闘士、その過去
ULTRAMANREGULOS
D60に氷漬けに近い状態で墜落してきたレグロスは、現場に居合わせたスピカに命を救ってもらうも自分の名前以外何も覚えていなかった。
スピカの導きによってマスターアルーデと出会い、アルーデからその目に秘められた力を見出され特例として門下生としてコスモ幻獣拳に入門。兄弟子のディアスやスピカ達と共に厳しい稽古をする中でL77星から出稽古に赴いたレオと練習試合をするも、全く勝てずにいた。
レオ兄弟に勝つためにアルーデの稽古が終わった後も必死に稽古を重ねていたある日、フォロスとアルーデからL77星がマグマ星人侵略軍の襲撃を受けた事を知る。再会を約束した友の安否もわからずに動揺と悲観に暮れる中、侵略軍がD60にも襲撃を始め、幻獣闘士との攻防を繰り広げる。その現場に駆け付けたレグロスは突如降りてきたマグマ侵略軍提督ヴォルカンに挑むも歯が立たず、すんでのところでアルーデに助けられるも、今度はそのアルーデがヴォルカンのマグマ毒手拳の餌食となってしまう。幸い侵略軍は立て直しも兼ねて撤退したが、アルーデは一命は取り留めたものの剛力破牛拳を使うことが出来なくなってしまう。
何も出来なかった自分の無力さと仇敵に対する怒りから、周りに目もくれずに飛んでいると目の前にあった岩場に衝突し、とある遺跡に落ちてしまう。目覚めた直後にグエバッサーが襲いかかり何とか追い払うと、グエバッサーを夕食にしようとしたトゥバーンと出会った。レグロスは彼に自分を鍛えて欲しいと志願し、日中はフォロスから、夜中はトゥバーンから稽古を受けるという激しい修練の日々を送っていた。
マグマ星人に襲われる少し前にスピカとコスモビーストとの対話を試みた際、スピカから「生真面目すぎてコスモビーストと対話するのに必要な集中力が乱れている」と言われており、マグマ星人の襲撃に遭った時は怒りに狂って正常な判断が出来ず、フォロスやレオにも感情に身を任せていると指摘されたことから、良くも悪くもD60に訪れた時のレグロスはウルトラマンとしても格闘家としてもまだ未熟だったことが窺える(もっとも、本人の記憶が失われているという事も影響しているかもしれない)。
そんなある日、稽古の組手にてトゥバーンと同じ構えを取ったことからフォロスにトゥバーンの元で稽古をしていることがバレてしまう。そしてレグロスを巡ってフォロスとトゥバーンが喧嘩を始めてしまい、それを止めようとするも、たまたま見回っていたアルーデに2人が兄弟である事と両者ともレグロスという弟子を取られたくないという嫉妬のような物だと教えられた。
翌日フォロスに黙ってトゥバーンの元で訓練していたペナルティとして、ディアスも巻き込んで夕暮れまでウルトラ念力の要領で岩を持ち続けたが、隠れて様子を見ていたスピカにより助けられ、隠れてトゥバーンの元で訓練したことを咎められた後、スピカから2人の関係性とコスモビーストにも相性があることを知った。
レオやフォロス達からの「感情に身を任せるな」と言う助言を元に精神を統一していると、コスモタイガーとコスモドラゴンがその身に宿ろうとしていた。
トゥバーンとフォロスに鍛えられ、アルビオとファルードの模擬戦でも少しづつ手応えを感じていたレグロス。
模擬戦を見ていたフォロスからも相性のいいビーストと契約出来れば、D60以外から初のコスモ幻獣拳継承者になるかもしれないとこれからの成長に期待を寄せられていた。
ある日、D60はまたしてもマグマ星人侵略軍の襲撃を受けた。兄弟子達と共に、一人戦っているスピカの援護に赴くレグロスとディアス。ユラブと交戦している最中、マグマ軍の船からの攻撃を受け倒れてしまったスピカを見て感情的になってしまい、それが仇となってユラブとラバからの一方的な攻撃を受けてしまう。
だが、フォロスとトゥバーンに助けて貰い、ヴォルカンと戦っているファルードとアルビオの元に向かうも、二人は既にヴォルカンのマグマ毒手拳によって絶命していた。またしても感情的になり、レグロスはヴォルカンに殴りかかろうとするが、ユラブとラバを倒して駆けつけたフォロス達に制止され、スピカと共にアルーデの護衛に向かわされる。
だが時遅くアルーデは既に絶命しており、ディアスもアルーデを守り切れなかった無念を語りつつ息絶えた。フォロスやトゥバーンと拮抗しつつ姿を見せたヴォルカンにレグロスは更に激昂、怒りに任せ向かっていく。
ヴォルカンは激昂し隙だらけであったレグロスに好機を見出し、強烈な一撃を浴びせようとした。その瞬間、危機を感じ取ったフォロスとトゥバーンはレグロスを庇い致命傷を負ってしまう。
彼らは死期を悟り、レグロスに己のコスモビーストを継承する事を決断。
フォロス「心を研ぎ澄まし、コスモビーストと対話するんだ!」
トゥバーン「餞別にくれてやる。出来損ないの弟子だがな…」
そして、フォロスとトゥバーンのコスモビーストであるコスモタイガーとコスモドラゴンがレグロスの体に宿る。レグロスは精神世界にてコスモビーストと対話し、遂にコスモビーストとの契約、それも相性が悪いと言われていたタイガーとドラゴンとの2体同時の契約を成し遂げる。フォロスからコスモタイガーと電撃白虎拳、トゥバーンからコスモドラゴンと火炎赤龍拳を受け継ぎ、レグロスは遂に『真のコスモ幻獣拳継承者』として覚醒する。
レグロスの猛攻を前にして不利となったヴォルカンによって差し向けられた殺し屋超獣バラバからの攻撃を受けてピンチに陥るも、ヴォルカンに敗れたファルードとアルビオのコスモビースト達の力、オーブがレグロスの元に到来した。志半ばで倒れた兄弟子達の意思と力を受け継ぎ、レグロスは幻影水蛇拳と飛翔精鶴拳でバラバを撃破。
そして、禁じ手である毒手を自らに使い、肉体を限界まで強化したヴォルカンを必殺技の無影赤龍白虎脚で遂に撃破する。
散り際にヴォルカンはレグロスの出自について「貴様、もしや…!その燃えるような熱い目、あの星の者か…!」と意味深な言葉を口にしていた。レグロスが記憶を失っている事を知ると「自分の正体を知らないのか…!」とこれまた意味深な言葉を口にして、不敵に笑いながらヴォルカンは爆発した…。レグロスは己の拳を見つめ、自分自身に問いかけた。
「俺は、いったい誰なんだ...?」
見守ってくれた総師、自分を鍛えてくれた二人の師範、共に競い合い高め合った兄弟子達。大きな犠牲を払ってしまったが、マグマ星人侵略軍をD60から撤退させる偉業を成し遂げたレグロス。レグロスとスピカの前に現れた彼らの霊魂はレグロスを見て頷く。確かにレグロスを一人前の幻獣闘士として認めたのだ。
「これからは、あなたがコスモ幻獣拳総師だよ!」とスピカがレグロスを激励する。そして、レグロスはたとえ自分が何者であろうとも総師や師範達、兄弟子達から託されたものを継承して未来に繋げると誓った。
「この拳は、平和のために...!」
コスモ幻獣拳総師、赤龍白虎拳のレグロス。その誕生の瞬間だった。
???『継承おめでとう、レグロス』
事件の真相、真の悲劇
突如、修練場に響いた聞き覚えのある声。レグロスとスピカが振り返ると、そこにはヴォルカンに倒されて死んだはずのディアスが立っていた。そしてディアスは、レグロスに向けて光弾を放つ。咄嗟にレグロスを庇って光弾を食らったスピカは倒れ、最後の力を振り絞りコスモレオパルドのオーブとコスモ幻獣拳の未来をレグロスに託して力尽きる。
スピカ「一緒に未来を見たかった…。コスモ幻獣拳を頼んだよ…」
兄弟弟子の蛮行にレグロスは「貴様、どうして…!」と怒りを露わにする。すると、ディアスは体に光を集めて姿を変えた。声も変わり、ディアスと名乗っていた何者かは遂にその正体を現した。
ディアス「ディアスなどこの世にいない」
「弱者を演じるのもストレスが溜まったぜ。俺はザ・キングダムの戦士、アブソリュートディアボロ…」
その正体は究極生命体を僭称するアブソリューティアンの戦士、アブソリュートディアボロだった。
その目的は最強のコスモビースト、マスターアルーデが持つコスモバッファローを奪う事にあった。ディアスの姿で護衛と偽ってマスターアルーデを襲撃するディアボロ。殺気を感じ取ったマスターアルーデの反撃を食らって手傷を負ったが、結果的にコスモバッファローを奪ってマスターアルーデを殺害する事に成功。
更に、D60を襲撃したマグマ星人侵略軍もディアボロが手引きしていた。つまり、ディアボロこそがD60に起こった悲劇の元凶だったのだ。
「貴様あああああああああああっ!!」
怒りに我を忘れ、ディアボロに殴りかかるレグロス。だが、跳躍した瞬間に黄金の光弾…アブソリュートデストラクションの直撃を受けて撃ち落とされた。そこに現れたのはディアボロの仲間、アブソリュートタルタロス。強烈な一撃を食らって、レグロスは起き上がる事さえままならない…。
タルタロス「コイツは殺すな。ウルトラマンを研究する為に生かしておく」
ディアボロ「今日の俺は最強の力を手に入れて気分がいい。コイツはお前にくれてやる」
タルタロス「元の時代に戻るぞ」
こうして、アブソリューティアンに捕まり連行されたレグロスは異空間・ナラクに幽閉されて長い屈辱の時を過ごす事になった。だが、彼の闘志は未だ消えていなかった…。
「絶対に生き延びてやる…!」
時を越え蘇る、宇宙最強の拳
大いなる陰謀終盤〜運命の衝突
レグロスはナラクにて雪辱を果たす機会を待ち続けるも、意識も朦朧としてカラータイマーも点滅しその命は風前の灯であった。しかし、そこに転機が訪れる。
同じくナラクに囚われた光の国の王女ユリアンに出会い、彼女の光エネルギーによる回復を受ける事になる。その後も、ユリアンの懸命な回復もあり力を取り戻した直後、ザ・キングダムに乗り込んできたユリアン王女レスキュー隊の一員であるアストラがナラクにやってきた時、ディアボロが現れ、ユリアンに危害を加えようとする。
その刹那、完全に光が戻ったことで拘束を破り、寸前でユリアンを守りディアボロを拳打で押し返した。そして、ディアボロがコスモ幻獣拳総師と名乗ったのを否定し自らがコスモ幻獣拳総師であると宣言する。
再会したアストラの姿に困惑したが、「そのお方(ユリアン)を連れて先に行ってくれ」とアストラに撤退を促し、自身はディアボロとの因縁に決着をつけようとした。その際、ユリアンから「怒りに身を任せて戦わないで下さい」と諭される。その言葉に亡き師達の言葉を思い出し、彼女へ感謝の弁を述べると、二人を始末しようとするディアボロを食い止め、脱出するまでの時間稼ぎを行う。
そして、アストラがザ・キングダムのエルドラタワーのエネルギーを使い、ギャラクシーレスキューフォースに座標を伝える際、レグロスもディアボロと戦いながらナラクから抜け出した。
エルドラタワーからの送信で体力を消耗したアストラをユリアンと共に支え、レスキュー隊と合流。次元の穴へ飛び込み遂にザ・キングダムからの脱出を果たした。
脱出先である惑星ブリザードでレオとも再会を果たしたが、アブソリューティアンの追手が来た為、ウルトラ兄弟、さらにゼロやリブット達と共に戦線に加わる。自身はディアボロと一進一退の攻防を繰り広げ、剛力破牛拳の直撃を受けそうになった所をレオ兄弟に救われる。ディアボロがマスターアルーデを手に掛けてコスモバッファローと剛力破牛拳を奪った事を知った二人は「我らが故郷の獅子座L77星と幻獣闘士達の故郷のりゅう座D60星は兄弟星。コイツがマスターアルーデの仇ならば、俺達にとっても敵だ!」と宣言し、レグロスに助太刀する。
レグロスは朋友達と共にディアボロに立ち向かい、息のあった連携でディアボロを追いつめ、レオとアストラにコスモ幻獣拳の兄弟子達、アルビオとファルードの宝玉を授ける。自らもスピカの宝玉を手に、3人でコスモ幻獣拳究極奥義<幻獣覇王拳>を放ち、遂にディアボロに勝利する。
その後、リブットのストロングネットに守られ、タルタロスのアブソリュートマキシマムデストラクションとキングの光線の衝突によって発生した衝撃波と時空の歪みから救われた。レオや他の場所で戦ってたゼロ達と共に生還し、光の国へ向かう。
惑星ブリザードでの戦いから暫くした後、光の国のスタジアムにてレオ兄弟とゼットの立ち会いの元、ゼロと組手をした。ゼロの実力を高く評価すると同時に、彼との会話の中でコスモ幻獣拳が廃れ、伝説扱いされる程の時間が過ぎてしまった事を改めて実感。その後、ベリアル達と同様に並行同位体と解釈していい自分の身の上を説明しつつ、アストラとじゃれ合うように鍛錬を始めた。
彼は全てを失ったあの日から止まっていた時間より解き放たれ、再び歩み出す事だろう。
誇りを胸に、新たなる道へ
ウルトラマンレグロスファーストミッション
「ギャラクシーレスキューフォース、ウルトラマンレグロスだ!幻獣闘士の心に宿るレスキュースピリットを見せてやるぜ!」
レグロスは光の国に滞在した後にギャラクシーレスキューフォースの本部を訪れ、己のなすべき事を探す為、コスモ幻獣拳の真理を貫く為にギャラクシーレスキューフォースの活動に興味を持ち、入隊を決意していた。
アンドロメロスはウルトラマンリブット不在の今、戦力の増強は必須と考えており、彼はレグロスの入隊に歓迎の意を示す。その最中イザナ女王から「惑星マイジーに向かったソラから救難信号が送られてきた」との旨の報告を受け、ソラの身に危機が迫っていると判断したメロスは、入隊試験を兼ねたファーストミッションとしてソラの救出をレグロスに指示。レグロスは現場へと出動する。
惑星マイジーに急行したレグロスが見たもの。それはソラを捕縛したザラブ星人、更にはザラブ星人の手によって修復されたレイバトスの肉体を依代に復活を果たしたレイブラッド星人の姿だった。かつてウルトラマンジードがウルトラマンベリアルを倒した際に、ベリアルの体から抜け出たレイブラッド星人の怨念。それがアブソリュートタルタロスの手によって並行同位体として惑星マイジーに送り込まれていた。そしてレイブラッド星人はザラブ星人を洗脳して支配下に置き、レイバトスの体の欠片を集めさせ、自らの復活と再び全宇宙を征服する事を目論んでいたのである。
レイブラッド星人はレイバトスの亡霊魔導士としての力を利用して凍結怪獣ガンダー、用心棒怪獣ブラックキング、ギエロン星獣、そして巨大化させた宇宙細菌ダリーを召喚。レグロスはレイブラット星人に挑むが、怨念が実体化した存在であるが故に怪獣達には痛覚が無く、更に多勢に無勢という事もあって劣勢に追い込まれてしまう。
その危機にレイブラッド星人復活を察知していた宇宙警備隊本部より指令を受け、近辺をパトロールしていたウルトラマングレート、ウルトラマンパワード、ウルトラマンスコット、ウルトラマンチャック、ウルトラウーマンベスが救援に到着。レグロスは彼らに怪獣を任せるとソラの救出に向かう。
一方のザラブ星人はレディベンゼン星人から盗んだデータを利用して作り上げたウルトラマンシャドーをレグロスに差し向けた。自分と同じく拳法を駆使する強力な戦闘ロボットにレグロスは苦戦を強いられる。
やがてソラに迫るザラブ星人の魔の手。そこに、別次元の長期任務からウルトラマンリブットが帰還し、戦況は一気にウルトラマン達の優勢に傾く。
レグロスも必殺の『精鶴水蛇拳』、『無影赤龍白虎脚』からの『閃光烈破弾』でウルトラマンシャドーを破壊。ザラブ星人もリブットがギャラクシウムブラスターで葬り去った。
レイバトス(レイブラッド星人)と対峙するレグロス。永い時を生きた巨悪を相手に一歩も退かない勇敢な戦いぶりを見せ、「お前は何者だ?」というレイブラッド星人の問いに対し、彼は「俺はコスモ幻獣拳総師!赤龍白虎拳のレグロスだ!」と高らかに名乗る。そして他のウルトラ戦士達との合体光線で遂にレイバトスの肉体の破壊に成功した。
ソラの救出任務という本来の目的は達成されたが、レイブラッドの怨念は不滅で、今後もアブソリューティアンとの戦いと並行し脅威として立ち塞がってくることを予感させるような形でこの事件は幕を下ろした。
事件が解決した後、再会を喜び合うソラとリブット。レグロスの心に宿るレスキュー魂、力の弱い者を救い守る心を確かに認めたアンドロメロス。こうして、レグロスは正式にギャラクシーレスキューフォースの一員になった。コスモ幻獣拳に対する感銘と「共に戦える事を光栄に思います」とレグロスに真っ直ぐ伝えるリブット。レグロスとリブットは同志として今後も力を合わせて戦っていく事を誓い、クロスタッチを交わすのだった。
ライブステージでの活躍
運命の衝突に先がけての登場。
ガタノゾーアに苦戦するトリガー達の目の前に、ブルトンの開けた別の空間からウルトラマンアグルやウルトラマンと共に登場。
閃光烈破弾でガタノゾーアの動きを止めると、トドメをトリガー達に任せて元の時空へと去っていった。
ウルトラギャラクシーファイトSPECIALNIGHTスペシャルステージ
時系列はファーストミッションの後日談に当たりギャラクシーレスキューフォースに加入してからはD60で行ってたイメージトレーニングをギャラクシーレスキューフォース本部にあるあらゆるマルチバースでの環境を想定したトレーニングルームでシミュレーションをD60でのイメージトレーニングをルーティンとして行っておりそこにリブットがやってきて手合わせを行おうとした時にソラからイザナ女王を通じて格闘家のレグロスにしか出来ない任務としてとある惑星にあらゆる願いを叶える嘆きの壺があるため悪用されないように回収最悪の場合破壊して欲しいというミッションを受けた。ケニスの導きに乗り対象のものがある場所へ行くとそこは闇の格闘大会であり壺がそこの優勝賞品と知るとエントリーしてグレゴール人、ザムシャー、バロッサ星人等強豪達によるデスマッチが始まり最初にやりあったグレゴール人の宇宙レスリングに苦戦を強いられるとスピカの高速凍豹拳の力でグレゴール人をKO。ザムシャーがバロッサ星人を倒して自身とレグロスのみの真の決勝戦が始まり優勝候補でもあるザムシャーの剣銘刀流星丸の切れ味とザムシャーの洗練された剣の太刀筋に苦戦を強いられ間合いが詰められずにいたが、一か八かの掛けで突っ込んでザムシャーの剣を腕についてた枷で受け止め最後は電撃白虎脚で撃破した。優勝したため、回収対象である優勝商品の嘆きのツボを要求すると嘆きのツボに封印されてた開催者でもあるヌアザ星人イシリスがこっそり自分の後を付いてきてたリブットを依代に現れると過去のトラウマが再発してイシリスに攻撃できずに躊躇してたところをソラからのウルトラサインを受け取ってたまたま近くをパトロールしてたウルトラマンギンガがやって来てギンガからの言葉で師匠達に託されたコスモ幻獣拳の信念「我らの拳は平和のために」と技を受け継ぐために戦うという気持ちを思い出し無影火炎赤龍脚でリブットをイシリスから引き剥がすと、
「ギャラクシーレスキューフォース!ウルトラマンレグロス!」
「同じく!ウルトラマンリブット!」
「『この宇宙をレスキューする!』」
3人での連携でイシリスを追い詰め最後はギンガクロスシュート、白虎赤龍弾、ギャラクシウムブラスターの同時攻撃で嘆きの壺ごとイシリスを倒して無事ミッションコンプリートした。戦いの後レグロスの事が心配で思い詰めてたリブットを気にして現場に来たソラとリブットのやり取りを見て無自覚に恋人を泣かすもんじゃないぞ、とからかっている。
関連人物
因縁の相手。
コスモ幻獣拳の師であるマスターアルーデを手にかけ、アルーデの紋章と流派である剛力破牛拳の資格を奪っただけでなく、ディアスとして暗躍しレグロスから全てを奪っていった。
コスモ幻獣拳の先代総師。幻獣闘士で『剛力破牛拳』の使い手である。
記憶や行く当てのない自分を、幻獣闘士の門下生として迎え入れてくれた彼に恩義を感じている。
レグロスの姉弟子で『高速凍豹拳』の使い手。
D60で最初に出会った人物であり、命の恩人でもある。
幻獣闘士でレグロスの兄弟子達。
それぞれ『飛翔精鶴拳』、『幻影水蛇拳』の使い手である
コスモ幻獣拳のレグロスの師範の1人で『電撃白虎拳』」の使い手である。
アルーデ同様レグロスの素質を見抜いており、感情的になりやすい彼に普段の訓練から感情の抑え方を教えている。
レグロスのもう1人の師範で、『火炎赤龍拳』の使い手。
もどかしさに駆られていたレグロスにグエバッサーも交えた実戦形式の訓練を叩き込み、心と身体を鍛えている。
レグロスからは、インストラクタートゥバーンと呼ばれている。
宇宙拳法で戦うウルトラマン繋がり。
『運命の衝突』のOPでは、共に並び立つ姿が確認されたり、またその似通った姿など早い段階で関連性が仄めかされていた。
第7話ではアストラの口から宇宙最強の拳法及びその習得者としてその存在を語られており、旧知の仲であることが示唆されている。
そして本格的に初登場した第8話では一連の流れでレオ兄弟と再会、お互いに知っていたような口調からしてL77星出身者とゆかりの深い戦士であることが明かされている。特にアストラに関しては容姿の変化について触れていたが、昔の児童誌によるマグマ星人の拷問と治療のための手術によって姿が変わってしまったという設定を指しているのかは不明である(ちなみにアストラに会った後だが、レオにはすぐに気づいていた)。
惑星ブリザードでの決戦ではレグロスが兄弟子達の力を込めレオとアストラと共に合体光線『幻獣覇王拳』を発動。L77星の兄弟星D60星因縁の相手であるディアボロを共に撃破した。
ブリザードでの決戦後は、昔のようにアストラとじゃれ合うように鍛錬を始めた。
アストラは不明だが、レオはレグロスの過去について事情を知ってるようで、何らかの理由で彼には伝えていない模様。時を超えて再開した今、レオの口からレグロスの秘密が語られることはあるのか…。今後もレグロスとレオ兄弟の関係性に要注目である。
旧知の中であるレオ兄弟がどちらも知り合いで深い関わりがあるという共通点がある。
ユリアン王女レスキュー隊に合流して脱出したレグロスはレオ兄弟と追手が迫った時のために待機していたウルトラ兄弟達と共に戦列に加わった。
惑星ブリザードでの戦いの後は共闘したゼットとレオ兄弟の立会いの元、ゼロと手合わせをしている。ゼロは『コスモ幻獣拳が宇宙最強の拳法と言われてる理由』と、以前アストラに『この宇宙にはもっと強いやつがいる』という言葉の意味を理解することが出来た。
レグロスもゼロを「さすがレオとアストラの弟子だな」と称え、その実力を認めている。
共にナラクに囚われていた光の国の王女。
彼女に回復してもらったお陰で命を救われた事、アブソリュートディアボロとの間に因縁がある事を知った彼女が「どうか怒りに任せて闘わないで」と伝えた事で亡き師達の教えを思い出すことができ、レグロスにとって恩人の一人と呼べる存在となった。
惑星U-40最強の戦士。
『【TAMASHII NATIONSスペシャル配信】 ウルトラギャラクシーファイト編』で初共演。
惑星ブリザードでの戦いで命を救ってくれたリブットが所属しているギャラクシーレスキューフォースの本部を訪れた時に遭遇。彼の名前と強さはマスターアルーデから聞いて知っていたようであり、拳士としての血が騒いだのか(施設の案内をしていたソラがいることも忘れ)挨拶も兼ねた本格的な組手を始め、互いに強さを認めている。
『【TAMASHII NATIONSスペシャル配信】ウルトラギャラクシーファイト編』にて共闘。
『運命の衝突』にて共闘。
タルタロスのアブソリュートマキシマムデストラクションとキングのエネルギーの衝突で発生した時空の歪みから共に戦ったレオ兄弟やほかのウルトラマンと共に救われる。
その恩もあってか ファーストミッションにてレグロスは、リブットが行方不明になったことにより戦力を欠いていたギャラクシーレスキューフォースへの入隊を志願。
レグロスは初任務を終えた後、ギャラクシーレスキューフォースに正式加入し、リブットもまた別次元からの帰還を果たした事で新たな友となった。
『シラット』を元にした武術を扱うリブットと『コスモ幻獣拳』のレグロス、お互いにその高尚な精神で通じ合うところがあり、今後もコンビを組んだりして共に戦う事が考えられるだろう。
新たな仲間でギャラクシーレスキューフォースの先輩。
メロスはギャラクシーレスキューフォースの心構えである弱き者を守る心構えかあるかを試すためファーストミッションと称してソラの救出任務をレグロスの入隊試験と課し惑星マイジーでの戦いを見てレグロスを正式な隊員として向かい入れた。
また、イザナ女王はフォロス程では無いにしろリブットに訓練メニューを50倍にするほどのスパルタな一面がある。
ギャラクシーレスキューフォースの同志で新たなる仲間。ポッコラとババルウはリブットと同じ戦闘部門のためリブットと同様にコンビを組んだりリブットと4人でフォーメーションを組んで任務に挑むことが想起される。ケニスは工作部隊と役職は違えどリブットやRBのような若い隊員たちの兄貴分に当たるためレグロスとの今後の絡みにも期待される。
ケニスとはギャラファイSPECIALNIGHTのショーで工作班と実働班として共に行動しておりレグロスを潜入先の惑星へ送り届けている。
惑星マイジーでの騒動で共に戦ったウルトラ戦士達。
レグロスは並行同位体か否か?
この通りレグロスは、レオとアストラの故郷であるL77星がマグマ星人に滅ぼされた直後、アブソリューティアンによって捕えられてナラクに幽閉されていた。つまり彼はアブソリュートタルタロスによって連れてこられたウルトラマンベリアルやウルトラマントレギア同様、並行同位体だったのである。
その為か、本人はレオやアストラに対し『俺はお前たちよりも若い!』と茶化しており、アストラから小突かれていた。(本来の年齢的にはレオやアストラと同世代であることが分かる)
となれば、アブソリューティアンに干渉されていない正史におけるレグロスはマグマ星人侵略軍との戦いで死亡している可能性が考えられる(事実、ヴォルカンとの戦いは紋章修得前に殺されていたとしても不思議では無い状況だった)。
実際、アブソリューティアン側に属している並行同位体はいずれも本来の時間軸では死亡している者達であり、また、一部の者は本来の時間軸で死亡する直前でタルタロスに救出されている。更に、アブソリューティアンに『ウルトラマンを研究する為の実験材料』として囚われていた事が判明している為、本来の時間軸で死亡していたのだとしたら逆に捕らえることで死亡扱いに出来る為アブソリューティアンにとっても都合が良かった筈である。
なお正史のヴォルカン達も既に死亡しているらしく、もしかしたらアルーデ達と相打ちになった可能性等も考えられる。
またアストラがゼロとの光の国のコロシアムでの組手の際に電撃白虎拳の構えを取り、火炎赤龍拳の動きで技を出し「以前、技を競い合い切磋琢磨した戦士がいた。これは奴の流派、宇宙最強の伝説の拳法コスモ幻獣拳」と述べていた事から「正史のレグロスがマグマ星人襲来前に赤龍白虎拳を会得していた」もしくは「アストラは電撃白虎拳および火炎赤龍拳のことも目にする機会があった」とも推察される。
アストラの言う「奴」が何者かはその場では明確に明かされないが話の流れからしてレグロスの事を指しているものと思われる。
これを踏まえた上であると前者が有力なように思えるが、赤龍白虎拳を取得してマグマ侵略軍と戦っていたのであれば実力的に戦って死に至る(尤もレオ兄弟は母星の壊滅に伴う己に迫る身の危険により、レグロスがどうなったかは実際のところ知る余裕がないと思われる)とは映像作品の描写からは考えにくい。となれば後者の「電撃白虎拳及び赤龍火炎拳を何らかの形で目にする事」があり、またD60とL77は兄弟星の仲を活かして拳士たちが合同稽古をしていた事実も明らかになった為、アストラも電撃白虎拳を目にする機会が十分にあったと思われる。一方の火炎赤龍拳についてはトゥバーンの破門時期が不明な為立証はできないが、トゥバーン破門前から兄弟星同士で交流試合をしていたか、あるいは火炎赤龍拳の方の動きについては偶然の産物と解釈できる。
よって上記の発言は「レグロスが正史にて早い段階で赤龍白虎拳を取得していた」事を指すのではなく電撃白虎拳、赤龍火炎拳の大元であるコスモ幻獣拳を流派としていた者(レグロス)がいたという事を示唆しているものと考えられる。
しかしながら、アブソリューティアンの介入によりレグロスの周りの運命が捻じ曲げられていたとしたらこの説は破綻する為、結局のところは推測の域を出ない。
一方でレオは「ある意味でお前も並行同位体という事か」と告げているため、他の並行同位体と異なり「過去から連れてこられたこと自体が正史に組み込まれている本来の時間軸のレグロス本人」という可能性もある(この場合、いわば彼は浦島太郎のような状態ということになる)。
似た例を挙げると、『ウルトラマントリガー』でのマナカ・ケンゴとトリガーの正体判明における一連のタイムパラドックスが近いだろうかと思われる。
もちろんマグマ星人の襲来や闘士たちの死亡、レグロスの連れ去りは未来から来たディアボロの干渉により起きたことであるため、彼の干渉が無い正史の現在においてはなんらかの理由でコスモ幻獣拳は廃れたがレグロス含め闘士たちは生存自体はしている可能性も無いわけではない。
いずれにせよこれから先、何らかの言及や描写が無い限りどうとでも解釈できる状態にあり、歴史に矛盾がほぼ無いため、分岐した可能性世界が発生しているかは不明である。
曖昧さ回避
- TSUBURAYAIMAGINATIONにて配信されている本記事のウルトラマンが登場する映像作品については『ULTRAMANREGULOS』の記事を参照。
余談
- 名前の由来はまだ判明していないが、獅子座のα星『レグルス』、あるいは赤い二つの力をクロスして戦う『レッド&クロス』が由来ではないかと推測されている。
- なお、彼の関係者である新キャラ『スピカ』の名は乙女座のα星、マスターアルーデの名前の由来である『アルデバラン』は牡牛座のα星と、どれも黄道十二星座の星の名前から取られている。その為、獅子座のα星の名前を捩った説の方が有力視されている(なお、かつて小説作品の『AnotherGenesis』には王の眷属という十二星座をモデルにした勢力が存在していた)。
- 「タルタロスの干渉で発生した可能性世界出身のウルトラマンではないか」といった考察や、「別次元のL77星人、」或いはこの他にも「M78星雲人とのハーフ」、「レオの息子若しくは並行世界での子孫」などの説も挙がっていた。また、GFシリーズ監督の坂本浩一氏が『レオ』の大ファンであることも、L77星人説の補強に一役買っている。
- 情報公開後の坂本監督のインタビューにて、レグロスはレオの系譜を継ぐウルトラマンと話しており、監督としてもタロウをベースに発展させたタイガやウルトラセブンをベースに発展させたゼロやゼット、ベリアルの発展であるジード等様々な派生系のウルトラマンはいたが、レオをベースにしたウルトラマンは今までいなかったことからこの機会に挑戦をしたと語っている。
- 「竜虎相搏」という言葉の存在から「トラ」の名を持つアストラとの関係性が考察されている("アストラ"という単語は、本来ラテン語で「星」「星座」「天」を意味する名詞astrumの複数形であり、動物のトラは関係ないが、名付けた理由がレオに対するトラであるという意見もある)。その他にも海外の円谷公式アカウントのツイートではアストラとの関係性を示唆するツイートも存在する。
- りゅう座が関係する事になった理由は不明だが、肩の紋章などから『燃えよドラゴン』との関連性が指摘されている他、ウルトラマンレオことおおとりゲンを演じた真夏"竜"氏にかけたとも考えられる(余談だが、りゅう座は"夏"の星座であり、氏が主催する劇団の名前も真夏"座"である)。
- 両腕に龍と虎の紋章が装飾されている設定については、あくまで憶測だがアメリカのTVドラマ『燃えよ!カンフー』の主人公クワイ・チャン・ケインがモチーフとなった可能性が高い。ケインの両腕には龍と虎の紋章が焼印されており、それが根拠と言える。また、同ドラマの企画・原案には、上記の『燃えよドラゴン』で名高いブルース・リーが関わっており、リー自らケイン役を希望するほど乗り気だったが、英語訛りなどの諸事情からデビッド・キャラダインが同役を担当することとなった。坂本監督はブルース・リーを敬愛しているため、これらの事情を踏まえた上でのキャラ設定なのではないかとの憶測も見られる。
- テレビシリーズ以外の媒体で新ウルトラマンが登場するという試みは以前から度々行われていたが、ネット配信作品で完全新規のウルトラ戦士が追加されるという試みはこれが初である(戦闘タイプならば『THE ORIGIN SAGA』に登場したオリジン・ザ・ファーストが存在する)。
- 最近のウルトラ戦士には珍しい鼻付きのウルトラマンであり、何気にウルトラウーマンベス以来となる。
- デザインを担当した後藤正行氏は以前からレオのような鼻付きのウルトラマンの案を考えており、過去にそうした案をプレゼンしたこともあったが商業的にウケが悪く中々採用されなかったという。そのため、今回のレグロスはそのアイデアが実現したものと言える。
- 『大いなる陰謀』のラストでシルエット状態で登場していたが、目の造形など細部での差異が確認される。インタビューにてこの段階ではまだレグロスのスーツは完成していなかった事が明かされ、おそらくセブンタイプのウルトラ戦士のスーツを代用したと思われる。
- レグロスの声を担当する仲村宗悟氏は過去に阿久悠が作詞したアニメ・特撮ソングのカバーアルバム「POWER」にて「ウルトラマンレオ」と「MACのマーチ」をカバーしたことがあり、これが特撮初参加となる。
- また仲村氏は筋肉好きであることを公言しており、「ウルトラマンの声を当てられる人間はほんの僅かで、その中でレグロスを演じることが出来て光栄です。マッチョなレグロスを演じられるのが幸せです。」と語っている。
- 芝居についても最初は、ヒーロー物では王道な元気で熱血漢の性格をイメージしていたが、監督から無骨で下からのちょっと重たい声をくださいというディレクションを受けて今の芝居になったとインタビューで語っている。アフレコも時系列に沿ってスピンオフから撮って行ったと語っている。またライブステージでウルトラマンゼロの人間態を演じたゼロ役の宮野真守同様に自分がレグロスの人間態を演じたいと語っている。
- また、仲村氏は『TAMASHII NATIONSスペシャル配信:ウルトラギャラクシーファイト編』のバトルステージでレグロスがアブソリュートタルタロスと直接対決した際、バックでレグロスの単独主人公作品となる『ULTRAMANREGULOS』の主題歌『fist_of_hope』を初披露している。
- REGULOSや運命の衝突でスーツアクターを務めてる大久保氏は、前作前々作にてウルトラマンリブットを担当している。
- レグロスと同時期に始まったウルトラマンブレーザーでメイン監督を務める田口清隆監督と坂本監督との対談にて、坂本監督はレグロスの両腕の紋章について、「コスモ幻獣拳の元になっているカンフーには、かつて流派を極めた証として刻印を押すという儀式があり、その刻印を見たらその人が会得した技が分かるため、その伝説をレグロスに取り入れた」と語っている。
関連イラスト
関連タグ
ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突 ウルトラギャラクシーファイト ウルトラシリーズ
レオの没デザインが基になった宇宙人。完全に他人の空似ではあるが、どことなく顔の輪郭が似通っている。
中の人同士が他作品で同じユニットに所属している。なお、仲村氏が担当しているキャラはイメージカラーが赤でヒーローに憧れる人物である。