データ
身長 | 82m(初代ウルトラマンの2倍以上) |
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体重 | 6万4千t(戦艦大和より少し軽いくらい) |
飛行速度 | マッハ24(初代ウルトラマンの5倍弱) |
必殺技 | グラニウム光線 |
出身星 | M78星雲惑星アルタラ |
CV | 古谷徹(ウルトラマンUSA~運命の衝突) |
英語版CV: | ダンテ・カーヴァー(UGF) |
概要
ウルトラマンスコットは、ウルトラセブンなどのレッド族に生まれた戦士である。ウルトラセブンに代表されるレッド族のネームドキャラにしては珍しく、胸にプロテクターの意匠がない。
その逆三角形のマッチョボディから予想が付く通り、9万tもの重さを誇るガルバラードを何㎞も投げ飛ばし、第三形態のキングマイラを体当たりで吹っ飛ばすほどの怪力を持つ(劇中を見る限り、前者はサンフランシスコの市街地上空から、沖合のアルカトラズ島まで投げ飛ばしている。ガイア・スプリーム・ヴァージョンもびっくりな投擲能力である)。
アメリカナイズされた荒々しい性格で、怪獣を倒すためなら周囲の被害はあまり気にしない。
人間体のスコット・マスターソン大尉を演じる声優は、古谷徹氏。
なお、実写版スーツにはセブンと同じ位置に黒い覗き穴があるが、オリジナルには覗き穴は見られない。
後に『運命の衝突』でチャックとベスと共にスーツが新規造形され、従来のウェットスーツから布製のスーツに変更、覗き穴も無くなり、よりアニメ版に近い姿となった。
また、銀色に塗装されていた部分もウルトラマンジョーニアス同様に白色に変更されている。
ウルトラマンフェスティバル2016ライブステージ第2部にてマックス、セブンと共にレッド族代表としてゼットン軍団に戦いを挑む。なんと光線技でクローンゼットンを敗るという快挙を成し遂げる。なお、本編に比べて親しみやすい陽気なアメリカンなキャラクター付けがなされている(といっても英語混じりの口調ではない)。
『UGF』シリーズの客演以降は他のウルトラフォースメンバー同様に英語を織り交ぜて話すキャラクター付けが成されている。スコット・マスターソン大尉と『USA』の後に分離したかは不明だが、両者の性格は似通っているようだ。
必殺技
グラニウム光線
三戦士共通の必殺技。腕を十字に組んで発射する青い光線。
キングマイラ戦では三人同時に放つも全く効いていなかった。
逆L字に組んで放つと、対象を押し出すウルトラ・プッシュビームになる。
ウルトラ・エナジー・ボール
腰のバックルから迸る電流を光球にして投げつける。よってくさタイプの技ではない。
ウルトラ・スライサー
早い話が八つ裂き光輪。イームに対して連続で投げつけて切断した。なお、切断シーンは中々にグロく、最後はグラニウム光線で焼き尽くしてトドメを刺した。
近接武器としても使用可能。
ウルトラアタック
猛スピードで敵に突進する肉弾技。ムキムキなスコットが突撃してくるのだから敵にとってはひとたまりもない威力である。
客演
ウルトラ銀河伝説(台詞無し)
本作よりチャック、ベスと共に光の国出身のウルトラ戦士であることが明確化された。
光の国を襲撃してきたウルトラマンベリアルを他のウルトラ戦士と共に迎え撃つが、力及ばず敗北。その後はプラズマスパークを奪われたことで発生した寒波に巻き込まれてしまい、戦闘不能に陥る。
終盤で、ウルトラマンゼロがプラズマスパークを奪還したことで他の住人共々無事復活を遂げ、クライマックスでは聴衆に交じってウルトラマンキングの演説を聞いていた。
ちなみに、この時期の光の国はまだ別次元への移動技術は発展途上にあり光の国の全人口の光を結集してやっと1人別世界へ送り込めるという状態で、複数人が他世界へ移動できるようになるのは『キラーザビートスター』や『ウルトラマンサーガ』まで待つことになる。この事から『銀河伝説』は時系列的に本編『USA』よりも前の時間軸なのではないか?という考察もされている。
『ウルトラギャラクシーファイト運命の衝突』
「オイオイ…伝説の超人を狙うとは、アンビリーバブルな野郎だぜ!」
アブソリューティアンが伝説の超人が現れるという言い伝えが残る聖域「惑星バベル」を狙うだろうというゾフィーの考えから、ウルトラフォースのメンバー総出で護衛を任命され、丁度居合わせたアブソリュートティターンと激突。
その一糸乱れぬ連携はティターンにも「かなりの強者」と評され、途中からギャラクシーレスキューフォース経由で惑星バベルに到着したリブットとの加勢も相まって互角の勝負を繰り広げた。
リブットとティターンが諸事情で不在の間はアブソリュートタルタロスやアブソリューティアンの劣兵らを相手に途中から合流したセブン、レオ、アストラ、ジョーニアスと共に激戦を繰り広げた。
なお、今作ではジョーニアスと一時的にタッグを組むなど珍しい組み合わせも見られる。一応の共通点として、アニトラマンで初登場、カラータイマーが特殊、実写スーツが銀色から白となったという共通点がある。
『ウルトラマンレグロスファーストミッション』
「手を貸すぜ、カンフーボーイ!」
惑星マイジー近郊をチャックとベス、グレート、パワードと共にパトロール中、ゾフィーからウルトラマンレグロスの救援の指示を受け急行。レグロスにレイバトス(レイブラッド星人)を任せ、凍結怪獣ガンダーの相手を引き受ける。
格闘戦でガンダーを圧倒、クールブロウを浴びるも「クールダウンするにはちょうどいいぜ!」とジョークを飛ばす余裕すら見せ、チャックとベスが相手取ったギエロン星獣諸共グラニウム光線で撃破。
別次元から帰還してレイブラッドに加担したザラブ星人を倒したリブットも合流し、合体光線でレイバトス(レイブラッド星人)を倒すもレイブラッドの思念には逃げられてしまう。
余談
スコットを演じた古谷徹氏は2022年の『運命の衝突』において33年ぶりに同役を演じることになるが、すっかりキャラクターを忘れていた為、『USA』のBlu-rayを改めて購入し、当時の自身の演技を確認してから収録に臨んだという。
尚、チャックとベスを演じた小川真司氏と鶴ひろみ女史は既に亡くなっている(後任はチャックがてらそままさき氏、ベスが瀬戸麻沙美女史)ので『USA』で唯一オリジナルキャストからの続投となった。
…ただ、その古谷氏も2024年5月に不祥事(詳細は古谷氏本人の記事参照)が報じられ、事実上の声優活動の自粛に追い込まれたこともあり、今後スコットが再登場する際にはキャスティングの変更が行われる可能性が濃厚となっている(実際、古谷氏は『名探偵コナン』の安室透や『ONE PIECE』のサボなどいくつかの役を降板する事態となっている。ちなみに後者の後任の声優はジャンナイン役の入野自由氏である)。
なお、英語版でCVを演じたダンテ・カーヴァー氏は『MOVIE大戦MEGAMAX』にてカタル/サドンダスを演じている。
関連項目
マリオ:劇場作品において中の人繋がりのアメリカンなレッドヒーロー。ちなみに後年の劇場作品で演じたのはウルトラマンゼロ役の宮野真守氏である。