概要
別名:人工宇宙恐竜
レギュラン星人の生体実験によって誕生した宇宙恐竜ゼットンのクローン怪獣で、全ての生命体を憎悪するセミ人間が全ての宇宙に終わりをもたらそうと操る。強い敵との戦いでフラストレーションを発し、それを成長ホルモンに変えることで幼体であるホワイト、半甲殻体であるハーフ、甲殻体であるノーマルゼットン、繭であるコクーン、最終形態であるファイナルと5段階に進化する。
その進化の鍵となるのはゼットンの主人であるゼットン星人であり、ゴース星人によって育てられたゼットン星人の少年が本作の鍵となる(同じようにゼットンを操った宇宙人にバット星人とバルタン星人がいたが彼らでは完全に進化させる事が出来なかったようである)。
形態一覧
ホワイト
幼体で、まだ外骨格がなく柔らかい皮膚がむき出しになっている。
このため防御力が低いが、それを補いあまる生命力と耐久力を持っている。
頭部の角はレーダーとしての役割をしている。
ハーフ
ホワイトから脱皮した半甲殻体。これにより外骨格と甲羅が構成され、防御力が向上したがそれでもまだゼットンには及ばず、一般の怪獣と同じレベルである。
背中の甲羅から羽を伸ばして空を飛ぶ。光線技は使用できないが、攻撃力自体なら初代ゼットンと同様。
通常体
甲殻体。よく知られる通常のゼットンと同じ外見となった。この頃になってようやく光線技が使用できるようになるが、この段階に進むには多くの激戦を潜り抜け、多くの敵からの攻撃を受け続けなければならない。
ファイナル
コクーン(繭)から出現した最終形態で、ゼットンと交信ができるゼットン星人の感情の起伏、強力な敵との戦闘が進化の引き金となる。
これに進化するには、クローンの段階よりも強い敵、すなわちウルトラマンとの戦闘が不可欠である。全ての攻撃をシャットアウトするため、外骨格が傘のように全身を覆い尽くしており、触角の感覚器官は無くなり、クワガタムシのような大あごに変化している。この形態になってしまった場合は、全ての生物を絶滅させるまで殺戮衝動は止まらなくなってしまう。
活躍
レギュラン星人によって地球に送り込まれ、手始めにウルトラマンガイアを撃退。宇宙基地に出現したときのウルトラ戦士たちと戦いで通常のゼットンの段階に入った所を一旦回収され、セミ人間の超能力で操られたゼットン星人の少年を取り込み、コクーンとなる。
そして完全体であるファイナルとなり、ウルトラマン、ティガ、ウルトラマンダイナ、ガイア、ウルトラマンコスモスと対決し、圧倒的な戦力で優位に立つが、ゴース星人を取り込んだことで機能を停止してしまい、その隙に五大ウルトラマンの光線一斉発射を受け倒された。
なお後年の『ウルトラマンフェスティバル2016』のライブステージ「ウルトラマンepisode:-z 脅威のゼットン軍団」にホワイトとハーフがEXゼットン、マガゼットンと共に宇宙恐魔人ゼットに率いられて登場している。
また、バンダイの育成ギア「バイタルブレス」ではゼットン系譜の幼年期にあたる存在として登場が決定している。
関連タグ
レギュラン星人:製作者
セミ人間:黒幕
EXゼットン、ファイヤーゼットン、ハイパーゼットン:後年登場したゼットンの強化種。
スフィアゼットン:後年のライブステージ限定のゼットン。